2009年10月10日

PSUでアンチエイリアシング

nHancerと呼ばれるソフトを使えば、画面をきれいにさせることができるかも。
なお、最新の256ドライバ対応の記事はこちらとなります。


前に記した アンチエイリアシング(アンチエイリアス・・・略してAA)。ぎざぎざをぼかすことできれいな画面を作り出すというものですが、非常に負荷がかかり、映像を表示する装置=グラフィックカード(ビデオカードとも)の性能が乏しいと、プレイに耐えられなくなる状況となります。

しかしながら、最近は高性能なビデオカードも安価になり、AAをかけることはそれほど敷居が高いものではなくなりました。とはいえ、画質を追い求めると相変わらずお金がかかることは変わらないですけどね(汗笑)。

役立つサイトはすでに数多くあると思いますが、私なりにまとめておくページがこちらとなります。海外製のソフトを使う必要もあるため、設定の敷居は高めです。それでも、画面を追いかけながら設定できるようには配慮してみましたので、トライしてみたい方は読んでみてくださいね。

一点お断りをしておきますが、この操作を行ってWindowsの動作が不安定になってしまった、他のゲームが重たくなってしまった、ということになりましてもらべは一切の責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。

まず最高のAAがかかるとどのような画面になるのか・・・というのでもみてみましょう。

この子は一体・・・脚のぎざぎざが・・・リボンに注目です

ごらんいただければわかると思いますが、ぎざぎざ、がほとんど見えないと思います、興味ある方は画像を拡大してみるといいでしょう。Internet Explorerの7以降であれば、右下の拡大率で大きくできますよ。

こんな画面で遊べたら気分的にとてもいいですよね。スクリーンショットもきれいにとれますし、ここではわかりにくいでしょうが、実際に動く画面もちらつきがかなり抑制されて見やすくなるメリットがあります。


こういうことを聞いちゃうと試してみたくなりますよね。にはは。
PSUにAAをかけるのに必要なものは以下の3つとなります。


・NVIDIA社製グラフィックカード(GeForce 8以降)
・同社製グラフィックドライバ(バージョン 191.07 WHQL)
・支援ソフト nHancer(バージョン 2.5.7)


詳しい解説は、たくさんのサイトで紹介されていますので割愛しますね。あくまで、私のページでは「どうしたら適用できるのか、またその効果のほどは」のみに絞りたいと思います。


まずは1点目のNVIDIA社製グラフィックカード・・・ですが、具体的には「GeForce 8800/9800/GTX250以降」というカードが必要になります。数字はこれより小さいものはアウトなので、、、

たとえば9500や8600、(世代そのものが前となる)7900ですとか、そういうのはだめになってしまいます。仮に無理矢理動作させたとしても、満足いく表示や速度にならないので、カードの選定でかなり絞り込まれてしまいますね。また、8800GTですとか9800GTといった、末尾にある英文字は気にしなくて問題ありません。


カードが条件に合っていれば、ドライバをダウンロードしましょう。ご利用のWindowsのバージョンによって3種類あります。おそらく「64bit版」を使われている方は、ご自身で把握できているリテラシーのある方と思われますので、ここも詳細は割愛しますね。普通の方は上二つのいずれかを選べば問題ありません。XPか、Vista/Windows7かを間違えないようにしましょう。

GeForce/ION Driver Release 191.07 WHQL Windows XP
GeForce/ION Driver Release 191.07 WHQL Windows Vista/7
GeForce/ION Driver Release 191.07 WHQL Windows Vista/7 64bit版

(注意:記載時点で出回っているWindows 7では32bit版での動作が確認できていないみたいです。らべが動作させているのも64bit版となりますので、あらかじめご了承ください)


デスクトップにドライバを保存し、ファイルをダブルクリック、あとは画面の指示に従って 次へ、を適宜押して、インストールを完了させてパソコンを再起動しましょう。


そうしましたら、再起動後にいよいよAAを設定させるための「nHancer」(エヌハンサー)というソフトを導入し、設定を行います。以下にはその使い方、をのせますね。

設定項目の意味など詳細を記載すると大変長くなりますので、要点のみに絞って以下の2つに分けてみました。導入方法、設定方法いずれも記載していますので、多少長いですが参考にしていただければと思います。


nHancer 2.5.7 32bit版 ダウンロード
nHancer 2.5.7 64bit版 ダウンロード

こちらもデスクトップにダウンロードをしておきましょう。後は以下のインストール方法から導入をし、その後設定例を参考に、設定してみてください。


らべお手製 nHancer 2.5.6 インストール方法

らべお手製 nHancer 2.5.6 設定例


設定例はステップが50以上にわたる長いものになっていますが、あくまで1クリック1クリックの動作をすべて記載しているため長いだけなのです。するすると画面を追うことは可能だと思います。別画面で開くなりして、以下を読み進めてくださいね。


その中で、アンチエイリアスを実際に確かめるステップは「23~25、42・43」となります。23~25は「強制的にAAをかけちゃう」設定となり、ここには「0x88000243(32bit版のOS)」または「0x40000243(64bit版のOS)」と半角英数字で入力します。入力後は続けて下の画面へとクリックすれば大丈夫です。

42・43が「23~25で強制的に有効化したAAを、どの程度の効き具合に設定するのか」というものです。ここも難しい部分になりますが、項目として「マルチサンプリング」「スーパーサンプリング」「コンバイン」の3つが要となります。負荷の度合いとしては(おおざっぱになりますが)後者になるほど重たくなります。

ちなみに、ここでAAのモードを変更した場合は、その都度最後にある「51~53」のステップを行ってくださいね。そうしないと、せっかく設定したPSUの内容が正しく反映されないのです。


AAなしですでは、画像も踏まえながら記してみますね。まずはこちらが一般的な画面となる「AAなし」の画像。謎の女の子さんですけど、お顔や帽子、髪の毛や服の輪郭あたりに注目してみてくださいね。(いつかは紹介ができるといいのですが・・・)


基本はマルチサンプリング方式(Multi Sampling Anti Aliasing=MSAA)を選びます。これは「輪郭を自動検出し、そこにAAをかける」設定となり、負荷が軽い割には効果が大きいというものです。ただしキャラクタなどのモデル(ポリゴン)には効果があっても、服の柄(テクスチャ)などには効果がありません。

MSAA 2xMSAA 4x効き具合は2x、4x・・・と数字があがるほど細かい補正をかけますので、お好みで重たくならない範囲を探してみてください。おすすめは4xあたりですね。Xbox360のタイトルできれいなものは、軒並み4xの処理をかけていたりします。左が2x、右が4xです。


SSAA 2x2SSAA 4x4スーパーサンプリング方式(Super Sampling Anti Aliasing=SSAA)は画面全体をx倍の密度で計算し、それを再度画面サイズに戻すという手間のかかるもので、最高の4x4というものはつまり縦横4倍で計算するため、16倍もの内部演算を行う力業となります。

そのため画面品質はすばらしいものの、処理速度が極端に低下するデメリットがあります。こちらも左が2x2、右が4x4です。


Conbine 32xSコンバインというものは、MSAAとSSAAを併用するというもので、多彩な柔軟性を持ち合わせたモードになります。その中でも最高となる 32xS は「SSAAの4x4が実用にならないため、MSAAを組み込んで擬似的に4x4相当の映像を作ろう」という内容になるみたいです。こちらも難しいですが、、、


基本的な考え方はいずれのモードも
「数字が大きいほどきれいになるけど、その分重たくなる」

という事実を押さえておけば大丈夫なのです。そのため、ビデオカードによっておすすめの値は異なりますが、まず試してもらいたいのは「マルチサンプリングの4x」ですね。これが一番コストに見合う、おすすめのモードだと感じます。


比較の一覧ですこちらの比較画像を見ても、どのあたりなら我慢できるかな、というのが一目でわかると思います。元画像を160*160pxで切り抜き、2倍に拡大したものです。欲を出せる人ならコンバインの8xSあたりになるでしょうか。らべが使っているモードはこちらになりますが、GTX260以上のカード用になると思います。

価格にして・・・2万円クラス以上、ですね。そのためカードが限られてしまいますが、効果は絶大といっていいでしょう。文字がちらつかないで動くのは感動の一言なのです。PSUが出た当初はまずこのような画面が得られませんでしたし、かつ7万円あまりを出してもここまではできなかったもので・・・。半導体の進化の度合いというのはすごいものを感じます。


残念ながらコンバインの8xSQ以上やスーパーサンプリングの2x2以上は、どれも動きが崩れてしまうため実用にはならないと思います。そのあたりは次に出るといわれるGeForce 300世代でどうなるのかな、といったところみたいですね。

でもそれ以前に、PSUがしっかりと3Dエンジンを組み立て直してくれれば、ここまで重たくなることもないように感じますので、次回作があれば、ぜひがんばっていただきたいものです。まずはソフト側でちゃんとAAをかけられたり、他のオプション、画面表示のバグを直さないと・・・なのです。

From : Lavendy | 2009年10月10日 | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年9月 3日

アンチエイリアシング(AA)について

ソラリスさんからご意見があったので・・・。


勘のいい人は少し前から「あれ、ちょっと画面写真がきれいになっていない?」と感づかれたかもしれませんが、とある設定を変えたことでこのような画面を得ることができました。

ソラリス・アトレイデさんからは「PSUでアンチエイリアスことアンチエイリアシング(Anti Aliasing)は行えないの」というご質問があったのですが、正直そこまで詳しいことはわかりませんでした(汗笑)。

といいますのも、私は以前までRADEON(ラデオン)というビデオカード(映像を表示するもの)を使っていましたが、どのように自分で設定を変えても、このアンチエイリアシングをかけることができないものなので、あきらめていました。

ただ、そのカードは事情があって別の方に譲ることになりました。その際にもう一つの会社が作るGeForce(ジーフォース)というものに乗り換えるのですが、どうやらPSUにおいてアンチエイリアスをかけるためには、このGeForce系のチップが入っていないとだめらしいのです。

その前に、アンチエイリアシングって何なの?ということもあるでしょうから、この写真を比較していけば、わかりやすいかもしれません。

AAなしですAAありです比較すると・・・

らべが大きく写っていますが(汗笑)、左から順にAAなし、AAあり、比較写真、という並びになっています。ぱっと見でわかるのならいいのですが、わかりづらいという方はキャラの輪郭なりをみていくといいです。きっと「ぎざぎざした輪郭」がなめらかになっているのに気づかれることでしょう。

こういったぎざぎざの部分を「ジャギー」と呼んでいますが、AAはこのジャギーを低減する(具体的にいえば ぼかす ことになる)設定となります。次は媛さんでみてみましょう。

AAなしですAAありです比較すると・・・

注目するところはサイコウォンドや皮膚の輪郭になります。衣装もそうですね。だいぶ和らいでいることに気づかれると思います。

AAなしですAAありです比較すると・・・

最後に、ヒロクテリでも。フォトンが大きめのデザインですが、こちらも弓の本体、緑色の輪郭が割とスムーズになっているように見えると思います。このように、動きが止まっているときこそ一番わかりやすいものですし、AAがきれいにかかった画面というものは最近の3Dゲームにありがちな、特有の「ちらつき」が嘘のように消える感じとなります。


ですので、GeForce系のカードを使っている人は試してみたくなる方もおられると思いますけど、これは非常にぱそ子さんに負担のかかる処理となるため、かなりのゆとりがあるパソコンでないと不可能ということになります。

目安としてはGeForce GTX 260以上・・・というボードになるのですが、名前を聞いてちんぷんかんぷんという方はあきらめた方が無難と思います@@ これは相応に難しい設定を施さないとならないため、あくまでも非公式な操作となってしまいます。

もしも諸設定に興味がある方は「PSU アンチエイリアス」で探すとかなり出てくると思います。こちらでまとめるかは・・・ちょっと考えておきますね。

From : Lavendy | 2009年9月 3日 | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年3月15日

異方性フィルタリングとMIPMAPについて

ややこしいのですが、わかりやすいように画像をつけてみました。


異方性・・・いほう‐せい【異方性】
物質の物理的性質が方向によって異なること。「光学的―」⇔等方性
(広辞苑 第六版より)

このような意味ですが、つまり3Dゲームにおいてはキャラクタの位置やカメラの角度などによって、常に物体の見え方(角度など)は一定でなくなっている、と解釈してくれればいいと思います。だいたいのゲームは何かしら、カメラワークを切り替えられたりするでしょうしね。

フィルタリング、というのはテクスチャの貼り付け方、手法のことです。それが異方性フィルタリング(Anisotropic filtering)というものを用いていますよ、ということですね。ほかにもバイリニアフィルタリング、トリリニアフィルタリング、などがあります。そのあたりはWikipediaでご確認ください

またMIPMAP(ミップマップ)というのはオブジェクトが見える距離に応じて、昨日紹介した「テクスチャ」(柄ですね)の貼り付け方の度合いを調節しようというものになります。このあたりを詳解するとすごく大変ですので、役に立つサイトを一つあげておきたいと思います。技術的側面に興味のある方は、以下のページを参照してみてくださいね。文字を読むと大変なので、画像だけでも追っていければと思います。

NVIDIAがATIに噛み付いた「テクスチャの異方性フィルタリング」ってなに?


技術面は上で把握できると思いますが、ではPSUではどのように反映されるのでしょうか。以下に記してみましょう。

ただし、一つ気をつけていただきたい前提があります。それはユニバースのオプションにある「異方性フィルタリングとMIPMAP処理を『On』にしてしまうと、逆に処理がなされれない」というものです。

(補足ですが、つまり一番精緻に描くためには「異方性:On MIPMAP:Off」ということになりますが、MIPMAPのみOn/Offを切り替えても効果がないため(バグ??)、ここではOffに絞って記すことにします)

なぜこのような仕様になっているのかはわかりかねますが(汗)、きっとソニチさんがオプションにミップマップ=手抜きを適用したのではないでしょうかという揶揄までできてしまいます(^^; それはおいといて、つまり画質を高めるためには設定の仕方があるということです。

詳細は上にあげたリンク先から設定方法が書いてあるのですが、いわば「ドライバのユーティリティーソフトを自分で設定する」内容となります。そのあたりは割愛しますので、興味のある方は参照していただければと思います。ただし5年前の記事ですので、設定場所が変わっていたりします。

それでは、前提はこのあたりにして、実際に画面を見てみましょうか。なお撮影は、テクスチャの細かいオウトクエリア、、、昇空殿上層区にて、です。


フィルタを両方オフにフィルタを両方オンにスクリーンショットとしては、左側が最良の設定=両方とも「オフ」(誤解しないようにお願いしますね)の理想的な画面と、両方「オン」にして、逆に汚くなってしまう例です。一見、こちらの水の流れる床は透明感あると思いますけど、オフの方が卍の文様が浮き立つように見えると思います。それに対し、オンはのっぺりとしちゃっているの、おわかりいただけますでしょうか?


線が入ってます・・・左側の床に注目こちらは終盤の大広間。そちらの床近辺を撮影してみましたけど、全体像をみてもわかりますよね。見えないはずの「継ぎ目」が見えてしまっているという点。そして遠くを俯瞰する限りでは床の文様は細かく見えるのですが、オンの場合は拡大すると、あまりにぼかしているものだということ。ここまで簡略化しちゃっているんですね。


奥の部分をみると一目瞭然、ですねこちらのボスフロアの細かい文様も同じように、一見はっきりと見えるようですが、床の質感などはオフとオンで明確な差があります。オンの場合、奥をみてみればわかると思いますけどかなりぼかされちゃっています。手前は問題ないものの、奥にいくほどはっきり見えなくなるので、このようにして負荷を減らすというわけですね。


そして、一部拡大してみたものがしたの下の3枚になります。
立体感が消えますね文様が見えないのです濃い柄でもぼやけます
これらは特定の部分を4倍まで拡大して切り出したものですが、どういう手抜きをしているか、がよくわかると思います。できるだけぼかす=精密に描写しないようにして、スピードを上げるというものです。ですので、処理が重たいときには逆に両方ともOnにして、より軽くするという設定内容になります。

一般的な考え方では「オフにしたら軽くなる」と思われるでしょうが、PSUは逆です。「オンにすると手抜きがされる」ようになるので、重たいと感じる人はオンにして試してみてはいかがでしょうか。ただしあくまで異方性フィルタリングの項目になりますので、ドライバをいじらない人はどの設定でも問題はないと思います。


これぞ高品位な画面・・・といった具合で、異方性フィルタリングとMIPMAP処理は本来別々の意味になりますけど、ユニバースにおいては同じ扱いになってしまっているのか、よくわかりません。でも正直、そこまで画面にこだわる人でないとキャラクタに目がいきやすいと思いますし、いわゆるPS3やXbox360の最新世代のゲームなどでなければ、ここまでの細かい設定を行う必要もないものなので・・・。

たとえば、そう。このくらい細かいのならわかるんですけどね。バイオハザード5の一こまですが、ここまで細かい映像になると意味を持ってきます。

結論としては「処理落ちを感じるなら両方オン、そうでない場合、画質を追求する場合はオフ」ということになります。


そしてもう一つの内容としては「モーション計算」というものがあります。これは画面内にある動く物体の計算を、CPUで行うのか、映像表示のビデオカードで行うのか、という意味になりますけど・・・正直、これも設定する意味はほとんどないと思います。目安としては「ハードウェア」にして重たい場合は「CPU」にしてみる、というものです。どの程度の負荷がかかっているかはわからないためです。


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では、このあたりでまとめに入らせてもらいますね。


絶対設定しておきたいのは「ポストエフェクト」。これがないとフォトンの発光が全くありません。それでいい、という人なら別ですけど(汗笑)、これは押さえるべきポイントではないでしょうか。これを最低オンにセットした状態で、以下を確認してみましょう。


何を重視されるかで評価が分かれますが、本作は動きがなめらかなゲームであるということと、画質はそれほどきれいなものを見込めない(テクニックは派手なのですが)ため、アクションゲームの一つとしてみた場合、「動き(モーション)」になってくると思います。動きをとるためには、どのような設定をしたらいいのでしょうか。


まず何よりも優先するべきは「フレームスキップ」。今までの動画を見てもおわかりいただけたと思いますが、0は格別な表現になります。できれば0にすることで、PS2では味わえない別世界なユニバースが楽しめますので、トライしてみてください。

次点で「画面解像度」。表示面積を司るので、きれいさを優先するなら大きくとるわけですが、最低の640*480に比べて、最高の1280*1024の場合は処理が4倍以上も加算されることになります。それなら小さくして動きを優先する方法を採れると思います。元々の画面が最新世代のゲームよりは今ひとつな表現でまとまっていますので、小さい画面を引き延ばす方法でも問題はないと思います。


その次が「シャドウマップ」。これはかなりの負荷がかかりますので、こだわりがなければオフで差し支えないでしょう。

その上で、クリッピングを遠いから近い側に変えて、処理落ちが発生しないかを確認していくといいと思います。エフェクトの品質は、テクターさんなら高いに設定したいところですが、無理そうなら低いでも問題ないと思います。


LOD設定は正直あてにならないですが、フレームバッファを敵・味方4体を想定して、最低8体以上は確保したいですね。ハイエンド・ローエンドの設定は正直お好きに設定でいいと思います(汗笑)。そもそも、今はそれほど人がいなくなっちゃいましたしね・・・。

設定に迷う場合はプリセット(規定値)のハイエンド、ノーマル、ローエンドのいずれかを選んでみるといいでしょうね。


・・・長くなりましたが、これらを踏まえることであなたにとっての最適な画面表現が見つけられるのではないでしょうか('-'*)

From : Lavendy | 2009年3月15日 | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月14日

グラフィック・オプション

こちらは項目が結構多いのです。


一番理想的な設定項目でみるとグラフィックだけはたくさん用意されているように思いますが、実際はそれほどの数はありません。このページを斜め読みでもしていただければ、ああ、こんな感じなのね、というのがわかると思います。

設定内容はたくさんあっても、内容を把握すれば実際に 絵のきれいさ に関する項目はほとんどないようなものです。

では上から順に説明していきますね('-'*)


エフェクト:高エフェクト:低エフェクト・・・これはフォトンアーツにおけるエフェクトの細やかさ、という意味みたいですが、私がいろいろ確認した限りでは、テクニックエフェクトの差が大きいように思われます。武器固有のエフェクトや、フォトンアーツの色の軌跡などもあると思いますが、ほとんど差異がわかりませんでした・・・。

媛さんのギ・バータLv50でのスクリーンショットですが、高い設定(右側)の方がより細かい氷霧で描かれていることがわかると思います。テクニックレベルが高いほど派手なエフェクトがありますので、マスターフォースさんはぜひ 高 にセットしておきたいですね。負荷としては中程度の重さになります。


クリッピング:近かなり近づかないと結構大変です
こちらはクリッピング、といって・・・3D用語でいうところの Zバッファ というものに当たります。Z軸・・・つまり立体における奥行き方向を意味するものですが、奥行きの表示範囲をプレイヤーから遠ざけるか、近づけるかという意味です。写真はこちら3枚が 近い 場合のものです。左のはみてわかると思いますが、不自然ですよね。森が切れてしまっています(汗笑)。では、中央と右側の比較を下に出しますね。

クリッピング:遠これなら少しはこちらは 遠い 設定のものです。レーダーなども参考になると思いますが、より遠いところからでも奥の様子がわかるというものです。岩や木のわきたつ場所も、こちらがより遠いところで表示できていますよね。奥の森が決定的かと思います(近いでは表示できていない)。人によっては気にならないという方もいるでしょうけど、近づくたびに背景がぽこぽこ沸き立つのは不自然でもありますしね。

昔は性能面で及ばなかったからわざと霧をかけたりしてごまかす手法もありましたが、今はすべてリアルな方向に向かっているので、あまり歓迎はされないでしょうね。また、遠くのものが見渡せるということはそれだけ事前に敵さんの移動範囲を予測しやすいので、こちらもできれば遠い側にセットしておきたいものです。個別にセットする必要はなく、すべて遠いか、近いか、で判断してみてはいかがでしょうか。負荷としては大きい部類に入ると思います。


LOD:最大64Level Of Detail・・・レベルオブディティール:本来の意味では オブジェクトの細かさを距離に応じて適切に処理する といった内容で、言葉悪くいえば手抜き処理の度合いみたいなものでもあります。

遠くにいるキャラクタさんのお顔などははっきり見えないため、そういったオブジェクト(キャラクタやカウンター、など)は処理を簡略化して、負担を軽くしようというものですね。

PSUではキャラクタ表示数の設定値となっています。きっと、ロビーはMMORPGのように多数の方が集まられることを想定して、そのためにハイモデル(普通のきれいなキャラ表示)とローモデル(ローディングが完全に終わっていない、泥人形のような簡単な絵)の設定値を自由に決められるようになっていると思います。通常は32もあれば問題ないでしょうが、ロビーなどで人が多く、重たい場合は16などに減らしてみるといいでしょうね。

ちなみにモデル表示バッファというものは実際にストックしておけるキャラの上限数、を意味すると思いますので、実質ここが32までしか設定できないのならハイモデルだけを64にする意味はないと思います・・・。一応64にはセットしているんですけどね。このスクリーンショットを見る限りでは32程度のように思います。

ロビーなどで表示が重たい場合はこちらを下げてみましょう。ただし下げすぎると自分以外のキャラクタが正しく表示されない、動かない可能性があると思います。


圧縮:オン圧縮:オフテクスチャ圧縮・・・テクスチャというのは3Dモデルの上に貼り付けてある布地=柄を意味します。衣装などが細かく描き込まれているのもテクスチャをきれいに使っているからということになります。こちらが圧縮されているとどうなるのか。

・・・正直、PSUではほとんど関係ないみたいです(汗笑)。写真はニューデイズの文字の部分です。この写真で違いがわからないようなら、圧縮でもいいかもしれません。

ほかにも敵さんの細かい部分などが劣って見えるようにも感じますが、動いていたら気にならないレベルですね。なので、ここは通常、圧縮、どちらでもいいと思います。処理的にはそれほど重たくないと思いますので、通常、で問題ないと思います。解像度を高めに設定していて落ちる場合は、圧縮もそれなりに効果はあるかもしれません。


ポストエフェクト:オフポストエフェクト:オンポストエフェクト・・・フォトンの発光などを司る項目、となっていますが・・・。これはオンにしておかないと寂しいですよね。みての通り、媛さんのサイコウォンドがのっぺりとした白色でしか表現されていません・・・。これでは何の属性かもわからないですし、まさに無頓着な人向けの設定と思います(汗)。

これでは・・・こうでなくっちゃまた、みての通りでロビーやフィールド、いろんなところで太陽が照りつけている部分があると思いますけど、そういったところで逆光をちゃんとつけてくれるので、できればオンにしておきたいものですね。ちなみにXbox版ではこのあたり、すべて理想的な値で設定されています。


シャドウマップ:オンシャドウマップ:オフシャドウマップ・・・影の表現ですね。従来では円形の表現のみなのですが、こちらを自分のみですとか、パーティーなどに設定すれば、そのまま細かく表現してくれるというものです。理想はエネミー、にセットできれば、すべてのキャラさんに細かい影が現れるようになります。

でも、写真を見てもらえたらわかると思うのですが、敵さんの持つ武器などが正しく表現できていなかったり、一部できていても透明なような影にしか見えないだとか、バグがいくらか散見されるようです。また、ドレスなどの衣装を着ても影は一つしか用意していないのでしょうか。同じものを使い回しているので、せっかくの臨場感も台無しです(汗笑)。

負荷的にはかなり重たい部類に入りますので、必要なければなしで十分だと思います。


・・・といった感じで長々解説しましたけど、こんな内容になります。紹介できなかった2項目「異方性フィルタ」「MIPMAP」「モーション計算」ならびに 設定のポイント については明日まとめますね。

From : Lavendy | 2009年3月14日 | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月16日

(Xbox)コントローラーのドライバ導入・設定方法

PC版はコントローラー・・・もといゲームパッドを設定しなくてはならず、ここが最初にして難しいのです(^^;


はじめにお断りを入れておきますと、ユニバースの公式サイトにある「ゲームパッドでの基本操作一覧」を見ていただくことで、一般的なコントローラの設定方法は書いてあります。つまり、このページ通りにセットすればできる、という仕組みなのですが・・・。わからない人のために記すものです。


ユニバースでコントローラを使えるようにするには、以下の3つのプロセスを踏む必要があります。


1.USBポートにコントローラをつなぎ、ドライバをインストールする
2.Windows側でコントローラの設定をする
3.ユニバース側でコントローラの設定をする


ゲーム機と違うのは、コントローラをつないだだけではぱそ子さんが「どんな機械がつながれたのか?」がわからないのです。それをわからせてあげるために「ドライバ」という制御ソフトを入れます。そうすることで「キミはコントローラなんだね」ということがわかり、初めて使えるようになります。

そのあとで、コントローラの諸設定を済ませることで、ユニバースで、あるいはほかのWindows対応ゲームで動かせるようになります。まずはここを押さえましょうね。


Windowsでは自分でキーを自由にアサイン(配置・設定)できるメリットがあります。でも、ただセットしただけでは正しく動かない!というトラブルに見舞われかねません。

話をややこしくしている部分は「Windows側でのコントローラ設定」と、「ユニバース側でのコントローラ(ボタン)設定」の2つを適切に行わないとならないからです。最初にWindows側で適切にセットしておかないと、ユニバース側でいじることができないんですね。

そのあたりが抜けているのが何ともいえませんね。ただ、そのあたりは購入したコントローラの取扱説明書に設定方法が記載されているので、そちらを読んでくださいということでしょう。

私の場合はXbox版で遊んでいたこともあり、Xboxのコントローラにおける設定方法を記載したいと思います。ただし、導入の敷居は高いです。また、私が保証をして差し上げられるものでもありませんので、その点はあしからずご了承ください。自信のない人は素直に上のサイトの推奨コントローラを購入しましょう。


Xboxのコントローラにこだわる理由は、キャラを動かすアナログスティックが、ゲームキューブのコントローラと同じく左上にある点。

プレイステーションは昔から左下にスティックがあり、こちらへ指を伸ばして操作するのが違和感あるんですよね。キューブはその点非のつけようがない立派なコントローラで・・・。Xbox360のコントローラは、それに似せて作ってあるように感じます。実際の質感はなかなかのもので、高いだけはあると思います(普通の2倍くらいします(^^;)。

PS2版でもさして変わるところはないでしょうが、あくまで「マイクロソフトさんのXboxコントローラ」の設定方法になりますので、PS2コントローラを使う、という方は最後まですっ飛ばしてください(汗笑)。


▼1.ドライバのインストールについて▼

では、Xboxコントローラを使う際の注意点をお伝えします。基本的に製品に付属するドライバは「使えません」。これはユニバースに限らずかなりのゲームで問題を起こしており、マイクロソフトさんもドライバをなかなか作らないため、業を煮やしたユーザーさんが自作ドライバを作ってしまいました。

このドライバのできがすばらしいもので、安定性も十分です。このソフトをダウンロードすることから始まります。ファイルのダウンロードあたりはご自身でできると思いますので、以下のリンクからデスクトップなどに保存してくださいね。


Xbox 360 コントローラー用デバイス ドライバ XP用(x360cw.zip と書いてあるものです)
Vista用(x360c.zip と書いてあるものです)


インストール(導入)方法は以下のページを読めば、詳しく書いてあるので問題ないと思います。ただし、こちらはXPの方向け。
ゲーム機用コントローラをPCで使う――その1:PS3、Xbox 360編 (2/3)

Vistaをお使いの方向けに、私で新たに作成しました(^^; こちらのリンクをどうぞ。
らべお手製 Vistaユーザー向け 自作ドライバインストール手順!

Vistaの場合はその画面を呼び出すために、スタート→コンピュータ の上で右クリック、プロパティ→現れた画面の左上にある デバイスマネージャ を押すことでたどり着けます。


いかがでしょうか。これはユニバースに限らずほかのWindowsにおけるゲームパッドを使うゲームにおいて有効な方法ですので、必要に応じて覚えてもらえたらと思います。

そして、ドライバのインストールが終わったら、今度はWindowsへのコントローラの設定を行います。


▽2.Windowsでのコントローラの設定▽

少々操作が込み入るところになりますが、こちらも操作手順を記しておきました。Vistaの画面で作成していますが、XPの方も操作方法は同じです。この画面にたどり着くためには、

スタート→コントロールパネル→画面左上の クラシック表示 →その中にある ゲームコントローラ

と押していけばたどり着けます。そのあとに以下を見てくださいね。画面通りにボタンを押していけば大丈夫です。

Windows側でのコントローラ設定!(XP,Vista両対応)


▼3.ユニバースでのコントローラの設定▼

お待たせしました。ここからはXboxコントローラ以外の方も読んでいただく部分になります。今までのステップを経ることで「Windowsにおいて、コントローラが認識された」状態になっているはずです。この上で、ようやくユニバース側でのコントローラ設定が行えます。

こちらも以下にページを作りましたので、ご参考までに。ただし、こちらはVistaでの設定方法となります。

ユニバース側でのコントローラ設定!(Xbox コントローラ)

PS2向け設定ですそれ以外の方にはこちらの画面が役に立つでしょうか。基本は設定したい項目をダブルクリックすると変更をするための小さな画面が現れますので、そのときにアサインしたいボタンを押すことで、数字が対応するものに変わる・・・という仕組みです。そのため、Windows側できちんと設定できていないと、ここでボタンが反応しないという事態に陥るわけですね。

手短に設定するなら、初期化パターン2 というものを一度クリックすれば、割と早く設定できると思います。なれないうちは自分で試行錯誤して、設定してみるのもありでしょう。一度苦労して覚えたものは、そんなに簡単に忘れることはありませんので('-'*)


・・・といった具合でかなり長くなっちゃいましたけど、これがコントローラの設定方法なのです。もしもPS2から乗り換えられる際にわからない~という方がいましたら、直接その場で教えられるといいんですけどね。とあるお一人様はそれで解決できましたので。にはは。

From : Lavendy | 2009年2月16日 | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月15日

オプションの項目(メインウィンドウ)

どのような内容が設定できるのかを見ていきましょう。


オプションメニューを開くと・・・メインウィンドウ・・・元となる画面が、まず開かれます。こちらにバージョン番号も書いてあるので(タイトルバーのところですね)、今回紹介するのは 1.12 というバージョンのものになるわけです。

ぱそ子さんにおいて(=ゲームに限らず)こういった設定を行えるものがある場合、「基本的にわからなければ初期設定からいじらない」ことが望ましいです。なぜなら、メーカーさんがこれが基本ですよ、という提示をしていることに他ならないのですね。それゆえ、下手にいじる事なかれ、なのです。では、内部を探ってみましょうか。

1.12の画面です
「アダプタ名」というのは、ビデオカードの種類を表示します。詳しい人に相談する場合は、こちらに表示される名前を伝えれば、だいたいはわかってくれるものと思います。


「描画」の中にある「画面のサイズ/色」「ウィンドウモード」「Vsyncを待つ」ですが、重要なのは 画面のサイズ でしょうか。Windowsの用語では「画面解像度」と呼ばれるもので、この値が大きければ大きいほど表示面積が増えて、キャラクタがきれいに見えます。その分、大きいほど処理が重たくなるので要注意。

一番小さい「640*480」に対して、最高となる「1280*1024」では4倍以上の計算を行うことになるので大変です。また、ワイド液晶を持っている人は「1280*720」を試してみましょう。きれいに見えるはずです。ただ注意したいのは、パッケージ版/ダウンロード版ともに、インストール直後に1280*720を選ぶとエラーになってしまうということ。一度640*480のまま起動して、アップデートをかけた後に選べば問題がなくなります。

ウィンドウモード、はほかの画面も開きながら遊べる分、処理が厳しくなります。ゲーム以外のことをしないならウィンドウモードを外し、画面いっぱいのフルスクリーンで遊ぶと負担が減ります。色数は32bit以外選ぶ必要はありません(16と32にて顕著に差が出る=速度が落ちるわけではないので)。

Vsyncを待つ、はウィンドウモードを切った時の、フルスクリーンモードで効果を発揮します。フルスクリーンで画面が「ちらつき」を起こすようなら、こちらにチェックを入れて改善が見られる場合があります。つまり、この写真のような設定にすればきれいに表示される、ということです。


グラフィック・・・がいろいろと設定できるようになっています。こちらは次回に詳細を紹介しますが、ここでは基本値(プリセット)となる「ハイエンド」「ノーマル」「ローエンド」の3種類を選択できます。この基本値で通常は十分ですが、細かく指定したい人のために カスタム ボタンがあります。


音は少ないサウンド・・・、は特に設定できる部分がなく、音を出すか出さないかの「On」「Off」のみです。「グローバルフォーカスサウンド」はウィンドウモード時に意味が出てくるもので、「ユニバース以外のソフトに切り替えたときも、音を鳴らし続けますか?」という意味合いです。よほどこだわりがなければチェックを外す必要はないと思います。

内部を見ても、BGM/SE・・・はそれぞれ、音楽と効果音の意味なので、それをOn/Offするかの設定。あと、下にあるバッファというものですが、通常はデフォルト、で問題ありません。音が出ない、一部切れるといったときに、いずれかを試して直るかどうかを確認するということになりますが、普通は問題ないかと思います。


キーボード/ゲームパッドならびにマウスの設定ですが、私としてはゲームパッドの利用を推奨したいと思います。意外に押すボタンが多いため、キーボード操作では快適なプレイを楽しめないと思います。PS2から乗り換える人なら尚のことですし。


保存・・・項目は、写真の通りにチェックを入れておけばいいと思います。


といった具合で、一気に書くと訳がわからなくなりますので、明日は先に、ゲームパッドの設定方法を記したいと思います('-'*)

From : Lavendy | 2009年2月15日 | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月14日

どれくらい変わるの?・・・フレームスキップ(FS)設定

では、どのくらい変わるかを実際に動画で確かめてみましょうか。その方が早いでしょう('-'*)


PC版の最大の特徴は「PS2では味わえない、なめらかな動きを体験してほしい」ということにつきます。画面をきれいに設定できるというのもありますが、一番体感できる「動き」に勝るものはないかと。

といいますのも、激しく動いていたらそれほど細かな映像面でのオプションが気にならなくなってしまうから。むしろ、アクションゲームですので動きの面で常に安定して表示されるか、が大切になるのです。


フレームスキップ・なし(FS=0)

こちらがスキップなしの動画になります。如何でしょう? もしもこのムービーがほかのムービーと大差ないように見える場合、お使いのぱそ子さんが動画を表示し切れていない可能性があると思います。ちなみにXbox版は一番条件がいいとこの動きなのです。


フレームスキップ・1(FS=1)

こちらはスキップ設定を「1」にした場合の動画。PS2版で処理落ちなどをせず、快適に動作しているときはこの動きが基準となるみたいです。なし、のなめらかさでは動かせないみたいです。


フレームスキップ・2(FS=2)

多くの人がこのあたりで壁になると思われる、スキップ2の設定。PS2での一般的な動きとなる模様です。スキップ1とあまり大差がないように思えますが、若干動きがぎこちないように見えますね。


フレームスキップ・3(FS=3)

そして最低設定となるスキップ3。PS2にて処理落ちが多発してこの表現となるみたいです。ぱそ子さんでいえば4年以上前の機種ではこのあたりで限界・・・というものも多いと思います。


私のぱそ子さんではスキップなしが表現可能ですが、昔のものでもビデオカードというものを新しいものにすれば、改善できる見込みもあります。いかがでしょうか? なし、の動きのなめらかさが別格だと思います。ほかは似たり寄ったりという感じが拭えず、正直0以外は何を設定しても大差はない・・・ようにも。

フレームスキップをする意味というのは、つまるところ「手抜きの度合い」を指定するものですから、極力ない方がいい=制作者の意図する表現ということになります。ただ、これを動作させるには相応の性能が必要となります。難しいものですね。


これらの動画を参考に、0から3まで一通り試して、動きが引っかからないような値を探し出してもらいたいものです。

From : Lavendy | 2009年2月14日 | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月13日

どんなパソコンがいいの?

これが最大の難関・・・でしょうか。わかりづらいですしね@@


パソコン聞いてまず思い浮かぶのが「わけわからない!」「難しそう・・・」というものですが、斜め読みになっちゃうでしょうけど、一例を示して解説してみますね。


PSU イルミナスの野望 推奨パソコン FRONTIER ゲーマーズ

こちらにあるのが、フロンティア神代(こうじろ)さんが手がけるイルミナス推奨のパソコン。つまり、これを買えば間違いないということにもなりますが、お値段が少々高めで10万円少々。これに液晶モニタを加えると13万程度になってしまいます。それでも昔に比べたら格段に安くなったものですけどね(私が始めた頃は性能が1/30程度でお値段は35万円くらいはしました)。このぱそ子さんをお手本に説明してみましょう。


パソコンにおいて性能を決めるポイントは「CPU」「メモリ」「ビデオカード」の3点。ほかにも要素はいろいろありますが、この3つで軸が決まると言っていいでしょう。特にゲームにおいては「ビデオカード」の性能で大きく変わってしまいます。

PC版イルミナスの仕様表はこちらになっていますが、最近のゲームはだいたい「最低動作環境(必須仕様)」と「推奨動作環境(推奨)」の2点が決められていて、最低でも必須は満たさないと「動かない」ということになります。できれば快適に遊びたいでしょうから、推奨、を見てみます。



まずはCPUですが、これはいわばデスクワークをするとき「人間そのもの」にあたります。どれだけ早くお仕事をこなせるか。・・・その中にPentium 4 2.6GHzというのが記されています。

このあたりを細かく説明すると大変なので、結論を言いますと「今時のぱそ子さんなら、気にすることなし!」というものです。つまりCPUは無視しちゃってかまいません(笑)。格安のものでも、十分満たせる時代になりましたので。



次にメモリ。こちらはその人間が作業をするとき必要になる、「机の広さ」みたいなものです。これが十分広くないと、書類を棚に持って行ったり来たりしないとならない(重ねておいては書類が見えないからお仕事ができない)ので、動作速度が低下します。このときの棚をHDD(ハードディスク)っていいます。これも最近のぱそ子さんならCPUと同じく、気にすることはありません。

・・・で、こちらにおいては「2GB」という量を積んでいれば問題ありません。最低で1GB。今はメモリが暴落しているので、2GBを積んだところでたいした出費にならないと思います。机が広ければ広いほど快適に書類を並べて処理できるので、ここは購入時点で2GBを狙いましょう。知識があれば、後から追加も可能ですけどね。



そして、一番肝心となるビデオカード。セガさんのページでは グラフィックボード とありますけど、意味は同じです。またフロンティアさんではグラフィックスチップ、という名称もあったりで。つまるところ「ビデオ」ないし「グラフィック」とあれば、ここが映像を表示する部分と思ってくださいね。

こちらが曖昧で、セガさんでは「3D対応ボード VRAM64MB以上」ないし「128MB以上」、という記述がありますけど・・・。これにおいても結論から言うと、品名でいえば「GeForce 9600GT」ないし「RADEON HD 4670」という名前があるビデオカードを買えば、問題ないのです。

ビデオカードには2大勢力があって「NVIDIA(エヌビディア)」と「AMD(エーエムディー)」という会社があります。前者が作るビデオチップを「GeForce(ジーフォース)」と呼び、後者では「RADEON(ラデオン)」と称しています。

そしてこれらのチップ(計算装置・・・GPUと呼んでいます。CPUの映像版と思ってくださいね)と、「映像を表示するためのメモリ」が別にあって。それをビデオメモリといっていますが、その2つが載ったものを「ビデオカード」といっています。


ここまで読むとごちゃごちゃになってきていそうですが(汗笑)、それゆえに結論を先に書いておきました。もっと細かい部分はありますが、GeForce 9600GTまたはRADEON HD 4670を搭載したビデオカードを買えば、快適に動かせると思います。どちらも1万円前後で入手可能です。

私がおすすめするのはHISという会社さんの「H467QS512P」になります。価格.comという価格比較のページに飛びますので、参考までにどうぞなのです。

ただ、こういったカードがつけられるのかどうか、までは私ではお伝えできませんので。ご自分のぱそ子さんにつけられるかどうかは、パソコンメーカーさんに電話なりで相談してみるといいと思います。出荷している時期などによって、できたりできなかったりなど、いろいろあると思いますので。



それで、実際にどの程度かければ買えるの?ということになりますけど、新規に買うならこういう組み合わせでいいかも。マウスコンピューター、という価格と性能のバランスがとれたメーカーさんです。国内では認知度が今ひとつかと思いますが、いい品を作っているところなのです。

Lm-i450S-PL22WHD・・・21.5ワイド液晶セットモデル・・・¥69,930~83,160(税込)

付属する液晶モニタにはHDMI端子というのもついているので、PS3やXbox360までつないで遊べちゃうというすぐれもの。これに、カスタマイズ部分からビデオの項目で「NVIDIA(R) GeForce(R) 9500GT /GDDR3 512MB/HDCP/DualDVI(デュアルモニタ対応)」を選べばOkです。

ゲームコントローラ(1500円程度)なり、PS2のコントローラを変換するコンバータ(1000円程度)を購入すれば、快適に、そしてワイド画面の迫力とともに遊べると思います。締めて8.5万円程度?なのです。


高いと見るか安いと見るかは人それぞれですが、一昔前ではこのお値段でこの性能は考えられないので、十分お買い得とは思います。新規に購入したい、という方で迷うのなら、この組み合わせが私としてはおすすめかも、ですね('-'*)

From : Lavendy | 2009年2月13日 | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月12日

PC版のメリットついて

パソコン版を検討される方へ・・・。


次回のアップデートもいよいよ公開決定となり、いつ実装されるのかが気になるところですが、そもそもPC版のメリットってどういうところなのでしょう? というところからでも。

以前まではパッケージ版で販売されていたソフトですが、今では無償配布となりました。このこと自体も十分立派なことだと思います。とはいえ、最近は完全無料のゲームも増えてきていますから、こうでもしないとお客様を呼び寄せられなくなっているのも事実ではありますけどね。


イルミナスのソフト単体は無料となり、後はイルミナスキーという実際に遊ぶためのライセンスキーが1000円かかります。つまり実質ソフト代は1000円ってことですね・・・。

あとはガーディアンズライセンス(実際に月額で支払う利用料)を購入すれば、そのままネットワークモードで遊べるという仕組みになっています。金額としてはクレジットカードでの自動引き落としが1050円、WebMoneyやNET CASHなどのプリペイド式で1260円が利用可能。導入の敷居は前よりは下がったといえるでしょう。

でも気になるのは、このページを見てもらえたらわかると思いますが「PC版」という書き方をしているんですよね。PS2はどこへ行ったの・・・('';; すでに置き去りにされている感がするのが悲しいです(T_T)


ともあれ、それでもユニバースで遊びたいという人もいるでしょうし。PC版のどこがPS2版より優れているのか。簡単に記すとこうなります。


・今後予定されている新規配信要素をすべて満たせる
・HDDを使用した快適なローディング
・ビデオカードの性能に応じて柔軟に設定できるグラフィックオプション
・パソコンの文字入力ソフトが利用可能ため、単語登録をすればショートカットを無限に作成可能


これらに魅力を感じないのならPS2版でいいようにも思いますが、ソフト代を考えてもPC版が安上がりになっています。ぱそ子さんの環境が一定レベルを超えていれば、乗り換えてしまうのも一つのテでしょうね。

では、実際にどういうぱそ子さんが必要となるのでしょう・・・?

(つづく)

From : Lavendy | 2009年2月12日 | コメント (0) | トラックバック (0)