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2013年05月05日

御門違いの運営革命(アンケート)

ついに居場所を、見失いましたか・・・。


『ファンタシースターオンライン2』第3回プレイヤーアンケート │ ファンタシースターオンライン2

以前には革命の代償というタイトルで記しておきましたが・・・今回のアンケートはまさしく、そんな現状を浮き彫りにする内容だったのではないでしょうか。ここまで来るとあきれるを通り越して・・・何と表現すればいいのかもわからないです。

といいますのも、アンケートの内容自体はほとんど変わっておらず、アップデートを重ねてきた今の時点での定番の質問。・・・それ自体はもちろんオープン当初のPSO2から変わってきている点を洗い出す意味では問う価値はあるのでしょう。

ですが、熱心なプレイヤーさんは運営さんの限界をすでに感じ取っており、遠くからの傍観者になるか、あるいはお友達さんがいるから続けている・・・そんな雰囲気すら感じてしまいます。といいますのも、本格的なアクションRPGを謳う割には、その細かいブラッシュアップという点においてはαテスト時からの問題点が変わらない「旧態依然」といってしまってもいい状態だからです。


細々していますが・・・今のところはフォース・テクターの魔法使い系をプレイしているわけですが、私は人と同じことをしても仕方がないと考える人なので、たとえばアンケートの中にもある「スキルツリー」。これ、正直ツリーの意味があると思う人、挙手をお願いしたいところであります・・・。

私は取得していませんが、チャージPPリバイバルやPPコンバートを取得しないフォースやテクターさんって、はたしているのでしょうか。ダメージソース系のスキルもしかり、兎にも角にも「攻撃力を高めに高め、敵さんを見敵必殺で瞬殺する」ゲームに陥っているような気がします。・・・タイムアタックを運営さんが推すようであれば、しれているというものですが。

ハンターさんをお使いならお気づきでしょうけど、遠距離職の方は単にロックオン>テクニックやショットをお見舞い、で終わるものの、打撃を見舞う際はしょっちゅうバックステップし、ヒットアンドアウェイを図る敵さんをちまちまと相手にせねばならず。

かといって浮遊系のダーカーさんはいずれも強力で、ジャンプアクションやスキルを的確にこなしていかないとろくに敵さんを倒せず。PSUの頃に散々指摘されたあたり判定=コリジョンを見つめ直した結果か、今度は打撃の判定がシビアすぎて、思うように敵さんに攻撃が当たらなくなる事態に。


愚痴が多いですが(汗笑)これ以上のコメントは(ハンターさんを用いていないこともあり)差し控えさせていただきますが、いえることはただ一つで「運営さんがきちんと遊んで設定したバランスとは思えない」からこそ、不満が大きく募っていくのでは、と感じます。

ただ、これらの難点はパーティープレイさえすれば些細な問題で終わることの方が多く、表面化する手前でうやむやになってしまっているといった方が正しいのかもしれません。ゆえ、底が浅いと揶揄されることもしばしばですが、実際そうなってしまっていますから何ともいえません。

フォース・テクターさんを使っていて難所を切り抜ける際にいつも思わせられるのが「今のシーン、ハンターさんだったら一体どうなっているのだろう」、と。それはそれで楽しみにはなりそうですが、ベリーハードなどはよほどの腕前がない限り、単独突破は困難なことでしょう。


では何故このような事態が起きるのか、となりますと・・・もはやテストプレイをほとんど放棄しているのでは、としか思えないのです。少なくとも初代PSOではこのような「???」となるような部分が一切なく、あらゆる角度から見つめてもほとんどパーフェクトといいましょうか、欠点が見当たらない十分な品質を保っていました。唯一あげるとすれば、相変わらずのレアドロップ率の低さですが(汗笑)。

ところがPSO2ではシステムが複雑に、多岐にわたってしまったがためか、明らかにアップデートの回数に見合わないクオリティーにとどまってしまっているのですよね。何かを直せば別のところに問題が起こるが日常茶飯事で、現在進行形で続いているので何とかしていただきたいところ。しかし皆様あきらめていらっしゃることでしょう・・・。

酒井さんは当初から「コストが~」と口にされ続けていました。オープン前からこんなことを何度も繰り返すこと自体初めて見るものでしたが、なるほど、確かにコストを徹底して抑える手法は効を奏したのかもしれません。実際、この業界に詳しい?方では「セガさんはPSO2で潤っている」とも呼べるほどの実績をたたき出しているみたいですし。

そしてPSUの頃にはかなわなかったプレイヤー数の増加、それに伴う同時接続数の増加。現在は「軌道に乗った」状態のため、その点においては成功しているといえるのでしょう。ここはまさしく「革命」と呼べるのかもしれません。見事プロデューサーとしての責務を果たしているわけですから。


・・・しかし、同時に「それ以上」を目指さなくなってしまったような印象も見受けられ、現在2~3週間に1度のペースでスクラッチことガチャが更新されている状況ですが、サービスイン前に問題となった「コンプガチャ騒動」。その尾を引きずっているような印象は受けます。そう、ミクさんのスクラッチで明らかに出現率を絞ったような調整を施してきたからです。

後日載せたいと思いますが、いくら私の運がないからにせよ、4000円使って着られる服が1着しかでなかったというのはいかがなものでしょう。ミクさんの衣装は1着いくらを想定されているのでしょうか。5千円、否、1万円? ミクダヨーさんデバイスはいかほどなのか・・・想定売価が気になるところです。

そして、おそらく現在プレイされている方ならお気づきになったかと思いますけど「やたら広告で見かける」ような印象はございませんでしょうか。あちらにも、こちらにも、どこを見渡してもPSO2のバナー・・・。

彼らが今やっていることは「ゲームをよりよくすること」ではなく、「如何に集客し、集金できるか」のマネーゲームに転じてしまっているような気がしてならないのです。


ミクさんレクタングルいろんなお仕事を今までにしてきていますけど、広告業界もいくらかは触れていまして・・・そう、ちょうどこの大御所の○○さんなりも携わってきたりはしています。あまり言うべきことでもありませんが、よそでももう一部は公開されているようですから・・・こちらにもざっくりとだけ書いておきますけど、

正直、今の状況は「みんなから集めた大切なお金を、一体どこに使っているのか」と憤慨してしまうものがあります。


このバナー広告、いろいろな大きさがありまして「レクタングルバナー」「ラージレクタングル」「スクエアバナー」「スカイスクレーパー」「スモールバッジ」etcetc...。あげるときりがありませんのでこんなところにしておきますが、私の環境下においてもこれだけのバナーが毎日のように目にかかるのです。

これらバナーにはちゃんと料金が決められていまして、その料金に対し「インプレッション保証」「期間保証」「クリック保証」などいろいろな保証の方法があり、広告の回し方も「ローテーション」「固定」など、多彩にあります。掲載期間はだいたい1ヶ月~1週間といった単位で載せることになります。その料金、推して知るべし。

興味のある方は「広告媒体資料」というキーワードで検索してみるといいと思いますけど、おおよそ数十~数百万、そしてすごいものになると8桁近くもの広告料が必要になります。・・・そう、某大手ゲーム情報サイトのトップページなどは。

ラージバナーの例スカイスクレーパーの例同一箇所に2つ載せられる例

バナー広告はあくまで一例であって、他にもテキストでの広告やメールでの広告、さらには「キーとなるサイトに訪れた際、ユーザーが利用するブラウザのCookieに『特定のファイル』」を残し、「次回以降そのサイト、並びに関連するバナーを表示する」といった「(リ)ターゲティング広告」etcetc...かなりいろんな広告があるということです。

PSO2はまさしくリターゲティングになるのでしょう。より深いものでは「行動ターゲティング広告」というものもありますが、プライバシーの問題などもあり、難しいところがありますね。

どうにも、オープン当初から感じることは「広告を無駄に出しすぎてはいやしませんか?」と。先ほどの画面にも同じバナーが2つ立て続けに載っているものがあるでしょう(エコーさんとパティエンティアさん)。あの大きさをレクタングルバナーといいますが、あれだけでも2つのビュー(インプレッション)を得ていることになります。


上記画面は海外サイトにいるわけですけど、「広告枠」としては「Googleさんの枠」なだけなので、どこにいても国内の広告を呼び出せるといった算段です。そうして毎日目に触れさせることにより「今日は何か更新されているのかな」と目にとまらせ、サイトへと誘導する・・・それこそが広告の意義ですから。

ただ、広告によってはこういった「無駄」も起こるわけで、それでも料金は一定額納めねばならず・・・。もちろん露出数を増やせば1点あたりのコストも引き下げられることにはなりますけど、仮にプレイヤーが10万人いたとして、それらのブラウザに毎回広告をこれだけ途切れることなく表示させる・・・となると一体どれだけのお金を投じているのか、計り知れません。おそらく期間保証なのでしょうが・・・。

インプレッション保証は「何回」メディアに露出しますよ、というものなので・・・これはおそらく数百万、数千万という値を独自に設定していそうな気がします。そうなると料金は・・・一体どれほどなのか、気になるところです。雑誌の付録などになる袋とじも、あれだけで7桁以上とされていますし・・・。どこにお金をばらまいているのか、考えるのもいやになります。

第一、こんなバナーを見なくとも、毎日プレイされる人は勝手に見ていますし。・・・もちろん、かわいいのはいいことなのですけどね(笑)。


そんな状況においての今回のアンケート、「配信前のバージョンを有料サーバーにて試せる」なる項目を設けられていて「なんと愚かな真似を・・・」と辟易したものです。彼らはもう、お金儲けしか考えることがないのでしょうか? 金の亡者とは、このことなのでしょうか。

こちらの文章などお読みいただき、「PSOってどんなブランドなのだろう」という点を再考しないと、未来永劫よくなることはなさそうな気がしますよ。

2013年05月03日 (金)
David Cage氏がゲーム開発の動機を語る「お金のためにゲームを作ることはない」

『自分たちのゲームに私自身を反映させているんだ。私は雇われ仕事はしないし、お金のためにゲームを作ることもない。何かを分かち合いたいし、伝えたいことがあるから、情熱でゲームを作っているんだ。』


これが現状においての「代償」となるわけです。
お金の使いどころ、間違ってはいませんか?


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・・・といった感じで、今はゴールデンウィーク中ではありますけど、明日の6日まで毎日9-21時での勤務。今日は突発の残業が入って帰ってきたのは23時半。今ソイジョイさんを食べながらこれを書いていますが、もう休まなくてはならないのでした(@_@)

まとまりのある文章とはいえませんけど、革命の代償はいわば「PSOという作品」から「PSO2というアバターゲームに近い何か」への転換であり(汗笑)、それでも「今のご時世に則った流れ」という点ではあながちずれてはいないのかなと。もちろん、アクションゲームとしても楽しませていただいてはいますので、その点だけは早合点しませんように。


龍祭壇にて昔の美しい思い出を懐かしむ人にとっては現状はつまらないものなのだと思います。けど、いつの時代にもいえるのは「今を生きる人に飽きることはないだろう」というもの。そんな人がたくさん集まっている、いまのPSO2。

玉石混淆ではありますけど、ログインされる皆さんはきっと「何かを求めて」入るものだと思います。その何かが美しいものなのか、それとも違うものなのか。わかりませんけど・・・願わくば「あのときあのように遊べてよかった」と思えるような日を送れますように。

そのためにも「自分なりの楽しみ方、遊び方」は見失わないようにしたいものです。


・・・こうしてみると、PSUって何のかんので一番いい立ち位置のゲームだったのかな、なんて感じるところもあります。PSO2は過大な期待をしすぎたせいか「ちょっと違うのかな?」と思うところはありますけど・・・。EP2を含め、今後を楽しみにしたいですね。にはは。


『PHANTASY STAR ONLINE 2』公式サイト
http://pso2.jp/

From : lavendy | 02:10