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2013年07月16日
バランスをとる=冒険するということ vs.クーガーNX with feniaさん
初年度=EP1を通じて思ったことです。
いよいよ明日にEP2へのアップデートが控えています。アップデーターの総容量は4.71GBと、DVD1枚分の容量になっており、今までに5回の分割配信がされましたけど、きっちり受け取ってこられましたでしょうか。
明日は混雑緩和の意味合いも込めて? 午前5時からと早朝のメンテナンスが予定されています。運営さんたちもお疲れさまなのです。無事に、スムーズに終わることをお祈りしています。初年度で一番評価できるのは、大きなシステムトラブル=サーバーダウンは回避できたことだと思いますので。
そんな中、1年を経過してプレイヤーの声もいろいろなものが集まっています。それらが凝縮された4Gamerさんのプレイヤーレビューですけど、人によって評価がかなり分かれているのが確認できますよね。どちらかというと今までのプレイヤーさん・・・特に初代PSO体験者から見たら、コレジャナイ感が漂うためか、なじめず去ってしまうというケースもあるみたいです。
どうにも、「ゲームとして体を成さない」ような書き方になってしまい、おおよそ「アクションゲームとしての構築に失敗しているのでは」という意見に集約されていると思います。砕いていえば「特定職、特定PA、特定武器などの偏重」「レアアイテムを探すのが楽しみの一つといいながら、極端に低いレアドロップ率」etcetc...。
詳しい部分はそちらをご覧いただければと思いますが、やっぱりゲームとして楽しむべきポイントが煮詰められていないと、不満が噴出している印象を受けます。これはいうなれば、PSUでもたびたび取り上げている「バランス」についてですが、コメントにも共感をいただいたりもしていますので、PSUがどうなっていたかを知りたい方はご覧ください。
ほかにも同じような意見を持った方はいらっしゃらないのかなと探してみましたら・・・サイトのPrimaryPoint - とぱーずseesaaさんがこのあたりをディープに記されていますので、ご興味のある方は読んでみるといいのかも。私も思うところは同じでした。
私の場合はその運営さんが掲げるタイムアタック推しであったり、レアアイテム掘り、武器強化etcetc...、正直あまり魅力を感じません。それぞれ時間に拘束されること、超低確率を求めての作業の繰り返し、無駄に資源を消費するだけのおもしろくない作業etcetc...、ネガティブに取り上げるのはいけませんけど、大半はこれらに集約されるはず。初心者お断りな雰囲気がどうしてもつきまとい、ある程度ゲームになれた人でないと挑戦することがかなわないわけです。
そもそも武器や防具が弱くて地雷扱いするって、どのような考えなのかがわからないのですよね。もちろんそれで戦力にならなかったり、勝手に倒れられて回復の手間がかかる・・・など、起こりたくはないものですが。そこで助け合うのが本来のスタイルだと思いますけど、フレイムさんのお話しではムーンアトマイザーで助けてあげてもお礼も何もなかったりetcetc...。いろいろと考えさせられる部分はあるようですが、露呈するのがバランス調整の下手さなのかなと感じます。
今作は武器や防具にあれこれ手を加えられる要素が増えており、それをゲームの楽しみの一つとして提案したかったのでしょうが・・・予備知識があまりにも必要とされすぎて、そしてドゥドゥさんとのバトルも控えており、あまり「楽しめない」のが私の感想です。
では・・・どうやって楽しんでいるのか、というのが。その一例として取り上げておきます以前にも紹介しましたクーガーNXさんとのバトル。こちらは、PSUで知り合ったfeniaさんとの一コマです。なんだか最近こちらに来られたみたいで、元々別のシップにいたところ、フレイムさんと接点を持った結果私がここにいることを知ったみたいでお越しいただいたと・・・恐縮しきりなのですが(@_@)
feniaさんはFFXIVも遊ばれているので、夏以降はそちらに行かれるかとは思いますけど、こちらで遊べるときはこちらでも楽しみましょう、ということで、行ってきたのが境界を砕く混沌なわけでした。
道中もいろんな敵さんたちと相まみえてきて楽しんでこられたようですけど、ボスとなるクーガーさんとのバトル、かなり燃えたようです。その様子が上のムービーとなるわけですが・・・こんな戦闘を繰り広げられる方、どれだけいらっしゃることでしょう。
大体のパーティーさんなら火力も十分あって、あっという間にたたみかけてしまうのが普通だと思います。けど、私の場合はこんな感じで、一緒に遊んでいる人に冒険している雰囲気を感じ取ってもらいたいな、と考えて、動いているわけです。ポッドを壊しきれない火力の持ち主なんて私くらいでしょう(汗笑)。
武器を強化していないのもそのためもあったりで(一番は +何とか の文字がかっこわるいだけですが)、難易度はこちら、ハードなのですけど・・・なかなか様になっているのではないかな、って思っています。どうしてもベリーハードでは、ほぼ一発もらったら即死というのが多いですからね。
強い=即死、とすることで単調にならないようにと考えられているのでしょうけど、以前紹介したノーマルと比べましても、耐久度、スピードがさらに増していますよね。この調整の仕方は明らかにPSO2運営側のさじ加減だと思いますけど・・・とにもかくにも隙が少なすぎです。遊び慣れていない人にはこれは試練だと思います。
そこで彼らが提示するのがパーティープレイで。もちろんそれを前提にデザインされることでしょうから、間違っているとは思いません。ですが、ゲームってやっぱり『任天堂の宮本 茂氏に聞く,「ピクミン3」の魅力――「インタラクティブメディアは,“自分”が関わっていることが一番面白い」』にもあるように、自分から積極的に関わって「楽しい」と感じられると思うのですよね。
マルチパーティーエリアなどであまり活動などされず、ついてくるだけの人のことを「寄生」と呼んだりするそうですが、これも言い換えればゲームになれた人が、初心者さんたちに助言なりするようなシーンができにくいことが一番の問題なのでは、と。
そうさせているのがクエストに課せられた時間制限であったり、高難度で頻繁に見られる敵さんの隙の少なさ、であったり。エクストリームクエストなどはその仕組み上、かなり遊びづらいご様子ですしね(一度も遊んだことがありません・・・)。
私の場合はそれだとゲームのおもしろさを伝えるのにはあわないと判断し、元々ベリーハードはパーティー向けの難易度だと思いますしね。ゆえ、大体遊ぶにしてもハードくらいまでにしています。というよりは、一人でベリーハードに挑むときくらいは、それにあった体力・攻撃力調整を自動でやっていただきたいものですが・・・PSUと変わっておらず、残念です(敵数は増えるようになりましたけど)。
元々PSOって割とゆっくりした動き、雰囲気の中、一緒に遊ぶ人を見ながら遊べていたゲームだったのですよね。それがPSUから少しずつ方向性が変わり、PSO2ではかなりそれがとがってしまったような印象を受けます。このように、自分から「遊びをクリエイトする」ような姿勢を持てないと、彼らが提示した遊び方ではほぼ「魅力が伝わらず、引退してしまう」ように感じてしまいます。あまりにも意地悪すぎますしね。
レアアイテムはさっぱり出なくて(私は1700時間遊んだ今でも、まだキャノンレガシー1つのみです・・・)、武器強化はことごとく失敗し。特殊能力追加も思うようにできず・・・。そうしてベリーハードにいくと即死要素満載で、何が楽しいのこれとなってしまうシステム。誘導がいまいちの印象を受けます。レアエネミーさんもベリーハードにしか存在せず、ノーマル/ハードが本当に死んでいる感じです。PSOではちゃんといましたのに、なぜこうされるのか。理解に苦しみます。
それでも自分たちで遊び方、楽しみ方を編み出せれば、その枠内で十分遊べるようにはなると思うのです。私はそのあたりを武器の調節であったり、攻撃のさじ加減、火力がかなり不足するときだけ攻撃系パラメーターをあげたマグをつけるetcetc...。裏でこっそりと付け替え、一緒に遊んでいる人にもがんばってもらいたいかな、と立ち回っているわけです。
本サイトもまだ1年目はぱそ子さん周りなりにページを割きすぎて、方向性が定まらない部分がありましたけど、とりあえずそちらは一段落しましたので・・・って明日どうなるかわかりませんが(汗)。今後はゲーム面でもいろいろ、遊び方を記していけたらいいなと考えています。
PSO2は「遊び手によって、楽しさが幾重にも変化するゲーム」だと思います。元々PSOの良さがここにあるわけで、あちらの場合は「プレイヤーが意識しなくとも、ゲームの仕組みが自然とそちらに目を向かわせるようにできていた」ことが最大の魅力だったと感じています。
こちらはそれがなりを潜めてしまい、あまりにも多すぎるシステムの数々で、最初の方にとっては「何から覚えたらいいのかわからない」状態にあると思います。それを明日以降のアークスロードなどで導く・・・といっていますけど、どうなることやら。こちらとしてもフォローしていきたいところです。
PSOの頃でしたけど・・・中/高校生さんのお友達などで夏休みの時、「宿題わからな~い」と話されていた方に、まさしくそちらのチャット機能で一緒に問題を解いたりもしましたし。円の面積はなぜぱいあーる2じょうになるの? ですとか。数学記号もいくらか使えましたので、そんなところからふれあっていったものです。
勉強嫌いな方でも、好きなキャラを通じてこんなコミュニケーションがとれると・・・理解もできたりして。自然と「また明日もつないでみよっかな」と思えるようになるものです。つながないということは多忙なこともあるでしょうけど、それ以上に「その多忙に勝る魅力=楽しみになり得ていない」ことだと思いますので。
PSOにはそれをはねのけるだけのパワーがありましたから、ぜひPSO2も目指していただけたらな・・・と思います。・・・とはいえ、あの頃はインターネット自体が今ほど普及していませんでしたので、物珍しさもあったことは事実あるでしょうけどね。
ちなみに、総バトル時間は14分にもなりました。ムービー作成にあたりfeniaさん、どうもありがとうございました。こちらも遊んでいて楽しかったのです。
>伝えたかったのは、非効率にも味がある、ということでしょうか。対するこちらの話題も、結構楽しいと思います('-'*)
おねぇさぁぁぁぁぁん! 日本科学未来館のアニメに狂気が宿っていると話題に
『PHANTASY STAR ONLINE 2』公式サイト
http://pso2.jp/
From : lavendy | 19:30