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2013年08月15日

PSO2 カスタムアンチエイリアシングのまとめ 2013年8月号 ex.NVIDIA Inspector 1.9.7.2 BETA

はいはーい! 頑張るよー!(byパティさん)

こちらは過去の記事になります。最新版はこちらをどうぞ。
パソコンの世界は日進月歩、秒進分歩なのです。


というわけでアンチエイリアシングのお題、2013年8月号をお届けしますよ~('-'*)

上記ムービーは「アンチエイリアシングとはなんぞや?」という方がご覧になると、おお~と感じていただけると思います。解像度は大きめにしてあります(HD=1280*720/PSO2標準画面サイズ)。

今回は最初に読み物を少々記していますが、一とおりご覧いただければ幸いです。


・・・せっかく4月号を起こしたのにもかかわらず、依然参照数が多いのは2012年12月号という事態に。いかに最新情報を追い続けるかではなく、一過性の、ブームに乗っ取っておけ!みたいな、そんな印象を受けてしまいます(@_@)

パソコン通な人であれば、常にその動向・・・アップデートを追い続けますからね。そんなあなたに贈るのが今回の8月号となります。いや、もういい加減ネタが尽きますけども(汗笑)。そもそも「比較さえしなければ」、PSO2標準のアンチエイリアシング機能でも、性能と見栄えの両方をとった設定という点では不足はしていませんしね。

そんな中でどうしても「かけているのにもかかわらず、エイリアスが見えてしまう」のが難点なのでしょう。ゆえ、ここで紹介している画像がいくつか出回った後、隠す必要ももうありませんが、 2ちゃんねる というところでどうやら紹介、転載され、瞬く間に広まってしまったと。

それでいて悪口言われるのは腑に落ちません(異端者なのは認めます)が、恩を仇で返すような真似をされるのはいかがなものかと。それでも、うんうん。一度綺麗な画面を見てしまったら、もう戻れませんしね。私としては別に不都合はありませんので、拡散などはどうぞご自由に。

ただし、あくまでも「自己責任」で、適用してくださいねという点は免責をうっておきます。


そして、本サイトで情報を得てブログなどで公開するのであれば、引用元を記載するのはマナーだとは思いますけどね。ヅネさんのInspector設定書でさえ転載され、我が物顔で使われるのはさすがに辟易してしまいます。海外の方でさえ、そのあたりはちゃんとされていますのに・・・国内の方でできていないのは残念です。

自分で一から調べあげ書き上げたものでなければ、ちゃんと利用したソースは記しておきましょう。それが道理というものです。ここに紹介している事項も私一人だけの力ではなく、集まる有志さんたちの力を得て築き上げられたものであるということをお忘れなく。その方々に対する敬意でもあります。

現在開催されているアークスミュージアムも、このような場では本設定は解除し、オリジナルの=ソフト側のアンチエイリアシングのみにとどめて投稿するのが筋のはずですので、はき違えのないようにお願いしますね。PSUから立ち上げに尽力されたぶりちゃんさんも、その方針を貫いていますので。それだけは、くれぐれも。

(私は応募しませんが・・・ボスさんとの闘いなどはいつも撮影していますのです>ネタになりますし)

また、なんだか「読んでみたけどわからなかった」というようなコメントがあるみたいですが、本サイトにはすべてやり方を細かく記していますので、そんな事態にはならないと思いますけど・・・。

本当に読んでわからなかったのであれば、ぜひコメント欄に「どんなところがわかりづらかった」などを記していただけると幸いです。次回編纂時の参考になりますから。一応一通りのやり方は記していますので、これでわからないとなると極論、PSO2のダウンロードやインストールもできないという事態になるかと・・・。

その2ちゃんねるの創設者、ひろゆきさんもこんなことを話されていますし・・・一度読んでみるといいのかも知れません。

ニュースのタイトルだけで批判するとアホが露呈する【ひろゆきのネット炎上観察記】


長文気味になっているのはあくまでも「初めての方はちゃんと読み通すことで、一通りの操作方法が学べるため」です。ダラッとPSO2さんが記されている内容は、すべてこちらにありますので(汗笑)。それがひろゆきさんのおっしゃる部分と合致するのでは。

一度読み終えてしまえば、後はファイルがアップデートされたものを適用するだけ、ですので。少々長いかも知れませんが、綺麗な画面が拝めるかも知れない・・・ということで、初めての方はがんばってトライしていただければと思います。難しいことは記していない・・・と思ってはいます。そのあたりも気づかれたらコメントいただけると幸いです。

余談でした。では、本文に進みますね。

advancedプロファイル適用時の様子です(外部再生はこちら)

識者さん向け情報
アンチエイリアシング コンパチビリティ(Antialiasing Compatibility):
0x004110C1(代用ビット:0x004018C1)

pso2_nvaa.zip(.nip) 最新版。ウイルススキャン済。解凍してご利用ください


上記のビットはいろいろ紆余曲折しましたが、パフォーマンス/クオリティーのバランスがとれていること、実用上問題のない4xMSAAまで本値で対応できることから、改めて上記の値を基準値としておきたいと思います。

ただし、今回から新設してある「Advanced - アドバンスド」プロファイルにおいては、8xMSAAのパラメーターを引き出すため、0x004112C1という値を設定していますので、このあたりは・・・いずれ記す機会があれば、NVIDIA Inspectorの覚書として、まとめができたらいいかなと思います。というよりも、やらざるを得ないのでしょうが(@_@) 今のところは未定とさせてくださいなのです・・・。


いつもの転記になってしまいますが、書く事項は何も変わりませんので・・・。新たな現時点での最新版として、さらさらっと読んでいっていただければ。後半部分は新たに追記しています。

あと、申し訳ございませんがこのお話は「NVIDIA GeForce グラフィックス(ビデオ)カード」を話題にしたものとなりますので、もう一つの「AMD Radeon」であったり「Intel HD Graphics」の方には当てはまらないものとなってしまいます。検索をされていたようなので・・・、この点は誤解をなさらないようお願いいたしますね。


クライアント側のAAをOffにStep.0 - PSO2クライアントのアンチエイリアシングをOffへ

これをしておかないとせっかくのカスタムアンチエイリアシングの効果も半減してしまいますので、ぜひとも切っておきましょう。なむなむなのです・・・。


Step.1 - 最新ドライバーとNVIDIA Inspectorのダウンロード

ドライバーとは(ここではGeForceカードのことですが)「ハードウェア=部品を動かす制御ソフトのこと」を意味し、GeForce系では「Forceware(ふぉーすうぇあ)」と呼ばれたりしています。後者のNVIDIA Inspector(えぬびでぃあ いんすぺくたー)は「ドライバーの振る舞い方を制御=チューニングするソフト」とお考えいただければ。

この2つをそろえて、初めて「オリジナルのアンチエイリアシング」を適用し、PSO2の画面をより高画質に、美麗に堪能できるようになるのです。


2014/3/11 時点で 335.23 WHQL と呼ばれるバージョンが流通しています。名前にWHQL版とあるだけあって、Microsoft社でも動作確認済みのお墨付きのドライバとなっています。

PSO2において安定動作を確認していますのでそのまま導入して問題ありませんが、くれぐれも自己責任でお願いしますね(メーカー製パソコンの場合は特に気をつけてください)。

ドライバーソフトウェアには「32bit版」と「64bit版」の2種類あります。ご自身のぱそ子さんがどちらに属するのか、は以下の方法で調べられます。

反転表示の部分ですWindows 8の場合ビット数の確認は スタートボタン → コンピューター の上で右クリック、プロパティを押すと「コンピューターの基本的な情報の表示」が現れますので、反転している部分で確認できるはずです。

ここにあるのです最新のWindows 8の場合はキーボードのショートカットキーで「Windowsキー + Pause/Breakキー」の同時押しでも出せますので、こちらが便利かも。あるいは画面右下にカーソルを合わせ、チャームバー右上に表示される検索ボタン。クリックして現れる小窓に「computer」と入れることで、該当項目一覧の左側に「実行中のオペレーティング システムの表示」が現れますので、そちらを選んでの表示。ややこしいですね(@_@)

セガさんも「最新版を利用して」とあっさり記しているのですが・・・このあたりは判断が難しいですね。ファイルはデスクトップに保存するとすぐに実行できるでしょう。XPの方はほとんどが32bit版と思っていただいて差し支えございません。

☆Windows Vista/7/8/8.1 - 32bit版 / 64bit版
★Windows XP - 32bit版 / 64bit版

ノートPC向け(XP/Vista向けには提供されません)
☆Windows 7/8/8.1 - 32bit版 / 64bit版


NVIDIA Inspector Tool – Latest Version
(画面を上にスクロールさせると、すぐ「Downloads: NVIDIA Inspector Tool – Latest Version」の文字を見かけられるでしょう。そちらをクリックし、デスクトップなどに保存しましょう)

(なお 2014/3/11 時点で、ダウンロードされる最新バージョンは1.972 BETAとなります。数値の違いはあまり気になさらずに)


335.23 WHQLStep.2 - 335.23 WHQL ドライバー インストール

上記から取り寄せたファイルは、緑と黒のアイコンとして保存先に現れます。そちらをダブルクリックし、OKボタンを押して、後は画面の指示に従ってインストールしましょう。

途中現れるインストールオプションは「高速(推奨)」と記されている、すでに選択されているもので入れてしまって問題ありません。知識がおありの方はカスタムを選ぶのでしょうけどね。また、クリーンインストールをする(きれいまっさらにドライバを入れ直す)際はカスタム内の項目にチェックを入れる箇所がありますので、そちらに入れて次へで進めましょう。

インストール後、環境によっては再起動を要求されますので、その際は指示に従って再起動しましょう。


Step.3 - NVIDIA Inspector nipファイル インポート

アンチエイリアシングの設定書・・・nipファイルを取り込む方法です。こちらを行うことで初めて「PSO2に独自の設定を施したアンチエイリアシングが機能するようになる」のです。

上記にもありますが、ファイルはこちらからダウンロードしてくださいね。

pso2_nvaa.zip(.nip) 最新版。ウイルススキャン済。解凍してご利用ください

そして、設定の手順書はこちらになります。

らべお手製 NVIDIA Inspectorでnipファイルをインポートしよう
(本画面から戻る際は ブラウザのバックボタン でお戻りいただけますよう、お願い申し上げます>そのため、新しいタブやウィンドウで開くと便利でしょう)

緑のロゴをクリック前回補足が足りなかった点としまして、「(何かしら問題が発生するため)カスタムアンチエイリアシングを解除したい・元に戻したい・切りたい」際は、右側の画面のように上側にある緑色のNVIDIAロゴをクリックすれば、その指定しているプロファイル(ここではPSO2ですね)のみがリセットされるようになります。その後、右上の「Apply changes」をクリック。これで初期状態に戻ります。くれぐれもApply changesをクリックし忘れのないように(忘れると戻りません!)。

保存は右側の大きめのボタンをさらには、「ご自身で手直ししたプロファイルを(毎回呼び出すのが面倒なので)保存しておきたい」時は、中央あたりにある上向きの緑ボタンが用意された「Export current profile only」を選び、保存先にご自身のお好みの名前にて保存をしておけば、次回以降再度読み直す際、私のサンプルファイルにあれこれ・・・としなくてOKなのです。


今回設定ファイルは3+5点ですが、次のような感じに分けています。

こちらの2つが基本です
・低スペックPCや動作速度重視・簡易向けの「entry」
・見栄えと速度を両立する「performance」

下記3点は上級者向け
・本サイトのスクリーンショットやムービーを再現する「advanced」
・徹底的にジャギーを排除したい方向けの「extreme」
・PSO2の最高品質を目指す「combined」

※末尾に「_light」と書いてあるものは、より軽くしたものになります(entry/performanceにはありません)。詳しい内容はフォルダ内にある お品書き をご覧ください。

お持ちのカードが「GTX470/480/570/580/660/660Ti/670/680」あたりなら「performance」を、カードが古いですとか性能足りないという部分を自覚される方は「entry」、より高みを目指したいんだ!と好奇心旺盛な方は「advanced/extreme/combined」にチャレンジされてみてください。

上のモデルナンバーはあくまでも参考値です。460/560だからできない、などはありません。「まずは試してみましょう」、なのです。


以上でアンチエイリアシングの設定は完了です。お疲れさまでした('-'*)
残り・・・注意事項や肝心な効果のほどでも確認しておきますね。

combinedプロファイル適用時の様子です(外部再生はこちら)

・アンチエイリアシングって?

比較すると・・・キャラクターや衣装、いろんな物体の「輪郭部に見えるギザギザ(エイリアス)やチラツキ(クローリー)」のことを『エイリアス』と呼んでおり、それを打ち消す(=Anti アンチ)技法のことです。静止画では右の画像がパーフェクトに物語っているといえます。動画になったときの影響はこちらの話題でも、興味のある方はご覧ください。

動画で感じるアンチエイリアシングの効果・前編 ~ No AA vs SGSSAA系 vs SSAA Combined


・ギザギザ=ジャギー=エイリアスをみせないためのテクニックは?

エイリアスを打ち消す=アンチ、なことからアンチエイリアスといわれるわけですが、もう一つの方法は「エイリアスを知覚できないくらい、映像を緻密なものにする」・・・言い換えれば「高解像度」化、砕いていうと「情報量を増やす」こと。

図解:アンチエイリアシングと高解像度化の違い左側から順に「アンチエイリアシングなし、あり(Combinedモード)、解像度2倍・アンチエイリアシングなし、あり(Combinedモード)」の順になっています。左から右へと追っていけば、何がどう、意味を持つのかが把握できることでしょう。

アンチエイリアシングも大切ですが、何よりも大切なのは「元データの情報をよりいいものにすること」。それこそが高解像度化なるもの。PSO2でいえばランチャーの環境設定からたどれる「画面」タブの内容になります。

デジタルカメラなどで保存するときのモードなどを思い浮かべればイメージしやすいのではないでしょうか。あちらは圧縮率を下げることで元データの品位を保持する。ゲームにおいては「画面のサイズそのものを大きくし、たくさんの面積を用いて緻密に表示する」、なのです。

下にロビーエリアのイメージを置いておきますので、参考にしてみてください。アンチエイリアシングの極意は「斜線がちゃんと斜線に見えること」。その様子が3枚の画像で確認できることでしょう。高解像度化も有効ですし、アンチエイリアシングも精度の高いもので臨めばご覧の通りなのです。

斜線が途切れてしまっていますCombinedプロファイルの威力です解像度2倍も有効な方法です

解像度=画面サイズの重要性これらでもわかりづらいという方に、新たに起こしたのがこちらです。らべのキャラクターセレクト時の画面から切り出したものですが、左側が640*480という、一番小さな画面サイズ。右側が私が普段用いている1920*1080のサイズ。

これらを大きさ320*320という、前者にとっては約5倍の拡大、後者にとっては2倍弱の拡大で同じ大きさにしてみたものですが・・・いかがでしょう。アンチエイリアシングがどうのこうのという前に、「まずは画面サイズを大きくすることで、はっきり見えるようになる」という点が把握できるものと思います。


・(上級者向け)最高画質は何もcombinedにこだわる必要は「なし」

各プロファイルの比較動画だけでは・・・ということで、カットインを一覧にしてみたものを一つあげておきますが・・・オリジナルの小さなサイズにおいて、これだけで明確に「おお、違うね」とわかる人はすさまじい視力をお持ちだと思います(汗笑)。じ~っと目をこらして見ることで、小さな違いがわかるはずです。大きくなっているのは約2倍に拡大したものとなります。

ムービーは今回、いずれも新たなベンチマークとなるであろう、背景テクスチャの処理が困難な龍祭壇エリアを取り上げてみました。本エリアの表現の最難関といえば、もちろん城壁。壁に敷き詰められた幾何学紋様のタイルが、MSAA系のアンチエイリアシングを全く意味のないものにしてしまうのです。訪れた方は少しでも歩けばすぐにちらつき=エイリアスを感じるはずです。

なぜなら、そう。テクスチャ上に細かいラインが、文様がびっしりと描かれているため。らべの衣装もあえてセルベリア・レプカをつけており、これまた金色の刺繍部分などがテクスチャ上に配されているため、advanced(lightは含めず)/extreme/combinedの計5つでしか対応できません。意地悪なムービーとなっています。


難しい部分ですが、最近出たチャイナドレスセルベリア・レプカなどは、その衣装の上の文様が細かいため、そちらのアンチエイリアシングを行うためにはテクスチャにも効果が及ぶSSAAと呼ばれるアンチエイリアシング技法が必要になります。それを有しているのが上記のプロファイルというわけです。

(言い換えれば、PSO2に付属するアンチエイリアシングはその低減を狙ったものといえると思います)

今回のムービーはそういった意味で、新設したadvancedプロファイルのパフォーマンスの良さに惹かれるものがあるのではないでしょうか。もちろん、combinedの至高な画面は、筆舌に尽くしがたいものもありますけどね。画面が処理落ちせず、なめらかに動くのが一つの理想とはいえるでしょうから、このあたりはご自身で最適解を導き出してください。

(なおcombined版のムービーは影品質5を満たすため、カスタム解像度を踏まえた2080*1170pxの大きさから、960*540へリサイズしています)


みなさまの環境でこのくらい動かせているのかはわかりかねますけど、現状最高峰のカードでも4人パーティーでさえ処理落ちするくらいです。まだまだ、性能が要求されるというのは大変なものですね。PSO2自体も最適化はされつつあるのですが・・・。

combinedにこだわる必要はない、と記したのは・・・こちらの3点、どのプロファイルで撮影したか、気づかれますでしょうか。ちょっと考えてみてください('-'*)

朝の晴れの雨天高く日が昇るとき黄昏時

∮ ∮ ∮


以上、2013年8月時点でのアンチエイリアシングのお題でした。正直、もう。これ以上書ける気がしません(汗笑)。今までの記事をご覧になった方、そうでなくともご自身ですでに使用されている方。きっといろいろ調整をしても「クライアント初期状態よりはよくなったけど、その先が・・・」となっていると思います。

なぜなら、(さらによくできるはずですが)PSO2の画像自体はある程度の品質を持ってはいるため、アンチエイリアシング自体は4xMSAAと呼ばれる機能をつければだいたいは見られる画面になります。それがentry/performanceの狙うところとなっています。


では、なぜこんなにいつも熱く語るのか・・・となりますと。今回の3点のムービーで気づかれたと思います。そう、「チラツキ(=エイリアス)のない画面」。それこそがアンチエイリアシングの極致であり、理想でもあるのです。

実際ムービーをご覧になると、単なる60fpsだけではなく「不自然な感じが一切ない、美しいCG」が展開されるように見えたと思います。このチラツキの排除こそが人間の視覚的な、体験的な部分で一番肝要なところとなります。ここまで追求される人はそうおいそれといないのではないでしょうか。

エイリアスが知覚できなくなると画面には綺麗な3DCGムービーが展開されるようになり、目も疲れにくくなり、キャラクターの表情もはっきりと読み取れるようになり、アバターゲームと揶揄される本作ではありますが、その魅力を最大限に引き出してくれるものとなります。

画面が綺麗になると「マイキャラに会いにいく」といった感情が呼び起こされ、そしてお友達さんも綺麗に眺められる・・・。私は一応、ゲームの方針としては任天堂さんが打ち出す「質」を追求する人なので、極論こんな話題を熱心に説く必要はないと考えます。ゲームバランスが依然めちゃくちゃで、PSU未満の品質=不具合の山積。とてもではありませんが、ゲームとしての完成度はまだ低いものと思います。

ですが、パソコンゲームならではのこのような利点を、テクノロジーを理解すればちゃんと使えるようにもなるわけで。それを知らずじまいでPSO2から離れるきっかけとなった・・・ではもったいないですしね。その面において手助けができないでしょうかと、αテスト時からずっと探求し続けているのであります。


美麗画面の極みとなるのがいつも記しているCombinedプロファイル・・・16xSと呼ばれる画面モード。しかし、本モードをストレスなく動かすには、まだまだカード/PSO2側の進化が必要です。龍祭壇エリアはわかる人なら、今回私が意図したことも把握していただけたものと思っています。このエリアこそ、アンチエイリアシングのベンチマークみたいな場所になっていますからね。

序盤からゴロン・ゾランさんも出ましたけど、対抗馬となる新生FF14にて最高値をマークしたGTX690をもってしてもご覧の有様です。4人パーティーでさえ簡単に処理落ちしてしまいますので、開発チームさんでもさらなる最適化に取り組んでいただけたらな、と思います。これでもかなり改善してきてはいるのですけどね。

あちらの見栄えがいいのは、やはりライティング、影の生成。この2つが別次元のものだと思います。キャラクタークリエイトだけやってみましたが、私がいつもいってきていた「場所を変えてのテスト=光源を変える」もちゃんと実装していますし。PSO2もここは早く取り入れないと・・・。

処理落ち改善の変遷などはまた機会があれば、話題が異なりますので別に取り上げておけたらなと思います。アンチエイリアシングについてはこれで一段落となりそうです。後は何か大きな変更などがあれば、追って記します。


せっかくの夏休みですしね。みんなめいっぱい楽しみましょう('-'*)

明け方の一コマ晴天に三姉妹カーゴの裏側

『PHANTASY STAR ONLINE 2』公式サイト
http://pso2.jp/

From : lavendy | 14:00

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このリストは、次のエントリーを参照しています: PSO2 カスタムアンチエイリアシングのまとめ 2013年8月号 ex.NVIDIA Inspector 1.9.7.2 BETA:

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どうも、大学の実習が1週間延長することになって班のみんなと落ち込んだアルビです。それはともかくユクさんのブログの君達の肖像にてうちがコメントしてたことを早... [続きを読む]

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コメント

>最新のWindows 8の場合はキーボードのショートカットキーで「Windowsキー + Pause/Breakキー」の同時押しでも出せますので、こちらが便利かも。

私の知る限り、XP以降はずっと実装されている機能だったはず…。
なんて、ボソッと重箱の隅に箸を入れつつ(?)。


らべさん、毎度お疲れ様です。

継続していろいろ研究されているようで、本当に頭が下がります。
私は一時的に、ノートPCしか触れない環境のため新プロファイルはお預け状態ですが、これまた素敵な仕上がりのようですね。
(単純に、私自身が画質を落とした環境でプレイしてるせいでそう感じる節もある気はしますが、そこは忘れておきます)

時折、知り合いにこのサイトを紹介していますが、概ね好評の模様です。
(簡潔にまとめるならば、「技術方面は丁寧な解説がわかりやすく、ほかの記事も明確な信念が感じられて読み物として面白い」というような紹介をしております(^^;)

前述のとおり、今回の目玉となる成果物(nipファイル)が拝見できておらず、コメントするタイミングとしては少々不適な感もありましたが、
お世話になっている身として、感謝と激励を込めて、綴っておきます。

From : 未瑞鳩 | 2013年08月16日 00:17

毎度お疲れ様でごぜえます。
前にも苦言を呈してらっしゃいましたけど、ウチなんてコメント欄もないし好き勝手に書いてるだけですから気になさらずとも、、、
他人が調べて書いたことの上前をはねるようなコトしてて満足なの?とは思いますが・・

8月号の値チェックやりたいですけどSLI Compatibilityの値からやり直してるのでちょっとオアズケ。
(新ドライバの2画面統合はmosaic機能を使ってないようで2D Surroundでうまくいってた値だと重たいのでした、、、)

From : ヅネ | 2013年08月17日 02:22

未瑞鳩さんへ

そうだったのですね(@_@) 初めて触れたのがPC-98だったので、最初はプリントスクリーン自体をわかっていませんでした・・・。ショートカットキーを覚えだしたのはDOS/V機に移ってからも時間がたった後ですので、大変参考になりますのです。

いえいえゞ( ̄∇ ̄;) 恐れ入ります。本サイトは別段告知などしているわけでもなく、知る人ぞ知るサイトであればそれでいいかなと思っていますので。そのようにご紹介いただいているようで恐縮です。丁寧さがどのくらいかは自分では知るよしもありませんが、そのように感じていただければ幸いです。

適用できたときにでも違いが体感できるといいのですが・・・どうしてもこちらは液晶テレビということもあって、みなさまのモニター環境とは別のところにありますから。

ただし、画面自体は47インチとそこそこの大きさはありますので、エッジ、ジャギーなどは知覚しやすいです。そういった環境で調整したプロファイルが、みなさんにとってはどのように映るのか。興味のあるところではあります。

ノートパソコンも最近はスペックがかなり強力になってきていますので、今後高性能なものが一般価格帯に降りてきたときが楽しみですね。


ヅネさんへ

いえいえ(^^; さすがにこれがまかり通るようでは今後どうなるんでしょうね、と思ったので記しておきました。真似しかできないようでは、その真似をする大本がなくなってしまったとき、後はどうなるか・・・先が知れています。

肝心な値探しは誰一人されていないようですし、私一人で探すにも限界はありますからね。ぶりちゃんさんも1年かけて探されたというくらいですから、改めて提示しておかなくちゃ、と。お気持ちはわからなくもないので、そっとしておきますけど・・・。

ただ、これだけの動きとなりInspectorなんてマニアックなチューニングソフトが知れ渡るようになったというのは感慨深いです。本当なら、もっといろんなことができるツールであるということをわかっていてほしいものですが(汗笑)。とりあえず、技術をどのような形で紹介するか、という部分については成功したかなと感じています('-'*)

あら・・・mosaicを使われていないのですか。ほむむ。このあたりは実機を持っていないと何ともいえませんので・・・応援することしかできませんけど。確かヅネさんは42系列で探されているのでしたよね。私のところでは特に顕著な違いなどが感じられないため、このあたりもヅネさんをはじめ、識者さんに伺いたいところです。

From : らべ | 2013年08月18日 09:56

こんばんは、はじめまして、八鷹と申します。

この度、プレイヤーキャラクターのSS集のようなものをつくろうとサイトを立ち上げた者です。

SSの撮影には、七つの海様が公開されております、設定ファイルを活用させて頂くと同時に、この記事を紹介させて頂きましたので、ご挨拶に上がりました。

事後報告となり恐縮ではありますが、何卒ご容赦を頂ければ幸いです。

まだ、立ち上げたばかりですが、気が向きましたら、覗いてくれると嬉しいです。では、失礼致します。

PSO2キャラクター名鑑
http://pso2characters.blog.fc2.com/

撮影依頼 - PSO2キャラクター名鑑
http://pso2characters.blog.fc2.com/blog-entry-11.html

From : 八鷹 | 2013年11月22日 00:08

八鷹さんへ

はじめましてなのです&ご丁寧な連絡、ありがとうございます。

あはは、特に記される必要はありませんけど、このように紹介いただけるとうれしいです。とても綺麗に映っている様を拝見いたしました。いいですね!

画質向上のメリットは、一番恩恵あるのがお友達さんなどを撮影し、それをSNSなどから交流へと発展させられること、でしょうか。そのお膳立てをするサイトということで、がんばっていただければと思います。


こちらもリンクの概要については後で簡単に記しておきますね。
(考えてみたらそういった部分、何も記していないのでした・・・)

From : らべ | 2013年11月22日 13:53

初めまして!
ここの配布物を使わせてもらってます!

さっき自分のブログからトラックバックを送信したので報告しにきました~

From : アルビフロラ | 2013年12月07日 03:23

はじめまして。

私はPSO2でSSを撮るが大好きなものです。
クエストに行くよりマイルームに篭ってます…

最近、描画5を試してみたくなり、やってみたのですが、動作は重いしカクツクのでSSが撮りずらかったです。

そこで、PCを買い換えようと思っておりますので、是非よろしければ、PCのスペックを教えていただけないでしょうか?

何卒、よろしくお願いします。

追記
日本語がおかしかったらすみません・・・!

From : カイロの粉末 | 2013年12月07日 23:57

アルビフロラさんへ

はじめましてなのです('-')/ ご連絡、ありがとうございます。こちらからもコメントさせていただきました。

あんまりトラックバックという機能、活用されていないみたいですよね。というより、私自身使ってないですし(汗笑)、何よりTwitterが日本ではうけていますから。逆にそちらのSNS系ボタンがないあたり、異端児なのかもしれませんけどね。

寒い季節になってきましたので、お体にはご自愛の上、元気に過ごしてまいりましょう。


カイロの粉末さんへ

こんにちわなのです('-')/ いろいろお試しいただいているようでなによりです。って、あうぅ・・・。そうでしたか(@_@) すみませんなのです。

SS撮影、いいですよね。PSO2はある意味、冒険よりもこちらが楽しいともいえますので・・・(汗笑)。マイルームは安定ですね。やることが減ってくると次第にお部屋にこもりがちなのです。居心地いいですしね。ぬくぬく・・・('-'*)


どうにもカク付きですとか、ティアリングですとか。ごっちゃになっている節があるようですので、前回のお題の補足分は近いうちに記しておきたいと思います。カク付きは結論、「垂直同期=Vsync Onで、その映像を描画しきれるだけのマシンパワーが不足した状況のこと」であり、俗に言う「処理落ち」状態だったりします。これがカク付き。性能が十分あれば解消できるので、パワーが要求されるわけですよね。

カク付きだけとりたいのでしたら、InspectorのCommon内、Vertical Syncの項目をForce OnからUse the 3D apprication settingにすれば、PSO2標準状態で動作するようになりますので、幾分か緩和されると思います。お試しください。ただし処理が間に合うときには今度はティアリング(画面が引き裂かれるような症状)が発生しますので、難儀するわけです。このあたりも補足しないとならないですね。


それましたが、私のぱそ子さんのスペック、ですか・・・。確かどこかに記したような。う~ん・・・(@_@) 昔のことになってしまうのかな、と。らべのPCは自作パソコンと呼ばれるものですので、完全に同じ内容で組み立てるのは結構大変かもしれませんけど・・・。

どこまで記せたらいいかよくわからないので、主要パーツだけ載せておきますね。ケースを含め、約40万円となります。このあたりも、近いうちにお買い物コーナーみたいな感じで、取り上げられたらいいかなと考えています。


M/B:ASUSTeK Rampage IV Formula(X79 初期ロット)

CPU:Intel Core i7 4930K(IvyBridge-E 6Core 4.2GHz/1.1V)

Cooler:Nocture NH-D14 SE2011(ファンは600rpm/3基構成に変更)

RAM:Samsung MV-3V4G3D(2セット16GB / DDR3L 1866 CL9動作)

VGA:GIGABYTE GV-N690D5-4GD-B(NVIDIA GeForce GTX 690 Core1.17GHz/Mem7.4GHzにてUEFI対応VBIOSへ書換済)

VGA Cooler:Arctic Cooling Accelero TWIN TURBO 690(TDP400W 400-1500rpm)

PSU:Owltech/Seasonic SS-1000XP(1000W 80Plus Platinum)

SSD:TOSHIBA THNSNH256GCST(256GB HG5d 7mm厚)

HDD:
キャプチャー用:Seagate ST2000DX001(SSHD 8GB MLC+2TB 7200rpm)
データ保存用:WestanDigital WD20EFRX(WD Red 2TB IntelliPower 5400rpm)

OpticalDrive:Pioneer BDR-S08J-BK(BD/DVD/CDライター BDXL対応)

Sound:E-MU 1212m PCIe(PCIe Digital Audio System 音楽制作向け)

Case:Antec SOLO II(ミドルタワーPCケース)

From : らべ | 2013年12月09日 12:16

初めまして
色々なサイトやツイッターなので綺麗なSSを見るたびに私も同じように撮りたいと思って探していたらここにたどり着きました
丁寧に説明をしてくださってて音痴の私でも設定することが出来ました
前よりも滑らかになったのは見て取れましたよ
惜しむらくは私のグラフィックボードが古いものなので思うように効果を感じられなかったことですね
こちらはいつか交換なりをして改善していこうと思います
その時はまたお世話になると思います

他の記事も追々読ませて頂きます
ひとまずはお礼まで、です

From : るい | 2013年12月25日 01:19

るいさんへ

はじめまして('-')/ こんな摩訶不思議な長文をご精読いただいたようで、感謝しきりです。ありがとうございます。


そうですね。たぶんこのサイトが元祖なのでは、と自負はしていますけど・・・さてはて。初期状態では残念ながら、最近のタイトルに及ぶクオリティーには至っていないように感じますので(@_@)

はい・・・。やはりサイトで紹介したい、というクラスになるとハイクオリティーのフォルダのプロファイル群になると思います。あれらのファイルはいわば4万円以上クラスのカードを要求する内容となり、お手軽に試せないのがつらいところです。

ただ先日のお題とあわせまして、今後本話題が転機となり、ぱそ子さんの構成などを見直すきっかけになればいいのかな、なんて思ったりしています。


画質関係だけでも20近くお題がありますので(@_@) お暇なときにでも興味を引かれそうなものがありましたら、お読みいただければ幸いです。何か不明点がございましたらお答えしますので。

ご丁寧に、ありがとうございました('-'*)

From : らべ | 2013年12月26日 01:00

はじめまして、突然失礼いたします
フレにこちらを教えていただきましてこちらの配布を使わせていただきました

とても丁寧な説明でちょとPCには疎い私にもわかりやすかったです
細々とではありますが日記を書いておりまして・・・
そちらに載せる際にも使わせていただきたいと思っております
本当にありがとうございました°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

From : もにこ | 2014年04月10日 04:40

もにこさんへ

はじめましてなのです('-')/
わざわざのコメント、ありがとうございます。そのようにいっていただけると、記してきている甲斐もあるというものです。励みになります。

丁寧かどうかは自分でも正直わからないところなのですが(@_@) 近いうち、総まとめ?に近いものをあげられたらいいなと思いますので、少々お時間をいただければと思います。


すでに楽しまれていらっしゃるようで何よりです。そしてサイトもお持ちのようで。わあ・・・とってもかわいいのです_〆(; ;*

あとでおうかがいしますね。にはは。

From : らべ | 2014年04月11日 00:14

コメントはご自由に



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