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2013年04月09日

カスタム解像度を用いて高画質・高画素化を図る方法 ~ 16xSを影品質5で動かすために - 前編

まさか、これを知る人が現れようとは・・・そして意外な事実が!


先日のmyuさんの書き込みをご覧になった方は「いよいよ勇者の到来か!」と思われたことでしょう。私もその設定をしてみましたけど、無事動作確認をとることができました。非常に有益な書き込みを、ありがとうございました。元々知っている項目ではありましたけど、βテスト時代以来、忘れていた発想でした。

PSO2は基本的に、ランチャー画面にある設定項目を経由して大まかな部分を決め、そしてゲーム内で各種エフェクトの細かい調整を行うといった2ステップの構成を取っています。

みなさんが一番気にされる「画面のちらつき」こと「ジャギーやクローリー」は、ゲーム内オプションで改善できるものではなく(一応アンチエイリアシングは用意されていますけど、本サイトをご覧の方には釈迦に説法ということで(^^;)、そもそもなぜそれが起こるのか、を押さえておかなくてはならないでしょう。


改めて記しますけど「アンチエイリアス」は、デジタル映像の斜線や曲線などをドットで表す際、その仕組みから輪郭部にギザギザ状の表示「ジャギー」が発生します。そのジャギーが動くことでチェーンソーのように波打って見える「クローリー」といったエイリアス=ちらつきを目立たなくするために、輪郭部分を「ぼかすこと」で、より滑らかに表示する技法のことです(サンプルはこちらの話題でもどうぞ)。

押さえておきたいのは「おおざっぱなドットの塊に緻密な物体を描こうとすると、どうしても表現しきれない部分が出る」ため、表現しきれず端折ってしまうところにジャギーが発生するととらえておけるといいです。では、ジャギーそのものを目立たなくするには、アンチエイリアス以外にどうしたらいいのか?

それに対する答えが「ドットそのものを小さくし、たくさん敷き詰めることで、より輪郭部を細かいドットで表現できるようにし、結果的になめらかにする」という発想があります。それが、Apple社のスマートフォン・iPhoneで聞く言葉となった「Retina Display」などになります。


イメージとしてはこちらの「解像度」のページにある、解像度の違い、のイラストを見れば把握しやすいでしょう。正方形の大きさを変えず、その中に敷き詰めるドット数を増やす・・・こうすることにより、「R」の文字が見えるわけです。

最近のハイエンドスマートフォンをご覧になった方なら、画面自体が「まるで写真のようだ」と錯覚されたことでしょう。その指標となる言葉が「dpi(dot per inch)」「ppi(pixel per inch)」・・・1インチに何ドット=ピクセル入るか、などがありますけど、それはまた別の話。

デジタル画像を構成する1ドットあたりの間隔を非常に小さくすることで、人間の目で知覚しづらい領域まで細分化する・・・それがタイトルにあげている「高画素化」というものです。言い換えれば高解像度化。そのときに覚えておきたい概念「画面解像度」なるものがありますので、興味のある方はご覧になってみてください。


いずれセッティングのまとめはしますけど、今回特に取り上げておくのがゲーム内オプションではない、ランチャー側での「画面解像度」の設定となります。ただ・・・タイトルで何となくイメージできますよね。「カスタム解像度」とは一体なんぞや?

文字通り「独自の解像度を設定する」ものとなっており、myuさんも記されていますが本当に「裏技的」な要素となります。設定方法自体は知っていたのですが、βテスト時点ではこれをやろうとすると全く起動しない事態に陥り・・・それ以来、頭の中から抜け落ちていました。それを気づかせてくれたわけで、とても感謝しています。

そしておもしろいなと思ったところが「解像度を上げながらもCombinedを狙う!」というこの熱き情熱。いいですね! 愛がなくてはできないことなのです。・・・さすがに1920*1080でVRAMを使い切っているため、発想できませんでしたが。おかげさまでこちらでも動作検証をすることができました。


カスタム解像度を用いるためには先日紹介したuser.pso2ファイルに手を加える必要もあり、さらにはNVIDIAドライバー側にも設定を加えるため、なかなか敷居は高いです。

できるだけ平易な表現になるようつとめますけど、本文を読んでもちんぷんかんぷんな方は見送った方が正解だと思います。今回の内容は設定を誤ってしまうと最悪、システム復元やOS再インストールを余儀なくされる、結構なものとなりますので。

抜け道はあるのですが・・・セーフモードで起動、ですとか。このあたりの言葉に聞きなじみのある方でないと復旧は難しいでしょう。

ゆえ、今回の内容は「上級者を自認する方」や「熱き魂で困難もろとも吹き飛ばす!」方が、トライしてみるといいと思います。乗り越えた先に待つものは・・・至高の画面といえるでしょう。ちゃんと熟読すればたどり着けるようにはしていますので、ハイエンドカードをお持ちの方はトライしてみる価値はあると思います。

あ、でもでも。今までの話題をじっくり読まれた方ならなんてことはありませんので(汗笑)。

一点ご注意いただきたいのは「フルスクリーンモード時限定」のセッティングとなります。ウィンドウモードや仮想フルスクリーンなどはご利用になれません。このあたりは後編にでも。


Step.1 - NVIDIA コントロールパネルからカスタム解像度を追加する

いきなりにして最大の設定項目となります。ただ、設定箇所自体は多くないため、いつものような別ページは設けず、そのまま記しますね。左から順に「設定前」>「カスタマイズ」>「カスタム解像度の作成」となります。たったの3ステップです。

画面解像度から・・・カスタマイズ画面へそしてカスタム解像度を作成

はじめにコントロールパネルを開くわけですが、NVIDIAドライバが入っていればデスクトップ上の何もないところで右クリックすると現れるはずですので、そちらを選択。画面が現れましたら左側のカテゴリを「ディスプレイ内 解像度の変更」をクリック。

すると1枚目の画面が現れますので、下側にある「カスタマイズ」をクリック。

続いて 追加する解像度を選択します など表示されますが、こちらも画面下側にある「このディスプレイに表示されない解像度を有効にする」にチェックを入れ、入れた後押せるようになる「カスタム解像度の作成」をクリック。今回はサンプルとして「2240*1260」にて作成してみます。


そして、ここが一番キモとなる3枚目の画面ですが・・・注目するのは上段にある「ディスプレイモード」です。こちらに現在設定中の解像度が表示され、おそらくほとんどの方が普通のデスクトップを表示するとき、そのモニターの「最大解像度」でセットしていると思います。最初に入力されている値はそのものとなります。

カスタム解像度は文字通り、その水平ピクセルと垂直ラインをご自身のお好みのものに打ち替えるというものです。ポイントは「それだけ」をいじるようにしましょう。詳しい人は下にある「タイミング」の部分もありますけど、こちらを調整できる人はいってしまえばその分野に明るい人だけとなるでしょう。


基本「モニターの最大解像度を超える表示はできない」
不変の事実ですから、まずはそれを押さえておきましょう。

今回はあくまで「圧縮して無理矢理最大解像度に収める」、
といった手法を紹介しているだけにしか過ぎませんので。


ここでいうカスタム解像度はあくまで「内部ではその大きさに(して計算)するけど、表示自体は下のタイミングで行いますよ」という意味合いとなりますから(このようなスケーリングテクニックを「ダウンサンプリング」といい、レンダリング解像度を高めておき、表示時に下げて表示する、と)、下の値を変えてしまうとほぼ映らなくなってしまうことでしょう。

下の値・タイミングは、現在の(最大)解像度時の値となっていますので、変える必要がないわけです。高度な内容ゆえ、値の意味一つ一つを把握されていらっしゃる方以外、手をつけないのが賢明です。

基本的な解像度はPSO2側のランチャーにありますけど、もはやハイエンドユーザーしかご覧にならないでしょうから、おすすめの値を以下に記しておきますね。というよりも、この解像度くらいがないと、Combined 影品質5を実現できないのです。


16:9のディスプレイ
・3840*2160(おすすめ:UHD (Ultra-High Definition ※327.23 WHQL以降 最近よく言われる4Kモニタークラスの解像度です。FHDの4倍))
・3200*1800(おすすめ:WQHD+ (Wide Quad-High Definition Plus))
・2880*1620
・2560*1440(おすすめ:WQHD)
・2400*1350
・2304*1296(FHDの1.25倍)
・2240*1260(FHDとWQHDの中間)
・2112*1188
・2080*1170(最小ラインの値(最小値は<2064*1161>)

16:10のディスプレイ(myuさん提供分)
・2520*1575
・2352*1470
・2184*1365


130409_4.jpg2カ所を打ち換え、いよいよ「テスト」ボタンを押しますが・・・注意したいのは、もしもお持ちのモニタがそのモードを表現できない場合、『画面が真っ暗けになったまま』となります。もしもその状態でEnterキーなどを押そうものならその解像度が認められてしまう可能性があり(基本は いいえ にセットされているので問題ないはずですが・・・)、最悪の場合ですが何も映らなくなる恐れがあります。

まずそれは起こらないはずなのですが、「万が一」ということもあります。もしも真っ暗になった場合はそのままじっと(20秒程度)待つか、キーボード左上のEscキーでキャンセルしましょう。後は値を錯誤しながら繰り返し入れてみましょう。

横3400px以上あたりから表示不可能になる部分につきましてはディスプレイインターフェースまたはVRAMの限界に到達しているものと思われ(HDMIの仕様など)、DisplayPortや大容量版カード(VRAM:4/6GB)でどのような結果になるかが気になります。

ただ、ヅネさんがシャープ製ディスプレイの現状最高峰となる4K・UHDモニター「PN-K321」を用いる際、フルスクリーン表示がなかなかできない、などの症状に見舞われているみたいです。NVIDIAドライバーの限界点、もとい仕様まで到達する状況ですので・・・ここらでヒートアップを冷ましましょう、といったところかも(汗笑)。

なお、UHDをNVIDIAカードで達成できるのはQuadroという、ワークステーション向けのカードのみです。その点AMDさんのRadeonはネイティブ(=手を加えない、そのままの状態)で表現できるあたり、ポイントが高いですね。


(11/3 9:00 追記分 ドライバーバージョン327.23 WHQLにて正式に4K解像度・UHDモードをフルサポートしました)

(2014 9/1 23:00 追記分 4K表示テストについては 東芝4KレグザでPSO2を楽しむの巻(後編) ~ REGZA 58Z9Xでの設定例 をご参考ください)


130409_5.png130409_6.png当てはまる解像度の場合、画面が一瞬だけその解像度で表示されるため・・・壁紙やアイコンなどが小さく見えるでしょう。これがカスタム解像度が利用可能であることを裏付ける状態となります。その際は はい を押して決定しましょう。

最後に元の画面へと戻り、追加された解像度が表示されていれば作成完了です('-'*)
(くれぐれも、チェックが入っているかの確認はお忘れなく)


Step.2 - user.pso2ファイルにカスタム解像度を設定する

おそらく高解像度モニタなどをお持ちの方で本ファイルをご存じの方なら、DotByDot表示のために調整されたことがあるかもしれませんが、user.pso2ファイルをメモ帳などでまずは開きます。ドラッグアンドドロップで開けるでしょう。

ファイルの場所は例としてですが、Dドライブにマイドキュメントを置いている場合


D:\Users\ユーザー名\Documents\SEGA\PHANTASYSTARONLINE2\user.pso2


となります。上記ファイルを開いた後、どこかしらかに「Windows」セクションがありますので、そちらにある「Height(高さ)・Width(横幅)」を設定しましょう。

下記は3200*1800のサンプルです。


Windows = {
Width3d = 640,
FullScreen = true,
Height3d = 480,
Height = 1800,
VirtualFullScreen = false,
ManagedDevice = false,
Width = 3200,


あとは上書き保存をして、通常通りPSO2を起動すれば・・・指定の解像度で起動するはずです。上記3200*1800はもはや別世界といえる解像度です。ただし、WQHDとなる2560*1440を超えるあたりからはVRAM容量も気にしておいた方がいいです。

Combinedでは間違いなく2GBを突破し、表示がほぼ不可能となることでしょう。ここでGTX TITANの出番となるわけですけどね(TITANはVRAM6GBとなっています)。今のところここが喫緊の要事となっていますので、新たなプロファイルを近日中にお送りしますね。現在本モードも加え、検証中です。


今回の事態が示唆するものとは一体何なのか。またCombinedモードの影品質5が実際にどの程度効果を与えるかのほどなどは後日後編を記しますので、そちらで確認してみましょう('-'*)

取り急ぎ、記事にしておきました。myuさん、重ねて大変有益な情報をありがとうございました。

以下にサンプル画像をあげますが、3200*1800という、Web掲載には途方もないデータサイズとなっています。参照の際はくれぐれもご注意くださいね(各ファイル約1.4MBあまりあります)。次世代解像度とされるUHD=4K の一歩手前、WQHD+ Wide Quad-High Definition Plusなるサイズ。広大すぎるのです・・・。

超高解像度の領域情報量が違いますねAAが不要になる境目

『PHANTASY STAR ONLINE 2』公式サイト
http://pso2.jp/

From : lavendy | 00:00

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このリストは、次のエントリーを参照しています: カスタム解像度を用いて高画質・高画素化を図る方法 ~ 16xSを影品質5で動かすために - 前編:

» 影設定5での16xS動作 from 七瀬の@w@うにバース日記〜☆
 こんにちわ。七瀬です。  ヅネわんたんさんの所で、すっごく話題になっている、 影設定5(←簡易設定5で自動的に設定されます。)での N... [続きを読む]

トラックバック at 2013年04月09日 16:26

コメント

わー
myuさんGJ&らべさんお疲れ様でした。
ずっとカスタム解像度のままだったので気がつかなかった・・・

From : ヅネ | 2013年04月09日 00:11

わわわ、昨日質問してしまったモノですが・・・
まさか同環境にて悩まれている方が同時に現れるとは~。
そして忘れていたカスタム解像度。
当記事参照の上で調整した所、影品質を問わず見事にConbinedでのAAに成功致しました。
お見事な考察とわかりやすい記事、本当にありがとうございます。
ここからは自分なりに設定値を探っていきたいと思います。
今後も色々と参考にさせていただければ幸いに存じます。

From : HYURO | 2013年04月09日 08:46

ヅネさんへ

ようやく条件が判明しましたね。結果的にPSO2クライアントの「バグ」といえる部分なのが予想通り露呈されて、残念無念です。考察を含めた後編は明日か明後日までに記します。詳しい内容は昨晩のお話の通りです。にはは。


HYUROさんへ

こちらでまとめてのお返事とさせてくださいね。すみませんなのです(@_@)

はい、ファイルに同梱している「お品書き」の通りなのですが、現行クライアントでは上にも記した バグ と思われるべき部分があり、影品質5のCombinedモードは受け付けられない状態となっていました。

が、myuさんの言葉で気づかれる方はきっと気づいたことでしょう。HYUROさんもどうやらピンときたようで何よりなのでした。

ああ、えっと。プロファイルにつきましては近いうち、後編以外にも4月号としてお届けしますので(汗笑)、しばらくお待ちいただければと思います。

Combinedでないと納得がいかなくなるとは・・・やはり、目が慣れてしまうと大変なのです。にはは。

From : らべ | 2013年04月09日 12:11

これは・・・熱いですね。

私もさっさと現状を何とかして、そっち方面も触ってみたいものです。
まあ私の眼は、こういった事にご執心の皆さんからしたら素人寄りですが(^^;

以前相談させていただいた件、現状は相変わらずなので…
遠からず、再インストールからのトライとなりそうです。

From : 未瑞鳩 | 2013年04月09日 21:47

検証・プリセット開発お疲れ様です。
いつも見させていただいてます。

やはりフルHDの解像度で影描写5は難しいのですかねぇ・・・?
ウチのモニターはフルHDが上限のはずなのに2560*1440だけは表示できるのでそれを活かして影の描写を正常化するのが手っ取り早いのかも。

モニターが下手するとぶっ壊れますけどねw
PSO2の開発陣がもっと頑張ってくれれば・・・。

From : ローナ | 2013年04月12日 00:15

未瑞鳩さんへ

あうう、そうですねえ(@_@) 単に起動しない・・・ダブルクリックしても反応がない、ならヅネさんが記されている対処法で何とかなる・・・とは思うのですが、エラーをはき出して強制終了となると、アクセス権限周りの問題でもなくなっちゃうと思うのですよね。しかし、他のアプリケーションの影響はなく・・・。

アップデート前から問題が起きていたらお話がこじれそうですけど、ちゃんと動いていたみたいですし。そうなってくるとアップデートを境に、何かが起こってしまったようにしか思われず。ユーザーアカウント制御無効化が手っ取り早いではあるのですが、セキュリティー面で懸念される状態にもなるため、自己責任となってしまうのが難点でしょうか。

一応レジストリファイルのサンプルを作りましたので、必要ならダウンロードして試してみてください。いうまでもなく、使用は自己責任でお願いしますね。ファイルの文字通り、uac_onがユーザーアカウント制御有効化、offが無効化です。初期値は有効なので、uac_offをダブルクリックし、はいで決定しましょう。

大きな注意点は・・・制御を無効にされてしまいますと「Windowsストアが利用不可」となります。ストアアプリが一切動かなくなりますので要注意です。

後は再起動をしてどうなるか・・・なのですが。


ローナさんへ

お世話になります('-'*) ご覧いただいているようでありがとうございます。

いえいえ、開発なんて言葉にはほど遠いですよ(汗笑)。単に値を入れ、じっくりといろいろ見比べ、また次の値・・・その繰り返しなだけですしね。3月末のアップデートでまた表現方法が多少変わったみたいで、今回は値を少々変更しています。大きな変化はないでしょうけど、メモリ消費量が1~2割程度抑えられるかと。

いえいえ、難しいのではないのです。もしも難しいのでしたら「より難しいのは高解像度」のはずですから(汗笑)。VRAM 2GBなんて贅沢は、PSO2プレイヤーの本当に1割少々なのかもしれませんし。大半の方はそれ以外の環境で遊んでいる・・・ゆえにこの問題に気づけていないだけだと思います。

WQHDが「表示できる」というのは、あくまでOut Of Range(範囲外信号)とならずに、「今までのタイミング内で無理矢理ドットを敷き詰める表示」をするからこそ、映し出せるのです。もしも構築している構成に不備があった場合、真っ暗になって表示できなくなりますので。試しに3000px以上あたりにセットすれば、いつかは映らなくなること、確認できると思います。こちらでは3300px以上はアウトみたいです。


保証外の動作方法ですから強くはいえないのが難点です。ただ、このモードは一度味わうと「誰しもが虜になる」くらいの魅力は持っているものと考えています。

ゆえ、気になったら運営さんにも問いかけてみるのがいいのかもしれません。本話題、セガさんにも読まれたみたいなので。・・・その1%のために、彼らが情熱を見せるかはまた別問題ですけどね(@_@)

From : らべ | 2013年04月12日 03:54

らべさん
返答ありがとうございます。
やはりVita登場あたりから少しパラメータの変化がありましたか・・・。
早速新プリセットを試させていただいております。

WQHDの説明ありがとうございます。
早速試してみたところWQHD解像度以上は失敗に終わりました。
諦めてWQHDでやるとビデオメモリがかなりきついですね。
WQHDですら処理落ちが起きてしまうので諦めてフルHDでコンバットモードやってますが、影描写が正常にで出来てないのが気になりました。
フルHDでも影描写を正常にする方法もあればぜひ教えていただきたいです。

GTX680、GTX690でプレイしてるユーザーですら少数なのに6GBというVRAMメモリを搭載してるGTXTITANでプレイしてるのなんか小数点以下のユーザーだと思います(汗)
それだけのユーザーのためにPSO2の開発陣が本気を出して調整してくれるとは・・・考えにくいですねw
故にユーザーが考えだすしかないのかもしれません・・・。

From : ローナ | 2013年04月12日 17:34

ローナさんへ

お世話になります('-'*) ええ、それはこちらでもWQHDのコンバインドはきつきつです。正直パーティープレイなどは考えられません。Vita版発売に伴うものもありますけど、インタラクティブムービーを含め、光の当て方が今までと少し変わったのかな、と感じます。

その答えは・・・後数時間後にあげますけど、ミクダヨーさんマグの影響かなと。これに秘密があるような気がするのです。


元々、記してのようにコンバインドは縦横2倍の内部計算を行うため、演算量的には横幅5120ピクセルもの大台に到達してしまっているのですよね。総ピクセル数は14745600pxという、相当な数に達しますので・・・。これが、4Gamerさんのレビューにもあった「7680ドットでは690が計測不能になった」理由みたいなものです。VRAMが足りていないのですよね。

ゆえ、今のところは2112*1188を選ばれるプレイヤーさんが多いみたいです。私としては、おっしゃるようにフルHDでのコンバインドが実現できてほしいところなのですが。


そうですね、何ともいえませんけど一番の問題は「PSUでは難なく、全部のプリセットが平気で動いた」という事実。他者様のソフトでも、ちゃんとプロファイルがあるタイトルについては適用できないケースはあまりありません。PSO2固有の問題だと思うのですよね。

影品質3と4の大きな隔たり。その処理方法が3と4とでは異なるため、動かなくなっているわけですから。本当、制作陣が本話題を呼んで奮起されるのでしたら、ぜひがんばっていただきたいなとは思います。

いわば悲願ですよね、影5のコンバインド・フルHDは(汗笑)。なぜこんなに苦労しなくてはならないのか・・・。上にも触れているpsoworld.comの先鋭的プレイヤーさんも、なんだか「らべと開発にコンタクトをとる!」なんて意気込んでいらっしゃる方も・・・(汗笑)。それよりはぶりちゃんさんの方がいいような。

私、何もすごくないのですけど・・・(@_@)

From : らべ | 2013年04月12日 20:15

らべさん
先ほどフレンドさんから結晶のお誘いがあったので勇気を出してWQHDのコンバットモードで行きましたが、見事に10fpsを下回り2fps辺りを行き来してましたw
コンバットモードは本当に美しいですが負荷がかなり凄いですねぇ・・・。

らべさんもお気づきだったのですね。
以前のスクリーンショットなどと比較しても最近のPSO2は内部処理が少し変わったように思います。

数時間後の種明かし的なの期待しております!

やはり現実的なのはフルHD解像度でのコンバットモード。
WQHD以上の高解像度モニターはまだ普及していないようにも思います。
私がフルHDで不自由してないだけなのかもしれませんが(汗)

確かにPSUは「なんでも出来た」という感じでしたね。
仰る通りだと思います。

海外のユーザー様からの注目を浴びているお二方はやはり素晴らしい方です(*´ω`)

From : ローナ | 2013年04月12日 20:56

今更ながら訂正です(汗)
☓コンバットモード  ○コンバインドモード
失礼しましたorz

From : ローナ | 2013年04月12日 21:00

ローナさんへ

あはは・・・(@_@) さすがに、このモードは現行のシステムではかなりの高負荷状態で、快適に動かすにはヅネさんのような数百万円クラスのシステムを構築できないとつらいものと思われます。このモードが快適に動くようになるためにはスタックドDRAMと呼ばれる技術革新が必要で、後2~3年の歳月を要すると思います。その頃にはPSO3が発表されるのでしょうか(汗笑)。

ゆえ、一番はPSO2開発陣の方々でこのモードの良さを把握していただき、何とかしてランチャー内の一般的な設定でも適応できるように、プログラムの最適化を図っていただくことだとは思います。なぜなら、前作PSUでは何の問題もなく、簡単にすべての設定が適用できましたからね。ここまで手こずるのははじめてです。だいたいは、今までに先人さんたちが見つけてくださったプロファイルのいずれかで、事なきを得ますしね。


とはいえ、影設定を3にすればランチャー内の設定でも動きますから、一番の問題は影周りなのでしょう。その設定を超えて縛りを打破するなんて、イレギュラーすぎますからね。なので、ことあるごとに苦言とはなりますけど「ご自身たちで構築されたプログラムにおいて、挙動を把握できていないのでは」としているわけです。

本モードは非公式のものとなりますから、強くはいえません。それにWQHDもの解像度になると、普通はコンバインドなんて過剰すぎる嫌いがあります。私はこう、提唱はしているものの、実際に使っているのはパフォーマンス版ですよ。本当に。

せっかくGTX 690なんて最高クラスのカードを用いますのに、処理落ちというのはできれば体感したくないですしね。ゆえ、1920*1080のフルHDで、いかなる状況でも60fpsキープできるのが、精神衛生上一番いいような気がします。動きが激しかったら、あまりジャギーを知覚することもありませんしね。


一番の問題なのは、みなさんが仲間とまったりくつろぐであろうロビーに、近未来をイメージさせるべくかはわかりかねますが、デザイン上、テクスチャに細かい線分が含まれたもの、あまりにも多すぎるのですよね。ゲートエリアの水色のラインもしかり、お店などの後ろに設けた細い線の集合体のディスプレイetcetc...。きっと注目してみれば、細い線の塊のグラフィックがたくさん転がっているはずです。

このあたりが、適切な光源の構築もままならない様子ですので、余計に線分からエイリアスを知覚させられるようなイメージになっているのではないでしょうか。ゆえ、完璧に取り除きたかったらSGSSAAなり、エクストリーム版を用いる必要がありますよ、としているわけです。難しいですね(@_@)


にはは。コンバット。確かお薬?などで聞いたことがありますね。ダーカーさんを駆除するべく、コンバットモードで挑みましょう!(いえいえゞ( ̄∇ ̄;))

冗談はおいといて、後はエピソード2なりが展開されるときに、グラフィックスエンジン周りによりいっそうの改良が加えられることを願うばかりです。インタラクティブムービー時のクオリティーが実現できるのであれば、それに越したことはないですしね。あの品質が、PSO2のゴールなのではないでしょうか。

From : らべ | 2013年04月14日 01:42

らべさん
やはりグラフィックという物は怖いですね。
PSO3が仮に出てきたらその時の最新技術でコンバインドモード並の画質は出てきてくれていると嬉しいですね。

本当その通りですね。
PSUではプロファイルを読み込むだけで相当な画質を手に入れることができましたが、PSO2は問題児というか一筋縄ではいかないですね。

Performanceモードでも十分ですからね。個人的には・・・。
でも慣れと欲望は怖いですね。すぐ上を目指したくなります(汗)

60fpsの安定したぬるぬる感を取るか少しでも画質を良くするか・・・非常に際どい所ですね・・・。
バーストとかボス戦だとそっちに集中しちゃって画質なんて忘れてますからそれでも十分なのかもしれません。

ロビーとかレイヤー重なりまくりで演出してるのでGPU負荷はとてつもないですよね。

コンバインドモードでもロビーの光源バグが一番酷いと感じました。
フィールドでも影の描写がおかしい所がありますがロビーのおかしさと言ったら・・・。
それほど内部的に複雑という事なんでしょうけど。

お薬ですかw
新たなダーカーも登場するようで・・・(EP2)

自分自身も、らべさんのプロファイルを使わせていただきながら値を探ってますが、まだまだ満足行く値が見つけれてないですね。
そしてPSO2運営がたまに行なっているアンケートなどで「アンチエイリアスの改善を」などと毎回書いてます・・・。
無論リリース後そんな急に内部システムを変更するのは困難だと承知ですけどね(汗)
EP2リリースでどれほどの大きいパッチでもいいのでエンジン周りが改善されることを願っております。

しかしあのムービー、コンバインドモードか何かですかね?(笑)
もしくは実験的にデモ用PSO2は特別なアンチエイリアスを・・・さすがにそれは考えれない気もしますが(汗)
これからのPSO2運営とPSO2の未来に期待が高まるムービーでしたね。

長文失礼しました。

From : ローナ | 2013年04月14日 11:21

ローナさんへ

はい(汗笑)。人間、慣れというのは怖いもので・・・ひとたびいい思いをしてしまうと、なかなかそれを手放すことが難しくなってしまい・・・結果、より上位を目指してしまうと。お金に糸目をつけなければそれは達成されるのでしょうけど、さすがに限度はありますしね。その中でどうやりくりをしたらいいのか・・・悩ましいところです。

そうなのですよね。レイヤーを何層に重ねてあの表現をしているのかはわからないですが、単に重ねているだけではない・・・そんな気がします。そうでなければもう少し、ロビーなりマイルームなり、負荷が下がっていいはずですからね。特にマイルームは見た目の割には負荷がかなり跳ね上がりますので・・・。

そうそう、ほにゃららさんを駆除するためにコンバットさんを・・・orなんとかさんを(汗笑)。こちらは北海道なので、なんとかさんはいないことになっていますけど・・・はて。


なかなか値が見つからない、というよりは、8x系がうまくかからなかったり、SGSSAAでPSU以上にあまりにぼやけすぎたりなど、何かエンジン側に不備がないのか、気になるところです。少なくともSLIプロファイルに載っている大手タイトルのような一般的な値からは外れてしまった独自のエンジン・・・といったところなのでしょう。

PSUはアサシンズクリードの0x00000240から3つあげた243でうまくいっていましたしね。ぶりちゃんさんが1年かけて探し当てた努力の結晶ですし。そんな値を探せたらいいなあ・・・とは思うものの、何かを変えたらここが悪くなる、というのが多すぎて。ちょっと難しそうですね。ゆえ、公式側が完全に「完成」させきれない限り、この値探しはサービス終了まで続くのかもしれませんね(汗笑)。

ゆえ、私としては妥協点のパラメーターで公開していますけど、よほどの画質マニアさんでもなければ、この値でもおおよそは納得できるはずですしね。私自身はいちいちpso2ファイルの手打ち入力なり、インスペクターの動作切り替えが面倒に感じる人なので、いつも通りの設定で遊んでいます(^^; 理想はやっぱり、フルHDのコンバインド/5ですから。運営さんがみてくださって、少しなり感動or共感なり覚えていただけるといいのですけどね。

言い換えればコンバインドモードは「どこに無駄があるのかがすぐに突き止められる」優秀なモードだと思います。ご自身たちでもぜひ活用してほしいものですけどね。


インタラクティブムービーだけはきっとインゲームの描画モードとは別のもので描画しているはずであり、ここだけはエイリアスがかなり除去できているのですよね。4xであそこまでいけば競合他社並みの性能は発揮できているわけで。あれが「シェーダー品質:高品位」状態なのでは・・・と私は思いますけど。

確かに、ゲームのおもしろさに画質は過大に要求されるものではありません。ですが、ご自身たちでのアップデートがもはや現状はアバターゲーム的な要素が強くなっている感もあるため、それなら「その部分の顧客満足度を高めるには、一体どうしたらいいのか」となると、それはもう。画質向上しかあり得ないわけで。

ちょうどこっぺさんがナイスコメントを残されていらっしゃいますから(笑)、ぜひPSO2を画質周りなどであきらめてしまった方は、これを機に見つめ直してもらえるとうれしいかなって。設定を少々変えるだけで、ここまで「遊べる内容」に化けますから('-'*)

はい、今後も運営さんが迷走しないように、思ったときには意見なりあげられるようにありたいものですね。

From : らべ | 2013年04月15日 01:31

らべさん

お世話になっております。

>そうでなければもう少し、ロビーなりマイルームなり、負荷が下がっていいはずですからね。特にマイルームは見た目の割には負荷がかなり跳ね上がりますので・・・。

こちらですけど、一部ルームグッズの、鏡に相当するパーツの表面の処理とか、ちょっと気になってます。
私の目から見ると、ただ映り込みの処理をしている風には受け取りづらく。。。


閑話休題。
先日はレジストリ値にまで触れてのご指導、ありがとうございました。
結局、あの記事を拝見する前にクリーンインストールを実行してしまい、
真の原因は闇の中としてしまいましたが…。申し訳ないです。

しかし、せっかくですから、あちらの内容も参考にはさせていただきますね。
今後何かあった時の切り分け手段の一つにもなるでしょうし。

毎度、知識を頂戴するばかりで恐縮ではありますが、同時に感謝も忘れずに。
それではノシ

From : 未瑞鳩 | 2013年04月17日 00:24

未瑞鳩さんへ

あらら・・・そうでしたか。再インストール後は問題なく起動でき・・・てほしいものですが(@_@) エラー系のメッセージは問題特定に時間がかかりやすいのが難点です。ご自身で特別なユーティリティーなどを入れていないか、Windows Updateなどを重ねていくうちに初期のレジストリから大幅に変わっていやしないか。ソフトウェアのインストール/アンインストールの繰り返しだけでもガタガタになっていきますしね。

はい、Windows 8はセキュリティーレベルが7と比べてもまた上がっていますので、今後のネットワークを見据えたレベルで運用できるのは大きいです。ぜひ高速起動を始め、いいところを見つけて使っていけるといいですね('-'*)

From : らべ | 2013年04月18日 00:21

Step.2 - user.pso2ファイルにカスタム解像度を設定する

の内容に関してなのですが、
Width3d 、Height3d、この2値を設定解像度数値の2分の1に
すれば処理が軽くなるような気がします。

2560x1440の場合
Width3d = 1280,
Height3d = 720,

こちらの環境だけかもしれませんが、検証していただけませんでしょうか?

From : レーヴァテイン | 2013年05月31日 00:22

レーヴァテインさんへ

はじめましてなのです('-')/

って、あわわ・・・。こ、こんな事実があったのですか?~? サーフェースモデルの値なのかはわからないですけど、「3d」の意味するところが本当不可解なのですよね。とりあえず、承知しました。週明けが3連休になりましたので、そのときに少し調べてみたいと思います('-'*)

From : らべ | 2013年06月01日 01:15

こちらで書かれている方法はモニタには負荷は掛からないんですよね?

モニタのinfoでも入力解像度1920x1080になっているので。

ちょっと心配なのでコメントしてみました。

From : レイ | 2014年06月29日 07:02

レイさんへ

おはようございます。

ええ、むしろ負担がかかる=その解像度を超えた設定、になりますので、画面が真っ暗になり表示不可能、ということです。

現れていて、そしてお使いのモニターが1920*1080pxが上限であれば、それが正しい姿です(実際にはそれ以上の値をセットされているのですよね?)。

ゆえ、「実際の表示解像度よりも、内部ではより高解像度で表示=演算している」=「内部の演算精度から実際の表示解像度へと『下げる』」ことから、ダウンサンプリングという名前があるのです。

負担がかかっている場所はモニターではなく、グラフィックスカードということです。検索などで「PSO2に780Tiなどは無駄だ」という方にとって、その無駄をなくす=高負荷な分高画質にできる技法ともなるのです。

最近ではAndroidなどにも応用されているらしいテクニックなのでした。にはは。

From : らべ | 2014年06月29日 08:12

ありがとうございました。
モニタ自体を何かしらの値を
オーバークロックしてる状態なのかと思ってました。

3200*1800

を超えると画面が真っ黒になるので。
(No Signalではない)

グラボは4K対応なんですが、
これはドライバ側の不具合かなにかなんですかね?

From : レイ | 2014年07月01日 18:34

そうですね、少々難しい部分になるのですが、ざっくりいってしまえば「ドライバーを含めた、仕様面での問題」ということになります。

解像度が上がるとそれだけケーブルを流れるデータ量・・・帯域幅が増えることになり、私がその時に使用していたレグザ・・・47Z7ではその解像度までは表示できたものの、それ以上はおっしゃる 真っ暗 な状態になりました。いわば、ディスプレイ側での限界に突き当たったのでしょう。

表示タイミング自体はフルHDをはじめとした、ご自身で設定された解像度で行われるのですが、テストを行う際は実際に設定したカスタム解像度で実行されますので・・・。表示できない場合もあるはずです。

また、4K解像度ともなってくると今度はWindows側での管理・・・も重要なものとなり、SSTとMMTという概念を押さえておく必要があります。正式名称はシングルストリームトランスポート、マルチストリームトランスポートなるものです。

新技術となるためか、まだ詳しい紹介をしているページはないようですけど、シングル、マルチの名があるとおり「単独、または複数で画面表示を行うか」といったものになります。


よく言われているのが、UHD(3840*2160)の60pは必要データ量が膨大になり、一度にその解像度で送られないことからその半分となる「1920*2160pxの左右2画面分を出力」し、「モニター側で結合」、といった仕組みをとるみたいです。現在販売されているシャープさんのPN-K321はそのマルチで受け取るための設定があるのだとか。

理想はそれをも一つで送りきるシングルストリームトランスポートになるのでしょうが、モニター側、そしてドライバー側も対応している必要があります。現状ではDisplayPort1.2での対応となってしまうことでしょう。年末に出るとされる8x0系でHDMI2.0を載せてくれば、最近ブームになりつつある4Kテレビでの60p出力も、現実味を帯びそうですけどね。


それましたが、このお題を書こうとすると本当に記事1本分になるので、詳細は割愛します。今のところは「グラフィックスカードで4Kに対応しているのなら、後はモニター側の問題、ないしドライバーの未成熟」が原因であるといってしまっていいと思います。

UHD・・・4Kは本当にまだまだ手探り=未整備の模様で、最新の340世代ベータドライバーでは表示が337.88 WHQLよりも悪化しますしね(HDMI2.0)。ドライバーの改良を気長に待っておきましょう。

From : らべ | 2014年07月01日 22:20

すいません。
>解像度が上がるとそれだけケーブルを流れるデータ量・・・帯域幅が増えることになり、

これは、3K→縮小→FullHD→モニタへ出力
じゃないんですか?

http://s29.postimg.org/d3bo24107/Down_Sampling.jpg

From : レイ | 2014年07月02日 03:15

わかりづらい解説になってしまってすみません。おっしゃるとおり、3K相当から縮小してフルHD表示という解釈は間違っていません。

ですが、それは「画面表示自体はフルHD(の解像度)で行う」といった意味合いであり、そのパネルの中に描かれる映像は、紛れもなくご自身で指定された3K相当の映像、ということになります。完全に表示しきれる(=DotByDot)わけではないため、「相当」としているわけです。

だとすると「普通よりも負荷はかかっているよね?」と、なると思います。その点についてはご指摘通りとなり、私の案内間違いとなります。誤解を招く言い方となり、申し訳ございません。

3K相当の映像を「このままでは画面に表示できない」ため、モニターへの表示は そのモニターの最大解像度 となるフルHDの画面まで圧縮をかける=表示タイミングをフルHDと等しくする、ことで、

「擬似的に表示できるようになる」という考え方が、私の伝えたい部分となります。


お断り事項として、私はディスプレイメーカーの技術者でもありませんし、その道の造詣が深いわけでもありませんので、こうだからこう、といった理論仕立てでの解説はできません。完全に理解をされたいのであれば、液晶ディスプレイの原理サンプリング周波数変換などを参照し、液晶ディスプレイの基本構造、理論などから勉強しなくてはならないでしょう。もちろん、専門書籍などもたくさんあるはずですので、原理から追求したいのであればそういった部分も検討してください。


一つ思うこととして、レイさんが気にされるのは「普通よりも高解像度になる=その状態で使い続けると、ディスプレイが故障しないか」という部分だと思います。

そちらについては「おそらく、(気にされるほど)寿命が縮まるといったことはないでしょう」、という回答になります。

レイさんのいう 負荷 のイメージは、パソコンのオーバークロックなどではないでしょうか。「それだけ多いデータを表示するために、回路が相当無理をして動作しているのではないか」、と。


PCの場合は常に処理するデータ量が変動するため(常時同じ計算しかしないのなら話は別でしょうが、そんなことはないですよね)、負荷量、そしてそれに伴う発熱量も変わるのはご存じの通りでしょう。

ですが、ディスプレイの場合は(Wiki内「液晶モジュールの駆動」セクションから言葉を借りると)「ディスプレイコントローラICに流れてくるデータ量は常に一定」のため

(表示をする=その表示に必要なICの駆動周波数さえ満たせば可能>その中で表示される複雑さなどは一切関係なし=真っ黒であれ、緻密なステンドグラスの表示であれ=表示解像度とリフレッシュレートに左右される)、

PCなどでイメージする「高解像度のデータが連続して流れてくると、故障してしまうのでは」という認識において、

「ディスプレイコントローラICは『表示できるか、できないか』だけしか考慮する要素がない」ため、

「映りさえすれば、ICで表示できる範囲内と見なされ、特段それによって高負荷がかかるわけではない」

、ということになります。もちろん、通常のフルHDよりは負荷がかかっているということにはなります。


ですが、必ずどのような商品においても「マージン」と呼ばれる、「安全に動かすための余裕」が備わっているのもご存じだと思います。そのマージンの力を得て、ダウンサンプリングの表示を行っているとお考えください。

ただしそれはPCの 高負荷 などをイメージされるのではなく、「その回路=ICで表示可能な範囲内の信号であれば映像は映ります」し、「無理なら真っ暗になってしまう」だけですので、

常時その状態で見続けることが、商品の寿命を著しく縮めてしまう、ということはほとんどないと考えます。無論、そのモニターを10年間使う、ですとか。非常に長期の利用などを考えられている際には、おすすめはできかねますが。

それでも、WQHD相当(=2560*1440)程度は、あっさり表示できたことでしょう。それくらいに、マージンは各社とも広めにとってあるものと思われます。さすがに「正式サポートは謳えないため、大きく記載することはない」はずですけどね。

(そもそも、縮小表示自体がイレギュラーでしょうから)


しかしながら、このような話題をご覧になる方は、きっと「まずは綺麗に見たい」欲求の方がほとんどでしょう。「綺麗に見るだけであれば、こんな記事を一心不乱に探求するよりも、『より高解像度なディスプレイを買えばいいだけ』」なのですから。

そこまではできない、予算を作れない、でも何とか綺麗に見せたい、といった方が「現在お持ちのモニターの中で、何か打てる手立てはないか?」といった考えを持ったとき、

「追加投資なしでも、擬似的にできる方法がありますよ」としているのが、このお題なのです。ノーリスクでトライ、というわけにはいきませんが、試してみる価値はあることでしょう。


レイさんがもしもこのあたりに非常に神経質な、シビアな眼で見つめられるのであれば、おすすめはいたしません。その際はWQHDないしUHD対応液晶モニターの導入をご検討ください。

ヅネさんも最初にコメントされていますよね。「うちは最初からカスタム解像度=WQHD液晶だったので、全く気づかなかった」、と。そういうものだと思えたらいいのではないでしょうか。

私はレグザという液晶テレビゆえ、そんな気軽に「はい、買い換えましたよ」とすることが難しいのですよね。設置面積や、手間的にも。なので、このたび58Z9Xに奮発して買い換えたのも、こういった問い合わせを検証できるように、としたのが大きいです。たかだかこれだけのために買い換えたわけです(汗笑)。

(というよりは、今後の台風の目となりそうな 4K表示 を検証できる環境がほしかったことと、本TVがディスプレイ性能としても申し分ないものがあったため、ですが)


言い換えれば、本記事記載時の47Z7の液晶テレビは、3200*1800までなら表示できましたので、中の駆動回路が相当優秀だったといえるのでしょう。ですが、それで遊び続けて回路が壊れる・・・という可能性は、

それよりも先に液晶パネル自体が寿命を迎えるですとか、その他部位がやられそうな気は、しますけどね。

(実家にも液晶モニターは複数ありますが、5年程度たってくると縦筋のドット欠けなどが目立ってきていますね。一昔前のパネルなので、最近のものがそうなのかはわかりかねますが・・・)


参考までに、そのレグザの商品ページには、PC接続に関するそのデータ量・・・捌くために必要なIC回路の周波数=ピクセルクロックの一覧表が出ています。

カスタム解像度作成時にもピクセルクロックは画面右下に小さく表示されていると思いますが、おおよその値として、参考にしてみるのもいいかもしれませんね。

(解像度を徐々に上げていくと、ピクセルクロックもつられて上がるはずです。3200*1800の場合ですと491.5680MHzとなるはずですが、これだとアウトだということですよね。なら、後はどのくらい下げていけば映り出すか・・・を調べたらいいわけです。

おそらくその際は、2880*1620あたりがおすすめになりそうですけどね)

PCコネクト - 58Z9X

From : らべ | 2014年07月02日 09:23

2014/10/22のNvidia GeForceドライバアップデートで
ダウンサンプリング(Dynamic Super Resolution)
がGTX4xx系から利用できるようになりました。
ディスプレイ出力解像度の4.00倍まで対応してます。

ディスプレイ出力1920x1080であれば、3840*2160(4K)まで

From : レイ | 2014年10月29日 20:15

レイさんへ

こんばんは。お返事が大変遅くなってしまい、申し訳ございません。

水渚さんも同じ内容でコメントされていましたけど、そのあたりはDSRのお題をまとめますので、少々お待ちいただければと思います。

すでにレイさんは試されていらっしゃるようですので、問題はなさそうですね。にはは。いわばDSRは「NVIDIAさんが内部でカスタム解像度をサポートしたアンチエイリアシングモードを用意=拡張した」もので。

そこにあてがうフィルターが、最新版(ガウシアンフィルター16タップ)になって、より鮮明な映像が得られるようになった、と。そんなところみたいですね。

From : らべ | 2014年11月19日 21:41

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