一周忌は

あわただしかったですね・・・。


昨年の12日は、本当に忘れられない日でした。その日はアルバイト先のお店で私が休日だったため、おうちにいたわけですが・・・。ぐっすり眠っているところを携帯電話に遮られ、「う~ん・・・@@ まだねむいよう~」といいつつ切りそうになっていた自分ですが(汗笑)、でてみると父の声が。


「お婆ちゃんが亡くなってしまったんだ。急ぎ、戻ってきてほしい。飛行機を何とかとって、戻ってくれ」と、切羽詰まっていたことは本当によく覚えていますね。眠っていた目もぱっちり冴えて、急いで飛行機を・・・と調べるものの、どれも席が埋まっていて。何とかならないだろうかとツーリストもいくらかまわりましたが、一つだけとれるところを見つけたので、ぱぱっと決めました。


ちゃんとした社員などでしたら忌引き関係の待遇があると思いますが、アルバイトにはそういったものは一切なくて。スタッフのみんなには申し訳なかったんですけど、「わかった、気をつけていっておいで」と理解を得られ、すぐに戻りました。


・・・あれから1年。時がたつのは早いものです。



前日は徹夜だったため、到着当日は早く寝ようと思っていたものの、やはり1年ぶりということもありいろいろ家族で話し合ったりで。寝たのが3時過ぎになっていました。そして翌朝起きたのが9時頃になり・・・さぁ大変、なのです。お坊さんがお墓に来るのは11時頃ということでまだ少しはゆとりがありますが、おうちがとてもじゃないですが散らかっていた状態で・・・(’’;;


結果、私のお部屋にいろんなものがつっこまれました。しくしく。



ほかにも二人でないと運べないようなソファーなど、重すぎないものを手伝いました。というよりは、それほど重たいものがあるわけでもないですが。一通り片付けたあと、母と妹がおうちでの支度やお買い物に出かけたりとあわただしい中、私は父と一緒にお墓の方に行きました。訪れるのはほんと、1年ぶりです。枯れ葉などがあたりに散乱していたので、手早く片付けました。


そうしてお坊さんがお見えになって、お経を唱えてもらいました。四十九日を過ぎれば仏様になるとはいわれますが、おばあちゃんは天国で安らかに眠っているのでしょうか。今は、やや込み入った案件が残ってしまっていて、両親が腐心しながら対処してますけど・・・。自分も、早く何か手伝えることがあれば、とは思っていますけど、元気に過ごしてほしいという願いを叶えることが、まずは重要かなって。


そうして、終わったあとにおうちにきてもらい、今度は仏壇の前で唱えてもらいます。1時間くらい正座をしていましたが、最近の私にはあまり苦はならなかったです。なぜか正座がしっくり来る、みたいなんですよね。とはいえ、さすがにしびれることには変わらないですが(^^; それを思うとお坊さんなどは相当修練していないとこの身のこなしはできないなあって感じますね。


ここで一つ教わったことが、神をまつる際には、香炉の灰を古い陶器から新しいものへと移す際には「開眼(かいげん)」を行わなくてはならないということ。


火之神をまつるということで新しく神棚が作られていたのですが、父や母は「神だから、高いところにおいておけばいい」と思ったらしく、そのように配するわけですが、お手伝いにきた親族の方は「手の届く、日の当たるところにまつらないと」と、意見が割れていました。どちらが正論なのだろう?と問うてみると、お坊さんの答えは「まつる場所は特に問わない」とのことでした。


ただ、香炉の両脇におく杯には、必ず1日1回は水替えをすること、毎月1日と15日にはお酒を入れること、とのことです。お酒をとっておく小瓶はふたをしておいてかまわない模様ですね。


また、祈念する際は鐘を鳴らすと思いますが、あれにもたたき方というものがあり、大半の方は上から かん、かん ってならすと思いますが、正解は実のところ、内側から、ひねりをきかせて、響きよく2回、やや強めにならすとよいとのことです。よくテレビドラマなどで法事のシーンがあると思いますが、そういったところでNGをやっているのをみると目も当てられない、とお坊さんはおっしゃってましたね、にはは。


開眼もついでに行ってもらえて、いろんな意味でためになる今回の法事でした。お坊さんが帰ったあとがまた大変になりましたが、これで無事一周忌を終えられたんだなぁ、と夜にはぐったりしている自分がいましたとさ、ちゃんちゃん(*'-'*)


2007年10月25日 20:46 | 投稿者:Lavendy

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