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2014年12月24日

GeForce 347.09 WHQL Driverの動作確認


Elite: Dangerous & Metal Gear Solid V: Ground Zeroes GeForce Game Ready Driver Available Now

「MGSV:GROUND ZEROES」最適化版βドライバ「GeForce 347.09」が公式最新版へ昇格


347.09 WHQLNVIDIA社・GeForce向けの公式版ドライバーが更新されました。今回は国内の方ならご存じの?「メタルギアソリッドV」に対応したドライバーとなったようです。こちらに解説ページが用意されていますよ。

Metal Gear Solid V: Ground Zeroes Graphics & Performance Guide


同作はファンの方が多いものと思われますので簡単に読んでみましたけど(私は全く遊んだことがありません(@_@))、画質設定で「顕著に重たくなる」項目としては「スクリーンフィルタリング(Screen Filtering)」「スクリーンスペースアンビエントオクルージョン(Screen Space Ambient Occlusion=SSAO)」の2点が大きいようです。その分、見た目のインパクトも大きく変わるわけなのです。

また、高品質なテクスチャも用意されているようで、その際のフルハイビジョン(FHD)時のVRAM使用量は2.25GB、WQHD(2560*1440)で2.5GB、4K(UHD)で3.2GBと懸念される3GBを超えています。GTX 980/970の「4GB」が、一つの目安となることでしょうね。

前評判の高い「FOXエンジン」はかなり軽めに仕上がっているようで、総じて「GTX 760以上があれば、ほぼExtra Highを軸にした、最高画質設定ができる」模様です。しかし、それはあくまで30fpsといった「コンシューマーゲーム機」並の動きでしょうから、PCならではのなめらかさで遊びたい方は、やはり上位カードが必須でしょうね。


WHQLの文字の意味は「Windows Hardware Quality Labs」の略で、Windows製造元のMicrosoft社の審査を通過した「おおむね問題の見受けられないドライバー」。そのため、基本的には「安心して入れられるもの」とされています。

本ドライバーを確かめてみましたところ、らべの環境下では「PSO2において安定動作を確認済み」のドライバーとしておきますね。


347.09 WHQL今回のドライバーはいくつか変更点を伴っているようで、導入の際に気をつけていただきたい点としては、私のような「液晶テレビをモニターがわりにしている人」において、「色の設定を適切にしておきましょう」の部分が増えます。

具体的には「ダイナミック レンジ」が追加され・・・というよりも細分化した、と考えられたらいいでしょうか。以前までは明示指定する箇所がなかったのですが、いよいよ実装です。

こちらの初期値が「限定レンジ(16~235)」となっていますけど、最近の液晶テレビであればほぼ「フルレンジ(0~255)」が利用できますので、そちらに合わせておきましょうね。こうすることで色の再現域を最大化できますよ。

希望としては、追加でDeep Color出力ができれば申し分ないのですが・・・。PS3でも実現できているわけですしね。

詳しいお話は、少々前のものになりますけどおなじみ、西川善司さんによるわかりやすい解説がありますよ。

【西川善司】間違いだらけのHDMI接続


あと、もう1点としてほとんどいらっしゃらないとは思いますが、みなさん大好きな「不具合」の検索。今回は「ノートブック向けGPU:GTX 980M/970Mにおいて、SLI構成ができない」といった問題があるようです。

『GeForce GTX 980M SLI and GTX 970M SLI notebooks are not supported with this driver. With SLI enabled on these notebooks, a black screen will occur upon uninstalling this driver. To workaround this issue, disable SLI before uninstalling the driver.』

(GeForce GTX 980M SLI and GTX 970M SLIにおいて、本ドライバーではSLIをサポートできていない。SLIを有効にしたまま本ドライバーを入れると、前のドライバーを削除する段階から画面が真っ暗になるであろう。対処法としてはドライバーを削除する前にSLIを無効にしておくことだ)

・・・SLIを切ったらお高いノートぱそ子さんの意味がなくなるのでは(汗笑)。ゆえ、「無理に新しいものにする必要はありませんよ」と説くのは、「新しいということは、検証が進んでいるとはいえないため」。何もかも最新がいいわけではない、WHQLが安心です、とは言い切れないのは、このような部分もあるからです。


なお、本ドライバーにおいてはプロファイルに設定してあるアンビエントオクルージョン(自然な影の濃淡を表現する機能)において、一部エリアにおいてカメラ移動時の切り替えの明滅が目立つ部分も出てきてしまっていますのでお気をつけくださいね。

一応、髪に線が入るようなことはないことを、私の環境下においては確認していますので、撮影において大丈夫だとは思うのですが・・・。前回のアップデートから描画周りが変わってしまったようですので、下手にいじらないでほしいと願うばかりです(0Eが悪化したのをはじめ)。

文字が気にならなければこちらもいいかも(外部再生はこちら)

上のムービー(末尾13 (ArmA 2: Operation Arrowhead, Take-on helicopters, ArmA 3, ArmA 2))のように、「エフェクトを伴わないプレイを主体とする方(ハンターさんなどの近接職でしょうか)」でしたら、こちらのビットも使えるかもしれないですね。

4K映像についてはGTX 980カードと東芝レグザ・58Z9Xとの動作確認は取れていますので、安心して4K60p UHD表示を楽しめます。環境をお持ちの方はぜひトライしてみましょう。世界がまさに変わりますよ。こちらに記してあります。

347.09 WHQL347.09 WHQL347.09 WHQL

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本ドライバー以外での安定版として、PSO2においては332.21 WHQLないし331.82 WHQLあたりとなるようです。一部の方でカクつき(一瞬画面が止まるような現象、フレームドロップともいいます)がウィンドウモード時にあるようなので、その際はこの2点を頭の片隅にでも入れておくといいかも。

ただし、新機能「DSR (Dynamic Super Resolution)」については344.48 WHQL、MFAAについては344.75 WHQLからのサポートとなります。評判の高いGTX 980/970が動作するのもそのドライバーですのでお忘れなく。

(・・・なので、濃い影になれてしまった人たちは、上位カードに乗り換えるかをためらってしまうことでしょうね。画面自体は980/970の4K解像度に及びませんので。ただCombinedプロファイルなりで活用はできると思います)


いつも検索される「不具合」に関する考え方は、前回のお題に記してありますので、参考にしてみてください。結論は「問題が特に起きていないのなら、ドライバーを更新する理由はありませんよ」、と。それでも詳細を知りたい方は、不具合内容を記されているリリースノートをこちらから読むことができます。唯一の参考資料となるでしょう。

もちろん「載っていない不具合=未知の事象」もあるはずですのでご注意くださいね。
以上です。プロファイルは下記からどうぞ('-'*)


pso2_nvaa.zip(.nip) 最新版。ウイルススキャン済。解凍してご利用ください

pso2_nvaa_1411.zip(.nip) 2014年11月時点の前バージョン。ウイルススキャン済。解凍してご利用ください


毎度のお約束ごとですが、ドライバーの導入は「自己責任」でお願いしますね。こうして「安全に動いていますよ」、という記事にはしていますので・・・ご参考までに。

導入後カスタムアンチエイリアシングアンビエントオクルージョンカスタム解像度の設定がすべてクリアされますので、利用者は再設定をお忘れなく。


最新版が必要な方は下記からどうぞ。ドライバーの入れ直し方はこちらを参考に

☆Windows Vista/7/8/8.1 - 32bit版 / 64bit版
★Windows XP(サポート対象外)- 32bit版 / 64bit版

ノートPC向け(XP/Vista向けには提供されません)
☆Windows 7/8/8.1 - 32bit版 / 64bit版


『PHANTASY STAR ONLINE 2』公式サイト
http://pso2.jp/

From : lavendy | 20:00

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コメント

アップデートを使った感想の報告です。
アドバンスを使って、760のグラボですが、
なんか動きが滑らかになったように感じます。
なぜかは分かりませんが、少しでも参考になればと。
初心者視点からの報告でした。

From : やーん | 2014年12月27日 20:51

やーんさんへ

はじめまして、こんにちはなのです。

そうですか、ご連絡ありがとうございます。動きがなめらかになる、というのも条件によりけりなので何ともかんともなのですが、そのうちの一つでいい体験ができたようで何よりなのです。

いえいえ、ご報告に初心者さんも上級者さんもありませんのですよ。にはは。改めてご連絡、ありがとうございました。よいPSO2ライフを('-'*)

From : らべ | 2014年12月28日 15:27

アップデート後にグラフィックドライバの応答停止と回復とよく出るようになってしまいました

From : ぞぐま | 2015年01月17日 09:52

ぞぐまさんへ

お世話になります。そうですか、う~ん・・・。

応答停止と回復のメッセージですが、アップデート後に現れるようになったということであれば、ぞぐまさんの環境下では新しいドライバーがうまくかみ合っていない可能性があるかもしれませんね。

試せることとしては、一度アンインストールをして以前のバージョンへと戻し、改善するかどうかが1点。もう一つは、何かしらの古いドライバーファイルが干渉して問題を引き起こしている可能性があるため、

こちらの記事を参考に、DDUなるソフトを使って、一度綺麗にドライバーを削除し、再度入れ直してみるという方法があります。

大体問題を引き起こしているのは以前のドライバーの情報、ファイルが残ったままで、新しいものが干渉してしまうといったケースが多いですので、きれいまっさらに入れ直せば解消・・・することがだいたいのようです。

ただ、ぞぐまさんの使っているパソコンが大手メーカー製のものであったり、あるいは関連するユーティリティー(MSI AfterBurnerといった補助ソフト)がある場合、それらの付属ソフトも更新してどうなるか、といった部分まで考えなくてはなりませんので・・・

一番いいのは、まずは戻してみてどうなるか、でしょうね。


念のための補足ですが、「その症状が15日以降に起こるようになってしまった」場合、「Windows Updateの月例パッチが引き起こしている可能性」も出てきます。

同日にはPSO2側も更新しているわけですが、Windowsも更新されているのでした。

そして、お友達さんからの報告では強制終了が増えてしまった、という方もいらっしゃるようです。セガさんに連絡しているそうですが・・・。なので、「クライアントが完全でない」部分も、頭の片隅に入れておけるといいのかもしれません。


このあたりは近日補足しますね。更新が遅くなってしまってすみませんなのです。

From : らべ | 2015年01月19日 00:37

漸くGTX900シリーズのミドルエンドクラスが発表されましたね。


早速4gamerにて特集が組まれてましたが、如何せんメモリバス幅が狭いのでPSO2にて
DSR及び高品位プロファイル(advanced_light以上)を適用させるにはやや苦しいかという
印象を受けました。

# MFAAをDX9世代タイトルにも適用出来る様開発を進めてるとの事なのでそれに期待か


(参照:http://www.4gamer.net/games/274/G027467/20150120079/)

From : 水渚 翔樹 | 2015年01月23日 00:33

水渚 翔樹さんへ

おはようございますなのです('-')/

確認はしましたけど、そうですねえ・・・。MFAAをドライバー側でちゃんとサポートしてくだされば、動かせるという認識でいいとは思いますので。先日いただいたコメントではやはり、ソフト側との連携が必要のようですしね。

確かに、DX9サポートが正式に謳われれば効果が出そうですし、そうなってくれば下手にSSAAを用いなくても綺麗に見せられるようになる可能性もありそうですし。

DSRもそんなに時間がかかった様子ではありませんし、春までの間には実装されるのではないでしょうか。その際にはこちらでも確認はしてみたいと思います。

From : らべ | 2015年01月24日 10:30

コメントはご自由に



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