沖縄から戻る直行便は15:35とやや遅めで、その日は修学旅行生も一緒に乗ることになったため（見たところ女子校の方たちでしたね）、出発がだいぶ遅れてしまいました。4時からのフライトになりましたが、結局747型機のジャンボが運用されていたため、2時間半程度ではついてしまいました。そのあと直行のバスでおうちに戻りますが、ついたのが8時半頃でしたっけ。

そして整頓なりしてパソコンをつけてみて、何とはなしにユニバースにつないだのですが、偶然にも一人、顔なじみの方に出会います。ゲームキューブ版からの古いつきあいになる、チップルさんです。私は なっちゃん と呼んでいるんですけどね。

この子のおうちは黒電話のため、インターネットなどは一切できず。また、携帯電話もないため、コンタクトがとれるのはお兄さんのおうちにきた時のみ。なので、あえるかどうかは時の運と言ったところです。そんな彼女と、どれくらいでしょうか。もう半年以上あえていなかったので、久しいねえと。いつも明るくお話ししてくる子なのですが、この日は違っていました。泣きやまないような感じで。

どうしてなのか、お部屋でいろいろ聞いていましたけど、どうやらおばあちゃんが亡くなられてしまったみたいで。一睡もできなかったみたいです。慰めになるかもわからないですが、じっと聞いて、少しでも心がほぐれるようにしていたものですが、かなり思い入れがあったのでしょうね。SSの通りなのですが、ずっとうつむいたままでした。痛さが伝わってきますね・・・。

きっと天国から見守っているはず、と月並みな科白ですが、正直このくらいしか思い浮かばなくて。いつも元気がありあふれている彼女のこんな一面を見ることになろうとは思わず、こちらも1周忌で戻ってきたということもあって、二人ともやや湿っぽくなっちゃいましたね。揃って「喪中で、年賀状出せないね」なんて話していました。もっとも、私のところは春先に母の姉が逝去してしまいましたから、今年も年賀状を作ることはないのですけどね。何だか寂しいものです。

出会った頃は中学2年生で、PSOを通じて高校を卒業し、今では製麺工場で働く彼女。ボーイフレンドさんもできたみたいで、元気に過ごしているさなかに起こった出来事だけに苦しいものかもしれないですが、悲しみや挫折を乗り越えて、人は強くなるものと思いますから。またオンラインにきたときは元気な姿になっていることを願っています。

唯一いいなって思ったのは、そのボーイフレンドさんが正装で斎場に現れて、両親に深々と頭を下げていたのだとか。二十歳にもならないのでしょうにたいしたものです。お二人とも幸せに結ばれるといいんですけどね。陰ながら応援しています。

わたしにとってPSOとは、バイブルでありながら、大気のような存在でもありました。結果的には、総てを失ってしまった。もちろん、残ったものもあります。あまりに痛い欠片がですが・・・。その一つが、「ちょっときてみて」といわれて入ったチップルさんのお部屋。まさか、マシナリーさんの名前が、こうだったとは、ね・・・。一応聞いてはいましたが、実際にみるのはこれが初めてです。去年かろうじてあえたときにいっていた言葉。

「信じたいね」と。

それがまさに、想いとしてつながっているんだなあと感じました。

・・・でも、どれだけがんばっても、信じても、叶わないこともある。そういうことを思い知らされたこの数年間は、私にとってはいい勉強になりました。それこそが、今出会う方々への礎へとなっているのですから・・・。