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2013年09月30日

PSO2 カスタムアンビエントオクルージョン(AO) ex.NVIDIA Inspector 1.9.7.2 BETA


PSO2のアンビエントオクルージョン(AO)について
続・PSO2のアンビエントオクルージョン(AO)について

きっと、みなさんの求めるアンビエントオクルージョンは上記ムービーのものと思いますので、それを実現したい方はミラーズエッジ(0x00000002)のパラメーターを割り当てれば終わりなのです・・・と、いうのが結論です(ただし、ドライバーバージョンは320.49 WHQL以前となります)。

上記ムービーを再現したい方は、314.22 WHQLドライバーあたりでもご利用ください。sizustarさんのナイスな1枚です。ロビアクもさまになっていますね(汗笑)。

でも、AOについてはかなり検索が多いことと(ナゼ)、本来あるべきAOはどのようなものなのかな、というのも踏まえて、今回を最後ということでまとめておきたいと思います。ちなみにミラーズエッジの一コマはこちらでも。

私もこのタイトルは遊んだことがありますけど、lukamiyazakiさんが作成されたプロローグのシーン、BGM(Catch You)もマッチしているナイスムービーなのです。テクノロジー的にもPSO2に近いところがあります。

アンビエントオクルージョン(Ambient Occlusion 略してAO)・・・環境光遮蔽という難しい言葉ですけど、私なりにいろいろ探求して行き着いたところは「自然な影を創出する技術」と位置づけます。

それは単に影をつける、落とすだけではなく、「その場所における影はもっと暗いのか」ですとか、あるいは「同じ影でも周りが明るく、薄め/暗めの感じなのか」、それにより「周辺の光がどのように映し出されるのか」etcetc...。考えるときりがありません。「光あるところに影がある」、ですからね。

本日時点でのプロファイルはこちらにあげておきましたので、必要な方は取り寄せてくださいね。問題が発生しなければ、当面はこのファイルに落ち着くものと思われます。

pso2_nvaa.zip(.nip) 2013/11/23時点の最新版。ウイルススキャン済。解凍してご利用ください


Enabling Ambient Occlusion in Games | GeForce
SSAO vs. HBAO vs. HDAO - What's the real difference?

そのAOの概念を端的に記しているのが上記海外サイト2つ。英文難しい、という方でも画面をスクロールしていけば画像が見つかるはずです。そちらをご覧になるだけでも なるほど と思われることでしょう。

のっぺりとした単色の影が、より陰影がはっきりとついたなだらかな影になる・・・といいたいわけです。影のつくポイント、も端的に示してくれていますので、チェックしてみるといいでしょう。

NVIDIA社ではこんな感じで、新しいAO技法のリリースも出しています。現在進行形で発展途上の技術なのです。

New NVIDIA HBAO+ Technology Debuts In Tom Clancy’s Splinter Cell Blacklist

AO関係でいろいろ参考になる動画はないかな・・・と探していましたら、これぞベンチマークといえるすばらしいムービーがありましたので、紹介しておきますね。kripton997さんが作成された本動画は、正式にAOをサポートするFar Cry 3というタイトルの中で紹介されています。

同ゲームにはAOの中でも複数の設定を行えるようになっており、SSAO、HBAO、HDAOの3種類の比較を取り上げられています。きっと初見では「どこがどう変わっているのか」がわかりづらいと思います。ただ、「影」という部分に注目してご覧になると・・・納得できるものだとは思います。

本来サポートされているのであれば、これくらい微細な違いでしかないのです。3つのAOが順次比較されるわけですが、いかがですか? 最初にあったようなあからさまな影、はないように見受けられることでしょう。

様々伝搬しているようですが、スクリーンショット周りで遊ばれているのはあくまでも「意図的につけた『デフォルメの影』」であって、本来はこのように「わずかな違いだけど、よく目をこらすと違いがわかる」・・・ものがAOの役割だと私は考えてます。

元々はレイトレーシングやラジオシティ※のような高精度レンダリング法を、簡易版的な技法として考案されたみたいですしね。

※建物のモデルルーム完成予想図などに使われる、非常に高精度な3DCGととらえていただければ

AO:OffAO:OffAO:Off
AO:Quality OnAO:Quality OnAO:Quality On

AO適用時・非適用時AOは実際にご自身で設定し、動かしてみると・・・それは設定次第で説得力を持った映像へと変化します。たとえとして、PSO2上における、カスタムアンビエントオクルージョンの効果の様子を上げてみました。となりのウェディングドレスの衣装もGIFアニメで比較できるようになっています。

上段がAO:Off、下段がQualityセッティングです。比較として違いがわかりやすいように、パラメーターは0x000C0002なるものを与えています。末尾の文字が02ということで、おなじみ? PSO2においては濃い影を落とす、ミラーズエッジの設定です。

下5桁目に入れているCの値は、PSO2上において感覚的に、ですけど「暖色系の色をより引き出せるような、カラーフィルター的役割」のビットとしています。間接光表現の仕方を変えるようなものなのかもしれませんね。

元々はバイオハザード5向けのセッティングらしいですが、この2つを合わせることで「影は深く落とし」「エフェクトはよりきらびやかに」といった表現を成します。


AOの簡易比較比較画像を1枚作ってみましたけど・・・イメージできますでしょうか。左から右に行くにつれて、落とす影が濃くなるといったものです。画像は順に値末尾2桁が 00<2F<0F<02 で濃くなっていきます。

ただ、末尾02/0Fは髪の毛周りに一部の線がフィールド上でも見受けられますので、本日付で更新しているプロファイルは末尾を2Fとしています。こちらはHawkenというFPSタイトルのパラメーターとなっていますが、パフォーマンスと見栄えが両立できている値だと思っています。SLI動作もこなせているパラメーターです。

(髪の表示についてはおそらくバグなのではないでしょうか、と感じられるのですけどね。これはPSUでも一部似たような症状がありました(あちらでは髪ではなく服でしたけど・・・))

ただし重ね重ねですが「元々PSO2にはAOを持っていない」ことから、あくまで「想像上、入れるとこんな感じなのかな?」的なプロファイルとして提供するものですので、過信はされないようにお願いしますね。


AOは静止画でももちろん、実際の動く映像としてもリアリティーを持つものとなります。今回は非常にデータ量が大きくなっていますけど、可能な限り、私の実機環境に近い映像をご覧に入れられればということで、ハイビジョンサイズの60fpsで作成しました。元々はフルハイビジョンの1920*1080ですけど。

データレートは4~8Mbpsとリッチにとっています。その代わり1本あたりの容量がCD1枚分近くというデータサイズになっていますので(汗)、ダウンロードの際はお気をつけください。あくまでサイト、本話題まで隅々参照される方のような、マニアックな人向けのものです。

値はすべて0x000C002Fにて撮影しています。処理落ちがほぼ皆無のGTX 690の底力をご覧ください。

AO Test Case 1:Arks Ship(市街地)(外部再生はこちら)

光と影の交差ケースその1、市街地戦。淵へと迫りしものから。PSO2の中で唯一いろいろなオブジェクト=小物が配されたエリアです。そこかしこに影が落ちていますので、その表情が非適用の時とどの程度違うのか、ご覧になってみてください。

日差しのある部分がより明るく表示され、建物の奥に光が当たらない部分などはより深く影が描写されます。障壁解放のエマージェンシートライアルの発生する6分手前あたりなど、暗いシーンから明るいシーンへ変化すると、どれだけ見栄えが変わるのかも確認できるでしょう。

せっかく本クエストを選んだので、ラストのファルス・ヒューナルさんのところまで進んでみました。時間切れで決着つかずでしたけど、途中まで収めてみました。アンチエイリアシングのお題で参照数が多い、Combined版のプロファイルムービーと見比べてみるのもいいかもしれません(ただし、あちらは影品質は3のままです)。

AO Test Case 2:Beach(海岸)(外部再生はこちら)

まぶしいほどの明るさケース2、海岸です。最近紹介したビーチウォーズ!にて。エピソード2から追加された本エリア、きっと遊んだ人誰しもが わあ と声を上げたのではないでしょうか。少なくとも私が遊んだ限りでは、一番キャラクターさんが綺麗に見える場所だと思います。その理由はなんといっても光源設定。そして影の付き方。どちらもうまくバランスがとれています。ムービーではブライダルドレス紅の細かい様子がうかがえるものと思われます。

ブルーム効果がOnになっていると、キャラクターの周りがふわっと明るく表示され、その輪郭部のぼかし方が絶妙なのです。そしてそちらに落とされる影も、日中は濃く、夜間の月明かりの時には薄く。限られた表現力の中で最大限努力している様がうかがえるのです。これはすばらしいの一言でしょう。

そして、その素ですばらしいエリアにAOが合わさるとどうなるのか・・・。より立体感のついた、メリハリのある映像になります。大半は砂場なのであまり変わり映えはしませんが、岩場などに落とされる影や、所々にある熱帯植物?の草地など、色づく場所の濃さが引き立ってくる印象です。

そもそも、エピソード2になった時点でおそらくシェーダー部分に細かい改良が加えられているものとは思われ、表現力は従来より増していると感じます。強いて難点をあげれば、荒天時の表現がエフェクトかけすぎで、キャラクタが暗く沈んでしまい過ぎな部分でしょうか。それを除けば概ね問題ないレベルだと思います。

戦闘機防衛のシーンも、闇夜の静けさの中にナ・グランツとの対比が際立つ部分だと思います。テクニックエフェクトは基本、エフェクト光源に属しますので、テクニック使いでこういった表現が好きな人はOnにしておくといいでしょうね。

AO Test Case 3:Sky Land(浮遊大陸)(外部再生はこちら)

緑に混じる影ケース3、浮遊大陸。ちょこちょこ再配信がされるホワイトデーは大わらわ、を収めておきました。2Fでは極端に強い影は設定されませんので、クラーリタ・ヴィサスのロッドにも、凹凸部分に若干影が落ちるかどうかといったレベルです。

フィールドが晴れの場合、鮮烈な緑が表現されるのですけどそちらに淡い影を落とすことで、よりいっそう鮮やかな色彩にまとまります。これがコメント文章にも記しておいたコントラスト感改善、の意味合いです。

本来のAOの役割はそういった意味ではないはずですが、PSO2においてはキャラクターやオブジェクトなどが高ポリゴンのモデルというわけでもありませんし、フィールドの小物もさほどあるわけではないですから・・・。こういった比較になりやすいのかな、と感じます。

9分あたりからエリア2に入りますが、落下した後の影表現に注目でしょうか。光当たる場所、影に隠れる場所とで表情がだいぶ異なります。とはいえ、アクションゲームですから悠長にその違いを見極める・・・のは不可能なのです。

あくまでも「AOを入れることで心持ちリアリスティックな描写になる」、というとらえ方でいいのではないでしょうか。

AO Test Case 4:Ruins(遺跡)(外部再生はこちら)

リグシュレイダさん最後は・・・先日記していたふふふのふ、とはこのことなのでした。怒涛の遺跡探索。そう、AOを効かせた設定ですよ~というのを記したかったのですが、あえて伏せておきました。正解された方、いらっしゃいますか? 「あれ、普段のと印象が少し違う?」とでも気づかれたら方なら、おおよそあたりということでd('-'*)

遺跡は地面に微細な凹凸があったり、かなりの数のお花が咲いていたり。グリムモノリスや傾いた足場etcetc...、相応に起伏に富んでいます。所々に草むらや水源もあったりで、光が当たるところ、そうでないところのギャップはそれなりにあります。

AOを加えることにより、その陰影がより引き立つようになり。本パラメーターの場合エフェクト、日中帯がより明るく見える(本エリアの光源ゆえ)ものなので・・・ムービーをご覧になっても、一段違う映像になっているのではないでしょうか。

さすがにこれだけの設定(アンチエイリアシングプロファイルは advanced_light です)を施しているものなので、ラストのゼッシュレイダさんのお花畑フロアはかなり重ためです。何もしなければフレームレートは60fpsを維持できますが、テクニックが入ったとたん、処理落ちしている様子も確認できるでしょう。

このことからAO設定はカードに対しかなりの負荷を加えることになり、たかだかDirectX 9のPSO2とはいえ、上を目指すといくら上位のカードがあってもキリがないくらいとなります。今後、高解像度=4K UHD / 8K UHDという言葉も出てきていますし、表現の飽くなき探求に終わりはないのでした。

∮ ∮ ∮


といった感じですが、いかがでしょうか。私があまり積極的にAO設定を紹介していなかったのはあくまで「NVIDIA社が用意する推奨設定のいずれを用いても、しっくりくる映像表現にならなかった」ことが大きな理由で、そのもの自体が意味がないとはいっていませんので、あしからず。

今回の327.23 WHQLによって初めて「もしもPSO2にAOがあるのだとすれば、こんな表現になるのでは?」と思ったのが、今回改めてまとめ直した理由です。こういったクリエイター向けの専門学校なども出ておらず、CGアーティストでもありませんし、市販の参考書を読むくらいでしか知識を得られず(汗笑)。あんまり誤ったことを堂々と記すわけにもいきませんしね。詳しい人からいろいろ学んでみたいものでもありますけど・・・。


Far Cry 3といった大御所タイトルの比較でも微妙な違いしか現れず、しかししっかり見つめると説得力のある映像はできており。ゆえ、最初にあげられているロビアクムービーのような映像が「私には合わない」だけであって、決してそれが間違っている、といいたいわけではありませんので。その点は誤解なさらないようにお願いしますね。

ただ、ちゃんとAOという概念を考えた際に「あのような影はあり得ないだろう」というだけであって、それが本当のAOなのかどうかがわからないまま、こちらで取り上げてしまっても混乱を招きかねませんので・・・。値自体はクローズドベータテストあたりから探してはいますけど、PSO2側のエンジンもいろいろ変わっていたり、

何より大きいのは326.01 Betaなるドライバでしたね。こちらで4K UHDのサポートが増えたり、そのAO周りの表現が変わったり。パフォーマンスも底上げされたりで、これは結構変わりそうかなという感触で。

それ以来、ずっと値は詰めていましたけど、AOはそれほど多くパラメーターがあるというわけでもなく。やはり既存のゲームタイトルで対応数が限られているため、その中から選ぶといったイメージになっています。


GTX 690はGTX 670 SLI~680 SLI程度の性能があり、カード1枚でここまでストレスなくスムーズに動かし切れるので、狙い目のカードではあると思います。2枚挿すのはいろんな意味で大変ですので。

年末頃、GTX 790と噂されるものも出る予定だとか? 来年にはコードネーム MaxwellといわれるGTX 800番台も登場予定で、このあたりは後日ちょこちょこ記せたらいいなと思います。Dellさんのぱそ子さん紹介もあまり詳しくできていないのは、今新しく出てきたCPUたちのこともありますし・・・(後日改めて取り上げますね)。

私は元々、映像美を追求する方向性も持ってはいますけど、どちらかというとゲーム性こそがゲームたるゆえんと思っていますので、映像にこだわりすぎて内容がおろそかになるくらいでしたら、そちらをまずはしっかりしてほしいなという思いの方が強いです。もちろん、その映像によって支えられる体験や感動もありますので、ないがしろにはできません。

映像品質追求の方向性も最近のゲームシーンを支える一つの軸であることは疑いの余地はなく(PS4やXbox Oneなどはまさにそれを体現しているわけですし)、せっかくのパソコンゲームですし、なかなかこういった紹介をするページなんてあんまりないでしょうし(汗笑)。なら、その道にハマりたい人たちでもまずはお誘いして、そしてその人たちがまた良さを広めていっていただければ・・・と考えるしだいです。


とと、それましたが、AOの話題はこのくらいにしておこうと思います。現状、正式サポートしているタイトルそのものがかなり少ない状況で、あれやこれやと記せるわけもありませんし。本パラメーターで私にとっては十分見栄えのする映像にはまとめられたかなということで。今後は、PSO2エンジン側のさらなる最適化に期待したいですね。

おまけとして、クーナさんのライブイベント2つを本AOセッティング適用済みのムービーも作っておきました。こちらをご覧ください


(11/6 18:50 追記分)

こちらにAO周りの今までのお話をまとめておきました。

PSO2 アンビエントオクルージョン(HBAO+)のまとめ 2013年11月号 ex.NVIDIA Inspector 1.9.7.2 BETA


『PHANTASY STAR ONLINE 2』公式サイト
http://pso2.jp/

From : lavendy | 23:59

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コメント

前のコメントで、影の濃い表現を言葉に例えようとして出てこなかった言葉がありました。
「デフォルメされた影」……まさにその通りですね。
よくSS撮影でAOの値をあえて濃くするのはそこが狙いでしょう。
ただ比較画像を見ていると、やはり327ドライバを導入するとそこまで違いが
なくなってしまいますね(自前の比較画像と更に比較して)。
こっちの方が自然ではあるんですが……

確かにAOの役割を考えると不自然ではあるんですが、
そもそも、その手の撮影をする人は最初から「自然な影」を
求めていないと思うんですよね。(マンガチック・アニメチックな表現に近い?)
このあたりは、数多ある「表現方法」の一つとして見るといいかもしれませんね。
数多あるならば、その中でも好き嫌いが出るのは当然ですから。

2Fの設定は自分も時々使う設定ですね。
SS撮影だけでなく平時でも運用可能な影のバランスなので、
程よい影表現を楽しみたい時はこれが一番な気がします。

それにしてもAOの負荷というのはやはり強烈ですね。
上位モデルのグラボならともかく、その辺の650Ti程度ではAA+AO時に
30FPS出ればバンザイものです。
それとやはり遺跡のボスエリアは処理落ちが顕著に出ますね。
平時向け軽量プロファイルを適用しても、どうしてもそこだけは
何もしてなくてもFPSが60を割ってしまうので……

AOに関してはなんというか、適用するプログラムであったり、
ドライバ一つでガラッと仕様が変わったりするので、
言うならば「気難しい設定項目」なのかもしれませんね。
AAと合わせて、詰めようと思うとキリがなさそうです……


※記事内において、ケース3・浮遊大陸の参考SS(緑に混じる影)のリンクが
404エラーになっているようですが……?

From : 撃ち放題 | 2013年10月01日 03:08

撃ち放題さんへ

そうですね、「その考え方」があるはずなので、私でその是非を問うことはしません。ですが、アンビエントオクルージョンというテクノロジーを見た場合、明らかに「バグ」とおぼしき症状が起きているわけですよね。

それが果たしてドライバー側なのか、PSO2側なのか。元々PSO2にはAO設定はなく、概念としてはテクスチャーに影の焼き込みをあらかじめ入れる程度の処理しかされていない・・・というわけで、

アンチエイリアシング設定も紹介して広めたことのある経緯から、ここでバグ状態のものを紹介して、それがあたかも正しいセッティングと見なされるような風潮は作りたくなかったのです。そして、ドライバーが改良された今回の331.40 Betaで私の考えていたことは裏付けられたわけです。ドライバー側に問題があったのだということを。


さらには今回、先ほどHBAO+の話題も書きましたけど、私の思っていたことが現実となったわけで。それを某大手掲示板などでいろいろ紹介されていたのかもしれませんけど、彼らがもしも今後ドライバーをアップデートした場合、あの影の濃い映像表現はもう拝めないわけで。そうすると、その表現が好きな人たちは最終版ドライバーが320.49 WHQL止まりとなってしまう・・・わけですよね。

ゆえ、私はその部分まで見据え、どう案内するかを慎重に考えているという事実があることを、ぜひ撃ち放題さんには把握していただけたらなと思っています。ゲームにも、テクノロジーにも、深く興味を示されてお読みいただいているものと思われますので。

画像のエラーについては申し訳ございませんでした。リンク切れ、修正してあります。迅速なご指摘、感謝いたします。


負荷はどうしても通常のレンダリング処理に加え、影表現のために遮蔽率の計算などが余計に加わるため、かなり厳しいでしょうね。言うなればx70番台以降の、ハイエンド向けカード用のリッチな表現ととらえておきたいところです。660で最低限使えるかどうか、といった内容なのかもしれませんね・・・。


なかなか「正しいことを発信する」って、当たり前のことのようでいて、難しいものなのです。特に、昨今のインターネットの進展と、情報伝達の爆発的すぎる加速度には。一度火がついてしまったら、消し止めることは容易ではありませんので・・・。

私は臆病者で、慎重すぎるのですよ。にはは。

From : らべ | 2013年10月03日 11:50

上記ムービーを再現したい方は、314.22 WHQLドライバーあたりでもご利用ください。とありますが、GTX780の場合どうすればいいんでしょうか? 

From : 日常野菜生活 | 2013年10月08日 08:19

日常野菜生活さんへ

はじめましてなのです。健康そうなお名前でうらやましいのです。

ああっ、、、ええと・・・。GTX780は新しめのカードになりますので、冒頭のムービーのような濃い影を再現したい際はこちらの320.49 WHQLをご利用ください。パラメーターを0x00000002(Mirror's Edge)にセットすれば、バッチリキマるはずなのですd('-'*)

From : らべ | 2013年10月08日 12:21

いや~なかなか冒頭のムービー再現したくてGTX780を買ったのですが なかなか 影だけ設定ができなくて 困っていました。 これから試してみます。 解答ありがとうございました。 

From : 日常野菜生活 | 2013年10月08日 18:17

日常野菜生活さんへ

正直、最初のムービーはあまり紹介したくはないものですけど(@_@) でも、「みなさんのいうアンビエントオクルージョンは、こちらが求める情報」らしいので、まずはそちらから取り上げたしだいです。

少なくともアンビエントオクルージョンはここまで濃い影を落とすことはないと思いますので(汗笑)、あとはミラーズエッジのパラメーターを使って試してみてください。ドライバーも今後は、この影を再現できないものへ更新される予感がしますので・・・。

780はTITAN LEといわれるくらいパワフルなカードですので、快適に動作すると思います。にはは。

From : らべ | 2013年10月10日 00:00

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