減らないとは

困ったものですね・・・。


嘉手納騒音 軽減されず


実家の沖縄にある、中部地区の嘉手納基地。何度か基地内に出入りをしたことがあるのですが(年に1度だけ解放されるフェスティバルの際、ですね)、大きな軍用機が駐留していたのが目につきました。


基地問題は沖縄に限らず全国的な問題であり、でも、実質かなりの割合で沖縄に集中しているという状況で、今回の記事はそれが浮き彫りになっている形でした。本州に機能移転をはかっているというのに、約4万回近い騒音発生があるなど、どうして08年度が過去最悪になるのでしょうね。



「本土での訓練中も、嘉手納に残っている戦闘機は普段と同じぐらいの規模で訓練をしている。F22以外にも、米本国や韓国、日本国内の基地から嘉手納に飛来してくる戦闘機の数が増えていることも一因ではないか」


という一文が物語っているのかもしれません。母数そのものが増えているから、肩代わりをしても差し引いて、現状維持止まりに終始しているということですね。これでは改善・・・とは呼べないように思います。


ただこういった軍関係を持っている市町村というのは、その人たちがいるから営みができるという部分も見過ごせないんですよね。実際、軍人さんたちが一斉に消えてしまったら、周りのお店などはどのような影響を受けるのか、はかりしれませんからね。


とあるおばぁ(おばあちゃん)が話されていた一言が今でも残っています。


できれば騒音は減ってほしいし、国としても減らすというのだから善処してほしいけども、なくなったらなくなったで(お店に人が集まらなくなるから売り上げが伸びず)生活に困るし、難しい問題さぁ~。



空港のある千歳市でも自衛隊兵を削減する話が今あがっており、本来なら歓迎すべきコトなのでしょうが、逆にいなくなると街の3割以上の人口がそがれる形となり、町として成り立たなくなってしまうという懸念もあるみたいで、軍用基地の問題というのは、微妙なバランスの上に成り立っているんだなあ、って感じますです。


2009年4月10日 09:35 | 投稿者:Lavendy

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