« 都に降る悪意の侵略 ~ チップ編 | メイン | フェブラリィさんと明後日の更新 »
2011年12月19日
陰陽交わる飛跡
未知なる聖櫃内部をシミュレートした、高難度VR。
結論を先に述べますと、昨日紹介した都に降る悪意の侵略がいわゆる「誰でもオッケイ!」なミッションとすれば、こちらは上級者向けといった内容にまとまっているように感じました。公式サイトにも事前情報として「初のS4ミッション!」と大々的に銘打っていることもあり、向上心あふれるプレイヤーさんの注目の的になったことかと思います。
昔の元気があれば「よ~し、がんばるぞぉ~!」と気合い十分だったと思いますが・・・PSO2のαテスト以降は減退気味で(いけませんねえ□_ヾ( ̄∀ ̄*))、というよりも、お仕事から帰ってきたら疲れちゃってて、食後はうたた寝しがちなのでした。しくしく。それはさておき、DBの剣さんからも「辛口コメントに期待しています!」なんていわれた手前、どこまでやればいいのやら・・・とかなり悩みます(滝汗)。
こちらも昨日の夕食前、がんばって撮り終えたものとなりますが、お断りとして本ムービーは「S3」となります。S4ではありませんのであしからずご了承ください。・・・といいますのも、いろいろと記すべき部分はあると思いますので、各々の解説の中に入れていきますね。
概要・・・本エリアは闇の軍勢が聖櫃内を巣食っており、タイトルにもある 陰陽 についてはその途中途中にある番兵として、スタティリア系のモンスターさんが待ち構えていることに起因します。いわば「反属性コンビ」が入り乱れる内容となり、ファンタポ2の終盤であるそのまんまクロウリィを思い起こさせるものです(あちらにはデルバイツァさんやイルギルさんがいてより大変でしたが・・・)。
こちらも都ミッションと同じように、各メーカーのチップ回収とモンスター討伐が主な内容となっています。しかしチップをくまなく回収するには相応の腕も要求されることとなり、「パーティー推奨」の文字はS4に限らずあらゆる難易度において念頭に置いておかねばならないでしょう。
最初はお手並み拝見の場所で、いきなりS4に挑まれた方はさらに一回りアップした敵さんのスピードに驚きが。もはや「これ以上はない」というレベルに引き上げられており、無駄な動きをなくした、洗練された立ち回りを要求されます。とはいえ、PSUのセオリーである「やられる前に、やれ」さえ把握していれば・・・結局、弱点を見極めボコスカ殴るだけというのも切ないところです(汗笑)。
ベル・パノンさんにデルジャバンさん、センディランさんが待ち構えていますが、挑まれるほどの方であればさほど問題にはならないでしょう。ネックとなるのは・・・そう、ライグタスさんでしょうか。中盤以降に現れますが、なんとガンナー/テクターさんの状態異常が効かないようなのです。おそらくSUVウェポンやトラップでないと入らない印象で、これは前回の守護者たちの軌跡 μの巨神さんと同じ内容なのかもしれません。
この時点で申し訳ございませんが、S4をテクターさんで・・・の思いは断念しました。なぜなら、仮にライグタスさんを倒したとしてもブロック2にも3にも究極的試練が待ち受けるためです。力試しの分にはいいものの、「全チップを回収する」ことを前提にした場合、S4の一人旅はハンター職でないと不可能のような気がします。
ブロック1:ベル・パノンさんが4匹現れる三叉路にさしかかり、相手にせず壁のある南方へ向かい、通り抜けて1枚目(倒してしまうと消滅)。終盤の大部屋にあるメギド砲台そのものがスイッチとなっており、2つとも入れることで2枚目出現。
ブロック1が鬼門だっただけに、2は楽な内容であってほしいところですけど・・・途中まではそんなに難しいというわけではないと思います。しかし、3枚目のチップ条件が「制限時間内(90秒程度)に敵さんを殲滅させる」というもので、一人ではジャストカウンターなりも駆使しないとS4は無理なのでは、と思います。
私はSUVウェポンを使わない人なのでどのようにして攻略できるのか、知るよしもありませんけど・・・ここまでくるともはやPSUには戦略/戦術を練ろうに練られない部分もあるため、「力押し」しか為す術がないというのが残念なところです。
もちろん、その道を突き進めて効率を重視すれば、3枚目は取得できることでしょう。しかしながら、私はそのような遊び方が好きになれないので・・・ゆえ、S4は力試しとしても、遊ぶ気にはなれないのでした。激レア品を取得したところで(失礼します)、遊びの幅が増えるわけでもないでしょうしね(むしろ狭めかねないから好きになれないのです)。ムービーも、苦手そうにしているのが見えると思います。
このエリアにはザシャロガンさんが登場します。サソリ系のモンスターですね。手強いのはある程度距離が離れていると氷結弾を飛ばしてきますので・・・つかず離れずの距離を意識しておけるといいのかも。ザムヴァパスさんも終盤現れますけど、同じ要領で対応しましょう。気になる方はこちらのムービーでもご覧ください。極力動かさないためのコツを収めています。
ブロック2:中盤にあるスイッチが置かれた小部屋にて、制限時間内に敵さんを全滅させ3枚目。最後手前にある大広間にて、第1陣を倒しザムヴァパスさんが出た後それ以外の取り巻き(デルジャバンさん)を全滅させ、北東側にある8個の箱の奥に4枚目(ザムヴァパスさんを倒すと消滅)。
そしてラストは最初がアスレチック、後半は猛攻ラッシュと油断ができない場所です。レーザー砲台が並ぶ場所はムービーを参考によけていきましょう。なれればダメージなしで突破できるようになるはずです。受けてしまった際はトリメイト/スターアトマイザーですぐに回復。レスタでは危ないような気がします。
中盤から公式サイトにも出ていたキャリガインさんが登場。S4は確かLv195でしたっけ。相当ハードな内容になると思います。私が遊んだS3で180でした。これでも鬼の内容ですね(汗笑)。ただ、クリティカルがこなければぎりぎり耐えられる範囲だと思います。状態異常を狙えるのであれば、迷わず燃やしてしまいましょう。ムービーではフォイエのススメをそのまま実演しています。それがきっと一番理にかなった戦法となるはずです。
今回はテストプレイを相応にこなされているのか、S3では特に理不尽さを覚える内容はありませんでした。強化版は普通あり得ないダメージをもらうものですが、それはS4にしわよせがいっているのかもしれません(汗笑)。相変わらずフレームスキップ0の際、多段ヒットで為す術なく倒れるリスクはありますが、中央に出すぎなければ対処可能でしょう。
ブロック3:最初にあるレーザー砲台のフロアで、一度も倒れずゴールにたどり着くと5枚目。ゲート手前の南の小部屋にて、西側の壁にアタックポイントとなるがれきが2つあり。破壊すると奥に6枚目。最終フロアにて一個師団を一度も死なずに全滅させると3枚のチップが同時に出現(いずれもスケープドール無効(仲間による蘇生も不可と思われます))。
∮ ∮ ∮
私としては、今回の陰陽ミッションも、評価できる内容だったんじゃないかなあ・・・と感じています。なぜだと思いますか?
・・・それは、そう。宿敵・ガオゾランさんを登場させなかったためです。彼が出てくるだけで難易度は豹変します。ラストフロアに出てきたら、おそらくS4は相当厳しい内容だったと思います。
撮影で思い入れが残っている、苦労したムービーというと・・・実はこちらのノーミス撮影よりも3rdアップデート当初にあった「未来紡ぐ方舟 ~ 北西地区」や、似たシチュエーションとなる「続・囚われの二人」が手強かったように思います。いずれも理不尽さが強調される内容となるためですね。
それを、今回はS4へと集約することで「遊び慣れて、より高みを目指し、そこでしかとれないロマンあるアイテムを見つけたい」方は、「仲間と一緒に探し出す」要素ができるわけです。強い人は一人で何とかしちゃうのでしょうけど、イベントくらいみんなで遊びたいところです。トラップをしかけたり、ライグタスさんをはめちゃったり、テクニックで牽制したりetcetc...「パーティーであることの意味」を、今回のミッションはうまく教えてくれるのではないでしょうか。
こちらの黄色いゲートはどうやら緊急事態が発生するハプニングがあるようで、前回の方舟と同じようなものなのでしょうね。経験値稼ぎになるのか、アイテム狙いになるのかはいざ知らず、レアモンスターも含めて楽しみがありそうな感じです。不評だった部分をばっさりカットした今回の2ミッション、かなりがんばった方じゃないかなと思います。
最後、べたべたと貼っていきますけど・・・これらの写真は、そう。ジャストカウンター(JC)のシーンなのですね。後日まとめますけど、PSUを遊び倒していくと、アクション周りでの結論は「理不尽な状況を、ランダムに発生するジャストカウンターを駆使し、乗り越えていくこと」だと思っています。ディレイを挟んでいるシーンもちょこっとあるのでした。
その様子はラストのキャリガインさんのシーン、隅に追い詰められたところから形勢を逆転させているあたりでもうかがえるはずです。メギドは本当に運なので(持久力はユニットで補強していないので、12+5=17)、はらはらします。だからこそ、「メギドをがんばってよけようとする遊び方」ができるわけですね。
これ以外の遊び方は、もう単純に「敵の弱点となる高い属性の武器を用意」し、「敵の属性と同じ高属性のシールドラインで身を固め」、「よけることを考えず、ただひたすら正面からぼっこぼこに殴り合う」・・・実はこれが手っ取り早く、正論だったりします。
・・・でも、そんな遊び方で何が楽しいのでしょうか、と、私はいつも思うわけで。その一例が、以前のイベントでご覧に入れたマガシさんのバトルなのです。偶然とはいえメイトなしで突破できた冒険は、たとえ一人旅であったとしても記憶に残り続けます。手に汗握る接戦ほど、より強く印象に残るのです。
マンネリとした遊び方を助長してしまっているように思われるのが、毎週のように追加される状況となったいろいろなアイテムたち。昔は月に1、2個出たらよかったものが、今では流行が何なのかもわからないくらいにめまぐるしく変わっていきます。オンラインゲームだから確かにそういった面もあって悪くないでしょう。
でも、不変なのは「楽しい旅路は、お互いの心から紡ぎ出されるものである」ということ。今となってはファンタジックな科白なりが出ると「ちゅうにびょう」、でしたっけ? いわゆる「痛い人」として思われるらしいですけど、ロールプレイングが楽しみなオンラインRPGでそれをいわれてしまうと、楽しみがかなり奪われてしまうのでは・・・と思います。
もちろん、度を超えすぎているのもどうなのかな・・・とは思うところもあるのでしょうけど、人によっては突き抜けるところまで突き抜けた方がいいという場合もあるはずです。
それこそが楽しんだもん勝ちであると思いますし、私の好きな武器よさらばに出てくる武器商人さんも、まさにその部分で盛り上げていっているわけですよね。以前には弥勒さんからPSOで精一杯演劇をしてくれたDVDをいただいたり(過去の東京ゲームショウでも上映されたほどなのですよ)、可能性は無限大だと思っています。
PSO2へゆかずPSUに骨を埋める・・・という熱心な方もおられるようで、まだまだPSUでもがんばれることはあるさ、と感じさせられる、なかなかのミッションで納得しています。あの日から動き出した歯車は、いい方向へ回り出しているようにも感じます。ぜひ、PSO2の成長の糧となるようお祈りしています。
ぐっじょぶ、なのでしたd('-'*)
[ 攻略編 ]
From : lavendy | 23:59
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://lavendy.net/mt/mt-tb.cgi/854