七つの海

髪の毛に不要な線が入る症状について

結論：現状では「仕様」となります（おそらくPSO2クライアント側に不備の可能性）

先に本音を言ってしまいますが「影にさほどこだわりを持っていないらべにとって、記すまでもない記事」ということをご承知おきください。元々はその愛好家さんたちで探求すべき事象だと、私は考えますので。

ただ、NVIDIA Inspectorはみなさんが思っている以上に非常に深く、高度なツールになっており、生半可な知識で操れるようなソフトではありません（覚え書きを見たら多分愕然とするでしょうけど・・・。できるだけ平易になるようにはつとめますが）。

ですので、インスペなどと気軽に略せる人たちで、ほんとなら調べ上げてほしいところではあるのですけどね。私にはそこまでの高度な知識は持ち合わせておりませんので・・・。

・・・本題となりますけど、カスタムアンチエイリアシングプロファイルは「完全な動作をお約束するものでは『ありません』」。

あくまでも、「PSO2クライアント標準で用意されているオプションの画質調整機能だけでは満足できない」という、「『贅沢な悩み』をお持ちの方たちの一助になれば」という考えの基でお送りしているものです。

ゆえに、意図しない動作を起こしたり、期待される結果が得られなかったとしましても、それは「免責事項」（おことわり）となりますので、あらかじめご了承ください。

あくまでも、「らべで調べ上げられた情報を元に、みなさんの環境下でも手軽に使える（であろう内容にまとまる）ように整理したファイル」でしかありません。万人の元で動作を保証するものではございませんので、まずはその点だけはお忘れのないようにお願いしますね。

「髪に線が入る」症状は、主に2つのパターンに分けられます。

一つは「エステルームに入ると、どんなプロファイルを用いても入る」
一つは「アンビエントオクルージョンを入れると、条件によって入る」

前者においては、申し訳ございませんが「完全に仕様」といいきれる部分です。なぜなら、オープン当初からいわれてきていますよね。「エステルームとフィールドとで、キャラの見栄えが全く違う」と。「エステ詐欺」と呼ばれる言葉が物語るわけですが。

（なぜPSUみたいにフィールドも、エステルームも同じにしないのか、理解不能なのですよね。エステルームだけ綺麗に見えて、何の意味があるというのでしょうか）

これが意味することは、三次元映像を表示するための機能＝シェーダーの作りそのものが異なっていることが考えられ、エステルーム環境下においてはどのような値を用いても、残念ながら入るような状況です。

もしも回避できるという値が見つかったのであれば、あなたでそれを公にするのもよし、黙ってお一人でこっそり使うもよしでしょう。少なくとも、らべのおつむではまだ導き出せていません。

なので、現状エステルームにおいては「シェーダー、または髪型固有に問題の可能性あり」と指摘しておきます。特に、アンビエントオクルージョンを入れるとその線がより目立って見えるあたりからも、髪型に何か問題がないのかな、と考えるのが自然でしょう（切っても見えるわけですから）。

誤解していただきたくないのは「アンチエイリアシング・ビットが違うからなのでは？」という説もあるにはあるでしょう、が、「ビット立てそのものが間違っていたら、アンチエイリアシング機能自体そのものが働かない＝ジャギーが盛大に発生したまま」なので、少なくとも「効果はある」といえるでしょう。

ただ、「髪に線が入るのを回避しながらも、アンチエイリアシングの効果を得られる」ようなビットは、探せていません。というよりも、相当調べていますけど見つけられない状況から、『クライアント側に問題があるのでは？』と、考えているところです。なぜなら、アンビエントオクルージョン・ビットによっては、全く線が入らないながらも影を付加できているものもあるがため、です。

ゆえ、エステルームを綺麗にとりたい場合は残念ながら？「カスタムアンチエイリアシングプロファイルは『解除して、クライアントの機能のみで撮影する』」ことです。

元々エステルームのクオリティーはフィールドのそれに及ばないくらい高いわけで、プロファイルが使えなかったところでさほど問題はないことでしょう。モデルデータそのものが別物ですしね。ゆえにエステ詐欺、などという不名誉な言葉が出るわけですが・・・。

そもそも、キャラクターさんが大きく映し出せる＝それだけ輪郭も大きくとられる＝ジャギーが発生しにくくなる状況なだけに、エステルームで綺麗に撮影したかったらプロファイルは切って、標準機能だけで撮影することをおすすめします。

それでも厭だ、という人は・・・セガさんに要望を出しましょう(汗笑)。

では、もう一つのケースを記しましょう。これが、今回一番騒ぎを起こす引き金になっていると考えるのですが・・・。

何度も口酸っぱく言わせていただきますが、「PSO2に『アンビエントオクルージョンなんて、ない』」わけです。その上で適用して、線が入るー入るーといわれても、それは「仕方がない」と「あきらめる潔さ」も持っていただきたいなと思うのですよ。無い物ねだりして、だだをこねられても、どうしようにもないのです。

それが厭でしたら、自分でパラメーターを探し出すこと。それくらいの努力と手間を惜しまれるようでは、NVIDIA Inspectorなんて触れるべきではないと思います。これ、初心者向けのソフトではありませんから・・・。

いってしまえば、「パソコンのグラフィックス機能面の大半を理解し、その上で『自己責任でいろいろと調整するソフト』」なので・・・。ゆえ、ただ単に「綺麗にしたい」と考える人が手にするソフトではないと、私は思うのですよね。

×「線が出た。ではどうしよう？」＞「検索しよう」
○「線が出た。ではどうしよう？」＞「自分でいろいろ設定して調べよう」

後者の○の考え方に当てはまらない人は、アンビエントオクルージョンはおろか、NVIDIA Inspector自体使わない方がいいと思います。厳しいコトいってしまいますけど。それくらい、難しいソフトなのですよ。ボタン操作は簡単かも知れませんが。

ですが、PSO2の標準のグラフィックス機能ではお察しの通り、満足できる人はかなり限られるようで・・・。いいという人もいらっしゃるようですけど、本サイトをご覧になるような方々にとってはその目も十分肥えているものと思われ、「納得できない」、と。

しかしNVIDIA Inspectorを細々操作する・・・ことはとても大変なことです。それこそ数十～数百時間はいろいろ設定をいじらないとならないと思います。そんな手間を省いて、簡単にできるようにしたのが本プロファイルであるということは、忘れてほしくない部分です。

その上でお伝えすることですが、らべとしての見解は「特定の髪型でアンビエントオクルージョンと干渉している」ように見受けられると、ここに改めて記しておきます。元々、そのあたりは全部 影に関する注意事項 のテキストファイルに書いてあるのですけどね・・・。読まれない人が騒いでいるだけのような気も。

なぜそうだと言い切れるのか？　について、上記ムービーが「証拠」になっているはずなので、じっくりとご覧いただければと思います。使用ドライバーバージョンは最新の337.61 Betaです。

「アンビエントオクルージョンがなければ、髪に線が入ることはない」
「アンビエントオクルージョンがはいれば、一部の髪に線が入る」

「アンチエイリアシングを『無効』にしても、
　アンビエントオクルージョンがはいれば、一部の髪に線が入る」

「プロファイルを一切合切無効＝クライアント初期状態にしても、
　アンビエントオクルージョンがはいれば、一部の髪に線が入る」

これだけの状況証拠があれば、諸悪の根源がアンビエントオクルージョンにあると結論づけられますよね。となれば、いくら「アンチエイリアシング・ビットで干渉しないものを～」と探したって、お門違いとしかいいようがありません。時間の無駄でしょう、はっきりいって。

それよりは、有効なアンビエントオクルージョン・ビットを探す方が賢いといえます。が、お察しの通り、探された方、いらっしゃいますか？

初期頃、がんばって探されていた方もいらっしゃると思いますけど、「あれで終わりだ」とお思いでしたでしょうか。・・・ここが、パソコンの奥深いところ、難しいところなのです。

何から手をつけたらいいかとなれば、「影をお望み」なのですよね？　でしたらまずは「アンビエントオクルージョン・ビット」から探せなくてどうするのでしょう。検証用に、こんな設定でも作らないとまずいのではないでしょうか。

そして「必ずしも正解の値があるとは『限らない』」のです。クライアントにバグが潜んでいれば、すべての値を試してもだめ、ということもあるでしょう。

そんなことを、毎回ドライバーが更新されるたびに、クライアントがバージョンアップするたびに、確かめなくてはならないわけです。これは、相当なコトだと思いますけどね。公式にサポートされていないことの大変さがうかがい知れるはずです。

『常に事象は変化する』

ということを、念頭に入れておかないとならないことでしょう。当時探したビットは、あくまでもその当時のGeForceドライバーであったり、PSO2クライアントのリビジョンであったりするわけです。「今」はもちろん、変わっているわけです。

ましてや、先日の再誕の光のクライアント、みなさんでも明らかに変わったと実感できることでしょう。ここまで細かく見つめられる 眼 をお持ちなのであれば。

ですので、3月にきつめに記してしまって申し訳なく思ってはいますが、それが本音であり、真実でもあるのです。

「美麗画面を誰にも知られたくないなら、一人でこっそり使えばいい」「それだけ情熱があるのなら、PSO2クライアントバージョンが上がったら、毎回各GeForceドライバーで各AOビットの値を全部検証し、リストアップする」。

これくらいの熱意がないと、本当に使えるとは言いがたいのでは、と思うのですよね。もちろん、これは変な話でもあります。本来なら、こういったことはすべて「セガさんなり、NVIDIAさんなりで仕様策定すべきところ」なのですから。

その部分にユーザーが介入している、という現実を、忘れてはなりませんよ。にはは。私はそういった部分の敷居を下げたい、といっているだけにしか過ぎませんので。

あと、「値がころころ変わる」なんておかしいわけです。なぜなら、ほかのゲーム、そんなことありますか？(汗笑)　ゆえに「PSO2クライアントって、どれだけ未完成なプログラムなんだろう」、と思うわけですよ・・・。

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本稿を作成するに当たり、念のため、改めてみなさんがお望み？の超濃い影を生成する「Mirror's Edge (0x00000002)」も試してみましたが、ご覧の通りです。アンビエントオクルージョンが入っていると、アンチエイリアシング・ビットの値云々の前に、無効にしていても線が入るのです。

そして、それは「すべての髪型において発生するものではない」、ということも付け添えておきますね。そうでなければ、最近のお題、全部アンビエントオクルージョンを入れて撮影していますけど、さっぱり見えないでしょう？

アポス・ドリオスさんなり、ダークファルス・ルーサーさんなり。それだけ、工夫をして遊んでいるのです（その分、トレードオフしているところもあるというわけです＞たとえばサポートパートナーで、初音ミク・ヘアーをつけたチェリーさんはなくなく呼ばないことも＞干渉の対象髪型となるため、全員が影響を受けるのです）。

314.22 WHQLドライバーでも、最新の337.50/61 Betaドライバーでも線が入る・・・ということは、ドライバーの問題とは考えにくいですよね？

ゆえ、私としては「PSO2クライアントに問題があるのでは」と考えるわけです。重ね重ね記しますが、「イレギュラーという言葉を、身をもって識ってくださいね」と、何度でも申し上げておきます。

（ただ、指摘しておくべき点として、かつてのNVIDIAさんは対抗のAMD社（旧ATI社）に比べてドライバーの完成度が高かったことが大きかったのですが、最近はそうとは言い切れず、うまくまとめられていないところもあり。

さらには近日出るとされているGeForce GTX TITAN Zが度重なる延期＞発売日未定に追い込まれているのも、ドライバーが完成しないから、という事情もあるようです（あるいは、それは建前で対抗における性能不足が大きいように感じられますけど）。

そんなところから、「ドライバーも完全ではないだろうな」と見据えておく眼も持っておかねばならないことでしょう）

できないことは「できない」のです。「できる」というのであれば、その値をIt-tellsさんなり、掲示板さんなり、知恵袋さんなりに書き込めばいいだけだと思います。

私が濃い影が嫌いというのもなきにしもあらずですが、現在設定している値、近似値くらいはもちろん、毎回確かめてはいますよ。よりよい値があれば、それを採用したい思いに変わりはありませんからね。

ではどうやってらべは対処しているか、と申し上げますと「髪色を、暗めにして対応している」と。元々栗色の、やや明るめの髪の毛だったのですが、本検証も入ってきてしまったため、エステルームで明度を調整したわけです。

これだけでもお金をかけたわけですよね。ばかばかしいかも知れませんが。・・・ただ、そのおかげもあってムービー内でほとんど目立っていないことも確認できるでしょう。使いたい、という熱意があるのなら、こういった方法もありますよ、ということで。冒頭の昨年の記事と、簡単に比較できるでしょう。

（補足ですが、「エステルームを出なければお金はかからない」ことから、「撮影の時だけ髪色を変更して目立たなくさせる」のはありだと思います。・・・される方はおそらく皆無に等しいでしょうが(汗)）

あるいは撮影場所を変えたり、やむなく影響の少ない、出にくい髪型にする、アクセサリをつけるですとか。さらには構図を工夫して直接見えないようなアングルにしてとらえる、etcetc...。このあたりはみなさんの創意工夫で乗り越えていきたいところ、となることでしょう。

「線が入るからだめだぁ～」、ではなくて、
「入ってしまうからどうしよう、こうしよう！！」

の発想に、転換していただきたいなとらべは考えます。

プラチナむきりょくさんもちょうどタイムリーに記してくださっているのですが、残念ながら私の環境下においては効果が認められませんでしたし（上記のムービー通りとなるわけです）、プラチナさんの環境はGTX TITAN SLIというほぼ最高ランクの構成ですから、確かめようがありません。

私はその中でもGTX690というカードにおいて、SLIの動き方であったり、SLIを切ってランチャーが有する解像度くらいは毎回確かめて、公開していますので。可能な限り、みなさんに近い環境で調べてはいるつもりです（限度はありますけど）。

ゆえ、「ご自身の環境においてベストな値は変わるかも知れない」コトから、「初心者お断りなソフト」でもあるのですよ、Inspectorって。軽々しく使えるソフトではなかったりします。

世界各国を回っても、おそらく「プロフェッショナルなゲーマーさん」たちが注目するソフトだと、らべは思っていますので。ここまで敷居が下がると逆に怖いくらいですけどね(汗笑)。だからこそ、万全の注意を払うのがどれだけ大変なことか、察していただければと。

（もはや個人でやるべき内容でもないとは思うのですけどね）

あと、これは感覚的なことなのですが・・・「PSO2クライアントは、どうにも、起動するたびに『アンチエイリアシングの効き具合が微妙に変わったりする』」ような印象を受けることがあるのですが、いかがでしょうね。

ほかの方で同じような現象に遭遇されたことがあるかはいざ知らず、「起動するたびに当たり外れがある？」ような、そんな感覚にとらわれることがあります。

スタートのゲートエリア、床面に描かれる青緑のライン・・・ここのクローリーの度合いが、起動するたびに変わるような印象を受けます。大半はギザギザが見えるのですが・・・10回に1～2回くらい、びしっと決まって表示されることがあるのですよね。

Combinedには及ぶまでもなく比べることもありませんけど、確かにMSAA系のアンチエイリアシングであったとしても、いいできのように見受けられる・・・そんなことが起こっているような気がするのです。

まさか起動するたびに当たり外れだなんて・・・と思うかも知れませんが、これでも4000時間以上遊んできてはいますので、感覚的ではありますけど・・・そんな事象が起きているような気がしないでもない、とここに記しておきます。

（おそらくではありますが、毎回起動時のシェーダーセットアップなどで、何か問題＝初期化・起動順序などをランダムにしている？　ような可能性があるような、ないような・・・そんな印象ですね）

ゆえ、総じていえることは（申し訳ございませんが）「現時点では、毎週不具合修正をしても取り切れないほど、PSO2クライアントが信頼にも、信用にも足るソフトではない」と結論づけておきます。

今後、何かしらのブレイクスルーなどがあれば一気に解決できる可能性もあるかもしれませんし（今回の光関係など、そんな印象を受けるのですが・・・）、現状維持が続くかも知れません。

ですが、それならSizustarさんやプラチナさんのおっしゃるように、「みんなの熱意」を、「運営・開発陣にぶつけまくる！」しかないと、私は思いますので。

みなさん、それだけ感じているわけですよね。「もっと美麗な映像になったら、もっとPSO2に首ったけになるかも知れない！」、と。

マイキャラさんやお友達さんが綺麗に映るだけでもモチベーションが変わるというのは、利用者さんなら肌身で感じていることでしょうし。未体験の人は一度味わうと、おそらく逃れられなくなるほどの魅力は持っていると思います。

それなら、セガさんに「そういった需要はたくさんあるんだよ～！」ということに、気づかせてあげられないとならないでしょう。そのためにはみなさんの力が必要です。

ひとりひとりの力はたいしたことないかもしれませんけど、それが数十、数百、数千・・・と数が多くなれば、重い腰を上げるかも知れませんしね。

酒井さんはメディアブリーフィング2ndの頃、「そういった要望があれば（今後の展開次第で）やるかもしれないけど、今くらいがバランスがとれていると考えている（現状では「ない」（全くないわけでもない））」、と話されていました。そこから作業量が増やせるのかどうか、など。大変そうな部分もありますし。

（HDDデータ削除事件や進撃の巨人コラボなどを振り返ると・・・無理そうな気もしますけど(@_@)）

場合によっては、今度の感謝祭で聞いてみるのもいいかもしれませんね。「世間で4Kテレビなんてでてきてるんですけど、次なる10年を目指すPSO2はもちろん対応するんですよねっっ！！！（ニッコリ）」と(笑)。

（しかし4K対応テクスチャは大変そうです・・・）

あるいは、こういった超優良企業さんにお願いをしてみる、というケースもあるかもしれません。自分たちで抱え込みすぎるのではなく、外部もうまく活用する、みたいな。・・・難しそうですが。

ヘキサドライブさんの開発能力は、すさまじいものがありますからね・・・。Rez HDを遊んでいても、感じましたのです。

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