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2011年05月06日

パソコンの授業 ~ 補講 その1

すでにパソコンをお持ちの方への助言です。
今回はその「考え方」、の部分を記しますね。


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前回までの7時間で、新規に購入される方向けへの助言は一とおり終わりなのですが、今度は「すでに今パソコンをお持ちの方」がどのようにしたら最適な環境を作り上げられるのか。そのあたりについて少しお話をしてみましょう。

なお、この時間以降は基本的な解説は端折りますので、わからない部分があった際は前回記事を参照してみてください。今日は文字だらけになりますけど、どうぞご容赦ください。

1時間目:ゲームパソコンのあらまし
2時間目:1時間目の補足
3時間目:電源・メモリ・ハードディスク
4時間目:CPU
5時間目:グラフィックスカード
6時間目:周辺機器
7時間目:まとめ


あと、根本的なところを間違えてしまっていて大変申し訳ありませんでした。CPUのところにあった「Core 2 Duo E6300」について正しくは「1.86GHzの2コアモデル」となります。ただし、基本的な考え方が変わるところはありませんので、その部分だけは安心して?いただければと存じます(該当箇所に訂正を入れてあります)。詳しいことはCPUのお話を参照ください。


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◇CPUは問題ないでしょうか?

 こちらは4時間目でお話ししましたけど、セガさんがアナウンスする「Core 2 Duo E6300」と呼ばれるものは、性能面で「1.86GHzの2コアモデル」となります。細かい部分をいろいろ書くと大変になりそうですから、おおざっぱな指標として「2008年の後半以降のパソコン」をお持ちでしたら、だいたいはクリアできるのかな、と考えています。

実際のゲームにおいてCPU性能を酷使するケースの作品は、最近ではほとんどないのでは、と思います。唯一気になるのはランダムフィールドですけど、果たして「すべてをオリジナルで毎回生成するのか」、ないし、PSOと同じように「一定のパターン化したフィールドをランダムにつなぎ合わせて再構築するのか」という、いずれかが考えられます。

おそらく後者が近いのでは、と思いますけど、前者の場合は相応な負担がかかりそうな予感はします。もちろん、セガさんは「今ある環境でも楽しんでもらえるような」と記していますが、はっきり断言しちゃいますと「それは無理なのでは」・・・と(汗笑)。


PSUも発表当初、何でも遊べるスペックにまとめられていました。が、実際その環境ではPS2と大差のない状況でした。その当時で最先端の環境にしておかないと、満足するレベルでは遊べなかったのですね。CPUのE6300やグラフィックスの7800GTは、当時で組み合わせたら15~20万円台近くの大台のパソコンになっていました。

もちろんその「満足の度合い」というのは人それぞれですから、「処理落ちしても無問題」「画質は最低でかまわない」という方に、無理に高いパソコンを勧める必要もありませんし。

よって、このあたりは徐々に明らかになることでしょうけど、フルハイビジョンの画面をさくさく動かすには、確かにそのあたりのCPUは必要です。ので、ご自身のパソコンがまずは2008年後半以降のものかを確認しておきましょう。

そして、ブランド名は「Core 2 Duo」以上でないと苦しいよう?なので、「Pentium」ですとか「Celeron」と呼ばれる名前がついている場合は、仕様表を確認して「1.86GHzの2コア以上か」を見極めましょう。そのあたりの場合、CPUが若干不足気味のまま動かすことができたとしても、私が強く言っている「メモリ」も、2GB積んでいるかどうか、アヤしい部分があるためです。つまり、CPUがクリアできてもメモリもNGの可能性が高いのです。

PSUはPentium 4 2.6GHzというものでしたけど、こちらはコアの数が1つなので、それほどの重荷ではありません(しかし、当時ではとんでもないスペックでした)。


◆メモリは4GBないとつらいの?

 前回も申し上げましたとおり、メモリとは「すべてのプログラムを置いておく、机のような役割のもの」ですから、スペースが快適に確保できないと必要な書類をすべておけないため、袖机を広げる(ハードディスクが肩代わりする)手間がかかるため、処理速度が急激に低下します。

何はともあれメモリは4GBというのは、セガさんが推奨ラインを1.5~2GBで見積もってきたということは、実際にはご自身のぱそ子さんにてほかのソフトが動作していると思えば、それ以上を要求されているものと考えなくてはならないでしょう。

ですので、先ほどのCPUと併せてざっくりまとめるとするならば、2008年後半以前のパソコンは、CPUだけでなくメモリ不足も考えられるため、そちらにもてこ入れをしないとならないということですね。当時は今ほど安くなかったので、1GBも積んでいれば合格、みたいなものが多いのです。

もちろん私が今このように力説しても、セガさんは「今あるもので動かせるものを作っています」と話していますから、あくまで推測のお話です。でも、これだけはお伝えしておきます。「一度でもいい環境を味わうと、後には戻れない」、と。そして「制作者の思い描く環境で遊べると、PSUはそんなにひどくはない」とも。


PSUがPS2で酷評されたのは、ゲーム性もさることながら、それ以前に「6人表示しきれない」「敵さんが現れる前に消えている」「武器チェンジだけに3秒などかかる=テクターさんはかなり厳しい状況」など、操作面のところにさえしわ寄せがおきてしまい、満足なプレイアビリティーが得られていなかった、と。これではよいゲーム体験を、感動を、なんてきつい話です。

ご参考までに、Xbox360はその当時でほぼ「ハイエンド」が動いてしまっていましたから、360版のプレイヤーさんで文句を言われる方はほぼいませんでした。むしろPC/PS2版の不具合を直して配信されましたから快適に遊べましたし、声なども使えて海外の方とも手軽に楽しめる、これが未来形のRPGなのか、と納得できていた部分もあります。高速なDVD-ROMドライブやリッチなメモリ、グラフィックス、サウンドが、体験に必要な部分をしっかりと支えていたわけですね(ただし、騒音はひどかったですが(汗笑))。

なので、最低を見積もるのではなく、ある程度「快適に遊ぶにはどうしたらいいのかな」という視点を、もってもらえるとうれしいですね。セガさんはそのようにいうわけですが、あの画面サイズともなるとはっきり言って「今あるパソコンで遊べるもの」には至らないです(汗笑)。それこそグラフィックスカードをよりよいものにしたり、処理内容が確実に大きくなりますから、CPUやメモリもそれなりにいいものがないと相応の体験、感動は得られにくいことでしょう。

思い通りに操作することさえままならず、PS2版で「これは駄作だ」といわれても、本当はそのあたりでネックにならなければ結構別ゲームになりますよ・・・?とも、私はいいたいからですね。それが以前記されていたいおんさんの「ゲーム部分自体はいいよ」という言葉に表れていると思います。


あくまで私の考え方、ですから、皆さんとは異なるところがあるはずです。でも、「いい下地があってこそ、よりよい感動が得られる」ことは、GC版のPSOを遊んだ方なら、十分体験されたことと存じます。基礎的な部分がしっかり備わってこそ、ゲーム部分に没入できるというものです。

インフィニティを熱心に遊べないのも、チャット周りが苦しいこととPSP goのコントローラー部分が操作するに耐えがたいもの、画面も小さく手軽に遊ぶことを主眼に置いているため、私が遊びたいものとはちょっと違うかな、と。

そのためにBluetooth機能でPS3コントローラーを使いつつ、音をAVアンプへ同じBluetoothで飛ばし、AVマルチコネクタにD端子ケーブルをテレビとつなぐ・・・って、あれ。これって携帯ゲーム機ではないような?となってくるわけです(汗笑)。


◇グラフィックスカードは必須なの?

 今回は、もう完全に「必要」といえるでしょう。今までならすごい方ですと、マザーボードに載っているグラフィックス機能や、CPU内部のそれであったり、ローエンドのカード(金額的に8千円未満)ですまされる方もおられることでしょう。しかしながら、銘打っていますからね。

NVIDIA GeForce 7800GT もしくは同クラスのグラフィックカード以上、を言い換えると私は「256bit幅のメモリーインターフェースを備えたカード」と記しましたが、さらに要約すると「グラフィックスカードに補助電源コネクタが搭載されているか否か」という、明快な答えが出てきます。


私は前回「性能のいいカードは消費電力が高めとなる」と記しましたよね。実を言えば、グラフィックスカードを差し込むコネクタ・・・PCI Expressスロットと呼んでいますが、そのコネクタから給電できる上限量は「75Wまで」と規定されています。つまり、それ以上は供給できないわけですね。

消費電力の上限が決められるということは、性能もそこで頭打ちになってしまいます。メーカー各社はその中でしのぎを削り、年々性能を向上させてきてはいますけど、結論から申し上げれば「75Wでは、フルハイビジョンの画面を快適に動かすことは現状不可能」といっておきます。

これは7800GTと呼ばれるカードですら補助電源コネクタは有しており、そのため75Wでまかないきれない部分を「補助」して動かせるようにしているわけですけど、本カードでフルハイビジョンは「何とか動かせる」レベルにとどまり、そこからグラフィックスのオプションなりを入れると、満足には動かせなくなってきます。それくらい、フルハイビジョンはつらい動作なのです。Xbox360やPS3でさえ、苦しいといえばおわかりいただけるかと。


しかしながら、最近のカードは少々電力を与えるだけで十分動かせるようになるほどの、めざましい、飛躍的な進化を遂げています。その代表格といえるのがRADEON HD 6850といえるでしょう。カードのお値段は1万円後半台でありながら、性能は完全に中の上をうかがうほどになっていつつ、補助電源コネクタは「6ピンが1つのみ」なのです。7800GTも6ピン1個なのでした。

難しいですが、補助電源コネクタは「6ピンコネクタ」と「8ピンコネクタ」の2つがあって、前者がほとんどの 中 以上のカードで搭載、より上位になるとそれだけでも電気供給が間に合わないため、よりたくさん送れる 8ピン を増設しているものになります。

現状のカードで言えば、RADEON HD 6850は6ピンが1つ(一番右上の、黒い小さなコネクタです)6870/6950は6ピンが2つ、6970は6ピンと8ピンが1つずつとなっています

ご自身のぱそ子さんの中にはほとんどの場合、何かしらのグラフィックスカードは入っています。ただ、それが「補助電源コネクタを必要としない」ものが多いと考えられるため、省スペースパソコンなどでも電気供給を気にせず、動かせるというメリットがあります。

ただし、フルハイビジョンの画面では補助電源コネクタなしはまず考えられないため、それゆえ「省スペースパソコンの方は素直に買い換えを検討した方がいい」というゆえんは、たとえいいカードを載せられたとしても、電源が弱かったり、その消費した分発生する熱を、適切に外へ排気できない恐れがあるためです。そのような状態で使い続けますと間違いなく寿命が縮まるだけでなく、最悪、パソコンが故障してしまいます。

ゆえ、ゲームに向いたパソコンというのは、基本的な面をすべて押えられているため、何でも使用できると記したわけですね。こんなところにつながってくるわけなのです。


あと困るのが、型番がたくさんあるので、たとえば「自分は9600GTを持っているけど、7800GTより性能は上なの?」という疑問も出てくることでしょう。この問題を答えるにはかなり難しい部分がつきまといますけど、「補助電源コネクタを有しているかどうか」の見極め方は先ほど記した「256bit幅のメモリーインターフェースを備えているかどうか」とも読み替えられますので、そちらを一覧表に記してくれているところを紹介しておきますね。

DirectX 10/11対応GPU仕様一覧表 - PC Watch


このページをご覧になれば、ご自身の型番がほぼ記されているでしょうから、チャートの中にある「メモリバス幅」と呼ばれる部分がそれに当たります。ただし、7800GTは古いものとなるため、画面上にある「旧モデルはこちら」に載っています。

そちらが192~256以上のものであれば、最低ラインはクリアできているかな、と考えていただければいいでしょう。ほかの部分においてもその細かい数値が超えるようなものであれば、満たせているのかな、と判断できるはずです。特に大切なのはメモリバス幅とコアクロック(計算部分のスピード)、SP数(計算部分の数)となりますので、そちらが高めのものほど、ゲームには有利に働きます。

前回、きいさんから「省スペースパソコンでメモリは4GBあるけど、グラボ(グラフィックスカードの略)はRADEON HD5450だった」というお話がありましたが、なぜ5450ではだめなのか、という理由もそれでわかることでしょう。いろんな面で見劣りがしてしまうためです。しかし、補助電源コネクタがないものでは、そのあたりが限界にあるともいえるのです。

ゆえ、電源が500W以上というのは言い換えれば「メモリーインターフェースが256bit以上のものを乗せるために、最低限クリアしておきたい部分」ということです。CPUは100W前後が多いことから、グラフィックスカードにお金をかけてというのはそのためにあるのです。

そうですね・・・新しい情報もいくつかは手に入れましたので、そのあたりは、次回の「具体的に、どうすればいいか」の部分でお話ししますね。

◆省スペースに遊びたいから、ノートパソコンを考えているのだけど・・・

 結論からお話しすると「満足に遊べない可能性があっても問題ないのであれば、動くパソコン自体はいくらかある」と記しますね。

上の長い話題をご覧のように(汗笑)、PSO2は相応にグラフィックス面での要求が上がっています。口を酸っぱくしていうわけですが、「今ある環境で動かせる」ことを念頭に作ってはいても、それは「最低限のラインをクリアできる」だけと考えておくといいでしょう。

PSUを初期から遊んでいる人なら、当時の標準的なスペックでは、満足に動かせた覚えがないことと思います。セガさんに開発力がない、とは思いたくないですが、グラフィックスカードの性能を引き出せていなかったと思われるのは事実です(カプコンさんなりなら同じカードで高度な映像表現もできていたため)。

今のカードだからこそ相応に動かせるようにはなっていますけど、ノートパソコンはそういったものが一切交換できず、グラフィックス機能はどうしても内蔵されるチップで決定されますから・・・。

先ほどの表を見れば、答えもわかるのではないでしょうか。私なりの、という前置きはつきますけど、「GeForce GTX 485M / 480M」ないし「Radeon HD 6900M」あたりが答えとなります。ただし、こちらはフルハイビジョンを前提としたチップなので、そちらにこだわらなければ128~192bit幅のものも目安には入れられるでしょう。つまり「最高の環境ではなく、相応に調整さえすれば」という発想です。

しかしながら、これだけ上位の3チップ程度しか要件を満たせないとなると、どれほどノートパソコンにとっては厳しいソフトとなり得るかがおわかりいただけるでしょう。むしろ、その値段のノートパソコンを購入しようと思ったら、それ以上のデスクトップパソコンが手に入りますので、よく検討されることをおすすめしますね。

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大変文字が長くなりましたが@@ 今までの7時間分をしっかり読んでこられた方なら、ある程度納得できる部分もあるのではないでしょうか。

ご自身でその一覧表なりをチェックし、「何が足りていないのか」さえわかれば、買い換えが必要なのか、そうでないのかなども見極められるはずです。


まずはアルファテストがおそらく6/24?に開示されるのでしょうし、そちらでいろんな人々のプレビューが出てくることでしょうから、その後に検討されても遅くはないでしょう。

来年初頭には前回記したものよりも、さらに一回り性能が上がりそうなものも出る予感になってきましたので、購入のアドバイスを含めそのあたりを次回はお話ししますね。

From : lavendy | 14:00

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