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2011年08月29日
PSO2 αテストの設定ファイル
実はこの中にヒントがいろいろと隠されて・・・?
αテストも無事に終わり、FacebookやTwitterにて盆子原さんが「思い出は皆さんの心の中にありますよっ」というつぶやき、見事なものだと思いました。まだ一人でいる体質から抜けきれてはいませんですけど、何人さまかとは遊べたりもしましたので、徐々に取り戻していけたらいいなと思います。
クライアントソフトはPSO2のタイトル画面を表示させるだけになっていますけど、音楽がすてきなので聴いていたいという人もおられるのではないでしょうか。・・・グラフィックスカードに過大な負荷がかかりますけど(汗笑)。私は無事に終えられたということでアンインストール済みです。データはリセットされるみたいですしね。
単に遊び、テストをするだけのバージョンと思っていましたけど・・・ソフトはあるのに、つなげないこの切なさ。PSUにおいてPS2プレイヤーさんが接続できない心境を再現させられるのでした。次回はβテストになるのでしょうけど、来月あるのか、もしくは再来月なのか。要望はかなりありそうですから、10月になりそうな予感はします。
来月は東京ゲームショウ(TGS)での発表がウリになるのではないでしょうか。αテストに参加できなかった方、近隣で通える方はぜひトライしてみましょう。酒井さんも連日ブースに入る予定なのだとかで、αに衣装をプラスアルファして出展予定みたいです。
さて・・・情報公開が文字のみに限り許可されましたので、どうやらいくつか考察チックな部分は記せそうです。何より、GoogleさんにてPSO2関連語句のいくつかが一番上に並んでしまうみたいで恐縮です。そのあたりはPSUを遊び続けて「ぜひともPSO2には成功してもらいたい」という思いが人一倍あるから、がんばれるところはがんばっているわけなのです。・・・すでに離れられたお友達さんの分も含めて。
今日はそのうち、手がかりとなる「設定ファイル」を紹介しておきましょうか。
これはアンインストールをしていない人、ないしアンインストール時に「環境設定ファイルを削除しますか?」の問いかけで いいえ を選んだ人は、おそらくPSUの個人データが入っているところに、αバージョンのデータも作成されていることでしょう。初期値の在処としては「あなたのマイドキュメントの場所\SEGA\PHANTASYSTARONLINE2\log\pso2_spec_log_alpha.txt」なるものが用意されていたりします。
実は、このファイルが環境情報を収めたものとなっており、PSO2 α版の各パラメーターを記述しているものとなっています。つまり、こちらに記載されている情報を手がかりに、どんな設定項目が入っているのかを確認できるわけです。・・・といっても、私はプログラマーさんでも何でもありませんので、読めるところだけ、に限られますけどね。
今月「PSO2 スペック」の語句は3000以上のサーチ数となり、こちらのページが賑わっているみたいです。私のPSUの話題は平均50程度ですので、それを考えるとすごい状況であることがわかるのではないでしょうか。一番気になるグラフィックスカード周りのお話は改めるとして、今回はそれ以外のところをサラサラと読んでみますね。
1行目からスタートしていきますが、88行目まではムービーの音量や再生の有無、簡易描画設定(1~5まで設定可)、各操作設定の部分となっています。きっとαテストを受けた方はオプション画面で確認されたのではないでしょうか。
そして89行目以降が一番気にされるグラフィック面の設定。149行目までにわたり、相応の文字列が記述されています。ただし、ざっくり見る限りでオプション画面の設定内容と同じものがほぼ記載されているといった感じです。
最後の150行目以降が気になる「未実装の部分」?とおぼしき文字がいくつかありますケド・・・では、不明な部分に推測を交えて軽く補足を付け足してみましょう。
88行目までは本当にコントローラー/操作系のお話で、特に不明点はない感じです。つまりオプション画面で設定できる内容がばっちり記述されています。
89行目以降がグラフィックス周りですけど、その中で気になるのが Display の部分。ハイモデル=ロビーなどできれいに描かれるキャラクタの数、ですけど、こちらの英語がおそらく「DitailModelNum」ではなくて「DetailModelNum」の誤りなのでは、と。Detail=詳細な、の意味ですからね。・・・つっこむところはそこではないのですが@@
その次のセクションにある「Communication」(119、120行目)が、全く何も記述されていないのです。ここから思うのは、何かしらコミュニケーションの機能を持っているのでしょうけど、まだ未実装のため一切触れないようにしている・・・といったところなのでしょうか。
そして、私が一番気になっている音周り・・・Soundのセクションですが、ありました! オプションにはなかった、隠しパラメーター。それは
Play = {
Surround = true,
GlobalFocus = true,
},
という記述がそれに当たるのですけど、読む限り「サラウンド」機能と「グローバルフォーカスサウンド」の2つが、いずれ実装されるのかもしれません。
前者は文字どおり Surround = 囲まれる ことを意味し、よく映画のDVDやBlu-rayタイトルを手にされると「ドルビープロロジック(Dolby Prologic)」などのロゴを見かけられるでしょうけど、そちら準拠になるかはいざ知らず、サラウンドのパラメーターを持っていそうです。
実際、私はヤマハさんのAVレシーバー(RX-V3067)で鳴らしていたわけですけど、まだ不完全な部分があるようには思いましたが、敵さんが後ろにいるとき、少なくとも前方のスピーカーからの音出力が弱くなっていた印象を受けました。後方のスピーカーは若干鳴っている、といった感じで、まだ完全に再現はできていなさそうですけど、それらしい雰囲気は出ていたように思います。
サラウンドが実現すると、画面に映らない後方の敵さんをも「足音や叫び声で感じ取ることができる」ため、わざわざカメラを回すまでもなく、すっと避けられるようになります。まさしくプレイヤー体験が別次元なものへと昇華するのです。
それよりも、BGMがとても心地よく広がっていたので、うっとりしていたものでした。今でも内緒でキャンプシップの環境音をループで鳴らしていたりします(笑)。この浮遊感あふれる音が何ともいえないのですよね。・・・このあたりはいくつか要望を出しておきましたのです。
後者のグローバルフォーカスというのは、PSUにもある設定値ですけど、パソコンの特徴はゲーム一本だけで遊ぶ(=フルスクリーン)こともできれば、画面の1つとして起動させ(=ウィンドウモード)、他のソフトも一緒に動かすことができるという部分。つまり、例として音楽周りで有名なiTunesなりを聴きたい場合、プレイヤーは別ソフトとなるわけですね。
そんなときにこの項目をOnにすると、iTunesにソフトを切り換えてもPSO2の音をずっと鳴らし続ける・・・という設定項目です。なので、完全に消したければこちらをOffにすると、音楽プレイヤーソフトのみの再生に絞られます。
・・・この2点がオプションには欠如しているのでした。
137-141行目がログイン時の設定値。αテストは毎回パスワードを入力する不便さがありましたけど、こちらにはパスワードを記憶するかの設定値も用意されているみたいです。ベータ版以降は有効化してくる可能性もありそうですね。
142行目の TraceToChatLog はチャットログを追跡記録するか、というものらしいですけど・・・どのような意味なのでしょうね。パブリックチャットなども自分が発言していないもの含めてすべて記録しておく、ということでしょうか。
また、画面の大きさを司るのが143-149行目。気になるのはこちらです。
Windows = {
FullScreen = true,
Height = 1080,
Height3d = 480,
Width3d = 640,
Width = 1920,
},
FullScreenは文字どおりフルスクリーン=全画面モードの意味。私は基本遊ぶときはフルでしかしませんので、もちろんTrue。その下にあるHeightは高さ、Widthは横幅、になるので、ハイビジョンテレビの上限枠となる1920*1080で問題ないのですが、おや と思われるのがその中にある「Height3d」「Width3d」なる文字。
こちらは鋭い人なら 3D Vision のことなのでは、と思われるかもしれません。実際にそうなるかはわからないですけど、気になるパラメーターとなっています。ちんぷんかんぷんな方に端的に言えば、最近話題の「3D立体視」の画面を、この規格で満たしてくれるというもの。
つまり、PSO2の画面を3D対応テレビやディスプレイにつなげば、それに対応して表示できるかもしれない、というものです。ただこれは深読みしすぎな部分でしょうから、参考程度にということで・・・。
(ちなみに、コンシューマーゲーム機向けではPS3、初音ミクさんのドリーミーシアター2ndが対応しています('-'*) >実はこちらもセガさんが開発しているのですよね)
最後となる150行目以降が、今回まだ着手できていないところなのかなと感じる部分で、アイテム周りのオプションみたいです。
inventory_main は(手持ち)アイテムリストの基本設定、のことなのでしょうけど、その中は 書式=1 とだけしかないので子細不明。続いて item_warehouse_inventory は共有倉庫における同項目。そして、その次にある
SelectTabCostume = 1,
SelectTabAddon = 1,
SelectTabWeapon = 1,
ですが、コスチューム、アドオン、ウェポン、となっています。これらがどのような意味をなしているのかは不明ですが、現状の装備画面を鑑みると文字どおりなのでしょうね。アドオン=ユニットのことと思われます。
最終行近辺にあるのはこちらの文字列で・・・
GameModeOnlineLogin = {
Cursor = 1,
},
MultiThread = true,
ゲームモード・オンラインログイン・・・って、オフラインモードなりも出るのでしょうか? あるいはPSUみたいなストーリーモード・・・。でも今回はそのあたりがPSO準拠になるのでストーリーは考えにくいのです。となると・・・はて。
そしてラストを飾るのが・・・ぱそ子さんの授業をお読みの方なら おお と思われる?「マルチスレッド」の項目。
実は最初のあたりで気づいていたのでこちらをtrue(有効)にしてみるのでした。初期値はfalse(無効)となっています。確かにいくつかCPU負荷が分散しているようには見られたものの、現状ではグラフィックスカードに過大な負荷がかかっている部分ですでに重たく感じられ、うまく割り振られている・いない以前にパフォーマンスロスが発生していました。こちらも今後オプション画面に実装されるのかもしれません。
(マルチスレッドはざっくりいえば、CPUをより柔軟に使用するためのオプションみたいなもので、スペックの中にある「Core 2 Duo」は小人さんが2人いると記しましたが、その二人にうまく作業を分配するもの、と考えればいいかもしれません(普通はプログラム1つで1人に受け渡しをします))
人の多いロビーに行くと私の環境でもあっけなく処理落ちが顕著に見られましたので、今後の調整次第でどうなるのかな、といったところです。ただ、私がそのスペックの項目で当てていた「設定を高めにして遊びたい場合は、発表当時のハイエンドクラスを持っておくといいかもしれない」はビンゴだったのです。
一人で遊ぶことがほとんどでしたので目立つ処理落ちはなかったのですが、それでもたくさんの細かい草木やお花が並んだところ、マルチパーティークエストと書かれたところにあるマルチパーティーエリアで複数の人と共闘する際など、処理落ちが発生していました。
初期のPSUが思い起こされますが、パフォーマンスは今後練り込んで納得いくものにまとめていくものと思われます。でないと、さすがに「今あるPCで遊べます」が「・・・」になりかねませんしね(汗笑)。あ、でも朗報もありますので、後日記しますのです。
・・・といった感じで、残されたデータからこんな推測をたててみたわけですけど、こちらを読む、読まないにせよ、αテストが十分楽しく感じられたのでβテスト以降も期待しています。・・・次はどのようなプレイヤー選定をしてくるのか、気がかりなところです。
むしろ、こちらを遊んでしまったがために、PSUをプレイする気力がすっかり萎えてしまったのが最大の難点だったかもしれません・・・@@ αの段階とはいえ、十分PSUを抜くおもしろさなのでした・・・(いえいえゞ( ̄∇ ̄;))。
映像周りの細かいところは後日改めて記しておきたいと思います('-'*)
From : lavendy | 23:01
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