
普天間の基地問題に
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【高橋昌之のとっておき】普天間問題、足を引っ張り合っている場合じゃない
私は沖縄の人なので、基地がすごいところであるのは相応に把握しているつもりです。1年に1度、基地の中に入れる機会もあったりして、米兵さんたちがどのように過ごしているのか、もおぼろげながら見えてきます。
この記事は普天間問題で浮き彫りになっている国内の体質、について是非を問う話題となっており、結論にある「国内で足を引っ張り合っていていいのか」には本当に うんうん ってうなずくしきりでした。
第一、基地を素直に「はい、受け入れますよ」なんていうところがどこにありましょうか。あったら本当にすごいものです。土地もさることながら周辺の環境なども大幅に変わるため、安易に入れることは難しいように感じます。
それも、こんなに切羽詰まって急に徳之島に、と話したところで納得できる人はまずいないでしょう。当事者じゃなければ傍観するだけですが、実際に矛先に当てられた人たちは必死になります。
民主党は公約で基地の全面移転を掲げているわけですが、沖縄の人でそれを真に受け止められた人ってどのくらいいるのでしょうね。もちろんいるにはいますけど、マスコミも結局は反対している姿しか取り上げていないから、真実が何も見えてこないという罠。
そして、自民党もそれを批判するだけしかできず、お偉い方同士で何をやっているんだろうって不思議に思います。今月が期限というのに、まだまだまとまっていない様子で、これでリミットを迎えたら一番怒るのは振り回された米軍、そして沖縄県民だと思います。
「力がないくせに蜂の巣をつつくようなまねをするな」とはいったものですが、実現可能かどうかも見極めないまま公約にしたのは失敗だったでしょうね。それよりも私がいつも思うのは、基地を受け入れてくれる土地なんてどこにもないはずだから、だったら米兵との共存を、より建設的に考える道を模索すべきなのでは、と感じてしまいますけどね。
クローズアップされるのは暴行問題とか、飲酒問題、ひき逃げといった、日常生活の乱れから、全体が悪く見られていますからね。でも、万が一の事態が起きたときには、一番助けてもらえる場所でもあるわけですから。意識や規律の統制からしっかりしていただきたい、といった根本的なな部分から、強く迫っていくべきなのではないでしょうか。
兵隊さんたちが「守るべきもの」として、ちゃんと県民の方々をとらえてくれるのであれば、ぞんざい千万な扱いをすることもなくなるでしょうし、出て行けの一方方向にはならないとは思いますけど・・・。
その中に土地の所有権を持つ人もおられたり、騒音の問題もあったり、でも基地がなくなると周りで働く人たちも仕事を失ったりするわetcetc...安易に論ずることができない、難しい問題です。ゆえ、お偉い方は真剣に考えてほしいです。
[ 雑記 ]
2010年05月08日 20:46 | 投稿者:lavendy
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