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2013年10月21日

難易度という壁 ~ キャタドラン討伐 with イリィさん

数日前に来られた新入りさんなのです('-'*)


お値段は・・・え~っとここ数日、いろいろ新たな方にお目にかかる機会が多くなっている感じなのですが、その中でも飛び入り参加されてきたのが、こちらに紹介するイリィ=リリィさん。イリィさんとお呼びすればいいのでしょうか。あるいはリリィさんなのか。今度聞いておかないとなのです_〆(. .*

とはいえほかのオンラインゲームも遊ばれているみたいなので、こちらに次来られるのはいつになるのかわかりませんけど・・・楽しい旅路でしたので、同意を得てここに公開しておきますね。写真のように、執事服さんが大のお気に入りのようなのでした。

3000時間近くになってようやくハンター系の職種を遊び始めたわけですけど・・・なるほど。これはやはり「その職をじっくり遊んでみないと、見えてこない真実がある」、といったところでしょうね。まだ遊んで浅いものなので、動きもつたないでしょうけど、これこそ初心者視線でのプレイになるのではないでしょうか。


難易度はもちろんノーマル、装備は見ての通りでガエボルグ一つです。攻撃力が108しかないという曰く付きの武器で、利用者はかなり限られそうな気がします。特殊能力はEXPブーストなるものが用意されていますが、以前のあの話題のような事態になるのはイヤなものですから(上から3つ目の、外部リンクの記事です)、私にとってはスタンダートとなる防具系の能力にがんばって入れ替えました。そう、スノウ・ソールとボディIIIの組み合わせです。付け替えだけに10万メセタ近くかかりましたのです。

ハンターさんは3つの武器が使用可能で、大剣(ソード)、自由槍(ワイヤードランス)、そして長槍(パルチザン)に加え、全職可能の銃剣(ガンスラッシュ)となります。が、やはりハンターさんですから、その3つの使うのが基本となるでしょう。初代PSOではフォマールさんがメイン、次点でレイマールさんだったため、せいぜい使えた近接職向けの武器はパルチザンでした。

感触もその当時のものを再現している印象で、威力よりもリーチで勝負する武器だと感じます。ただ、さすがに無強化では火力不足のようで、ほかの特典武器に比べると圧倒的に弱いのが難点でしょうか。・・・しかし、上記ムービーで確認していただきたいのは、むしろその弱さに尽きるのです。


私は一緒に遊んだことのある人で、いろいろお話ができそうな方にはこう伝えることがよくあります。「(みなさんは)足し算の考え方をしてくるでしょうから、私は引き算の考え方をして冒険に臨んでいるのです」、と。

ここでいうみなさんというのは運営さんを含めた、対象総てということです。言い切ってしまうのもあれですけど、いわば「それほど楽をするような構成では挑んでいない」ものにはなっていると思います。もちろん、ケースバイケースではありますけどね。

上のムービーではすなわち、リリィさんの攻撃力が道中から高めであることを察していたため、そして攻め方もかなりアグレッシブで、果敢に敵さんに接近していくものですから、これなら自分は弱めで問題はないだろう、と判断しています。

それが、自分のとりあえず磨いてみたいパルチザンと合致するようにもなっており、主に3段斬りやステップ回避の練習をしていることがうかがえるはずです。また、ムービーラストではキャタドランさんを2体同時に相手していますけど、イリィさんのHPが赤色が続いているあたりから「お薬が切れないかどうか判断がつかない」ため、「そろそろ1匹はたたみかけておこうか」と威力が約2倍となる大剣、トラディシオン/ナハトを用いています。こちらもスノウ・ソールにボディIIIへと付け替え済みなのです。

この特殊能力にはちゃんと意味があって、「防御力が60、HPも20上昇する守りの内容」となるため、防具が1ランク分グレードアップするくらいの効果があります。その恩恵はハードまでなら肌身を持って知ることとなり、ベリハあたりからは効果が薄れてくるように感じます(=敵さんの攻撃力が跳ね上がりすぎるため)。


華麗なる代償パルチザンは3段目を放った後、返しと呼ばれる「舞い」の動作をするのがポイントになっています。そう、硬直=隙が大きいのです。それをステップ=回避操作でキャンセルし、次の動作に移ることも可能ですけど・・・。

まだ、私は取得できていませんが、パルチザンの性能を高める「パルチザンギア」なるものを取得した際、この返しの舞いをしないとギアがたまらないらしいのです。なるほど、その流麗な姿も強さの一部であれ、といいたいのかもしれませんね。

ただし、難易度が上がるととてもではありませんけどそんなゆとりはなくなるはずです。ならば、「ノーマルで練習できなくて、いつ練習するの?」でしょう。

東進スクールの林 修先生ではありませんけど、「いつやるか? ・・・今でしょ!」とはまさにこのことだと思います。

(実は小学生の頃、通っている学校でもあったのです(汗笑))


コツコツと遊ぶのですガンガンレベル上げるだけなら、強い装備をして、楽に稼げるアイテムを用いるなりして、さっさとベリハやスパハにいけばいいのだと思います、けど、コメントにも返したわけですが「ハンターさんでアクションを楽しめるのって、右側のツリーなのでは?」と私は感じるわけで。

もちろん、このゲーム、守りばかりでは劣勢に立たされやすいようなゲームデザインのため、スパハは間違いなくジリ貧に陥りやすい内容となってしまうかもしれません。ですが、「アクションゲームとして楽しむ場合、どのような冒険を演出することができればいいのでしょうか」となると、やはり「攻め一辺倒では・・・」となってしまうのではないでしょうか。

PSUの時にも記しましたけど、「冒険が冒険たらしめるのは、味方と敵の能力が拮抗するとき」だと思います。映画などでも必ず悪役と主人公の力は、最初はかけ離れていたとしても、やがてはお互い力の同じところまで持って行くようになっていますよね。

「争いは、同じレベルの者同士でしか発生しない!!」という言葉もあるくらいで、普遍の事実といえるのでしょう。もちろんこの言葉にはいろいろな誤解を招きかねない意味合いも含まれていますので、ネタの一つとして受け取っていただければと思いますが、要は「大きな力の差があるからこそ、いちたろうさんの海底プレイのような状態に陥ってしまう」ものだと、私はとらえています。


よくこのようなプレイムービーでいわれるのが「俺がやれば、もっとうまいプレイを披露できる」というのが、これも不変の真理としてあることでしょう。ですが、私が見せたいのは上手なプレイというわけではありません。あくまで、「普通のプレイヤーに近い視線で、こんな風に遊んでいますけど、みなさんはいかがですか?」といったような内容でしか、とらえ切れていません。

もちろん、どんどん遊び込んでいって洗練させていくのはいつも思うところではありますけど、たとえば・・・そうですね。このような一例がある、というのも知っておけるといいのかもしれません。

Youtubeに上がっている有名な動画ですが、ガンナーさんが今のように超強化される手前の、物好きさんしか使っていない頃の時代の内容みたいですけど、驚異的ですね。誰も近づけないことでしょう

こちらも新設されたスパハなわけですが、プロアークス・凄腕ガンナーさんの前には形無しなのでした。ゲームバランスって、いったい何なのでしょうね


・・・上記2つはいずれも私がまだ挑んだことのない銃士さん・・・レンジャー/ガンナーさんですが、遊びを極めていくとここまでに到達することもできる、といった一例です。ご覧になって、どうお感じになるでしょう。きっと「もう、アナタ一人で十分だよね」と思われるのではないでしょうか。

・・・PSOの頃、「フォマール使いとして、パーティーに死者を出さないようにがんばらないと」と思い立って、それこそかなり遊び込んだりもしましたけど・・・そこで得たものは「あまりにも強くなりすぎてしまうと、一般のラインが見えなくなってしまう」ということと、「協調性を損なわないためには、上ばかりだけではなく下の境地も見ておかねばならない」という、相反する事実をうまく結びつけられるか否か。

その2つのバランスをうまく取り合わせて、PSUでは遊んできたつもりです。事実、深い思い出はどちらにもできてはいますけど、自分からいろいろと幅広く取り組めたと思うのは、PSUじゃないかな、と。後日記しますけど、やはり印象に残るのは「どれだけその人たちと、長くふれあっていられたか」になるかな、って。


ゆえ、武器よさらばの件と、あとは腕磨きもほどほどに・・・というところを取って、今のスタンスに落ち着いています。が、PSO2は正直言ってバランスが崩壊しているものと思われますので、強すぎて困ることはないと思います(汗笑)。ご指摘の通り、「やられるまえに、やれ」が、高難易度で要求されていますので。

ただ、序盤はこういったプレイが、何よりも必要なのでは? と私は思うわけで。最初から経験値をほいほいとあげてしまったり(まさか次エリアの開放試練だけで15000ももらえるとは想像もしていませんでしたのです・・・)、スキルポイントもその過程の意味を知らずに一気に全振りですとか。これではそのスキルの持つ意味というものも、うまく見えてこないのでは・・・と思ってしまいます。

プレミアムパッケージVol.2のコメントにも記しておきましたけど、せっかく序盤を楽しむための専用アイテムが、一気に使われない武器へと変化してしまうのはあまりにもったいなすぎると思います。一応、わかる人はハードやベリーハードでも使っていらっしゃるみたいですけど、それこそ上記へのループとなりますが・・・「みんな必死に戦っているのにアナザーヒストリーなんて使ってるんじゃねーよ」といわれてしまっては本末転倒。


・・・というよりも、本当に責めるべきはプレイヤーではなく他ならぬ運営/開発陣にあると、私は感じますけどね。経験値/レアドロップ率/メセタアップなどをなぜ武器に付与したがるのか、理解不能です。常々記しているわけですが、最初からこのような考えを入れてくるあたりで、先がしれているというものです・・・。

久々、総統閣下さんのムービーも載せておきましょうか。上には上のレベルで、また悩み事がある、という一例なのでした。私はその星10の武器レアさえ出土しないので、次元の違うお話なのですが・・・。

今回の話題を通してお伝えしたかったことは、つまり「最初のノーマルくらいは、ゆっくり遊べる環境を用意しておきましょうよ」ということですね。特にハンターさん、これはアクションの礎となっている印象を強く受けましたので、「アクションゲームとして遊びたい」という方は、まず最初にそちらから触れることをおすすめしておきたいと思います。

ちょっと苦手、合わないかも・・・と思った方が、エピソード2で新たに配されたブレイバーさんを用いてみるといいかもしれません。ですが、基本のカタナの攻撃速度があり得ないくらいに速く、ジャストアタックの感覚を養うのに一苦労しそうですが・・・。

ブレイバーさんから入ると懸念されるのが、ハンターさんの動きのもっさりさ加減についていけるかどうか。物好きさんしか現状使われていないのも、その「礎とはなんたるか」がきちんと明示されていないからこそ、このような事態になってしまうのでは・・・と思うのでした。


その部分に言及するとなると、敵さんのAI、攻撃パターン、スピードetcetc...すべてに見直しを迫るような格好になりかねませんから、とりあえずはらべなりに、近接職をいろいろ遊び倒して。その上でまた意見出しできるような部分があれば、できたらいいなと思います。

タイトルの意味するところはまだ記していない部分がありますけど、それはまたの機会にということで・・・。


長くなりましたけど、イリィさん。撮影を快諾いただいて、ありがとうございました。再び機会がありましたらよろしくお願いしますね('-'*)


『PHANTASY STAR ONLINE 2』公式サイト
http://pso2.jp/

From : lavendy | 01:00

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コメント

らべさん、毎度お疲れ様です。

>ゆえ、武器よさらばの件と、あとは腕磨きもほどほどに・・・というところを取って、今のスタンスに落ち着いています。

なるほど、そういう発想もまたあるわけですね。

私は結局、「好きな戦術をもって、いかに足を引っ張らずにいることができるか」に基準が固定化している節があるので、なかなか下を見る余裕もありませんでしたが。
遠距離はガンナーが猛威をふるい、近距離勢もかなり強力な力を持っている状況でのテクター/ファイターは、充分な研究ができて尚お荷物になりかねないもので…。

主観オンリーの自己満足にならないため、強いと評価されているクラス・戦術を自分で経験してみることはありましたが、こちらは盲点でした。
少し、考えてみるべき話題かもしれませんね。


閑話休題。
>PSO2は正直言ってバランスが崩壊しているものと思われますので、強すぎて困ることはないと思います(汗笑)。

>経験値/レアドロップ率/メセタアップなどをなぜ武器に付与したがるのか、理解不能です。常々記しているわけですが、最初からこのような考えを入れてくるあたりで、先がしれているというものです・・・。

この辺りは本当に、そろそろなんとかなってほしいと、淡い期待を抱き続けて…はたして、もうどのくらい経ったやら。。。です。
運営さんの力不足からくる課題の課題の山積ぶり、もうそろそろ抜本的な改革がないと、色々立ち行かなくなってしまう、その直前の状況のような気がしています。

それでいて、当初より続いている「バランスの調整は原則、上方修正のみで実施します」というスタイルは変化する様子もなく。
(明らかに加減を誤ったガンナーの修正を素直に再調整できない背景のひとつにも、このスタンスがある気がしますね。。。)

なんとなく、「2ひきのよくばり子ぐま」の童話を彷彿とさせるものがあります。
上方修正によってプレイヤーの攻撃力を脹れあがらせるその裏で、プレイヤーの総数、PSO2への評価のほどは果たして、どうなっているんでしょうね。


…相変わらずとりとめのない文章となってしまい、申しわけない限りです。。

ともあれ、らべさんご自身は引き続き楽しんでおられるようで、その点は喜ばしいことです。
1件目で引用させていただいた話題、私も少し考えてみることにしますね。

それではノシ

From : 未瑞鳩 | 2013年10月21日 03:49

未瑞鳩さんへ

二匹の欲張り子グマとは懐かしいお話ですね。久々探してきました。ハンガリーの昔話ですけど、おっしゃるとおりです。あまりに声を聞きすぎて、くみ取りすぎてしまった結果でしょうか。

というよりは、あのようなムービーができるあたり、開発/運営陣が「想定していない遊び」を編み出すプレイヤーが勝ちなのかもしれませんね。PSEバーストを絞ったかと思えば、ご覧の有様ですから・・・。

だからテストプレイは入念に・・・と記しているわけなのですが、もはや期待できないのですよね。作り手が、自分たちの仕様を把握できていないようにしか感じられませんし。PSUからそんな感じですしね(汗笑)。

(PSOは基本オフラインを軸に据えているところもあって、その点の完成度はかなり高かったかとは思いますけど・・・)


先日、お話しした方もいらっしゃるのですが。何も最強を目指してがんばらなくていいわけです。その中でも自分にとってのベストを尽くす・・・いうなれば「最高」を目指していけたらいいのでは、と。・・・とある方の受け売りですが(笑)。いい言葉だなって思います。最強ではなくて、最高なのですから。これなら目指せそうな気がしますのです。


先ほどこの続きを記しておきましたが、ゆえ、らべとしては「最高難易度の一つ下のレベルまでで遊ばれることをおすすめいたします」、としておきたいかなって。最上位で待ち受けているのは、即死という名のストレスと(もちろん、かいくぐれるだけの実力をお持ちでしたら、腕試しをする価値はあるのでしょう)、プレイヤー同士でのいがみ合い(装備面接、攻略手順etcetc...)。

気心の知れた仲間同士でもなければ、気にしたくないことばかり浮き彫りにさせられる可能性が大きく、そんなところでPSO2の評価が下がったり、楽しめなくなってしまったりするのは本当に残念な気持ちです。


なので、あくまでもPSO2は「自分にとって心地よい難易度で遊ばれることをおすすめします」としたいのもそのためなのですよね。運営側はせっついて、さあさあスーパーハード目指してがんばりましょうよ~!といろいろやってくるわけですけど、正直序盤の方が私は楽しいですので。破綻が少ないのですよね。端的に言って「バランスがまだ、崩壊はしていない」。

プレイヤー側も「遊び方」を見失ってしまってはいないかな、ということで、今後はそのあたりを訴求していけたらいいなと考えています。

いやいや(汗笑)、熱心にPSO2を遊ばれていらっしゃる方ほど、現状を憂う方は多いはずですので・・・。何とか、改善へと結びつけていただきたいものですね。

From : らべ | 2013年10月23日 13:14

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