七つの海

先週まで実施されていた年末年始のアンケート、みなさんお答えになりましたか？　私は・・・第1回目と同じくいろいろと字数制限ぎりぎりまで記しました。もちろん、長く記せばいいというものではありませんけど・・・現状ではまだまだPSUの後追いの印象を受けてしまうため、気持ちを新たにしてもらいたいかなと思いたくさん書き留めるのでした。その様子ですがこんな感じで・・・埋められるところからちゃっちゃっと、公開後日すぐに書きました。

全部を載せると結構な量になってしまうものなので、最後のコメント欄のところだけ、載せてみますね。サービスイン前はガチャ騒動であったり、下方修正であったり、テスト内容が反映されていなかったりetcetc...「本当にこのままリリースして大丈夫なの？！」的なお話ばかりでしたので。実際、プレイ時間が積み重なってきていい点、悪い点、だいたいは把握できましたので。私なりの意見ということで。

Q30
『PSO2』の良いと思うところ、楽しいと思うところについて自由にご記入ください。

一人、お友達を問わずいろんなキャラクターたちに出会えること。冒険面もPSO/PSUから進化は感じられ、今のところは大きな不満はなく遊べる内容にまとまっていること。

音楽はシームレスミュージックを基調とし、遊び方によってはいろんな音楽に出会えるのも魅力。グラフィックスも及第点で12月上旬のアップデートでだいぶよくなったように感じます。

私はまだあまりパーティープレイはできていませんけど、周りから聞く限りでは皆さん十分楽しんでいるようですし、不満点などの指摘が多くなったところには速やかに対処したりなど、よくしていこうという姿勢は伝わってきます。

お金を支払わなくても最低限のところは遊べると謳うように、大きな差ができないところはいいんじゃないかなと感じます。有料要素が多いとはいえ、キャラクターの見栄えや内面をいろいろとカスタマイズできるのはいいことだと思います。

Q31
『PSO2』の悪いと思うところ、改善して欲しいところを自由にご記入ください。

その有料アイテムですが、キャラクタセッティングによっては衣装や小物を貫通したり、服が一部欠けてしまったりなど詰めの甘さが露呈されるのはいただけません。有料という意識が薄いのではと感じます。一番誇れる部分ですから、徹底して作り込み、妥協のないようにしていただきたいものです。

また、酒井さんがアイテム集めの醍醐味を語っておられますが、2ヶ月に1度、という頻度にも当てはまらないドロップ率の低さには辟易します。もう時代はPSO/PSUの頃とは変わっており、当時の感覚で運営していては客離れを引き起こしかねないでしょう。

レートの見直しやエクスキューブシステムの活用、少なくとも「ログインをして時間を割いていただいた方へのお礼」をどこかしらで用意するご時世になってきているのではと感じます。そもそも、そこまで極端に絞って、あなた方に何のメリットがあるのでしょうか、と。PSU末期を見ていると、本当に残念なところが多々ありましたので、ぜひ再考願いたいです。

（＞出し惜しみしすぎて、実装されない、あるいはされてもほとんど姿を見ることなくお蔵入り、サービス終了へと向かってしまった＝アイテムを作った意味がないのでは？）

また、フォトンアーツやテクニックディスクについても、レア設定はさすがにしなくていいのでは。Lv20までは何でも出るようにし、21以降は自分で探そう、位でいいと思います。せっかく「遊ぶ幅の広がりを感じられるアクション面」を、「運任せにするようではPSU未満」といわざるを得ません。

あちらは技を使い込んで成長させる楽しみもありました。こちらはそれを奪ったわけですから、なくなった分、新たな魅力を付与できなければ本末転倒もいいところです。マグやスキルも、仕様拡張されると今まで「その当時の目標」に対してパラメーターを調整していくわけですから、その部分にてこ入れをされる際は、全員一律リセットの権利を付与すべきだと考えます。

エステも同様でその日いっぱいは何度でも再調整可能にしていただきたいものです。そうでなければフィールドの見た目をクリエイト時と統一できるよう、グラフィックスエンジンの作り込みをお願いしたいと思います（シェーダーの高品質設定、です）。

・・・上記のような感じで、その他もいろいろ書きました。実際、その思いが伝わったのかはわかりませんけど先日のアップデート、見事に汲み取られていた部分もあったのには「やればできるじゃないですか」と、納得するところもありますし、今後もこの姿勢をずっと継続していかないとならないと思います。

といいますのも、みなさん指摘されていることですが、現状のPSO2は何をするにしても「運任せ」の言葉がつきまとってしまうのですよね。せっかくこの世界を楽しみたいのに、満喫するためには運が必要になる、と。

先日実装されたアブダクションもしかりですが、その手前に実装されたパラレルエリア、でしたっけ？　私、まだそれすらいけたことがないのですよね。あまつさえ、そのエリアにいける条件がシングルパーティーエリア・・・いわばソロプレイヤーにもチャンスがある内容ですのに。丸2ヶ月近くたつわけですが、未だにいけた試しがありません。

レアドロップについてもまだベリーハードは遊んでいる途中なので断定的なコメントは差し控えますが、みなさんの体感では「とても2ヶ月に1度出るような取得率ではない」と記されていますよね。言い換えれば4Gamerさんのコメントにもあったような気がしますが「PSO/PSU時代の感覚でしか物作りができていない」、と。

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昨今、オンラインゲームは多様化の一途をたどっており、ソーシャルゲームなどもネットワークつながりという点では同じものといえます。そちらに人が流れている理由・・・手軽さなどもあるのでしょうが、根源は「楽しませようとする姿勢」に尽きるといってもいいのではないでしょうか。それがコメントの最後に記した「ドロップ率を絞って、誰が得をするの？」と。

「簡単に倒されたら悔しいじゃないですか」ですとか「簡単に出されたら面白くないじゃないですか」、なども。遊び手にその思いがうまく伝えられるか否かにかかっていると思います。伝わらないから、酷評が増えるわけで。

PSUではイベントが来るたびにいわゆる ばらまき と呼ばれる現象が起きており・・・確かに、そのときは出過ぎなのですよね。明らかに1、2時間で出てしまうものもありましたし。もちろんかなりの運が要求されるものもありました。

それでもプレイヤーが「でなさすぎる」で不満を漏らしていたケースは、まだ少なかったように思います。実装直後に、初日補正、なんて言葉もありましたけど、とりあえず「出ていた」事実はあります。

それをPSO2に当てはめてみると・・・あら。PSUのイベント、がPSO2ではダークファルスさんの緊急イベントに置き換えられるのではないでしょうか？～？　・・・同じことを、繰り返しているわけです。特定の事象にうまみを詰め込みすぎてしまい・・・通常の冒険を意味のないものにさせている（わけではないのですが）。それは・・・「アイテムをコレクション」と掲げてしまっているから。

PSO2は基本無料で、至る所に課金要素を忍ばせているものですから、如何に「貢がせるか」。その誘導の仕方が巧みだとは思いますので・・・。辛口コメントが多いのも「完全無料で遊ぼうとした際」だと思いまして、私はプレミアムセットを使っていますけど、確かに売却額などは10月から引き下げられてしまいましたが、まずまず、最低限の快適性は得られていると思います。このあたりはPSUの延長線上にあるのかなと感じます。

それもこれも酒井さんが「アイテムをコレクション」することと打ち出してしまいましたから、今のところはその解釈がかみあっていないのかなって。私は元から武器よさらばに影響を受けている人なので、気にもしません。気にしていたら、このゲーム、遊べませんので(汗笑)。思い通りに、ならないでしょう・・・？

というよりも、「思い通りにならなかったら（きつい言い方ですが）粛清しようとしてきた」のが10月のアップデート、彼らなわけです。これでは改善を望むのがお門違いとしかいいようのない事態ではないかと。

・・・でしたら、自分たちで「楽しく遊べるようにするには、どうしたらいいのかな？」という発想も、少しはもっておけたらいいのでは、と思うわけで。

本来でしたら、そういったことはすべてゲームデザイン、PSO2がしっかりと持っておくべきなのです。が、彼ら自身でどこまで遊べているかが一切不明の中、さじ加減も相変わらず極端すぎるきらいがありますので・・・一朝一夕で変わるというわけにはいかないでしょう。ゆえ、今は正式サービス後ですから、私も徹底的に遊び倒して、思うところに意見できればと考えるわけです。

アンチエイリアシングのお題も「自分のお気に入りのキャラさんをよりよく見せる」。言い換えれば「PSO2標準状態ではその思いが叶えられない」ため、「自分なりにどうしたらいいのかな」と探求した一つの結果です。他にも冒険の様子などはムービーに収められているとおり、「悪・即・斬」といったような進行にはしていません。というよりも、できそうにありませんが。

PSUの時にもコメントをしましたが「速すぎる冒険は感動も何も残らないのでは」。もちろんファンタポ2の時などにインフィニティグランプリなどのタイムアタック形式の競い合いもあるでしょう。でも、時間制限などが入ると本当にコアプレイヤーの腕の見せ合い、みたいなところにとどまってしまい・・・。一部のプレイヤーだけの遊びとなってしまっているように感じます。タイムアタックが不評なのも、いわずもがな。

きっと、皆さん気づかれているはずです。どこがつまらないのか、と。

PSOと大きく異なる点、それは「敵さんが瞬間蒸発してしまう」ことに他ならないわけです。これって冒険の中核ですよね。敵さんをどのようにして倒すか。一瞬で消えるようではシューティングゲームと変わらないわけです。これが大問題のような気がします。今のところ、敵さんを倒すしか遊びがないわけで。PSUにはカジノ（ボル・ワイヤル）もありましたけど・・・。

アンケートでも驚いたのは「エネミーさんの種類を増やす」項目が一切設けられていなかった点。ボスさんの追加ももちろんなのでしょうけど、メインは道中をどのようにして楽しく、バリエーション豊かに過ごせるようになるか。そうなると攻撃対象となるエネミーさんの種類が増えないようでは、ますます作業感が増えてしまいかねません。

肝心な「自分で手塩にかけてカスタマイズしたキャラクタさんを活躍させる」こともなく、そのままだらだらと、なんとなく道を進むだけでレベルアップもしてしまい、適当に攻撃をちょこちょこ出せばクリアできてしまう・・・（のですよね、きっと）。主体性に欠けるわけです。

アイテムラボ周りも指摘しておいたとおり、ドゥドゥさんが相当嫌われているのは予想通りでしたけど・・・これも結局「武器強化・属性強化・特殊能力付加をすることで、何が楽しくなるのか」を希求できていないからだと感じます。

潜在能力解放も厳しい言い方をすれば「PSUのよかったところを、またもや悪しき細分化をしてしまった」・・・としかいえません。Wikiを見ただけですけど、もうサイコウォンドが実装されているみたいですが、これもPSUでは「武器を手にしただけで、当たり前に備わっていた固有の能力」だったりするんですよね。それを分ける意味は、はたして・・・。

ピナさんと話していた「PSUがPSOより劣って見えてしまう、感じてしまう点」＝「よかったものを細分化し、分けたはいいが結合に失敗し、元の形をなさなくなっている」＝「余計面倒になっただけ」にしか過ぎないんですよね。水増しなだけです。

そしてあらゆる要素において同じ作法を仕込み、同じ操作を延々と繰り返すことから「作業」と受け取られてしまっても仕方がないものと思われます。でも、そうさせているのは運営さんもしかり、プレイヤー側の遊び方にも一因はあるといえるでしょう。

遊び方にあれこれいうものではありませんから、あくまで私の意見ですけど。前から何度も記している「圧倒的な力の差がない『接戦』こそが、印象に残るものなのでは」、と。私の場合なら、スノウバンサーさんとの戦い。あれは今でも一部始終を思い返せるほどです。有名アニメなど、全部その本筋から外れることはないと思います。ドラゴンボールをはじめ、いろんなタイトルできっとそうだったはず。やられて、やり返して。そのプロセスが詳細に描かれて視聴者の共感を得ていく。

一瞬で終わってしまっては、その過程が抜け落ちてしまい・・・「どこが楽しいのかをちゃんと説明できる人」でなければ、魅力を伝えるのは難しいものと思います。私はそこまで器用ではないですから・・・こうして「私なりにPSO2を楽しんでいる様子」を、ムービーにしたり、文字にしたり、スクリーンショットにしたり・・・。下手なりにも伝えられれば、と動くわけです。

例えとして、その対象に対し「熱い情熱や想い」みたいなものをしっかりと持っていないと、生半可なことで伝わらないのでは。人気のあるところって、きっとそれが自然にできているんだと思います。

運営側の運営指針や告知方法も含め、今のPSO2にはそれが強く求められているのでは？・・・なんて。ガチャばかりも、ほどほどに。

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PS Vita版「ファンタシースターオンライン2」クローズドβテストのプレイレポートを掲載。タッチスクリーンを使った操作など，PC版よりプレイしやすい一面も

PS Vitaクローズドβテストレポ―ト「ファンタシースターオンライン2」
携帯機でも“そのままのプレイ”が実現！ チャット入力等UIにも工夫が光る

いよいよPS Vita版も来月末には始動することになり、プレイヤー数はまず増えることは間違いないでしょう。同時に、入れ替わりも多くなるのかなと感じます。素材はいいものを持っているのですから、まずは誤ったメッセージを発しないように・・・。

結局どんなタイトルでも、長く遊べば作業と感じざるを得ないものはあると思います。そうさせない一番のポイントが「多彩な遊び方を編み出せるかどうか」。そして気づかせてくれるのは、オンラインならではの「数多の人たち」となるのではないでしょうか。それこそが「無限の冒険の根源」である、と私は思っています。

ですのに、装備周りで云々・・・となってコミュニケーションが破綻している現状は、これも言い換えればアイテムコレクションの意味を、適切に伝えられていないからなのでは、と感じてしまうのです。私はそういった方向では本作をあまり楽しめないのでは、と思うから。あんまり触れないんですよね、アイテム。確かに冒険に彩りは添えますけど、一番残るものは何なのか。・・・毎度記していますよね。「心」であると。

以上を円滑にさせてくれるのが、自キャラを自分好みに見せられるシステム・・・そう、究極のキャラクタークリエイト。究極ではない、という部分もあるかもしれませんけど、そうであったとしても要は「自分で『これだ！』と思うものができた」のであれば、それは一つの完成をみたといってもいいと思います。もちろん、要望は出せるに越したことはないでしょうけど。

よく他のゲームに誘われたりすることもありましたが（モンハンなど、ですね）、PSOシリーズにこだわっているのは世界観もさることながら、この自分の分身をうまく表現できるシステムも同時に備わっているからに他ならないのです。

あなたがPSO2というタイトルを選んだということは、きっとその一面に惹かれた部分があるものと思いますから。ぜひ、いろいろ遊び倒してみて。印象に残る冒険を送れるよう、工夫を重ねていけたらいいのかもしれませんね。

本サイトも微力ながらVita版では伝わらない部分などをはじめ、そのお手伝いをできたらいいかなと考えています。

追記：1枚目のアンケート回答画面の中にある「インタラプトイベントは不要」は、「インタラプトランキングは不要」の誤りなのでした。しくしく。

『PHANTASY STAR ONLINE 2』公式サイト
http://pso2.jp/