« PSO2 αテストの感想 - 補足分 | メイン | αテストのレポート »

2011年09月16日

PSO2通信 第7回 with 東京ゲームショウでの新情報

Ustream Recorded Liveにて視聴可能ですよd('-'*)



Broadcast live streaming video on Ustream

SEGATGS2011 9/16 『ファンタシースターオンライン2』ステージ

昨日から開催されている東京ゲームショウ(TGS)。そちらでお昼の正午に酒井プロデューサーさんがステージに登場していました。視聴者数は相応に増えて、平日にもかかわらず賑わっていたみたいです。また、この後14:30頃にゲーム媒体・4Gamerさんのところでもプチインタビューに登場されていたのだとか。

PSO2通信も盆子原さんが久々に送られていましたけど、今回はそのゲームショウの内容が中心でした。ビジネスデイなのでご覧になれなかった方が多いでしょうが、こちらのレコーディングライブからその雰囲気をつかんでいけるはずですので、30分少々お供されてはいかがでしょうか。ちなみに「メディアブリーフィング」の様子はこちらをどうぞ

今回は個人的な推測になりますけど、「PS3で出さない理由」みたいなものを簡単に書いておこうかなと思います。


今回はWindows PCがプラットフォームとして選択されました。その理由は「より長く、より多くの方々とプレイしてほしいという思いから」が大きいとのこと。私は昨年のコメントで、まずはPCからという方向なのかな、と思っていましたが、あれから1年・・・予想以上に ソーシャル化の動き が活発化しています。

今年のTGSはあのGREEさんが初出展ながら最大規模のブースを構えるなど、昨年と今とでは情勢がかなり変わってきています。Android端末などの携帯機が躍進しているわけですね。そしてゲーム機側はPS3/Xbox360/Wiiにおいて、次の動きが見えたのはWii Uのみ。もちろん次のPS4なりも視野に入ってくるでしょうが、まだ具体像が見えてこないので当面はこれらの機種で動いていくはずです。

しかしながらご存じの通り、現行機種で大型オンラインを謳うタイトルはごくわずかで、PSO2も有力なのかなと思われていたPS3において、すごく期待されていたFF14が船出したわけです。・・・が、準備不足もさることながらユーザーのニーズを満たすことができず、現状無料での稼働が続いている状況。PS3でも出すとは話されているものの、このままでは険しいことでしょう。


なぜなら、コンシューマーゲーム機は数多くの所有者と遊べるメリットがある反面、オンラインゲームに必要な「継続的な進化」を提供することが難しいハードともなるためです。それは「何年間も同じハードを使い続ける宿命」でもあるわけですが、仮にPS3を選択した場合、すでにリリースしてから5年近くが経過しています。仮にここで出してPS4がまた少しして出た場合、どのようにして移行させるのだろう・・・といった部分でも困難を伴います。それは、PSUでPS2が切り離された悲しい出来事からもうかがえるというものです。

ゆえ、最初からそのような事態を回避できるプラットフォームを選定しておきたい・・・その思いが、PCへと集約されたのではないでしょうか。

パソコンのメリットは「いつでも必要な機能を、随時可能な限りで追加できる」ことにあり、コンシューマーゲーム機に比べ、制作者さんたちが思い描いていたことを実現しやすいハードとなっています。また、その特性から定期的なアップデートもしやすくなるため(ハードディスクやメモリの制約がほぼ無視できるようになる)、オンラインゲームとしては理想的な場所となります。


『三つの革命』のうち中核をなす『無限の冒険』で熱く語られている「ランダムフィールド」「インタラプトイベント」「シームレスウェザー」「12人同時マルチパーティーエリア」などが代表例で、これらをPS3で実現しようとなるとかなりの困難を伴ってしまうことでしょう。PCだからこそ多数のオブジェクトを取り扱うゲームが比較的実現しやすくなり、「制作者さんたちが思い描く世界を、ダイレクトにプレイヤーへ送り届けられる」ものと考えられます。

もう一つの『究極のキャラクタークリエイト』も同様に、あれだけ細かく調整ができるようになったのはパソコンのおかげ。コンシューマーゲーム機の場合はきっとメモリがネックになってしまうことでしょう。ましてや12人も同時にそれだけ細かく表示するとなると、コンシューマーゲーム機では苦しい部分が出てきてしまうはずです。

「より詳細に、わかりやすく、直感的な操作で、魅力的なキャラクター作成」と酒井さんは謳っているわけですが、それを実現するべくPCを選んだ、と考えるのが自然な流れでしょうね。αテストを体験した人は、おそらく大多数の方が「楽しかった」と答えられると同時に「こうしたらいいのでは」という意見を活発に出し合っているものと思われます。そういったコミュニティーを形成し、運営側と連携をとりやすくできるのもPCならではの魅力でしょう。

その魅力にとりつかれた方は4Gamerさんの司会役の方で「私、PC新調しちゃいました!」というところまでたどり着かれるかもしれません(汗笑)。でも、PSO2にはそれだけの魅力があると、私は強く思っています。やっぱり、PSUを長く見続けていると「こうしたかったんでしょうね・・・」という部分がひしひしと伝わってきましたので。


・・・といった具合で、1年間経過した部分で、一つ、このサイトをお読みになっている方に伝えておきたかったことになります。

確かに、日本ではまだPCでゲームをするという風潮はそれほど根付いていないでしょうけど、PSO2に興味をお持ちのそこのあなた・・・! きっと、内心では遊んでみたいというその魅力は伝わっているものと思われますから、是非可能であれば明日・明後日のTGSに参加できるチャンスのある方は、現地で体験してみてください。操っていて これはいいかも と感じられたαテストは正直驚きましたので。酒井さんもブースインされているらしいですから、感想・意見も伝えられるといいですよね。マウスパッドもかっこいいと思います('-'*)

木村ディレクターさんが女性キャラクターのクリエイションを披露し、酒井Pさんと息の合った?掛け合いで2タイプを作られていましたけど・・・あまりの元気さに女性の司会者さんがちょっと引いていたような・・・@@ さておき、新情報となるアルファテストの報告会が23分頃から解説されているので、興味ある方はじっくり見てみましょう。残りはそちらをまとめておきますね。以下は木村Dさんが26分頃に伝えられている内容です。


<UI・操作関連>
・アイコン含めわかりづらい部分など大きく変更します。
・ゲームパッド使用時はキーボードを触ればすぐにチャット可能に。
・クエストカウンターはパーティーに参加しやすく変更します。
 その他全般的に変更予定です。

<キャラクタークリエイト関連>
・キャストのクリエイトにもモーフィングを取り入れます。
・コスチュームの防御力を廃止します。
・眉毛の色も対応します。

<アクション関連>
・フォース変更点(一部)
 --チャージしていないテクニックの威力を上げます。
 --サブパレットのテクニックもチャージ可能にします。
・ハンターやレンジャーの変更点も検討中です。

<酒井Pさんのポロリ情報>
・最大同時接続数は約6千人、登録者の7割が接続
・αテスターからの要望総数はおおよそ2万件
・αテストのプレイヤー分布として、4割がハンターを選択
・マグやマイルーム、エステサロンを実装予定
・エネミーさんをバッサリと斬る新武器も予定
・煩雑にならないよう武器カテゴリのシェイプアップも考慮
・サービスイン当初はコラボレーションをしない方向で進める
・次回テスト(β版)は1ヶ月以上後(11月以降?)の予定


終盤に駆け足気味で紹介されていくこれらの内容・・・すごいなと感じました。私があげている意見もさることながら、かなり細かい部分となる眉毛の色などにも目を通し、どのようにしていこうかという具体的な動きを示されていました。これは「PSUの轍を踏まない」という強い意志の表れであり、現状置かれている問題をきちんと汲み上げ、よりよいものをお届けするという姿勢がうかがえるもので、高く評価できるのではと思います。

これだけ要望が集まり、「皆さんの期待が我々の想定を上回っていた」と言わしめるほど、みなさんPSO2に対して大きな期待と、そして何よりも大好きであるということが、開発者さんたちにも伝わったはずです。αテストの大部分は達成されたとみてもいいでしょうね。

修正点は多岐に渡ることから、後に開かれたショートライブでも「次回開催はすぐに・・・ということは答えられません!」と力強く話されていましたので(汗笑)、逆に言い換えれば「まだまだ、理想となる道を模索しなくてはならない」ことの表れでしょう。

慎重に言葉を選びながら「もう少し、お時間をいただければと思います」と話されていましたから、これはじっくりといいものを作り込んでくださるものと願っています。是非、理想郷をいい形で、皆さんの前に披露できるようがんばっていただきたいと存じます。


そして、30分手前頃、最新映像がほんの少しだけ現れますが・・・わあ。アッシュ君のスタイリッシュなダイブ・インもさることながら、PSOの最初のオープニングムービーのような、数キャラクター分のカットインがあります。最初のフォマールさんはスピアとおぼしきものを振り回したり、フォニューム/フォニュエールさんなりも映っていますね。

多数の船・・・オラクル船団が映し出されたり、外惑星でも高度な文明・・・?「市街地戦」とおぼしきダーカーさんとの戦いのシーンが次々と出てきます(フォーキャストさんも見えていましたね)。いろんなところで冒険ができるのかなと思うとワクワクしちゃいます。

PSO2は本当にその「進むべき方向性」を間違えず、そして木村Dさんの言葉にもありました『よいオンラインゲームとは、ユーザーのみなさんと作り上げていくものだと考えております』さえ忠実にこなしていけば、きっと10年越しの大輪の花を咲かせることができる素質を秘めたタイトルだと、私は感じています。

PCへ移行するにあたり、私なりにできる範囲で可能な限りお膳立てはしたいと思っていますので、更新できそうなときには随時していきますね。


『終わりなき冒険を、今ふたたび。』

来週の情報に期待しておきましょうなのです('-'*)


(21:30 追記分)

下のムービーはPSO2ブースの様子です。
また、GAME Watchさんにて詳細をまとめられていますので、ご参考までに。


(9/17 13:30 追記分)

まず、大手媒体の4Gamerさんにて、細かい紹介がありましたので興味ある方はどうぞ。

[TGS 2011]豪快な12人同時プレイが楽しめる「ファンタシースターオンライン2」プレイレポート

[TGS 2011]フィードバックによって見えてきた改善点には全力で取り組む! αテストの結果も公開された「ファンタシースターオンライン2」ステージレポート


そして本日のステージ分(12:20-12:50)の動画が公開されました。特に変わるところはないのですが、酒井Pさんの進行にのっちさんがゲストとして現れ、究極のキャラクタークリエイトを「プロキャラクタークリエイター」キムキムさん(!)こと木村Dさんが、のっちさんのリクエストに応えて作成していく手順が見られます。キムキムさんが散髪されていたりもしましたが(笑)。

本当にPSO2のキャラクリは細かいので、絵心ある人、そうではない人も多彩に用意されたパラメーターを駆使し、そこまでこだわらない方でも かんたん編集 でさくっと創ったり、その上でご自身の好みへと導いていく こだわり編集 で納得いくまで創ったり。これだけで一つのゲームといえるほどです。のっちさんの理想のキャラクターに向けて、細かい要望に二人の掛け合いが絶妙に合わさっていますので必見?!ですよ。

終盤には例の新ムービーや、ラピ子さんも現れ、ちょこっとだけポロリが出るのかな、と思いきや、マグ・マイルームがあるのみの発言にとどまっています。でも来週には何かしら公開されるのでしょうし、「果報は寝て待て」。ゆるりと待ちましょう('-'*)

のっちさんも最後に話されていましたが、あのように「本っっっっっ当に楽しいです!」と、元気に話されるのはいいですよね。私もマリオ64の時のような、新しいものに触れるドキドキ感が強かったのです。パソコンゲームなりでFPS/TPSなどのシューティングゲームが好きな方にはレンジャーさんが楽しくなりそうなど、間口も広げてあるのがポイントです。

ぜひ明日の最終公開日、赴ける方は新たな一端を楽しんできてくださいね!
(欲を言えば、地方公演とかもあればいいのですけどねえ・・・)

From : lavendy | 00:00

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://lavendy.net/cgi/mt/mt-tb.cgi/18

コメント

コメントはご自由に



(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)