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2011年04月08日

ECOさんに会えたこと

会うは別れの始めなり、とはいいますが・・・。


あえて、よかったのです先日記してきた「炎獣の咆哮」。特に思い入れがある、と記したわけですけど・・・意味するものは・・・そう。ECOさんという方に会えたのが大きかったのです。かなり前に記したこともあるのですが、私が武器よさらばで得られたもの、そしてそれを理想的な形で共有できた場合・・・このような何物にも代えがたいもの=心に残る記憶と、そして・・・ すてきなものが手に入ることもあるかな、って。

イルミナスが始まった直後あたりに会えて、確か初夏のあたりだったと思うのですけどね。まだ私が乱入なりをする元気があった頃、ふと参加したお部屋で出会えたわけですけど、何というのでしょう。波長があっていた、といえばいいでしょうか。一緒にいるだけで楽しい気持ちになれたものです。

その際カード交換もできていて、でも、お互いなかなか会うことができなくて。だからこそ、一つ一つの冒険に重みというか、印象づけられる何かというか、心惹かれる、通い合う部分が必ずあったものです。今までに、まだ、指折り数えるくらいしか遊べていないのです。


炎獣の咆哮はなんといっても大型系の敵さんが大変なもので、当時の私はまだスキルも磨いている途中、今みたいに遊べないところがありました。でも、ECOさんが支援役でしたし、ちょこっとがんばってみようかな。思い切ってS2へいってみましょうか、というお話に。

なぜなら・・・そう。私は一人Sを遊ぶので精一杯だったのが、ECOさんはS2を遊んでいると話されていたためです。わあ・・・すごいなあ、って。素直に驚いたものです。そうして、冒険に行くのですが・・・ブロック1は何とか突破できても、2のところが本当にもう、苦行としかいいようがなかったのですよね。

私はフォルテファイターさんで腕磨きをしているところでしたけど、技が育っていない以前に二人で突破するにはどうしたらいいか、という経験的な部分がかなり不足していて、本当にご迷惑ばかりおかけしていたかなというのばかりが焼き付いているのです。何度も倒されていたのですね。


できる限り攻撃をこちらで引きつけようとがんばっていましたけど、闇の鎧ということもあり、ニューマンの女性ということもあり、ほとんど2、3発で倒され続けていました。けど、彼女の献身的な補助や回復などで何とか40分近くかけ、ブロック2のゴールにたどり着いたのでした。

やったあ、と思っていても、楽しいひとときは唐突に終わりを告げるもの。その日はそこまでなのでした。おうちやご自身の都合の兼ね合いで、長く遊ぶことがなかなかできないのです。でも、私にとってはとても印象づけられる冒険になったのですよね。「次遊ぶときまでに、華麗にクリアできる方法を、編み出してみせるんだ」って。

それはお互いが近い存在であることもあれば、ゲーム面でもバランスがとれていたから、何より一人で突破することができなかった部分が大きいです。それゆえ、艱難辛苦をへて達成できたときの喜びは、何にも増して大きかったわけです。

しかしながら、その夏が終わる頃、忽然と姿を消されてしまうのでした。


別れの時は刻々と迫る・・・時は流れ、PSO2の足音も響いてきて。出会ってから3年近くがたとうとする今。それがお正月の時に書いたサプライズ。音信不通となっていたECOさんでしたけど、置き手紙が入っていたのですね。びっくりしてしまいました。こちらを読まれていたかは知りませんが。

でも、二人の思うことはいつも必ず当たっていて。先読み不許可、なんて言葉が出てきそうですけどね。それゆえに エスパーECOさん なんてあだ名がついたのでした。・・・私にも、です。

今の私は見ての通り、必ずしも(心が)落ち着いているとはいえません。かなり昔・・・PSO時代の頃とはちょっと趣が異なってしまっていると感じられる部分もあることでしょう。でも、それは今までにいろんなことが積み重なってしまった結果、そうなっただけですから。完全に戻ることはできなくても、新たな立ち位置で過ごしていけたらいいなと思っています。


そうして1月末に、1年半ぶりに再会できてお互いに喜んでいたのも束の間・・・。非情にも、PS2が打ち切りになるというお話が、その再会の直前に知らされている状況でした。この写真は、本当に、どうしたらいいのだろうという悩みがそのまま収められた一コマになっています。悲しいお話はしたくないのですけどね・・・。

長居ができず、限られた時間。タイムリミットを控え・・・何かできないかな・・・とは思いますけど、都合もなかなか合わないですからね。すれ違いが続いているうちに、もう3月も越えてしまった訳なのです。

その日以来あえておらず、かつ巨大地震まで発生しましたから、停電の対象エリアなどに入ってはそもそも遊べませんし、それ以前にECOさんの身に何かがあったら・・・と思うと、遊ぶどころではないですよね。

幸い、地震の数日後に1通の書き置きはありましたけど、その後もまた、連絡は取れていません。でも、無事がわかっただけで何よりです。そういった「場」が与えられているだけでも、つながりができているわけで。幸せ者かなと感じるしだいです。


「続けられそうでしょうか・・・?」
「何とかがんばってみるのですd(^-')」


・・・そして、残すところ、あと5日。


一番のレアなのですこれが、今のところの最後の言葉。残りの日で会えるかはわかりません。でも、想いは確かに受け継がれているのです。そんな勇気づけられるレアカードを、私は手にしているのですから。


『アイテムはあくまでただの二進数。そこに意味なんてありません
 大切なのは、それに自分だけの価値を宿せる、人の心なんです』


レイキャシールの武器商人さんの言葉が思い浮かびます。ああ、そうなのね。これこそが、私にとって一番の宝物。どんなものよりも大切な想いが詰まった品。

再会を果たせたあの日の夜に、特別なカードをいただけて。本当、私なんかでいいのかな・・・と思うほど、このカードに勝る品はないのでした。

少し前に書きましたけど、PSOなりから続いていた、そして最初にECOさんに会ったときのデータなど。総てが、HDDのクラッシュで消えてしまいました。でも、記憶には必ず残り、心には永遠に刻み込まれます。

こういった思い出を残すためには、何においても、些細なことであったとしても、心して事に当たること。相手を思いやり、何を必要としているのかを常に考え。それを察してかかわっていくには・・・。速すぎる冒険に求めるのは難しいのではないかなと感じるのです。


単純に、私とECOさんがのんびりタイプな、ゆっくりとした時の流れに身を置くのが性に合っている部分はあるかもしれません。それを差し置いたとして、PS2が切られ二度と会えなくなるとしても、ここで紡がれた思い出はいつまでも残ります。

ですので、このような場を与えられていることに感謝をし、よりいろんな人にもこのような体験をしてもらいたいから・・・。PSUほどすばらしいものはないと、私は思うのです。だからこそ、運営さんにはいろんな意味でがんばってほしいと、切に願うのです。


湿っぽくなっちゃいましたけど、花祭りの今日、記しておきたい話題なのでした。

From : lavendy | 20:52