
幸福の王子
泣けますよね、この作品・・・。
きのうPSUで遊んでいて、ジルさんがふと発された一言の「幸福の王子」。何かきいた覚えがあるな・・・?と思って、探していたら、ああ、なるほど。このことだったのですね。
幼い頃に一度読んだことがあるお話でしたが、今改めて原文訳を見ると・・・これは、もう。子供向けの童話という域を超えていますよね。王子様の慈愛の心とツバメさんの愛がなければ成り立たないお話だと思いました。特に難しい部分もないのに、心に訴えかけるものは非常に大きいです。
確か幼い頃は王子様よりツバメさんを可哀想といっていたような気もしますが、改めて読んでみると、犠牲の愛というものをいとおしく感じました。いろいろ与えて、去っていく。でもそれをちゃんとわかる人もそばにいてくれるからこそできることなんだ、って。一人ではないということを感じさせられるお話でもありました。
私がそれに似ている、とかいわれてしまったので、いえいえそんな大仰な・・・と切り返しておきましたけど・・・・・・。でも、こういう心というものはいつまでも持っておきたいですね。たとえ我が身が不幸になろうとも。
[ ひとことメモ ]
2009年3月19日 12:58 | 投稿者:Lavendy
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コメント
翻訳者です。ご愛読ありがとうございます。
> でもそれをちゃんとわかる人も
> そばにいてくれるからこそできることなんだ
なるほど!確かにそうですね…。
投稿者:結城浩 | 2009年3月21日 06:13
結城浩 さまへ
あわわわ・・・。翻訳者さんですね(^^; びっくりしました。
今回はこのような機会がありまして拝読いたしました。
オスカーさんの作品はこういうものが多いようにも感じます
けど、道徳心を養うにはこのようなものを幼い頃から親しんで
おければなあ、って感じますよね。私たちの世代は、まだ携帯
電話などが普及する以前でしたから、外で遊んだりといった
こともよくできてはいましたけど・・・時代の流れを感じます。
ストーリーの進行上、お相手がいないと始まらないというのも
あるのかもしれませんけど、純粋に、ツバメさんが王女様みたい
な存在なのかな、って思いました。分かち合える人がそばにいるからこそ、
信頼が置けるからこそ成り立つすてきな心のふれあいだと思いました。
読み終えたあとは寂しさが強いでもありますけど、天界でお二人が
永久に幸せに過ごせているあたりがよかったなあ、って感じますね。
私自身が幸せでないと、それを他の人と分け合えないということも
また実感していますので、いつでも明るく、楽しくいたいと思います。
なんだか小学生の読書感想文みたいですみませんです(^^;
ぜひ本作が、一人でも多くのかたに読まれることを願っています。
投稿者:ラベンディー | 2009年3月21日 09:55