« 御門違いの運営革命(アンケート) | メイン | 続・PSO2のアンビエントオクルージョン(AO)について »
2013年05月08日
VCAAアンチエイリアシング ~ ex.Tリーピング/リヒト
聞き慣れない名前の技法ですが・・・。
いってしまいますとCSAAの言葉の前身となる、古い世代のグラフィックスカードの時に用いられていたCoverage Sampleのことみたいです。正式名称は「Virtual Coverage Anti Aliasing」で、こちらの文献が参考になるでしょう。
Method and system for reducing memory bandwidth requirements in an anti-aliasing operation
~必要メモリバンド幅を下げるためのアンチエイリアシング手法~
CSAAがMSAAの拡張系となっているのに対し、こちらはどうにもSSAA系のアレンジ版といったところになるのでしょうか。選んだら例の「影品質3以下でないと画面が暗くなる」症状が発生しますので、扱いとしてはSSAA系と見なしていいと思います。
文献ではVirtual Sample(仮想のサンプリングポイント)をうまく使うことでCoverage information(範囲情報)を効率よく読み出し、重複する情報を読み込まないようにしてメモリアクセスを抑える的なことを記しているようですけど、いわば特許論文みたいなので話が込み入っててわかりづらいです(汗笑)。その筋の方でしたらさくさくっと読めてしまうのかもしれません。考え方としてはCSAAに近い印象です。圧縮機能付きMSAAみたいな。
NVIDIA Inspectorからはやや特殊な位置に本項目がありまして・・・最下段近辺に「AA_MODE_METHOD_SUPERVCAA_64X_4v12」と書いてあるのがそれに当たります。文字から察するに、4v12は16xのCSAAと同じなのでしょう(16x CSAA (4 color + 12 cv samples))。もう一つの8v8は16xQに相当するのでしょうが、VRAM(ビデオメモリ)不足で正常動作不可・・・。4GB以上のメモリが必要となりそうです。
実際に使ってみますと・・・Combinedモードに近い品質を得られる感じです。が、どうにもず~っと使っていると動作速度が低下していくような印象で・・・。メモリ消費量は適正なのでしょうけど、うまく使用済みのデータを破棄できていないのか、遊び続けるとどんどん速度が低下してしまうような印象です。ゆえ、遊び目的で使うというよりは狙ってスクリーンショットを撮影するくらいでしか使うことはなさそうです。
紹介するほどのものでもないのでしょうけど、とりあえずこんな方法もありますよ~的な話題ということで。気になる人は一度使い比べてみるといいのかもしれません。影品質4/5で試したい方はカスタム解像度を設定するのを忘れませんように。
そんなこんなで、試し撮りをしてみたのが雑誌 ファンタシースターオンライン2 エキスパートガイドの付録「Tリーピング/リヒト」なる双小剣。ツインダガーと呼ばれるカテゴリになるわけですが、全職可能な武器としていいものになっています。その能力も「ショックV」という、感電効果では一番強力なものです。
その他スペックも属性値が雷50%、EXPブーストIもつくというおまけ付き。オープン当初のプレミアムパッケージに比べると雲泥の差といえるでしょうね。月形のシルエットをしており、フォース・テクターさん向けのフェガリセットと合いそうな一品です。
・・・とはいうものの、ショックVの効果を実感できるシーンがあまりないのが難点でしょうか。きっと大半の方は攻撃力を高める装備・マグで敵さんをあっという間に片付けられると思いますので・・・中ボス・ボス戦などで役に立つのかな、とか思ったり思わなかったり。このあたりはハンター/ファイター経験皆無の私がいえることではありませんので、このへんにて・・・。
(なお、ムービー自体はいつものパフォーマンス版で作成しています。へたっぴさんですが、ご愛敬ということで(@_@))
『PHANTASY STAR ONLINE 2』公式サイト
http://pso2.jp/
From : lavendy | 21:00
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://lavendy.net/cgi/mt/mt-tb.cgi/223