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2013年12月18日

表示周りの不具合について

一度、整理しておきますね。


12/17 対応状況リスト更新のお知らせ

先日、こんな記事も出てきたわけですが・・・どうやら記していた問題が、ほかの方の環境にも起きていたみたいですね。ただ、公式文で気になるのが「一部の環境において」という部分。症状自体は「画面の一部が白く表示される場合がある」「キャラクターの一部が正常に表示されない場合がある」というものですけど、

前者はおそらくムービーなどの再生時に画面の外枠四辺が白縁で彩られるものと思われる点、後者は特定の衣装で表示に問題が起こる、というものだと思います。問題がはたして、本サイトで紹介している画質向上設定関係の影響なのか、はいざ知らずですが、PSO2クライアントに問題を抱えているのだとすれば、どなたの環境にでも起こりうる症状といえるのでしょう。


アークスコートFも右半身が欠ける現象にクライアントを疑う・・・というのはいつも記していますけど、正直な話として「どこまでPSO2クライアントは正常性を保証できているのか」という点。エピソード2手前あたりまではある程度落ち着いていたのかなと感じますけど、夏以降いろいろ問題が散見されるようになってしまい。

確かにアンチエイリアシングやアンビエントオクルージョンは動作保証外の行為といえ、正しく動作するという保証は一切ありません。あくまでも「自己責任の上」で成り立つものとなります。が、PC版を使っていらっしゃる方でGeForce使いの方は、だいぶ浸透したのではないでしょうか。

(お恥ずかしながらその2つの語句において、用語辞典などに混じって本サイトがすぐに出てくるようになったあたり、発信源という点ではほぼ知れ渡ったようですので・・・)


まずおやめいただきたいのは「NVIDIA Inspectorなどで調整した状態で公式サイトに連絡する」こと。お品書きにも記していますけど重ねて「動作保証外」「サポートなし」のツールです。何がおきても「自己責任」ですので、それがとれない人は使用すべきではありません。

何事も「リスクなしで成果を得ることはかなわない」ものとして、お考えくださいね。ほら、ドゥドゥさんが身をもって教えてくださいますよね?□_ヾ( ̄∀ ̄*)

私はその中でも毎週更新後に逐一プロファイルの動作正常性は確認していますので、何か問題があった際は速報として後日の話題の冒頭などに添えているはずです。自分で調べるのが面倒だ~、という方は本サイトにご注目いただければと思います。ただ、それだけのために見に来るのも面倒というのはあるかもしれませんので・・・そういった部分をit-tellsなどが活用できれば?とは思ったりもしますけど・・・。

でも、普通に公式側の動きを否定したりもする人なので、それはすべきことではないかなと思います。あくまでも「こだわりを持った人」だけ、ご覧いただければそれで本望のサイトですので。

(もちろんですが、否定はしたくてしているわけではありませんよ(@_@) PSUから進歩が見られない=同じ過ちの繰り返しはいつでも指摘する・・・といっただけです)


それましたが、検索語句の中に「映像が暗い」というものがあります。が、これ、きっとCombined版を「何も読まずに実践されている」のでは、と感じてしまいます。私はちゃんと、プロファイルの中にテキストファイルを入れているはずです。なぜ、読めば解決できることを、読まずに検索しようとするのでしょう? ・・・何でもかんでも検索すれば答えが出る、とお思いでしょうか。

そういった方はまず「面倒でも、はじめて触れるファイルなら、注意書きくらいは読もう」という姿勢を培ってください。市販のお薬などもちゃんと添付文章、ありますよね? 自分の体を万が一悪化させてはなりませんから、最初は読みますよね? きっと。・・・読まれない、というのなら、それまでですが(汗笑)。

暗くなるという方は「Combined版の制約として、影品質3以下で、フルスクリーンモードで使用してください」としているはずです。そうでなければ「2064*1161以上のカスタム解像度を作成し、user.pso2ファイルに設定してください」とも記しています。それを読まれないで「暗い」とこぼす方は、まず試してみてください。読まずにやってはいませんでしょうか?~?

・・・というのも、本プロファイルを紹介してくださっているサイトさまもあるようですけど、その方がこのあたりまで注意喚起できているかまではわかりませんので。後は利用者が心がけるべき問題といえるのでしょうね。

文章は後で見直しをして短くしようと思いますけど、「得体の知れない何かだのに、まずは文章ファイルを読んでみよう」という姿勢がないというのにはびっくりです。気をつけられるのがいいと思います。


また、私がいつも「アヤしい・・・」と目をつけている部分が、2D周りの表示形態。きっとCombined系プロファイルを試された方ならよく遭遇すると思いますけど、ベイゼさんと対峙するときに長丁場になったり、あるいは多人数過ぎて動きが重たくなってしまったとき。

一度「引っかかり」を覚えてしまうと、ベイゼさんを壊した後も「その引っかかりが継続していません」でしょうか? どういうことかといいますと・・・こちらのムービーがわかりやすいかも。

2D表示周りに致命傷があるのでは・・・(外部再生はこちら)

文字通りベイゼさんを壊すシーンの途中と、壊した後の様子を収めたものですが・・・らべがカットインをしたり、あるいはザンのエフェクトが非常に近い状態=大きく表示されると、かなり動きが落ちてしまっている(=カク付きがある)ことが確認できるでしょう。このような状態に陥ってしまいましたら、パソコンを再起動させる(=グラフィックスメモリをクリアする)しか対処法がありません。面倒ですね。

これが常々申し上げている「2D表示部周りにクリティカルな問題を抱えていないか?」という部分です。その様子は下記画像なりでも確かめられるはずです。本現象は確かに、カスタムアンチエイリアシング適用時に発生しやすい症状ではありますけど、「クライアント初期状態でも起こる」ことは確認していますので・・・。

PSO2クライアント起動時にシェーダーをセットアップされているのでしょうけど、どうにもその時のローディングの仕方などにも左右されるようで・・・。読み込みが不適切だった場合、このような2Dアイコンが化けてしまったり、無表示になってしまったり。ほかにもいろんなキャラクタさんの服のテクスチャが化けてしまったり(ひどいときはなんとお顔まで(@_@))etcetc...。かなりの範囲に及びます。

アイコンが壊れる例 その1アイコンが壊れる例 その2
アイコンが壊れる例 その3アイコンが壊れる例 その4

前作PSUではこのような問題は皆無であったため、PSO2クライアント側に問題があると考えるのが自然だと思います。髪の線のバグについても前回まとめたとおり、海底実装前まではアンビエントオクルージョンを適用していても問題が起きませんでした。ただし、フィールド時限定ですが(エステルームは年中不具合ありです)。

ゆえ、「何が正しいか」を見極めることは難しいでしょうけど、私は「現状では、PSO2側に問題がある」と見ています。

そうでなければ、アンチエイリアシングのパラメーターを変えたときに、何かしらの「挙動の違い」の手応えを感じるからです。しかし、PSO2には 違い がそれほどないのですよね。慢性的に重たい・・・そんなイメージです。

その主たる原因がグラフィックスメモリの管理周りにある、とらべは踏んでいるのでした。そうでなければ、アイコンが多数壊れる現象なんてあり得ないでしょうからね。何度も言いますが、「PSUではこんな問題が一切起きることなく、Combined 32xSのアンチエイリアシング(これ以上のない、最上位の設定)が快適に動いていました」。もっとも、ぶりちゃんさんの神パラメータということもあるかもしれませんが。

後は、いくつか載っている検索語句に一問一答ということで_〆(. .*


・画面が真っ暗になったままとなる
>PSO2クライアントのデータロードが不完全の時に起こる症状。PCを再起動しましょう

・NVIDIA Inspectorの解除方法
>リセット・初期状態に戻したいプロファイルを開き、ウィンドウ中央上にある緑色のNVIDIAロゴマークをクリックする>初期状態に戻るので、その後に右上のApply changesをクリック

・注意点
>何があっても「自己責任」

・pso2 グラ AA
>こちらを参照ください
 PSO2 カスタムアンチエイリアシングのまとめ 2013年8月号 ex.NVIDIA Inspector 1.9.7.2 BETA

・pso2 fps 違い/pso2 ちらつき/垂直同期 pso2/pso2 最大フレームフレーム/pso2カクつく ほか多数
>近いうち新たにまとめますね(なんでこんなにおおいの・・・_〆(; ;*)

・pso2 画面に白い線
>今回のケースですが、公式からクライアントバグと正式に認めた形です

・pso2ベンチマークスコア目安
>公式回答では5000以上で快適といわれますが、アンチエイリアシングを入れるならその5倍程度(25000)、アンビエントオクルージョンを入れるならさらに倍の10倍近く(50000)は見積もった方がいいです

・pso2 フレームレート表示
>本編には表示する機能がありませんので(ベンチマークにはあります)、外部ツールを使用します。らべはDxtory(有料/シェアウェアソフト)を使用しています

・pso2 モニター テレビ
>最近のお題に記しましたのです。こちらと、こちらに。


・・・いくら読んでもキリがないので(@_@) ここらにとどめておきますけど、本当、グラフィックス周りだけでもこんなにお題ができあがるというのは予想外です。いかにPSO2クライアント初期状態のできがほにゃららなのかがうかがえる結果ですね(汗)。

ゲーム周りも記したいのに、なかなか優先順位がつけられずすみませんなのです。しばらくは並行しながら記していきますね。


『PHANTASY STAR ONLINE 2』公式サイト
http://pso2.jp/

From : lavendy | 14:39

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コメント

ベンチマークってNVIDIA Inspector適応だったんですね…
そのままでやってスコア8000とか出てしまって焦りました。
カクつきですけど、買い替える前のPCで、(NoAA)
ファングボス部屋、マイルーム、ベイゼ後にカクつきモード確定になってしまって、
それらは避けて通ってましたね。
あとは森林の草原に入って、画面全部草にした時とか
SEGAにメールしてみたけど返答なしでしたね・・・

From : | 2013年12月18日 21:24

いつも楽しい話題からテクニカルな話まで、それもある程度深く考察していてすごいなぁと思ってみてます。

今回のクライアント不具合の修正で髪の問題も改善されればいいのですが・・・はたしてどうなるんでしょか。それなりにSEGAもデバッグはしているんでしょうが、思い込みというか想定している内容が甘い気がしています。(今回のit-tellsの不具合にしてもそうですが・・・)

なにはともあれ、今回のバグ改修をしたら別のところが悪化した・・・なんてことにならないようにSEGAにはがんばってほしいですね~。

From : ラミア | 2013年12月18日 22:32

匿名さんへ

はい、ベンチマークも、本編も、実行ファイル名はともに同じ「pso2.exe」となっていますので、プロファイルの設定値はベンチマークにも反映されるようになっています。あくまで上記の値は「クライアント初期状態時(簡易描画設定は5を基準にしてはいますが、特に問わないです>スペックは千差万別のため)」となりますので。プロファイルを適用するとガクンと落ちてしまうことでしょう。

なるほどです。それらは言い換えるとすべて「ポリゴンにおいて半透明部分が多数を占めるシーン」かと思われ、マイルームは若干シェーダーの質を変えているような印象も受け、負荷が増大するのはご存じだと思います。PSO2の最大の弱点はテクスチャの扱い方がラフなものと思われ、この半透明指定にイレギュラーな部分が含まれていないかどうか。


そのため、最新FPSタイトルに勝るとも劣らぬ、無駄なビデオメモリ(VRAM)消費を起こしてしまっています。誰が低ポリゴンのグラフィックスで2GBものメモリを使い切ることが予見できましょうか(汗笑)。異常としかいえません。公式側としてはコメントできない立場だと思います。話せばそれは欠陥として、認めざるを得ない形になりかねませんしね。

ゆえ、NVIDIAロゴを起動時に冠する割には同社標準のアンチエイリアシングをはじめとした、映像表現のオプションが採用できていないのも、その現れだと思います。αテスト時代から、要望としてずっと送り続けてきましたけどね。案の定、実現されず・・・(汗笑)。

各所で公開されているPSO2ベンチマークの結果でも、影品質を5にすると一気にパフォーマンスがダウンするあたり・・・に、秘密があると考えられたらいいでしょうね。これは、厳密にリアルタイム影生成を行っているものではないでしょうから。黒い「影のようなもの」のポリゴンを、ただ単に貼り付けたり、引き延ばしたり。

おそらく、その部分に何かしらの無駄が詰まっているのだと、らべは考えています。


ラミアさんへ

いえいえ(@_@) 深いかどうかはまだまだだと思いますけど(汗笑)、自分なりに思ったこと、気づいたことはできる限り掘り下げて記せたらいいなと考えつつ、更新しています。お褒めの言葉、ありがとうございます。

そうですね、それが常々PSUで指摘していた/され続けていたことなのですが・・・>見積もりが甘い

この科白自体、過去に大手媒体さんも口にされるくらいですから、皆さんが思っている感情はまさに正しいといえるでしょう。


今までの経験から、きっと改修は不可能だと思います。言葉を濁して、「なんとなく、やってみました」的な。そんな風にして隠れてしまいそうな予感がします。普通、あり得ないのですよね。アンチエイリアシングはちゃんとかかるのに、ほかの部分に影響が出るというのは。

もちろんアンチエイリアシング・ビットが不完全であるという可能性も否めませんが、それでも1年以上いろいろな値を錯誤はしていますけど、これといって決め手になるようなものが見当たらないのですよね。何より、値を一歩間違うだけでビデオメモリをすべて消費するような深刻なものまであったり・・・(PSUにはそのようなことがありませんでした)。

何より、今までに数多くのDirectX9対応ゲームが出ていますのに、そのいずれのプリセットも空振りしてしまうというあたり、PSO2がいかに特殊なクライアントであるかというものがうかがえましょう(汗笑)。前作PSU以上に、Inspectorをフル活用して、何とかこの映像にまとまる・・・というのはあってはならないことです。海外の最新タイトルなど、すべてゲーム内だけで美麗に完結できる仕組みを持っていますしね。


it-tellsの読みの甘さも・・・往年のセガファンの方なら、「ま~たやらかしちゃったよ」で気長に構える姿勢でしょうけど、普通の人から見たら「うわ~。なにこれ、ありえないよ!」となっていいはずですからね。

ベータ版というのはおごりです。その状態であれ公開する以上は、きちんとサービスを提供するという部分にフォーカスがあたっていないといけないわけです。先日現在の進捗状況が公開されましたけど、やはりというか何というか。故・大川さんの大きな意志を受け継ぐ割にはお粗末な体勢で臨んでしまったのかな、と>サーバー増強の言及

まずはこういった部分の見直しから始めないと・・・というのは、PSU側での七つの海でも何度も記してきたことです。その同じ過ちを何度も繰り返すあたりが、学習能力のない、といわれても仕方のないことです(@_@)

ほんとに、反省しているのでしたら。もっと盤石の備えをしておかないと・・・という気になっても良さそうな気がするのですけどね。何事も こすとがー と叫ばれるのでは、今後も同じ歴史を繰り返すことでしょう・・・。

お金をかけるべきところにしっかりかけることができれば、そうはならないはず。要は「使い方を誤っているだけ」にしか、過ぎませんので。


セガさんにはぜひとも「おおっ!?」といわせるような更新を、がんばっていただきたいものですね('-'*)

From : らべ | 2013年12月19日 11:16

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