
W63Hの印象(かんたんレビュー、、、のはずが長文) 0:45追記
一言で言い表すと「優雅で宝石のようなただずまい」、といったところでしょうか。
各社とも秋・冬モデルを発表したわけですが、auを使っているので主に音楽や動画での進化を謳っています。元々私は携帯電話否定派で、大学時代に研究室との連絡の関係で所持せざるを得ず、そのまま使い続けているといった感じです。今でも、活用・・・というにはほど遠いのですけどね。
そんな中、今年のモデルでとりわけ期待がかかっていた「W63H」「W63CA」「W64SH」の3機種。これらはプレミアム画質、を標榜しているだけあって画質面にこだわりを見せる機種となっています。絶対性能などではDoCoMoさんたちと比べてはいけないのでしょうが、元々映像や音に精通している会社ですし、それを利用しない手はないと。
カシオさんの63CAはEXILIMの名を冠していることもあって、8Mピクセルのカメラが大きな売りでしょうか。見た目もカメラそのままで。でも私の場合はカメラ機能もいいけど見た目がスマートでないものは好みじゃないので・・・今回期待していたのは63H一本でした。64SHはスライド式で、スライドよりはINFOBARのようなストレート型が好きですから。候補外なのです。
11/28・・・一昨日に発売ですが、かなりの人気みたいで札幌のビックカメラさんではオパールホワイトがかなり売れているみたいです。事前予約もあったくらいですし。私もかなり迷いましたが、実機を見てガーネットオレンジもなかなかすてきだなあと感じたので、しばらくうろうろして(汗笑)、頼んでみました。
フルサポートコースとシンプルプランコースの2つがありますが、フルサポートコースで得をするのは「24ヶ月未満で解除料相当以上のポイントが得られるのは、月々の利用額が8,334円以上のユーザー」という位置づけになってしまって、私の場合はほとんど4千円前後で収まってしまうので(汗笑)、シンプルプランが出たときには「ああ・・・!なんでもっと早くでなかったの」と嘆いていました。
いずれにしても今なら9000円のキャッシュバックが得られると思えば、中途解約で9000円の違約金が出たとしても(1年未満でのフルサポート解除料は18000円なのです)残り半年以上使って切り替えても金額面での差異がほとんどない(3000円くらい)ので、思い切って変更しちゃいました。
お値段は、お店の推奨するオプションにすべて入って(誰でも割(または家族割)・ダブル定額・安心ケータイサポート・指定割)54800円(一つでも抜けると1000~3000円増額)というものです。フルサポートが同条件で37800円くらいだったと思います。ここにポイントなり使って少し相殺した感じです。総じて6万円少々のお買い物となりました。
それちゃいましたけど、63Hをみて思ったのは「これなら長年使えそう」というものでした。もちろん細かい不満はみているといくつか散見されるものの、補ってあまりあるデザインと画面の美しさには十分納得できるものがあります。
12/1 0:45 追記分
画面は3.1型ワイドVGA液晶(480*800px)というもので、一部コメントでは64SHさんの3.5インチが「でかすぎ!」という声もあるみたいなので、この大きさは許容できる範囲で、もっともベストなサイズなのかもしれません。どんどん大型化していく画面は圧倒されますが、このサイズなら許容できます。大きければ大きいほど視認性は良くなりますしね。
手にした感じでは、大きさは一般的な携帯と比べてもさほど変わらないのでいい感じです。何よりも画面がこれだけ大きくありながら、重量配分は以前使っていた東芝さんのW53Tみたく、液晶部分が軽めなのでバランスがいいです。カッティング・エッジ・デザインが生かされていて、角張ってはいますけど、裏面がマット処理されているのでそれほどごつごつしたという印象はありません。
表面処理も見事の一言ですので、ぜひ店頭でモックをみてみましょう。私はガーネットオレンジにしましたけど、渋いオレンジなのです。光のあて方でかなり変わりますが、総じておとなしめな色遣いです。トリムのゴールドがアクセントになっていますね。またバックライト部分も本機だけは色つきのシートをかませてあるのか、暖色系の白に輝きます。
画面は、、、もう。一度みたら戻れない!って感じですね、これ。初のVGA液晶ですが、さらには有機ELともなると鮮やかの一言で。前回目にしたINFOBAR2は確かに発色が鮮やかなものの、実際みてみると白が白でないような感じで。赤みがかった白、だったのですね。なのでRGBバランスがあるのかはわからないですが、あれで赤を2ポイント、緑を1ポイント落として使っていましたけど、本機はそういう項目がありません。というか、ないデフォルトのままで十分きれいなのです。
はめ込み画像?というくらいに精緻で、でも鮮やかで。みる角度で色変化が起こらないのは有機ELの特権ですね。EZWebやアプリがまだVGAに対応していないので若干文字がかくかくしていますけど、ほかはVGA液晶に最適化したフォントなので美しいの一言です。この文字をみるだけでもメールを読んだり打ったりする気になります(笑)。
LEDは本体正面の下側あたりにさりげなくついているので、光が気になる人でも安心して使える感じです。またFeliCaのロゴマークも表にあるのですが、うまく溶け込んでいると思います。目立つことはありません。
カメラ機能は63CAベースみたいなので、画質はいいのだとか。今度撮影してみたいと思います。充電のキャップなどは固すぎず緩すぎず、でほどよい感じです。ただ充電コネクタの下にmicroSDスロットがあるので、そのあたり注意かも。
ボタンはクリック感のあるもので、押しやすくてこれも好印象。若干上側のボタン類(アドレス帳やEZメニュー、センターキー)が小さい感じですが、なれてしまえばさほど気になるものではないと思います。
スピーカーはモノラルタイプみたいで、ステレオになれた人には物足りないかもしれませんが、質の悪いものではなくて音が割れるということは感じませんでした。ふたを閉じていてもまずまずの音質は保てていると感じます。送話、受話音量も普通なのかなと思いました。でもサンプル音のしょぼさには泣けるかも(汗笑)。画面の美しさに追いついていない印象です。ここは要改善な感じ。
ワンセグの画面は正直、今までのモデルとあまり大差はないのかも・・・と思いましたけど、エッジエンハンサのおかげで、割とシャープに見えます。なめらか表示・・・はいまいちな感じですが、LISMO Videoのサンプルをみるとそんなもやもやが吹き飛びます。
これは、もう。いいソース(素材)で料理してください、という感じですね。映像処理のエンジンも、ここで活かされているといった感じです。ダメージというサンプルビデオが入っているのですが、かなりの美麗さ。ちょっとシャープネスが強い感じもしますが、今までの画面とは一線を画しているといえるかもです。でも、このサンプルビデオは再生期限があるので、そこだけ注意ですね(2009/3まで)。
そしてばりばり使う方に気になるパフォーマンスの部分ですが、レスポンスはまずまずといったところです。一部の方がデータフォルダを展開するのにもっさりするという言葉もありますけど、それはあくまでWVGAなどといった重たいデータが入っているときのサムネイル画像を生成するのに時間がかかる、といった形です。決してKCP+が悪いわけではないと思います。
解像度で行けば従来の4倍もの高精細なデータを、ちょこっとだけ遅いくらいで表示してくれると思えばそれほど腹も立ちません。今後チューニングはされていくでしょうけど、まだまだ向上の余地はあると思いますし、これだけで使う意欲が萎える、というのなら当面今の携帯で我慢するしかないでしょう。
でも、それさえ辛抱できればメール入力での遅延などはないですし、ボタンも快適に使えて文字の大きさもいろいろ変更できますし、十分実用的だと思います。辞典も用語が豊富で、なかなかいい感じですね。グローバルパスポートだけは今すぐ検証というわけにはいかないですが、うまく活用したいですね。
・・・と、長くなりましたが、最後に長所と難点をまとめておきたいと思います。少しは購入時の参考になれば幸いですね。ぜひホットモック(実機)もさわって、その価値を確かめてみましょう('-'*)
_/_/_/ 長所 _/_/_/
デザインがいい
高精細な画面
さりげないLED
大きさの割に軽く感じる
_/_/_/ あと一歩 _/_/_/
各操作のワンテンポの遅延(なれれば問題なし)
EZケータイアレンジの少なさ(WVGAはほとんどなし)
バッテリーのもち具合(WVGAなので仕方ないかも)
音!(プリセットの音だけではかなりお粗末な印象に)
_/_/_/ こんな人にお勧め _/_/_/
デザイン命!
画面がきれいじゃないといや!
Bluetoothでワイヤレスサウンド!(要対応製品確認)
のんびりした性格で、少々の遅さには目をつむれる!(自分)
_/_/_/ こんな人には向かないかも _/_/_/
レスポンス命!(むり)
細かくカスタマイズをしたい!(設定範囲狭いです)
スピーカーのみでステレオサウンドができないと!(イヤホンは別です)
[ ひとことメモ ]
2008年11月30日 00:00 | 投稿者:Lavendy
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