情報流出の裏側

「この世に悪があるとすれば、それは人の心だ」


アリコ従業員が持ち出しの可能性も 情報大量流出問題
「メール文化」に問題 カブドットコム不正取引調査委


冒頭の印象的なせりふは、スーパーファミコン時代に遊んだゲームタイトル、テイルズ オブ ファンタジアという作品の最初に出るものですが、全く持ってそのとおりだよね、と10数年過ぎた今でも実感します。


顧客情報を取り扱うお仕事をいろいろこなしてきているわけですけど、本音を言えば「内側にこそ敵がある」は永久不変だと思います。というのも、外部からの対策は「あたりまえ」だからです。そこに重きを置くのは当然なのですが、これからのあり方は「内側での啓蒙活動をしっかりとする」ことにあると考えます。


会社に不満を持ったり、個人に不満を持ったり、恨み辛みはいろいろあると思いますが、心、が定まらないから予期せぬ不具合・・・(人為的な、ですけどね)が起きるものだと感じます。前に勤めていた会社も顧客情報が入った記憶媒体を紛失してしまったり、その前の会社でもマニュアルはしっかり定められているものの、ふとした気のゆるみで事故になったりなど、あとを絶えません。


いうなれば、禁酒・禁煙を目標にしても、なかなか守られないような部分と似たようなところがあるのかもしれないですね。明確な悪意、は論外なのですが、これくらいでもいいよね、といった曖昧さが事態を大きくさせるものだと感じます。


このようにお伝えするのもいけないのですが、「抜け穴」はいくつもあるかも。それを自分の心の中で整理し、戒め、「してはならないこと」で守れれば問題は起こらないんですけどね。今回のアリコさんの事件は、人がやったものではないかと思うのですが、さてはて・・・。


2009年7月29日 19:58 | 投稿者:Lavendy

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