« ファンブリーフィング2nd in 秋葉原PCゲームフェスタ | メイン | ファンブリーフィング2ndのダイジェストムービー »
2012年05月05日
アークスキャッシュ(AC)に思うこと ~ スクラッチ(ガチャ)や有料スケープドール
感じるのは「リアルマネーを過消費することの是非」なのでしょう。
(長文なので、読みたい方だけどうぞ)
公式掲示板をのぞくのがα>α2>cβと回を重ねるごとに、どんどんおっくうになったというのでしょうか。怖くてあまり見る気になれなくなってしまっているのは、そう。AC関連・・・特にガチャ周りのお話が多くなっているため。賛成、反対入り乱れる様相で、飛び火して月額課金/アイテム課金の論争に。
酒井さんも先日のクローズドβテスト終了の際にも「いろいろな考え方があることはわかったが、(アイテム課金という)基本は変わることはない」と明言されているあたり、PSUの現状のスタイルを、こちらにも持ってこようという思惑が透けて見えます。ただ、今まで月額課金を取り扱ってきた企業でもありますから、きっと何かしらのフォローは入れてくださる・・・そう期待して止みません。
しかしながら、アークスキャッシュことACはリアルマネーをゲーム内に置き換えた通貨であり、その消費によって得られるポイントサービスはFUN(ゲーム内通貨の一部)へと変換されるあたり、PSUより退化してしまったのかなと思うところはあります。ですが、そのPSUではサービスクーポンというポイントに置き換わるものの、ほとんど現実的でないラインナップしかないため、実質機能しているとは言いがたい状況です。
あちらも下火になってきているため、一番の稼ぎどころとなっている衣装が含まれた「GCガチャン」は月1で定期的に更新していますけど(それまでは1.5~2ヶ月に1度がザラでした)、先月末に3月に開催されたイベントの報酬として、「武器・防具合成成功率+20%」「武器強化成功率+15%」なるものを用意していました。
ですが、それも本来なら終了するはずだったところ・・・プログラムミスを理由にしているのかはわかりませんけど、次回メンテナンス時まで継続しますという、前代未聞のアナウンスをしているのです。その様子が、こちら。
PSO2側のクローズドβテストが不本意な結果に終わってしまったフォローなのか、その間PSUを遊べなかったプレイヤーへの配慮なのかはいざ知らず、うがった見方をすれば「搾り取れるチャンスは今しかない」と踏んだのでしょうか。武器強化の15%プラスなどはPSO2が次のターゲットとなるでしょうから、考えている方はご注意ください。
今までプレイヤーに美味しい思いをさせるようなボーナスはきっちり打ち切りにしてきているあたり、今回の措置は例外ともいえるでしょう。何せ、武器強化で得られるお金はガチャンの数倍にも上りますので・・・(詳細はこちらでも参照ください)。強化だけでも700円程度、修復は1段階戻すだけで最終段階時600円もかかります・・・。これを無限ループしたら1万円なんてあっという間に使ってしまうはずです。15%アップしたとしても、普通にへし折れますからね。なので、私は強化こそは何度か利用しましたが、修復は絶対使いません。
長年の運営で人によっては不信感しか募らなくなってしまったところもなきにしもあらず、「(人にもよるもののPSUでは)狙ったものを取得するには平均1万円前後はつぎ込まないと得られないかもしれない」ということでしょうか。あくまで私の伝聞での範囲ですから、鵜呑みにはしないでくださいね。しかしながら、いくつかのお話を聞いているとそのあたりがボーダーラインのような気がします。
・・・そんな好きになれないガチャンシステムのお話ではありますが、今日5日、こどもの日という時に、思わぬ情報が出回っているみたいですね。
消費者庁がコンプガチャ禁止へ、GREE田中社長は暖かくして寝る(補足あり)
ソーシャルゲームの一部課金方法が禁止に?今後のゲーム業界への影響
2つをじっくり読めば「ふむふむ」と理解いただけると思いますけど、骨子はこちらですね。やまもといちろうさんのコメントですが、
『基本としてオンライン賭博に類するサービスは海外では概ね禁止となっていることを念頭に置いていただければ。日本だけが異常なんすよ。』
確かに、海外ゲームも少しはのぞくのですが、少なくとも見つけたことはほぼないです(もちろんあるにもありますが>主に大作タイトルという点で、です)。それどころか月額課金が当たり前で、クオリティー高い品もぽつぽつ出ているわけですから、日本だけが特殊な環境=ガラパゴス化とよく言われますけど、そんな状況に陥っちゃったのかなって。
きっと、ゲームが好きな人なら最近のゲーム機って魅力的なタイトルがあったとしても、話題に上ることが昔よりも減っちゃったように感じちゃいますよね。理由は人それぞれでしょうけど、携帯電話からスマートフォンへとシフトし、パソコンも一家に一台から一人に一台へと変化しつつ、コミュニケーションのあり方も変わってしまった。
結果、多様な娯楽=サービスが生まれ、昔ほど一つに打ち込まなくてもいろんなことができるようになった、と。それがPSO2でも やれ古参 だの やれ懐古 だの、いろいろいわれている原因となっているように感じます。PSO2が初めての方にはアイテム課金も抵抗なく受け入れられ、むしろこんな議論をする方が 頭おかしい なんて揶揄される始末。これでは解決の道筋を立てるなど困難なことでしょう。
理解しておきたいのは今の日本のゲームコンテンツにおいて、ほとんどのものがアイテム課金などをはじめとする追加コンテンツ(よくDLC=ダウンロードコンテンツと呼ばれるものですね)のモデルが普及しつつあるという事実。一つのタイトルをより長く、深く遊ぶための仕組みとして定着しつつあるわけです。
かの任天堂さんでも最近出した話題作、3DSの「ファイアーエムブレム 覚醒」では追加ストーリー(マップ)、を用意してきている状況です。一番の大手がこのような動きを見せたということは、流れとしては看過できない、間違っていないということなのでしょう。
ただし、あちらの場合は社長となる岩田さん自身がゲーマーでもあり、プログラマーでもあり、お客様の目線にたった考え方をされているため、このような意見を出されています。
2012年1月27日(金)経営方針説明会 / 第3四半期決算説明会 質疑応答 5
ニンテンドー3DS|社長が訊く『ファイアーエムブレム 覚醒』 5. 『ファイアーエムブレム』らしさとは?|Nintendo
『ちなみに、追加コンテンツ配信対応についてお話ししますと、「ソーシャルゲームのような」という形容詞とともに報道されることが多いのですが、ソフトメーカーとしての任天堂は、どんなアイテムが出るかがわからず、いいアイテムが出るまで、何度もお金を支払って、それがいつの間にか巨額になっているというようなビジネスは志向しておりません。』
『前田:まあ、「追加コンテンツを買わないと中身が薄いのでは」と思われる懸念があるので、大前提として本編もちゃんとしたものでないといけないんです。
岩田:追加コンテンツ対応にするってことは、「買わないと薄い」という批判を絶対に受けないぐらい、本編を仕上げるという課題が、同時に生まれますからね。』
はたして、この志を秘めて開発している方がどれほどおられるのか、気になる部分です。PSUはその典型例になってしまっているので(動き出したのは本当に、昨年秋頃からだと認識しています>お金が集まってきたので動き出したということでしょうか)、ACにおいても出し渋りなどが生じないか、気になるところです。基本無料のタイトルなので、致し方ない部分はあるでしょうけど。
とはいえ、今回のオープンβテストに向けての新たな内容は相応に追加されるようではありますから(人によってはこれでも肩すかしを食らったと話されているくらいですし)、「PSUの轍を踏まない」の意味をきちんと理解できているかどうかが鍵を握るのでしょう。
∮ ∮ ∮
ようやく本題ですけど(汗笑)、上記任天堂さんも初めてスタイル自体は課金コンテンツへと進んだものの、これは「ガチャ」と呼ばれるものとは異なるわけです。きちんとお客様側にて「事前に内容の確認ができる」ところが大きく違います。
「このような追加のお話がありますけど、いかがでしょうか」という提案。そして追加されたストーリー(マップ)をクリアするとプレイヤーキャラが必ず増えるという特典もついている。ここで大切なポイントとなっているのが、サービス内容の詳細を「明示されている」ため、安心して「その対価に見合うから支払おうか」という判断ができますよね。
ところが、ガチャにはそれが一切ないわけです。こちらのように一覧表はあったとしても「出る確率は何パーセントです」という肝心な部分がないため、人によっては当たるまで延々と引き続けるしかなくなります。自制を利かそうにも「5千円つぎ込んでも出なかった。でもあと1回回せば出るかもしれない」と、後に引けない争いになってしまったらさあ大変。
お友達のほにゃららさんはPSUにおいて、それで任意の髪型を得るために1万2千円をすっ飛ばしてしまうことがありました。当時追加髪型は4種類しかなく、ヘアスタイルチケットを実質3千円で1枚手にする状況のため、外れてしまうとまた3千円消費しないといけません。どうやって消費したかも気になりますが・・・。
そして、その子はあまり遊びに来られないという点もさることながら、タイミングが悪かったのが「ほしい髪型は今の内容にある」にもかかわらず「来週になると新しい髪型が四つ追加される」ことをアナウンスされていたため、「今なら1/4の確率。木曜以降は1/8。さぁ、どうする??」という、まさに射倖心をあおる内容になっていたということ。大いに問題あるなあと感じていました。
それで最終的には3回とも外してしまい、4回目でようやく当たるという次第です(PSUのヘアスタイルチケットの場合、エステショップでは全て用意されているため、そのうちの1つを開放するという方式です>ここがランダム=ガチャと同じ所以です)。次会うときにお目当てを披露されていたわけですが、さすがに言葉がありませんでしたですね・・・。
冷静にこの事案を見つめてみますと・・・あら、これはPSO2が劣化してしまってはいませんでしょうか・・・? (PSUはつまり、「髪型においては」重複当選がない分ましということですね>ただし、キャラ別です・・・)
PSO2ではPSUと同じく消費アイテムなどもごちゃ混ぜになっていますから、お目当てのものを出すのは大変なことでしょう。そして性質悪いと思ったのが追加ボイスなりのチケットも、消費してフラグを立てていてもまた出てくるという状況。ダブったらマイショップで市場へ流してくださいということなのでしょう。
ですが、なじみのない方にはあり得ないと思ってしまうわけですよね。そしてその品々によって売買額が変わってきますから、「同じお金を消費するのに納得いかない」という状況ができあがってしまうわけです。ここが一番論争になってしまう部分なのではないでしょうか。
一例でこんな動画も上がっていたみたいですので、ご参考までに・・・。
私も試しに相応に回してみましたけど、11枚セットのACスクラッチ(100AC)でコンプリートシートを埋めるのに、だいたい1回目で6割、2回目で9割・・・といった感じです。つまり1回200円にして4000円なわけです。これだけでプレミアム3~4ヶ月近くになると思うと、どうしても回す気にはなれませんね。よっぽど魅力的な衣装があるのなら話は別ですが・・・。
前回の話題のとある記事にはやるせない記述がありましたけど、問題なのは電子くじの場合、手元に もの が残るわけじゃないのですよね。あくまでその「至福のひとときを過ごせるか否か」だけなので。もちろんそれに価値を見いだし、お金をつぎ込める人、納得して支払う方なら問題ないわけです。それで5万とか10万とか出せる人が、本当にうらやましいです。私には、「絶対無理(byティアさん)」。
聞いたところによれば1000人から1000円を徴収する時代は終わり、10人から10万円を徴収する方が早いというご時世になっているらしく(いえいえゞ( ̄∇ ̄;))、そうしてできあがっていったのがガチャ商法なのかな、と。
普通のガチャンはお金を払うとカプセルがぽんと落ちてきて、何度か回していればお目当てに巡り会える可能性も目に見えるわけですけど、電子くじはそうもいきませんからね。普通のガチャンはハズレが重なったとしても、総量が減っていくためいずれは希望の品に近づいていける。しかし電子くじは総量が常に一定のため(詳細は「開示」していただけないとわからないですよね)、期待できる確率値は変わりなし。ここに落とし穴が潜んでいるわけです。
いずれにしましても「目に見えていないところで(出現率を)操作をされているおそれがある」のが一番の問題点です。ぶり返すようですが、この記事を取り上げておきましょうか。彼らが過去、PSUで見せた最大の失態といえる出来事です。
星霊たちの遺産 浮遊機雷の壊し方(後半の追記部分に注目です)
GCミッション「星霊たちの遺産」ドロップ率 不具合について (5/27 15:30更新)
最終的にはそのときに消費したGC(ACと同義)は返還されたのですが、私が一番納得いかなかったことは「その理由を伏せたまま、うやむやにした」ことでしょう。もちろん全てを明かせとはいいませんが、どのようなプロセスでこうなったのか、改善・防止策はどのようにしていくのか、きっちり記してほしかったです。
正直、気持ちよくないのですよね、こういうことをされてしまうと。通常のフリーミッションならまだしも、こともあろうに有料ミッションで、ですよ? ・・・それ以来、私は記事作り以外で遺産にいくこともなくなりました。このような事態がつい最近まであったという事実は、皆さんも認識を新たにしておくといいでしょう。今残る人たちは、それを受け入れられているということの表れでもありますが。「気にしていたら負け」だったりするわけです。
さらにはスケープドールも今回は有料化されたわけですが、ご覧の通りです。きっと体験された方は思うことでしょうけど、キャンプシップに戻れば無料、戻らなければ有料、というその違い。人形さんを使って冒険を続け、クリアできれば画像のように評価Sとなっていました(戦闘不能帰還数がカウントされない)。
パーティーならムーンアトマイザーを使えば、などいろいろあるのでしょうけど、やはり基礎設計でこの仕様はいただけないような気がします。一人遊ぶ人はどうしなさいというのでしょう。今後、ミッションによってはお世話になる可能性も出てくるだけに、腕のない人はそれで復活してクリアしてください、だなんてナンセンスのような気がします。
実際、市街地奪還作戦にて低レベル時でしたけど、ダーカーさん多数に取り囲まれてやられたとき、復活直後の無敵時間の兼ね合いで、またすぐに倒されてしまうということが3度ほどありましたね。そのたびにAC消費しているとか・・・もう考えたくもありません。
そんなシステムゆえ、毎回目にするのが赤い三角のAマーク。メニューを開いても至る所に用意されていますよね。あり得ないなあ・・・って思います。使用回数に制限を設けられないと、PSU側でくろとさんが話されていた ゾンビアタック でしたっけ? 何度も復活して挑むという状況にもなりかねませんし、まだまだ詰められていないなと感じました。
それよりも、そのことで常々「お金が発生していますよ」と気づかされる現状が、PSOの世界観に合っていないような気がしてなりませんでした。納得できる方はどれほどおられるのでしょうね。
街中にもスクラッチ所がたくさん設けられていたり、メニューを開いてもAマークの山、はてにはそこからすぐにACメニューなんてものが用意されていて、「いつでも、どこでも、誰とでもガチャを楽しめますよ」といわんばかりの作りになっているのは辟易します。ACショップ店員のサトリさんのお声も「え~っとぉ・・・おすすめは・・・全部ですっ!」とか(いえいえゞ( ̄∇ ̄;))。購入すると「感激ですぅ!」ですし、もう、さすがにここまで来ると呆れるを通り越して勝手にやってください・・・という感じにもなっちゃいますが(汗笑)。
「レアが当たったときの演出をもっと強化してほしい」という意見が中にはあったそうですけど、あおるような行為はやめられた方がいいのでは・・・と思いますが。あるいはちゃんとACを消費できる場所を決めて、そこに集う人同士で見せ合うのならば問題は少ないものと思われますけどね。誰でも見えるから あおっている ように感じ取れてしまうわけです。
PSUでは似たようなものとしてカジノのスロットで、山場を迎えた方には画面上にテロップが流れて注目を引く仕組みを取っていましたけど・・・結局そのカジノも中途半端な更新しかせず、ラインナップの拡充もできなければ人を呼び寄せるようなイベントもできず、暇な人が行くような場所、に成り下がってしまったのは残念無念。
オープン当初はとても賑わっていて、「冒険いくくらいならこっちで楽しんだ方がまし」といわれるくらいでした。いいかえれば、それくらいにゲーム内容がひどかったともいえるわけですが・・・(遠い目)。しかしながら、彼らはコンテンツを育てる、という部分についてはまだまだのようにも見えるため、今後に期待したいですね。
(その唯一の成功例が、皮肉にも「衣装=GCガチャン」というわけです)
もちろん、このあたりはPS2の兼ね合いによる制約という面もあったのでしょうけど・・・PCオンリーになった今も現状放置のため、よりよくしよう、という気概がないと思われても仕方がないことです(今はリソースの兼ね合いなのでしょうけど)。今頃になってフォトンアーツのバランス調整を立て続けにしたところで「もう遅い」なのです・・・。
∮ ∮ ∮
・・・といった感じで、書けば書くほどまとまりがなくなるのが本話題の怖いところ。それでも、皆さんテスト用のACを使うことで、実感できたことでしょう。ACガチャは間違いなく「射幸心(しゃこうしん:偶然の利益を労せずに得ようとする欲心)をあおる内容になっている」と。私も上のムービーではないですが、「9つまでは集まっても、10個目を引くためにはどれだけACをつぎ込めばいいかわからない」という状況でした。ざっと50回回してA/Bともに出ませんでしたから、1万数千円は使わないとコンプリートは難しいのでしょう。
楽しんでされている方には不快な話題となってしまって申し訳ございませんが、私には合いませんでした。Aタイプ、Bタイプ問わず同じなので、どちらにしても今後「目玉」となる商品は、間違いなくコンプリート枠に入れてくるのでしょう。ただし、その動きに今回「監督する立場の役所から動きがあった」という、大きな一歩が踏み出されようとしていますので・・・
はたして、彼らの掲げた「新たな10年」を、「ガチャンがないこと前提でのPSO2」で築き上げることができるのか、注目されるといえるでしょうね。ゲームに自信があれば、達成できることでしょうから。それこそが本来の意味となる「覚悟」であり、「挑戦」となるわけです。ガチャで、という言葉は含めないよう願いたいところです。
私としてはプレミアムパックと、そちらに含まれないシステム系を最初に少々購入するかな、といったくらいで考えています。ガチャンは遊ぶ気にはなれませんけど、たまにしてみるかな~、くらいでできればいいのかなと思っています。でも、できるだけしたくはないですね。やらなくても間に合うはずですから。
最後に、参考になりそうな話題をいくつか取り上げておきますので、興味のある方は参照されてみてはいかがでしょうか。正直、次なる10年にこのようなものを用意されたのは残念ですが、時代の流れということで、後は良心的な料金システム・・・プレイヤーの目線にたった物作りを心がけていただきたいなと切に願っています。
石島さんのこの文が、制作サイド一同さまに、どうか伝わりますように。
『それに、ゲームコンテンツ産業を長年見てきた立場としては、カヨコさんに「ゲームと名のつく物は、二度とやらない」と言わせてしまったことが本当に残念でならない。ゲームビジネスは、他の娯楽産業である、映画や漫画と同じでコンテンツそのもので勝負してきたはずで、人の弱さにつけ込んでお金を巻き上げるようなビジネスモデルではなかったと思うからだ。』
【山本一郎】ソーシャルゲーム業界の「ガチャ」商法,規制強化情報乱舞の怪。いま,おまえのソーシャルの危険が危ない
ソーシャルゲームの「ガチャ」の怖さがわかる『カードコンプシミュレーター』 46万円でコンプ!
消費者庁がソーシャルゲーム『グリー』や『モバゲー』のコンプガチャを景品表示法で禁止と判断! 中止要請へ
親のカードで400万円使った子ども、ヘソクリ全額150万円をつぎ込んだ主婦……過消費する“フツー”の人々 ――ソーシャルゲームの何が問題か【中編】
任天堂のダウンローソフト販売はなぜ店頭でも行われるのか、目的とゲームショップ不要論の愚かさ
「コンプリートガチャ」商法は景品表示法違反と判断 注意喚起へ
当たり券3種類そろうと応募できる懸賞は可能か? - 絵合わせ
(5/6 19:30 追記分)
やまもといちろうさんのブログにて、今回の件の簡易まとめ的なメモが掲載されていましたので、こちらにも取り上げておきますね。
PSUでGCガチャンを導入されたときから、最低限「何着か買ったら1着は任意のものと交換できるようにしてほしい」と願っていたことが、全く実現されず。それでも最初のうちは有料ゲームとなるGCミッション 星霊たちの遺産 にて冒険し続けると「フォトンドロップ」「フォトンクリスタル」なるものが手に入り、それを景品と交換することは可能になっています。
・・・が、肝心な衣装などに交換できないケースがほとんどで、できたとしてもパートナーマシナリーさんの衣装が代表格。最近はコラボレーションアイテムなどで一部利用可になったりもしますが、原則「そのときに公開された衣装への交換は不可」なため、好きな色を取得できないというジレンマはいつまでも残ります。
とにもかくにも「直接はあげさせまい」とする取り組みを実践されてきているので、好きになれるワケなんてありません。それがガチャだろうがといわれたらそれまでですけど、岩田社長さんの言葉でもある「顧客と長期的に良好な関係を築くために必要なこと」とは一体何なのか、をわかっていないなあって。
それが、最後にまとめておいた「浪費した人がもう二度とやりたくないと思う」理由なのだと思います。私はそういうので消費したいとは絶対に思わないので、最初からやる気にもならないわけですが・・・そんなところに注力するくらいなら、ゲーム本編をどうにかしてくださいよ、というのはお門違いな時代なのでしょうか。
ともあれ、PSO2は絶対にこの部分、はき間違いのないようにしていただきたいところですね。まさか、この件で今後のスケジュールに影響が出るようであれば・・・まさにガチャン主体でのもうけを考えて作っていたのかな、なんて思ったり。何をするにしてもAC=お金、だけはやめてほしいところでした。
しかし・・・追記の部分に「もっぱら汐留方面ですが」という言葉にはぎくりとする部分がありますね。以前短期でお手伝いをしていた某会社のことでしょうから・・・。本当、あちらにいたらものすごい額のお金が毎日飛び交っているので、正直ぐるぐるしちゃうのですよね(@_@)
「画像は『PHANTASY STAR ONLINE 2』クローズドβテストにおいて撮影された実機画像です。
開発中のため、正式版とは異なる内容であり、今後改良される可能性があります。」
『PHANTASY STAR ONLINE 2』公式サイト
http://pso2.jp/
From : lavendy | 17:00
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://lavendy.net/cgi/mt/mt-tb.cgi/73