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2013年12月03日

maimaiユニット/ウォパル scenery ~ エクストリームステージBGM - オリジナルサウンドトラック Vol.2の感想

今回はちょっと辛口目にコメントをしておきました。


パッケージ表面数日前に届いたサウンドトラックCDのVol.2ですが、どうにも、Vol.1の中身でうまく伝わらなかった部分があるようでしたので・・・。BGMはαテスト時代から見てきている人なので、ここは引き下がれないと率直な思いを述べました。

上記はそのVol.2の特典アイテムコードに付属している、エクストリームステージのBGMです。私にとっては未だに遊んだことのないモードのため、マイルームから楽しめるようになるのはうれしい限りでした。冒頭のチューンAが散策時、6分半ばから盛り上がってくるのがチューンBの戦闘時(・・・ていいのかな?)となります。

ライナーノーツには「この後シンパシー2013のセッティングが控えていたため、かなりグロッキーな状態で作曲した」とあり、カオスな状況の中で生み出された楽曲といえるのでしょう。実際、戦闘時の曲はかなり勇ましいといいましょうか、思いっきりテクノ系のダンストラックとでもいえるような、アップテンポのテーマが流れていきます。


シームレスミュージック(BGM)の限界点 ~ 速すぎる移動速度
シームレスミュージックを司る「Sympathy」の舞台裏
Sympathyシステムに思うこと

パッケージ裏面なぜVol.1の評価が今ひとつ&コメントがつかないのか。それは、Sympathyというシステム自体を理解、把握していないと、『共鳴することもままならないBGM』としか感じられないため、ではないでしょうか。

詳しい部分はAmazonさんのレビューをご覧いただければ納得できるものと思われますけど、「自分もミュージックプレイヤーの一部となり、曲を奏でていく」点が、従来の音楽のいずれとも異なるものと、私はとらえています。

今までならば、必ず主旋律がはっきりと見通すことができるのが普通で、その音楽のテーマというものが聴く人の心に響くか否か。これだけで判断が可能なものが「一曲もの」なわけです。最近のタイトルでしたら、ファンタシースターポータブル2にあったAire Igresiaあたりが名曲でしょうか。


しかしPSO2は船出からBGMについて、いろいろな評価が乱立することとなります。私はもとより、納得できる人は「BGMすばらしい」「がんばっている」「さすがは小林神」と絶賛の嵐ともなるわけですが、

かたや一方では「耳に残らない」「ノイズのような何か」「静かすぎて音楽が聞こえない」「テーマがわからない」etcetc...。完全に二分化しているわけです。でも、それらの答えは今までの話題、そして今回のレビューに記してきました。

つまり「プレイヤー自らが楽曲に積極的に関わっていけているか否か」で、評価が真っ二つになるのは自明の理です。なぜなら、「PSO2の楽譜は『あなたが創り上げる』」タイプのBGMですので。


そうなってしまった理由は単純明快で、初代PSOの正統後継作品として一応銘打った手前、PSU系で採用していた一曲ものの楽曲を取りやめ、「初代で実現していたシームレスミュージックを復刻させよう」、と取り組んだわけです。

しかし、PSOと比べバトルスピードが倍速以上にも速くなった結果、生み出された弊害は「音楽がゲームに追従できない」事態を招いてしまいました。

いわゆる、戦闘時に移行してもあっさり敵さんたちが瞬間蒸発してしまうため、また探索時の音楽に戻す>急に敵さんがポップする>また戦闘時>また探索時・・・のエンドレスループ。

このつなぎの部分を小林さんは「急激戦闘曲」と銘打ち、曲間に採用していきますが・・・それでも4小節もあったら間に合わないという皮肉さに泣かされたようで。

そこで2小節まで短くしたり、新たなフレーズをどんどん付け足していったり・・・いわば「ゲームを細分化したツケ」が、「音楽面にまでしわ寄せがいってしまった」という悪いケースなのかな、とらべとしては思うのですが・・・。

小林神は神ではなくなった、というコメントもあるようですけど、そんなことはないはずです。ちゃんと小林さんの、そして他の方々の息吹もちゃんと根付いているのです。

ただ、それがSympathyという高度な楽曲作成ツールにかけられてしまった結果、あなた自身でBGMに深く関わっていける姿勢を持っていなければ・・・心の奥底から楽しむことはかなわないでしょう、と。


ゆえ、オプションの初期値からして「SEが80に対してBGMが50」ですとか。控えめに設定するのは昨今のゲームの風潮みたいなものなのかもしれませんけど、音楽、すごいんだぞぅ!とアピールするのには、あまりに静かすぎる設定です。

私の扱うムービー、BGM100に対しSEは40ですよ。ここまでしないと、このバランスで聴けないのです。さらには攻撃などが重なりすぎてしまうとSEも釣られて音量が上がってしまい・・・その中で聞ける音量を確保したらSEは40止まりが限界、と判断したわけです。

おかげさま?で「ジャストアタック発動のタイミングの音が埋もれて聞こえなくなってしまっている」、のが難点ですけどね(@_@)

海外製ゲームでは「BGMが主張しすぎるのはいただけない」といった風潮があるためか、FPS系を中心に環境音・・・風や雨音、小鳥のさえずりといった音楽に属しない効果音で場を演出するような手法が広まっているため、これだけリッチにBGMが鳴っているゲームというのはかえって珍しい部類に入っていくのかもしれません。

それでも手がけられたフレーズはいずれも珠玉の旋律が揃っており、うまく再生されていくときの感動は何物にも代えがたいものです。強いて難点をあげれば、「そのフレーズの取捨選択もランダムに左右される」ため、自分だけの努力ではどうしようにもない部分が残ってしまうのが残念無念。


ある程度遊び慣れてくれば、音楽が変わるタイミングをコントロールできるようになっていくはずです。それはきっとご自身で無意識のうちに覚えているはず。

らべはムービーの中でも、できるだけ「こうあってほしいな」と思う演奏になるように、フレーズが流れ終わるまでゆっくり目に歩いて敵さんとの遭遇タイミングをずらしたり、ですとか。細かい工夫はいくつも重ねています。気づかれる方がいらっしゃるかは不明ですが・・・。

今回のVol.2のコメントは本当に、自分としてはあそこまでは記したくなかったのです。だって、せっかく「この商品すてきなんだよね!買っていいよね!」という気持ちでストアを訪れるでしょうに、「いや、やめておいたほうがいいですよ・・・」なんて最初から記しているわけですしね。

もっと書きようはあったかもしれません。ですが、Sympathyというシステムを把握されていない方ではきっと、「サントラ=リファレンス、一曲もの」という考え方で支配されていることでしょうから、「買った後にがっかりさせない」ためには、否定文も最初に踏み込んでおかねばならない・・・と。そう、判断しました。


そうでなければ。すでにお二人様がせっかくいいポイントを記していますのに、どなたかわかりませんけど(愉快犯でしょうが)、わざわざ「1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。」とするものですから、購買意欲も削がれてしまいます。

レビューって本当に記すのが難しいですから、参考にならなかった、を押される方はコメントなりにどんな点が参考にならなかった、を残してあげるのが、今後のためにつながるのではないでしょうか、とは思うのですけどね・・・。

もっとも、そのボタンがAmazonさんらしい部分といえば、そうなるのでしょうが。


それましたが、PSO2の音楽の評価は本当に難しいと感じます。パーティーでサクサク遊ぶ人にとってはおそらく発見の連続となるCDだと思いますけど、人によっては「戦闘時だけでいい」「探索時が長すぎる」etcetc...。元々がバラバラなため、どのように編集をすればみんなにとってのうまい落としどころとなるのか、はまさに「神のみぞ知る」のでしょう。

海岸の探索時のサンプル、20分と長めにとりましたけど・・・いかがですか? らべはこれでも「ずっと聴いていたい」と思う人ですが、「長すぎる、いらない」と感じる方もいらっしゃるでしょう。レアなフレーズが結構揃ったので自分としては満足なトラックになっているのですが、合わない方も間違いなくいらっしゃるはず。

なんでもかんでもランダム化してしまったツケが、ここにも現れてしまったといういい例なのではないでしょうか。今後エピソード3、なども考えていらっしゃるようですけど。現状のバトルシステムなども踏まえ、PSUでいうところの「イルミナスの野望」クラスの立て直しを本気で考えないと、

・・・はたして、アルティメット実装時にどのくらいの人が残るのか、そしてついて行けるのか。疑問符しか残りません。ぜひ開発・運営側で、入念にゲームを見つめていく必要がありましょう。


タイトルに入れているmaimaiユニットはこんな感じのアイテムで・・・ジュークボックスやDJブースと同じ、楽曲変更ルームグッズの一つです。ただし、DJブースのような踊る部分がありませんので、あくまで変更だけ、となります。ピカピカと光っていて、再現度は高いように感じますけどね。インフィニティ関係の画像が映っているのはご愛敬ということで。

maimaiユニットmaimaiユニットmaimaiユニット

しかし、もう師走。早いものです。残されたCDは下記ミュージックコレクションのみ。10枚組+DVDという大ボリュームになりますけど、らべは一応全部のディスクをそろえていたりしますので・・・後の期待はリマスタリングの質がどんな感じに仕上がっているのか、といったところです。

そして、I/II/IVの全楽曲がマイルームで楽しめるようになるという豪華特典が、ぬかりなく再現されるように期待しています。ルームグッズも楽しみではありますけど、やっぱりサントラですから。音楽を楽しむ人が買うべきだと、らべは思うのでした('-'*)


そうそう、Vol.2の感想としては・・・音楽自体は変わらずハイクオリティーで満足しています。唯一収録されなかったゼッシュレイダさんとのバトルは、次の機会にということでしょうか。フィールドは海岸びいきではありませんけど、そちらの2編が聴き応えありました。ストーリーの楽曲もおさめられていたり、ボーカル曲もそつなく収められていたり。

オルゴール曲やチームミーティングのテーマなど、聴いたことのない楽曲もいくつか含まれていて、私としては十分満足できる一品なのでした。

ファンタシースター ミュージックコレクション2000-2007 (10枚組ALBUM+DVD)


今までの3タイトルはこちらからどうぞ。

ファンタシースターシリーズ 25周年記念コンサート シンパシー2013 ライブメモリアルアルバム (ALBUM+DVD)

ファンタシースターオンライン2 オリジナルサウンドトラック Vol.1 (3枚組ALBUM)

ファンタシースターオンライン2 オリジナルサウンドトラック Vol.2 (4枚組ALBUM)

『PHANTASY STAR ONLINE 2』公式サイト
http://pso2.jp/

From : lavendy | 20:00

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コメント

あらら、今回はせっかく早々に購入していたというのに、じっくり聞き込める時間が作れないうちに、らべさんのレビューを先に読む流れになってしまいました…(苦笑。

ともあれ、毎度お疲れ様です。
プレイ中に聞いた場合の楽曲の評価に関しては、もちろん音楽事態への興味のほどや好みの問題もありますが、ことPSO2に限るなら、プレイスタイルによって景色が違いすぎてしまう部分がありますね。
よくも、悪くも、です。

らべさんのように、プレイ中に楽曲を奏でられる方がどれだけいらっしゃるかはわかりませんが、少なくともゆっくりしたペースで道中を進む場面が多い方なら、小林さんの努力の成果もあって、BGMへの評価は一定以上になるのではないかと。
まあ、あくまで予想ですけれどね。

翻って、火力重視の装備やスキル構成で、常時複数人で遊んでいるような方の評価は低いのかな、と。
高火力パーティで遊ぶことが悪いとは思いませんし、そこに魅力を見出す心理もわかるにはわかるのですけど、このゲームの中で楽曲を楽しむには、あまりにも不向きですね。


例えてみれば、お米の味を楽しみたい場面で、たっぷりのカレールーをかけるようなもの、でしょうか。

……ちょっと違いますね。
あるいは、線香花火を、ゲームセンターの店内で楽しむ、とか?

いずれにせよ、主流となってしまっている遊び方に対して、現状のBGMは場違いで共存が極めて困難。
それが、テスト期以来ずっと続く問題点ですね。

この点に限っては、らべさんと意見の一致が見られそうな気がします。
(先日のヒューナルの記事での引用、ちょっと心が痛かったです。いえ、その節は本当に度し難い考えなしっぷりでしたから、自業自得なのですけども。)

From : 未瑞鳩 | 2013年12月04日 02:02

普段PSO2……に限らず、ネトゲの多くはBGMを切ってやっているので、
今回初めてEXステージのBGMを聞いたんですが、戦闘パートは凄いカッコいいですね。
このままSTGの対ボス曲に使えそうなテンションの上がり方。

BGMはクオリティの高い物がある、とは認識しているんですが、
やはり「Sympathyシステム」が逆に仇となっている所はありますね。
自分がPSO2でBGMを切ってる理由の一つはここにあります。
切り替わりが激しすぎてBGMが気持ち悪いんですよね……非常にもったいない。

後は最近、この手の可変・ループミュージックではなく、
単純に1曲を流すタイプのゲームが増えてきた、あるいは記事にある通り、
そもそもBGMを多く用意しない、という傾向はあると思います。
ゲームジャンルによってはBGMが逆に障害になってしまう場合もありますし。
(特に対人色の強いFPS/TPSは小さい音を聞き取る事こそ重要だったりするので)
そのゲームがBGMに大してどのようなスタンスを取るかはバラバラなので、
一概にこう、とは言えませんけどね。

(そういえば、反応の有無は別として時折ゲーム内でWisしているのですが、
もしかしてWisしすぎでしょうか。だとしたら申し訳ないです……)

From : 撃ち放題 | 2013年12月05日 00:41

未瑞鳩さんへ

そうですね、こればかりは永遠のテーマとなりそうなので、あまりコメントできないのでした。早速レビューにけちつけられていますし(長文すぎるだけでしょうが(汗))、それでも、サントラとしての敷居はいつになく高い品であると、私は感じています。

これだけ細分化、ランダム演奏となってしまうと、フレーズ単位に共感できる人でないと、きっと手にされたとしても満足はできないでしょうと。そう思うので・・・。

なんだか音楽制作陣が、ゲーム部分担当に振り回されているような感じを受け、残念に思います。BGMは本当、美しいものになっているとは思うのですけどね。


撃ち放題さんへ

不協和音・・・という言葉はなかなか使いどころが難しいですけど、パーティープレイ時にまともに楽曲が再生されないのは、たまに組んだりするときだけでも十分把握するところです。というよりも、本サイトのムービーのように、音楽として再生できている動画、どれくらいあるのでしょうね。

・・・いうなれば、このくらいの火力=無強化状態でないと、音楽としての再生もままならない、ということでしょう。これはゲームデザインに問題ありとしかいえませんので・・・。

かといって、昔のPSOを現代にそのまま復刻したとしても、今時の方には「物足りない」と感じられてしまうでしょう。時代とともに定義されるゲームの文法は変わるものだと思いますので・・・難しいところです。


ああ・・・えっと、前にもお伝えしましたけど、たとえクエスト中であれ、マイルームであれ、応答がないときは離席中(お電話なりその他)と思っていただければ。ゆえ、「ご用件があって確実に連絡を取りたいなら、お手数をおかけしますがメールをお願いします」とお伝えしたとおりなのです。

ログウィンドウもムービーのように、毎回消してしまうので・・・(邪魔なので(汗笑))、見落とすこと多々あります。すみませんなのです。

From : らべ | 2013年12月06日 12:50

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