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2013年12月06日

HDDデータ削除事件のその後

4Gamerさんに詳細なお話があがっていますね。


「PSO2」の“9月4日アップデート問題”について,シリーズプロデューサーの酒井智史氏にインタビューを実施。発生の経緯とこれまでの対応,開発運営体制の変更を含めた今後の再発防止策を聞いてきた

お詫び対応の文章HDDのデータが勝手に削除されるという、あってはならない不具合が・・・9/4に発生したことは記憶に新しいでしょう。もう、あれから3ヶ月が経つのですね。

私の場合は自衛策を二重三重にとっていることや、挙動がアヤしかったこともアップデート時に確認しており(ランチャーを立ち上げて、ランチャー自身を更新した後、すぐに「完了しました」へと移行>その後再度手動でファイルチェック=アップデートをかけた後データがいくつか消えた模様)、これだけの大事になるとは予想もしませんでしたけど。

その顛末の詳細が、4Gamerさんにて語られています。当事者さんはぜひ目を通されておくことをおすすめします。裏側の部分がかなり読めるようになっていますので。私も一時「自分で問題点を見つける方法」を記そうとして見合わせた部分が、同じ意見として記されていますので、ご参考までに。


PSO2危機一髪?! データ消去の恐れあり、要注意
HDDデータ削除の件の進捗

私のところでは2度ほど話題にはしましたけど、もちろんのことですが、セガさん/PSO2開発・運営チームをネガティブに扱ったり=ネガったり、ディスリスペクト=ディスったりすることをよしとしているわけではありません。

いつも苦言が出るところは出てしまっていますけど、長年変わらない体質であることもそうですが、今後に期待を込めて記している部分でもありますので。そうでなければ、記すこともありません。

ただしHDDデータ削除事件については擁護できるものではなく、ソフトウェア屋さんとして一番してはならないことをしでかしてしまったわけです。本事件が起こる前も不具合のアップデートが毎週行われていると揶揄されるくらいでしたけど、まさかここまで・・・というのは予想外。

事実、あまりの衝撃の大きさゆえか。笑ってごまかして暖かく見続けてきていたPSU続きのお友達さんでさえ、その日を境にこられなくなってしまいましたからね・・・。最近ではほぼ姿を見せなくなってしまいました。


何が言いたいのか。そう、一番サービス業にとって怖いこと、してはならないこと。それは「お客様からの信頼、信用を失い、『無言で立ち去られてしまう』コト」。

無言の何が怖いかって? それは推して知るべしですよね。「何が悪かったのかさえ、教えてくれないままいなくなる」わけで。自己分析を入念に行ったとしても、シミュレーションしたとしても。その人の心の内・・・感情までは読むことはかないません。

サイトに載せるようになったのはPSUからではありますけど、常々「精一杯やっているという誠意を示さなくてはならないですよ」と記しています。「誠意」が何よりも大切なワケでもお伝えしましたが、自分たちのサービスに自信を持てていないのか。迷いがあるのか。何かが抜けているがため、堂々とした運営ができているようには未だに感じられないのは残念なところです。

それもそのはず、PSUでは「有料ミッションにてレアドロップ率を(下げる方向へ)操作するという愚行」をしでかしているため(画像はこちら)、すでに信頼どころか信用も失っていますが、酒井さんのインタビューでも「信頼を失ってしまいました」、と話されています。

でも、この過程を見てきていると「本当にそうお思いでしょうか?」と、突っ込みたくなってしまうのも事実です。

そうでなければ。その不具合発生の際、原因を即座に記すべきだったから。しかし、うやむやにして隠れてしまったのです。真相は、サービス終了まで全く明かされることもなく、闇の中へと葬り去られました。


・・・ちょうどその頃、ケータイゲームが隆盛を極めており、GREEさんをはじめとしたソーシャルゲームを手がける方々も「確率操作」はもはや常套手段となっていたようで、専用のツールまでばれてしまう有様ですから、

ゲーム業界全体をそのような目で見つめざるを得なくなったことも、寂寥感を覚えてしまいました。ゆえ、もうコンソールゲーム機も昔ほど熱を入れてみることができず、WiiUやPS4、Xbox Oneもどうなっていくのか、わかりもしません。

それましたが、大手のセガさんでさえ、その潮流に染まってしまっていたのかと思うと残念無念な気持ちでいっぱいです。確かに、基本無料のゲームですから、どこかしらかで収益を上げなければ事業が成り立たない、ことも、重々把握はしていますけどね。


データ削除事件の結論は「ヒューマンエラー=人為的ミス」が不幸な形でいくつも重なり、既存のチェック体制では見抜くことができなかった、見逃してしまったことが最大の要因。新体制ではチェッカーさんや、そのラインも倍増させ、工程管理表も見直し、開発をいったんやめて全員でチェックをする日を設けたetcetc...、「二度と起こさせない=再発防止策」は、確かに構築されているのでしょう。

それでも、酒井さん自らがおっしゃるように、「失った信頼を取り戻すことほど、容易なものはない」のです。PSUでも不祥事を起こし、PSO2ではそれ以上の問題をも起こしてしまったわけです。

今後は本当に「PSO2を続けている、愛しているプレイヤーの皆さんを楽しませること」を常に念頭に置き、真のエンターテインメントを築き上げていくフェーズに入らなくてはなりません。もう運営をはじめて1年半は経過したわけで、さすがに「これから始めます」というステップではなくなっています。ご自身たちでも、PSO2がどういったものなのか、のイメージを固められている頃かとは思います。

そのイメージを壊すことなく、しっかりと築くところは築き上げる、壊す必要があるところは再構築も辞さない覚悟でがんばっていく。いずれにしても「真摯さ」が問われるということです。たとえ技術力などがともなわなかったとしても、心は確実に、プレイヤーさんに伝わります。どのようなご事情があれ、慢心や手抜きは許されないのです。


そういった意味では、お詫び対応、進捗状況も10月のコメントに載せた後から、月末から公開されるようになりましたけど。数値化されたことも一歩前進なのかなと思います。現在ではほぼゴールが見えるところまではきているようですので、ここは確実に成し遂げられてきたのかな、と感じます。

らべの元には・・・冒頭の画像ですが、サイトに書いていることもありましたけど自分のIPアドレスなり、状況なりはさらさらと記せたこともあってか、第1便の10月9日の更新で還元されました。

このあたりは自己防衛もできていたことが効を奏したのでしょうけど、4Gamerさんのラストにもある「自分でも守る方法を考えておこう」というのは、本サイトをご覧の方には釈迦に説法でしょうけど、ぜひ大切なデータは日々バックアップすることを心がけておきましょうね。

いつ、どこで不測の事態が起こりうるのか。それは誰もわからないのですから・・・。


8割以上の人がACを選択されたという事実はある意味明るい材料といえるでしょう。現金の還元率の倍あることもありますが、何よりも「ACを選ぶということは、PSO2を続けたい意思がある」ことの表れでもありますから、今の開発/運営さんたちはその現在をかみしめて、前を見据えなくてはなりません。

これだけの対応をしたというのは、基本無料タイトルとしても前例のない、すごい事例になったと思います。想像するに、今までのもうけがすべて吹き飛んでしまいそうな、それくらいの規模の対応だったと思います。それを収束まで丹念に導いてきたのは、酒井さんをはじめとする、スタッフさんの努力のたまものだと思います。お疲れさまなのです。それはきっと、今後につながるはずです。


私のお友達さんの中には、無言で去ってしまった人も数名いらっしゃいます。そういった悲劇が今後起こらないようにするためにも、「まずは自分たちでできることをしっかりこなすこと」を念頭に置いて、今後のアップデートもがんばっていただきたいなと思います。

月並みの文句になってしまいますが、「おしかりの言葉」というのもあるでしょうけど、それだけPSO2に期待していることの表れでもあります。そういった方々の期待を裏切ることなく、アップデートをするごとにより楽しくなっていくPSO2を実現できるよう、願ってやみません。


海に出かける理由私はサポーターズリンクにこそ登録はしていませんけど、誰よりもPSO2が好きで、いろいろ遊んでいるということはここに記しておきます。私で貢献できることは主にぱそ子さん周りのお話からですけど、いつでも初心者の気持ちは忘れません。

そんなPSO2ならではの部分を紹介できたり、楽しさ、おもしろさが伝わるページにできたらいいなと考え、今日もオラクルに向かうのでしたとさ('-'*)


ファイトっ、開発/運営チーム!


『PHANTASY STAR ONLINE 2』公式サイト
http://pso2.jp/

From : lavendy | 12:30

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