基地の問題って

こういう一面もあったりするんですよね。


「民主党にだまされた」 沖縄県民に広がる鳩山政権不信


一般的に知れ渡っているのがこちらの話題。沖縄に何故基地が集中するのか、撤去する、ないしみんなで負担するのが筋ではないのか、との見方が普通です。確かにそうなんですよね。沖縄だけ悲惨な目に遭うというのも解せないですし。いくら昔のことだからといって、その一言で片付けられるほど軽い問題ではないことくらい周知の事実でしょう。


その一方で、このような話題もまたあるのです。


「普天間」の現場 辺野古ルポ 米軍と育ち、恩恵を受けた


米軍基地があって、そこで働く人たちもいて。つまり経済活動の拠点にもなっているという現実。それを直視しないで、正しい主張=撤去すべきだ一辺倒、だけにとどまるというのも変な話なのです。現場の人たちで、こういう意見もあるワケですしね。


誤解してほしくないのは「だから基地が必要だ」ではなく、共存の道を模索するべきであって、そのために何が必要で何が不要なのかの取捨選択を具体的に明示し、政府がその方針をちゃんとアメリカ側に伝えきれるか否かという部分にかかっているんじゃないかなと。


迷走するから不安になり、私を信じてほしいという言葉の何を信じれば、オバマさんも、県民さんも、納得できるのか。一番わかっていないのは当事者さんたちだったりして・・・なんて。


国外にいきなり求める、といっても難しいものなのでしょうし、かといって米軍側も恩恵にはあずかってきているはずなので。最善の道をお互いに話し合える場を、もう少し設けられたらいいのになと思います。


そういう意味では、この文はいいものになっているのではないでしょうか。このような意見にどんどん後押しされて、意志決定の際に尊重されるのが好ましいように思われるのですけどね。


どこも「代わりやります」なんて挙手するところ、皆無でしょうから・・・。うちな~んちゅの一人として、切に思うことなのでした。


普天間「米は忍耐強く交渉を」 ナイ・ハーバード大教授


2010年01月10日 21:25 | 投稿者:lavendy

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