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2014年12月06日

PSO2 おすすめパソコン購入ガイド 2014冬 ~ 補足編

「ちょっぴり細かい部分を知っている人」向けでしょうか。


昨日のお題の最後に「補足します」としている部分ですが、私としては正直、あの記事2つで十分だとは思っています。といいますのも


「どれを選べばいいかわからない」
「予算はできるだけ抑えたい」

という意見がほとんどを占め(検索語句もほとんどがそれですので・・・)、特に後者の予算の部分は「予算がさけない=選択肢は狭まる」コトを意味し、その結果導き出されたモデルがあれらになりますよ、と。ほぼ「答えに近いもの」を書いていますので、それ以外を選ぶ余地はあまりないと思います。

そのため、PSO2に限らずゲーム向けのパソコンで必須となる「グラフィックスカード・チップ」のグレードで値段も変わってきますので、後はその組み合わせでどれが納得いくのか、予算的に間に合うのか。それだけ調べたらいいわけです。


以前、コメントで「付属品の有無」や「本体の外観」などもチェックしないと、とご指摘がありましたけど、いわば「そこまで確認するような人が『初心者とは到底思えません』」というのが私の思うところですので。横道にそれてしまいますので、その部分は割愛していました。

今日書いておくのは、その横道を知りたいような人。・・・つまるところ「パソコン初心者ではないけど、上級者でもない、ちょっと背伸びをしたい年頃」? な方に送るお題となります。目安としては「スペックシートを、少しなりは読める」ような方が対象です。

読むのが難しいという方は当てはまりませんので、昨日・一昨日の記事を参考にしていただければと存じます。とはいえ、何となくでいいから読んでみる、姿勢も悪くないと思いますので、ご興味があれば、どうぞ。


PSUでまとめたパソコンの授業ほどではありませんけど、かいつまんで記しておこうと思います。本当にあの話題は一から詰めて書いていますので、ステップアップしたい人は読んでみるといいのかもしれません。・・・が、お目にかかることのない機種になってしまっていますので、その部分だけはご容赦くださいね。

・・・何気にGoogleさんの予測候補では「パソコンの授業 すぺーす」で出るようになってしまっています(汗笑)。


・大前提で知っておきたいこと

ゲーム用のパソコン(ゲーミングPC)はいってしまえば「普通のパソコンメーカーさんが、一般的な用途向けに出すものとは『別物のパソコン』」であり、みなさん誤解しないでほしいのですが

「パソコンにおける『ゲーム』というソフトは、他のどれよりも重たい処理になっている」ものです。ので、変な話、「値段を安く」というのはあり得ない話なのですよね。

だって「一番ヘビーな処理をしたいパソコン」で、「最安値をください」というのはいかがなものなのでしょう。

「重たい処理をこなせる、パワフルなパソコン」ともなれば、お値段が上がるのは当たり前ですよね。ですので、その点の意識からまずは変えましょう。「安くて、早くて、うまい」のは、牛丼さんの世界? らしいのですけど、それだけで十分です。

パソコンは昔から伝統的に、このような価格分けがされています。

・10万円クラスで「最低ラインのパソコン」
・20万円クラスで「それなりの処理をこなせるパソコン」
・30万円クラスで「その当時におけるほぼハイグレードな構成のパソコン」


いかがですか? みなさんここで「5桁のパソコン」をお探しなわけですよね。ですが、「格安パソコン」と呼ばれるものであればもちろん探すことは可能ですけど、少なくともPSO2をはじめとした「ゲーミングPC」では、残念ながら難しい話です。

なぜなら、そう。「ゲームはパソコンの中でもかなり重たい処理」になるものですから、相応の性能のぱそ子さんでなくてはならないのです。上記に当てはめてしまえば、そう、30万円クラスのグレード。本来ならこの価格帯で見なくてはならないのです。

ですが、Windows 7がはやってきた頃の2010年以降は、この価格が「ほぼ半値」へとスライドする、劇的と言っていいほどの価格崩壊が起こりました。技術革新が進んだということですね。

その影響が、ここ1、2年でみなさんひしひしと感じているはずです。そう、スマートフォンの出現です。技術革新の方向性を「より小型化」へと振った情勢なのです。あれだけ小さいのに、メーカーの希望小売価格は10万円近くと、かなりのものになっています。

上記に当てはめると・・・そう、エントリー向けのぱそ子さん、10万円クラスに匹敵するわけなのです。事実、「パソコンをイメージできない方」にとっては、スマホのハイエンド端末を手にする方が、いろんなコトができるとお考えですからね。


その考えをパソコンに持ってくれば・・・理解しやすいのでは。「価格が高い」というのは「それだけいいパーツ(部品)を積んでいる」からこそ。つまり「ゲーミングPC」とは「ほぼ何でもできる、オールマイティーなパソコン」ととらえられるようにできれば、

価格が~、という声も、少しは変わってくるのではないでしょうか。安いに越したことはないのですが、「安いものには理由がある」と同時に「高いものにも理由がある」わけなのです。その点は、忘れませんように。


・あらゆるパソコンで最も必要なのは「よい電源ユニット」

ここは前2つの記事にもまとめていますのでおおよそ把握できていると思いますが、パソコンの授業にも口うるさく書いてきましたけど「何よりも大切なのは、心臓部に当たる『電源ユニット』」。

人間、どれだけいろんな臓器が異常なかったとしても、心臓に問題を抱えていればそれだけで生死の境目をさまよってしまうわけです。それと同じように、パソコンも心臓に当たる電源がちゃんとしたものを搭載していなければなりません。

電源がしっかりしていないとどうなるか? ・・・「突然再起動」してしまったりですとか、「ゲームを遊んでいるときにシャットダウンしてしまう」なり、「青い画面のまま固まってしまう」ですとか。「予期しない動作停止」に追い込まれるのが多いです。

一昔前まではこの部分をおそろかにしているメーカーさんがほとんどでしたけど、2年ほど前からはほぼどんな会社でも明記するようになりました。アピールポイントの一つとしたいところも現れてきた、ということですね。


では、その中でも「特によい電源ユニットの見極め方」はどうしたらいいの? といったところに目が向いてくるかもしれませんが、一つの目安としては「80 PLUS」と呼ばれる電源向けの規格で、「より上位のグレードを与えられたもの」を見分けるというのがあります。

たとえばこの2つのリンクを見比べてみると、その電源のところで気になる文字を見かけるはずです。

【第4世代Core i7-4770K搭載】MASTERPIECE i1430 シリーズ

一つ目のこちら、スペックシートを見てみると「電源 : 700W 【80PLUS® BRONZE】」とありますよね。これは上記Wikipediaさんのリンクにもある、「ブロンズ」と呼ばれるグレードの品です。

80 PLUSってなんぞやというのがあるかもしれませんけど、要は「電力変換効率に関する規格の1つ」としてとらえてください。このあたりもパソコンの授業にはほどほどにまとめてありますよ。

で、その規格が「スタンダード」「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「チタン」と六つに分かれており、そのうちの「ブロンズ」ということで、少しいい感じの電源ユニット、と判断できます。

より性能がいいものは上位グレードとなるわけですけど、その分お値段も跳ね上がりますので要注意。目安としては「シルバー以上」あたりになると、メーカーさんも自信を持って送り出しているものといえるでしょうね。コストが相応にかかってくるのです。

・・・で、気づかれることが「安いグレードには、ほぼシルバークラスがない」ということ。スタンダードかブロンズがほとんどだと思います。このあたりからも「安いパソコンにはお金が十分にかけられない」理由となります。


【AMD APU搭載】NEXTGEAR-MICRO am500 シリーズ

かたやこちらは練習問題みたいなものですけど、Radeonが載ったぱそ子さんですが、最初のモデルが「電源 : 500W 【80PLUS® SILVER】」、次のモデルが「電源 : 700W 【80PLUS® BRONZE】」となっていますよね。

これってどちらがいいの? となるかもしれませんが、ここで押さえておきたいのが「優先順位」です。この場合は「グレード<容量」としてとらえてください。つまり「シルバーグレードがいいかもしれないけど、容量がより多い700Wの電源が懐が深い」、と。

いいグラフィックスカードを積むと、相応に消費電力が上がりがちです。その際の目安が500W~700Wといった容量になります。容量は大きいに越したことはありませんので、予算と折り合いをつけて多めのものを買っておけば、後々いいものに変えたりしたときなどにも融通が利くようになります。覚えておけるといいですね。

参考記事として、こんなものでもいかがでしょうか。

ENERMAXの「Platimax」電源を検証


いい電源を選ぶことは日々の安定性だけに限らず、「将来を見据えての投資にもなる」のです。では、なぜいい電源を選ぶ必要があるのか、の理由を次に挙げておきますか。


・ゲーミングPCで最も重要視される「高性能なグラフィックスカード」

普通の事務処理向けのパソコンなどと全く異なるのは、この部品が「別物」と言っていいほどのものを搭載しているからです。つまり「ここにどれだけお金を使えるかどうか」にかかっているのです。

いいグラフィックスカードを積むとそれだけ映像表示が綺麗に、なめらかになり、特にPSO2は「アバターゲーム(キャラクターの着せ替えを楽しむ)」なんていわれているくらいですので、同じ新しいパソコンを買うのであれば「その部分で設定を下げることなく、綺麗なまま楽しみたい」ものですよね。

ゆえ、グラフィックスカードだけは妥協しないように、上位のカードを目指せるようにしておきましょう。ノートパソコンは特に、です(換装が不可能なため)。

NvIDIA GeForceも、AMD Radeonも基本は同じで、上位グレードには「X」の文字が入っているということ。そしてパソコンの世界では伝統的に「数字が大きいほど、上位に位置する」ものなので、その「グレードの伝統的な位置づけ」を以下に記しますね。


NVIDIA社:GeForce GTX x80/x70 > ハイエンド(4万円以上)
     GeForce GTX x60/x50 > ミッドレンジ(1.5~3万円)
     GeForce GT x40/x30 > ローエンド(1~1.5万円)
     GeForce GT x20/x10 > ゲーム向けではない(1万円未満)

AMD社:Radeon R9 x90/x85/x80 > ハイエンド(4万円以上)
    Radeon R9 x75/x70 > ミッドレンジ(1.5~3万円)
    Radeon R7 x65/x60 > ローエンド(1~1.5万円)
    Radeon R7 x50/x40 > ゲーム向けではない(1万円未満)


また、モデルによってはNVIDIA社の場合はエンスージアスト(最上位)向けに「TITAN」や末尾に「Ti」が、AMD社の場合はミドルレンジに「LE」などが入ることもありますけど、「ないものよりは、ついているものが高性能」ととらえてください。

そして、先ほどの電源ユニットと絡む部分になりますけど、平均して「ハイエンド帯はカード単体で300W前後」「ミッドレンジカードは100~200W」「ゲーム向けではない ものは100W未満」ととらえてください。カード1枚でこれだけ消費するわけです(あくまで最大消費量ですので、平均はもっと低いはず・・・です)。

つまり、先ほどの電源ユニットが「総容量からこの数字を引いた」分だけ使えるわけですので、「いいカードを積みたいのなら、電源容量にも気を配るべし」とするのです。


授業側にも記しましたが、マニアックな部分として「ほとんどの電源ユニットは、『総容量の半分あたりで、効率が一番よくなる』」特性を持っていますので、たとえば700Wの電源ユニットであれば・・・一番効率よく使えるのは350W程度。

そしてハイエンドカードが大体250~300W程度(例外は500W超なんてものも)と見積もられています。差し引いて100Wですよね。そしてその100Wで他の部品が動くには十分な容量になっていますので(CPUでも100W未満、その他は気にするほどでもありません)、「ハイエンドカードに700W電源」は「理にかなった容量」となるわけです。付随して、「ミドルレンジカードに500W電源」も。

こうした視点を持ってスペックシートを覗いてみると・・・、いろんな部分に気づけるようになるのではないでしょうか。

参考までに、記載時点で最新のGeForce GTX 980のカードレビューを載せておきます。ドスパラさんのですけど、PSO2ベンチなり国産タイトルがいくつかありますので、参考になるのではないでしょうか。「300W弱」程度、消費しているみたいです。

PalitのGTX980 Super JetStreamを徹底検証

また、4Gamerさんでわかりやすい特集を組んでくださっていますので、初心者な方は参考にしてみるといいでしょう。

【PR】初めてのGeForce購入ガイド。店頭で迷わないための「選び方」を完全解説


・CPUは「Core i5/i7(ノート向けも同様)を選びましょう」

よく「グラフィックスカードさえいいものを選べば、CPUは何でもいい」とされていますが、確かにこの解釈で「おおむね、合っています」。ですが、今後のゲームやその周りにおいて、「マルチスレッド」という言葉はいろんなところで出てくるようになると思います。

簡単に言ってしまえば「同時に複数のソフトを立ち上げても、もたつきを覚えにくくなる」、とお考えください。そしてそのマルチスレッドに強いのが「Core i(コア アイ)」シリーズとなります。

Core iシリーズはモデルナンバーとして「i7/i5/i3」(七五三)で分かれており、「i7は4コア8スレッド」「i5は4コア4スレッド」「i3は2コア4スレッド」となっています。


コアですとかスレッドですとか、難しい言葉が並んでいますけど、注目したいのは「コアの数」です。基本的にはこの数を同時処理できる仕組みになっていますので、i3とi5/i7では埋められない差があるわけです。

PSO2に限らず、ゲームを遊んでいるときでも裏側(バックグラウンド)では「ゲーム側でのプロテクトソフト」なり「ご自身のアンチウイルスソフト」なり、その他ブラウジングソフトを立ち上げる方はそれであったり、動画を並行して見たりetcetc...。気づかないうちに複数のソフトは動いているものなのです。

そしてPSO2も一応はマルチスレッド処理に「対応している」とされており(user.pso2ファイルに明記されているのでした)、となれば「i3よりもi5が、i5よりもi7が」、よりよい処理を期待できる、となりそうですよね。

ですが、PSO2はあくまでも「なんちゃってマルチスレッド」といった様相で、本格的に、積極的に分散処理をさせているプログラムではないようです。ので、ベストチョイスは「Core i5クラスのCPU」となります。

予算に余裕があれば、大は小を兼ねるということでCore i7のCPUを狙ってみるといいかもしれません。最近話題のゲーム実況配信などは、そのあたりにゆとりがあると便利だと思います。


なお、デスクトップ向けの末尾にある「K」の文字は「倍率ロックフリー版」、「TやS」は「省電力版」(Sが高性能)、「X」は「最上位・エクストリーム版」を、

モバイル向けの「HQ」「MQ」の違いは「仮想化支援技術(VT-d)」の有無と、プロセッサー・グラフィックスコアの最大動的周波数において、HQがより高いスピードで動く点が異なります。

よほどこだわりを持つ人以外気にする部分ではありませんが、こうした違いがあるという点は押さえておけたらいいでしょうね。


・SSDとHDD、どちらがいいの?

こちらも答えは決まっていて、「予算に余裕があるのなら、迷わずSSDを選びましょう」。間違いなく、一度SSDの速度を体感してしまったら、HDDに戻ることはかなわなくなります。それほどまでに、SSDの速さ・・・いうなればデータの読み書き速度は「次元が違うレベル」なのです。

こちらの動画などが参考になるでしょう。はっきり言ってしまえば「Core i5やi7でいがみ合うよりも、HDDをSSDにするだけで体感速度は全然変わってくる」のです。

SSDの欠点は「容量が少なめ」ですので、結局データ保存用にHDDを併用する形となります。つまり、SSD分お値段が余計に上がるわけですね。

ただ、上記のような速度差が厳然たる事実としてあるわけで、「毎日触れるようなもので、これだけ時間差が出てきたら・・・」、一日1分、2ヶ月で1時間は使える時間が変わってくるのです。

このあたりをどうみるか・・・はあなた次第ですが、私も使っているからいえることですけど「今更、起動ドライブをHDDに戻す気はありません」と、断言しちゃいます。それくらいに、SSDを起動ドライブにした際の快適性は圧倒的なものがあるのでした。


なぜそんなに速度が違うのか、というのは「構造そのものが違うから」となるわけですけど、みなさん大好きな?ベンチマークの比較なら、わかりやすくなるのかなと。

2倍や3倍程度なら実感しにくくとも、「数百倍」も異なれば、さすがに体感でわかるようになるというものです。左がハードディスク、右がSSD(M.2タイプ)です。SSDの数値が全体的に高いわけですが、体感差につながる一番下のグラフがすごいことになっています。

2といった数値が400まで跳ね上がれば、さすがに気づきますよね? なのです。・・・ですが、これ以上を求める意味はなくなっちゃいましたけどね。いずれにせよ、高速な起動を体感できると、俄然やる気も変わってくるものなのですよ、本当に。

WD30PURXMZHPU256HCGL-00004

・OSや付属品はどう考えたらいいの?

ここが以前ご指摘のあった部分ですけど、まず「2014年末現時点での環境」を整理しておかないとなりません。

現時点でのOSは、「Windows 8.1 Update1」なるものが最新です。

ある程度パソコンをたしなんでいらっしゃる方であれば、「OSはWindows 7が鉄板」とされる方がほとんどでしょう。・・・が、私はお仕事の兼ね合いもあったことからいつも最新版を使い続けてきているのですが、間違いなく「Windows 8.1の快適性は、最新のパソコンでこそ顕著にわかる」のです。

むしろ、わかる人ほど触れれば、その良さがちゃんとわかるようになっています。触れていないからこそ、マイナス評価がついて回りやすいのかなと感じます。OSの入れ直しでさえ、ボタン一つで簡単にできるようになっていますしね。


そのときのコメントの内容としては「リカバリーディスク(OSが入ったCD/DVD)の有無はチェックするようにした方がいいのでは」とありましたけど、その考え方もいわば「Windows 7世代までなら、そうだったといえるのかもしれませんね」、と。

最近のぱそ子さんは、ほとんどが「HDDやSSDの中に、専用の修復領域を用意する」ようにしています。そのため、昔では当たり前だった「OSディスク=リカバリーディスクの標準添付」が、今ではオプション扱いとなってしまいました。

ドスパラさんを例に挙げますと・・・、ディスクありにするだけで5千円追加されることになります。もしもあなたが「将来的に別のハードディスクやSSDなりに入れ替える予定がある」のでしたら、CD/DVDメディアを注文しておけば安心できると思いますし、

いや、そこまでしないよという方であればそのままで問題はないでしょう。Windows 8.1には普通に保守の画面から修復などが可能となっているため、調子が悪く、再インストールをしたいというときにも簡単に行えるようになっています。

いずれにしても、このあたりはご自身で「故障する頃には次のものに買い換えている」のか、あるいは「長く使いたいから、ディスクは別途ほしい」のか、イメージできるといいのかもしれませんね。


そのときの落とし穴が、もう一つのポイントとなる「光学ドライブの有無」です。まだまだまれだとは思いますけど、機種によっては「ゼロ・スピンドル」モデルを用意されているものもありますので、

「光学ドライブなしの最新モデルを買ったゼ!へっへ~」・・・と自慢しているのもつかの間、

「故障した!どーしてくれる!入れ直すまで!
 こんな時のためにOSディスクはちゃんと注文しておいたのサ!」

 >「光学ドライブがない・・・だと?!\(^o^)/」


・・・なんて自虐コントもいいところですので(@_@)(実話なのだとか・・・) 結局そうなると外付けの光学ドライブを買わなくてはなりませんし、さらなる鬼門は「その光学ドライブから、OSメディアを認識し、ブートさせられるか」といった、より踏み込んだお話に発展してしまいかねません。

・・・ですので、私の記す「そこまで書かない理由」は、「突っ込まれるのをさけるため」だったり。「ここを書いてしまうと、ここまで説明しなくてはならない」わけですから。サポート業務の鉄則みたいなところなのですよね。私は苦手ですが・・・。

ご存じの方であれば「UEFI BIOSメニューのBOOTタブのBoot Priorityが~・・・」とたどり着けるのでしょうが、これを購入検討段階の方に勧めるのはナンセンス。それに、そのメーカーさんのぱそ子さんが、どの光学ドライブと組み合わせられるのか、ブート可能なのかetcetc...。こんなコトを考えるときりがありません。


付属品については「あまり気にしすぎる必要はありませんよ」、とだけ、記しておきます。故障したときはどうしても、サポートセンターに電話するのが普通だとは思いますので。そのあたりが心配な方は購入前にいろいろ相談するといいでしょう。

特にマウスコンピューターのぱそ子さんは、価格を抑えるために光学ドライブ非搭載になっているものもありますので、スペックシートをうまく読み干せますように。

不明点や相談などがあればそのお店に電話なり、直接話すなりが一番ですけど、こちらへの書き込みでも答えられる範囲でお答えしますよ('-'*)


・ほか、詳細情報で気をつけられるといい点は?

ありがちですけど「外寸・重量」などですね。本体のおおよその大きさ、重たさです。特にノートパソコンの方はイメージしておきたい部分です。

おうちの中だけ・・・であればそんなに重量を気にする必要はないでしょうけど、出先へ持ち運ぶともなれば一番気になる点となるでしょうし、大きさもイメージしなくてはなりません。鞄に入らなかった・・・では本末転倒ですので。

またゲーミングPCを探されている方では皆無に等しいでしょうけど、「付属ソフトはほぼ入っていない」ものとなりますので、もちろん「Office」なども入っていません。ウイルス対策ソフトもほとんどは「試用版」が入るのみでしょう。

WordやExcel、PowerPointなどが必要、という方は単体のパッケージ版となる Microsoft Office Home and Business 2013 [オンラインコード] [ダウンロード][Windows版] (PC2台/1ライセンス)を購入されるか、最近発売された Microsoft Office 365 Solo(1年版) [オンラインコード] [ダウンロード]などを勘案する必要があります。

基本的に「ノートに付属したOfficeは『そのノートPCのみでの利用』が前提となる」ため、購入時にオプションでつける分、若干は安く済みますけど・・・。他に使い回す、という考え方は想定されていませんので、お気をつけくださいね。


∮ ∮ ∮

こんな感じですけど、いかがでしょうか。あまり補足になっていないかもしれませんけど、これも「どこまで書けばいいのか」の問題となります。そのあたりをほぼフォローしているのがパソコンの授業なのです。

初めての方にとってはパソコン選びって、とっても悩ましいものだと思うのですよね。でも、最近のぱそ子さんは相当賢くなっており、簡単な使い方で壊れることはありません。Windows 8.1であれば修復も簡単にできるようになっていますので、

ご自身で前準備・・・そう、データのバックアップですね。外付けのHDDに控えをとっておき、購入初期状態に戻すことさえいとわなければ、先ほどの保守の画面から修復などが可能ともなっていますので、昔よりだいぶ楽になったものです。

こんな画面がある=機能がOSに内包されたからこそ、リカバリーディスクが添付されなくなったワケなのです。

(Windows 95が出た頃などは、入れ直しって丸1日かかる作業でしたからね(@_@) 私の場合ですが、今はOS入れ直し(Win8.1)なんて10分で終わってしまい、各種ソフトを入れ直しても3時間くらいでは完了ですよ。むしろWindows UpdateやPSO2ダウンロードといった、ネット経由の処理に時間を要します)


となれば、ゲーム用PC購入時に気をつけるべきポイントは「いい電源を積んでいるか」「納得できるグラフィックスカード/チップが搭載されているか」に集約されますので、まずはその2点を重視して選ぶようにしてみましょう。

それさえクリアできれば後は似たか寄ったかの部分となりますので、外形・見栄えがどうか、ですとか。ノートパソコンの場合はキーボードの質感やボタン配列、各種スイッチの搭載箇所など、細かい部分ですけど気になる人は、もしもお店に展示されているのでしたら触れておくに越したことはありませんので。

用途別の構成ももちろんあるわけで、たとえばこんな記事も参考になるのではないでしょうか。「こんなコンセプトで、パソコンを作りたい」という希望を、話し合って決めるというおもしろい試みです。この前のお題はものすごく玄人じみたものでしたけど。

メーカーさん、こんなPC作ってください! 改造バカ、ラノベ向けPCを考える。ついでに1本ラノベを書き起こす


そうそう、あと1点。ノートパソコンでゲームをされる際は、「排気孔をふさがないこと」が何よりも大切です。必ず熱風が出てきますので、その部分を覆い隠すようでは故障の原因となりかねませんよ。

よくノートパソコンということで、毛布やカーペットといった、密着しやすいような素材の上で遊ばれる方がいらっしゃるのですけど、『絶対にやめましょう』。

これから冬ということで室温は低めになると思いますけど、それでも注意するに越したことはありませんし、夏場は厳禁なのです。風通しのよい、机やテーブルの上などに置いてプレイするようにしましょうね。これだけで全然変わるものです。

地面付近はどうしても、埃などが舞いやすいところになりますので、知らずうちに冷却ファンにこびりついていくものです。たばこなどを吸われる方は尚のことですので、くれぐれもお気をつけくださいね。

デスクトップ型の場合はそこまで気にされる必要はありませんけど、できるだけ側面や背面は10cm以上スペースを確保し、机の隅などに設置される方は留意しておきましょう。

室温が適切にコントロールされていれば問題ありませんけど、夏場などはエアコンをつけられないといった方に起こりがちですので・・・>熱暴走


以上、長々と続けてもきりがありませんので、このあたりにしておきますのです_〆(. .*

何かの参考になれば幸いです。


おまけ:ツクモさんとフロンティアさんとも承認がとれたみたいなので、リンクを張っておきますね。

たとえばこの2社において、今回の「らべなりの、おすすめぱそ子さん」を取り上げるとしたら、こんなところでしょうか。

デスクトップ/
GTX 760搭載モデル
G-GEAR GA7J-C63/E(94,800円(税別))
GTX 970搭載モデル
G-GEAR GA7J-H63/ZE(134,800円(税別))

ノートパソコン/
GTX 860M搭載モデル
G-GEAR note N1561Jシリーズ N1561J-500/E(109,800円(税別))
GTX 970M搭載モデル
G-GEAR note N1582Jシリーズ N1582J-500/E(159,800円(税別))


ツクモさんもPSO2推奨モデルは用意しており、価格・性能ともにバランスのいい商品ラインナップだと感じます。札幌にもお店が建っており、いつもお世話になっているところなのです。

サイトには製品の特徴ですとか、ケース詳細、キャンペーン情報といった、「商品を魅力的に見せる」ためのページ構成だなと感じますので、興味ある方はご覧になってみては。さすがはパーツメーカー大手、自作市場をもり立てる会社さんだけありますね。

G-GEARのレビュー(上位モデル)はこちらでもどうぞ。

ハイパワーなゲーミング環境を手に入れろ! TSUKUMOのゲーミングPC「G-GEAR GA7J-I63ZE/EX1」


フロンティアさん:
デスクトップ/
GTX 760搭載モデル
FRGB722/D ファンタシースターオンライン2推奨 GBシリーズ GeForce GTX760搭載ハイスタンダード(144,800円(税別))
GTX 970搭載モデル
FRGB822V/D GBシリーズ GeForce GTX970搭載ハイスペックモデル(185,800円(税別))

ノートパソコン/
GTX 850M搭載モデル
FRNZ918G/D ファンタシースターオンライン2推奨 NZシリーズ SSD搭載 ゲーミングモデル(99,800円(税別))


フロンティアさんにはPSO2推奨モデルがラインナップされているものの・・・。価格がやや高めですね。その分部品の選定には気を遣っていそうではありますけど。ノートパソコンは手薄な感じ(850Mなのでやや劣りますね)ですが、

デスクトップの「1000W電源 日本製コンデンサー仕様」の文字はただ驚くばかりです。ここまで明記されていることから、かなりの品でしょうね。80 PLUSについて言及されてはいませんが、おそらくゴールド以上の規格はとっているはずです。


・・・細々記すとエンドレスですので、ここで終わりにしますのです(@_@) あ、そうそう。一つお伝えしておきたいことですが、

余力がある方であれば、ですけど、「購入直後は、すぐに使い始めるよりも、『一度リカバリー(初期化)の方法を実践しておけたらいいですね』」、と。

大半の初心者さんで、一番パニックになるのは「正常に動作しなくなるとき」。そんなとき、「故障しても、この操作を行えば、購入初期の状態に戻る」といった手順を一度でも体験しておけば、安心につながると思うのですよね。

なので、無理にとは言いませんけど、「初期化の手順を購入直後に一度実践しておければ、後々役に立つこともあるでしょう」ね、とまとめておきますのです_〆(. .*

(購入直後は「失うものが何もない」ため、初期化の練習にうってつけなのでした)


ゆんたく:電源ユニットの効率が総容量の50%程度が、最も効率よくなる・・・点ですけど、なぜ?と思われる方もいらっしゃるはずです。とりあえず、80 PLUSさんのサイトにあるページで、2つほど拾ってみましたので参考にしてみてください。

FSP社 スタンダード 500W電源
FSP社 チタン 400W電源

最後の、右下のグラフをご覧になると把握できると思いますが、青い実線が「効率」となります。電源によって特性は異なりますが、大半の電源ではこのようなグラフに近似する、ということを覚えていただければ。OEM向けにとどまるようですが、400Wのチタン電源は発売開始となったようです。

・・・難しいですねえ。にはは。


ゆんたくのゆんたく(またですか):つまるところ、次世代ゲーム機・・・とはもう呼ばなくなりましたが、「PlayStation4」や「Xbox One」に搭載されているグラフィックスチップは、ほぼ「Radeon HD 7850相当」とされており、

最近のRadeon R9 290XやGeForce GTX 980などと比べるまでもないのです。パソコンのグラフィックスは他を寄せ付けないわけですね。なので4Kゲーミング、なんて言葉も出てくるほど。それらのコンソール機ではフルHDで限界ですし。この先あと8年くらい、これでがんばらなくてはならないのです。

そう考えると、ゲーミングパソコンは「コンソール機を遙かにしのぐ、最高のゲームプラットフォーム」ともなるわけで、その魅力にとりつかれた人は よりよいぱそ子さん を探し始めるはずなのです。


・・・しかしながら設定が煩雑、価格も高いと導入の障壁がいろいろとあり、そんな面倒なものよりも普通の人はスマートフォンによるSNSゲームで遊ぶのでした。日本ではそれだけで9割以上を占めており、逆転されたコンソールゲーム機、そして雀の涙ほどといわれるパソコンゲームが後を追うといった感じです。

本サイトをご覧になる方はそのわずかな人たちということで、その良さは存分に知っておいていただけたらな、って思っています('-'*)


何だか誤って発表してしまった? カプコンさんのストリートファイターVも、PS4と、なんとPCでの独占タイトルになると書いてますしね。う~ん・・・。

テレビにつないで遊ぶこともだいぶできるようになってきましたし、今後何か動きがあればおもしろそうなのですけどね。

>正式発表があり、PS4とPCでのクロスプラットフォームとのことです。これが実機映像ですよ。すごいですねえ・・・。フライングの理由はこちらでも。

From : lavendy | 23:59

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