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2013年09月16日
GeForce 326.60 WHQL Driverの動作確認
特殊なWHQL・・・公式版なのです。
GeForceドライバはいろんなところから検索されるのですけど、ワードに混じるのが「不具合」。くぉおらぁ~っ! いつもそればっかりを調べるのではなくッ。たまには自分で入れてどうなっているかも確かめてみなさ~い! ・・・と本音を叫んでみたいのでありました。コホン。
といいますのも、そのあたりを調べるのであれば海外のGeForceフォーラム内をご覧になれば、活発にゲーマーさんたちでやりとりがされていますから。そちらで何が問題になっているか(Issue)もズバズバ記されていますので。私も英語は苦手で、読みづらい部分もありますけど・・・ゲーム関連ですしね。あまり難しい単語が並ぶわけでもありませんので、チャレンジしてみるのもありかと思います。下記、公式フォーラムへのリンクとなります。Good Luck!
ここ数ヶ月以内に公開された新版の安定性に関する議論はこちらのスレッドでも。
Geforce R320.xx-R326.xx display driver stability feedback thread
・・・で、本バージョン 326.60 WHQL 自体はおおよそ10日ほど前から公開されているものです。が、GeForce.comにあげられているわけでもなく、・・・そう、Windows Updateのみという特殊な配布形態になっています。おそらく手動で検索をかけるとハードウェアリストの中に現れるはずです。
ベースは 326.19 Beta の改良版となるようで、PSO2において問題なく安定動作していることは確認できています。が、先日アンビエントオクルージョンの話題にコメントが入っていたのですけど、紹介しようにもできないのがこのドライバの挙動における問題、があります。
具体的には影の生成方法=物体への参照方法が異なっているのか、パラメーター末尾の02であろうと0Fや2F、いずれにおいても目立った影がなくなってしまいます。エステルームなどでは髪の毛の表現あたりで認知できると思いますが、それ以外においてはだいぶ変わってしまったような印象を受けます。
ドライバーバージョンが320世代(例として320.49 WHQL)ではみなさんのお好きな? 影が色濃く出る表示となっているため、何がどう変わっているのか。あるいはPSO2側でもドライバーの検出により表示方法を変化させているのかetcetc...。不透明な箇所となります。
私としては不自然な歪み=アーティファクトが感じられないこのドライバーでの表現がお気に入りではありますけど、それでは「意味がない」と一蹴されそうな気配もし。いずれにしてもPSO2クライアント側で影品質4/5を綺麗なものにできなくてはどうしようにもないのでは・・・と。
端的に言えば影解像度をよりよくすることになるわけですが(影にギザギザ=エイリアスが見えるのはその解像度が足りていないため)、どうにも影の表現の仕方もトリッキーなことをしていないかどうか、気になる部分もありますし。
先日のアップデートで影表現の仕方もなんだか変わった印象があって、確認しなくてはならない部分が多いのはつらいところです・・・。ただ、今判明していることは「326世代ではアンビエントオクルージョンで強い影は出なくなっている」ということでしょう。
いろいろ考慮する部分はありますけど、本ドライバー自体は問題ないできとなっていますので、色濃い影を独自につけなくてはならない、という人以外なら、あげて損はしない内容にまとまっていると思います。それ以外の鉄板ドライバーは・・・といわれると、現状 314.22 WHQL が、海外の方にとっても評判高いみたいです。
FF14などをされる方にとっては新しいドライバーはそれだけ最適化を図っている内容ともなるため、PSO2においてはその影周りさえ気にならなければ、導入して問題ないソフトだと思います。というよりも、Windowsの開発元であるMicrosoft社のお墨付きドライバですからね。断りがなければ今後は本ソフトが最低限用意すべきバージョンとなるはずです。
ただし、現状Windows 7/8/8.1向けのソフトとなるため、Vista/XPを含めたWHQL版は別のバージョンとなる可能性があります。今のところ最新ベータが326.98となるため、おそらく327あたりに変わるものと思われます。動きがあれば、記しますね。
本ドライバはWindows Updateで原則入手するものなので、こちらには参考リンクだけ置いておきますね。導入の敷居は高いです。ぱっと見でわからなかったらスキップでいいと思います。
NVIDIA 326.60 WHQL Driver (MS Update)
年末頃に新しい派生版のカードが2、3種類出るみたいで、来年にかけてRADEONの新カード、GeForceもMaxwellのバージョン1がお披露目となる予定で。ただメモリメーカー大手のHynixさんが10日ほど前に工場で化学爆発を起こしたという事故もあり、メモリ価格は軒並み上昇中。今後がどうなるのか、気になるのでした。
Fears of a DRAM shortage are overblown
DDR3メモリが急騰、SK Hynix工場火災が影響 ~ 1週間で1~2割高
『PHANTASY STAR ONLINE 2』公式サイト
http://pso2.jp/
[ GeForceドライバ ]
From : lavendy | 00:00
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コメント
そんなドライバあったっけ?と思いながらWindows Updateを見たんですが、
326.60 WHQLの項目はなかったですね。
もしかして勝手に更新されたかも?とドライバ情報見ても320.49だったので、
何かしら条件があるんでしょうか……
(Win8 Pro 64bitでGTX 650Tiなので対象にはなると思うんですが)
AOの効果が薄くなるのは「SS撮影」にとってはちょっとマイナスになるかもですね。
あえて陰影を強調する事で見栄えを良くするというのはよくやる手法なので。
(平時のプレイでAOをONにすると、それ自体の負荷であったり、
見やすさの点で陰影が濃いとやりづらい事が多いです)
From : 撃ち放題 | 2013年09月19日 20:01
撃ち放題さんへ
う~ん、私もコントロールパネルから見てみたのですが、こちらでは見つかりました。何か表示するための細かい条件があるのかはいざ知らずですが、ちょうど記している間に326世代の最新版が公開されましたので(汗笑)、そちらでバージョンアップを図るといいのかもしれません。
なるほどなのです。私は元々みなさんが好みとされる表現そのものに疑問符がついてしまう人なので(@_@) というよりは、液晶テレビ側の映像調整で、遙かに綺麗に表現できてしまうのですよね。超解像も合わさり、本当に美しい画面になっています。Radeon Proなどもなくとも、です。
ゆえ、PC側は味付けをせず、モニター調=ありのまま出力するのに徹するわけです。いわばHi-Fiオーディオ的な部分になってきてしまいますが・・・このあたりは人それぞれの感性による部分だと思います。
そうですね、近日中にそのAO関係はあと1回取り上げておきます。とりあえず環境、設定さえかみ合えば、こんな映像で楽しめますよというデモンストレーションにはなっているかなと思っています。
From : らべ | 2013年09月21日 00:38
コメントで気になった点があったので追加で……
「液晶テレビ側の映像調整」とは言いますが、果たしてそれはそのへんの安価な
液晶モニタでも再現できるのか?って所があると思います。
私が使ってるモニタだと、せいぜい色温度をプリセットだかなんだかで調整するとか、
明るさとコントラストを調整するぐらいしか出来ないので……
画質にまつわる調整を「ハードウェア(モニタ)」をメインにやるか、
「ソフトウェア(ここではInspector)」をメインにやるか、の違いですね。
で、大体の人はハードウェアによる調整範囲が狭いので、
ソフトウェアによる調整に殆どを頼る形になります。
「モニタ側でどうしようも出来ないので、PC側で味付けせざるを得ない」、というわけですね。
もちろん、感性や好みに大幅に左右されるのは当然ですが、
使用しているハードウェアによって調整出来る部分も限られてくる、というのも
一つの大きな要素ではないかなーと思います。
参考になるかどうかはわかりませんが、私が以前撮影したSSを幾つか上げてみました。
ttps://www.dropbox.com/sh/egvaa788a432xr0/jdFFQ-UjLz
それなりに前に撮影したものなので、AO値がどれだったか忘れてしまったのですが……
かなり濃い目に出てるので、恐らくは「02」だと思います。
(AO値に関しては、元ネタ?となるゲームを参照してみるのもいいかもしれません)
From : 撃ち放題 | 2013年09月21日 02:39
撃ち放題さんへ
コメント遅くなりすみませんなのです(@_@) エタフレさんのサポートにまわっていたら時間が過ぎ去っていたのでした。HDD事件も大変なのです・・・。
おっしゃるとおりです。ゆえに情報発信の際は気遣うわけなのですよね。特に、後追いでもなく、誰もやったことのない話題を取り上げるというものは。あくまでも私が知りうる範囲内で、になるものですから、誤りがないかどうかなども不安になります。事前にできうる限りは調べますけどね。
私の言うテレビは確かに調整範囲は広いです。ですが、こちらで言うAOの位置づけというものはまた別物だと考えています。前回のその話題の中に「コントラスト感の改善だけならデジタルバイブランスを心持ちあげてみるといいかも」と記したわけですけど、こちらも映像調整には当たりますしね。
AOはいわば「不自然な影の付け方」になるようなものではないはずですから(あくまでも、自然につけるのが大前提でしょう)、02や0Fは正直「やり過ぎ感」が私にはぬぐえないものとなってしまいます。それこそ、パソコンモニターでは知覚できないような「作り物の影が揺れ動く様」がダイレクトに見て取れるので・・・使えるものではないと思ってしまうのです。
ゆえ、私の設定の方針はあくまで「モニター調」。どなたが見ても、味付けは薄く。それらをご自身たちの好みで引き出せるかどうか。その程度にとどめたい思いがあります。何より、セガさんがそのようなパラメーターを用意していないわけでもありますし(あちら側から調べられて本AOのページもご覧になっているっぽいです)。
もちろん、そのあたりを「創作」するのは楽しみの一つだと思いますけど、技術としてそれを伝えようという場合には、下手なことはいえないかなとも感じています。このサイト、なんだかそういった系の話題でいろいろ調べられているみたいですし(@_@) ゆえにできる限りの準備はしているつもりです、はい。
写真、拝見いたしましたけど、そうですね。おそらく02のミラーズエッジだと思います(一応、遊んだことがあるタイトルです)。このあたりについては30日頃にお題を一つあげようと思いますので、詳しいことはそちらに記しておきますね。
From : らべ | 2013年09月27日 02:02