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2010年09月25日

イチロー&ロックマンオンラインと呼ばれてから

・・・だいぶ時が流れたのですね。


PSUを発売初日から遊んでいる人には聞き覚えのある言葉・・・だと思いますが、イチローロックマンオンライン・・・。今となっては見ることも、聞くこともなくなっちゃったかと思います。この言葉が意味するのは何なのか、といいますと。

何度涙したことかログインした後、サーバー側がそのプレイヤーに対し正しくログアウトできていないと判断した場合、データの改ざんなどが行われないようにするためデータを一時的にロックする仕組みを備えています。

そして、ログイン失敗時のエラーナンバーが・・・そう、こちらのNo.051。最近10年連続の200安打を記録したイチローさんがいるわけですけど、あの方の背番号と、そして堅守ぶりを比喩して堅いガード=データロック、をかけあわせてロックマン、としているわけです。

それしかすることがないオンラインゲームのため、見出しのような用語が生まれたらしいのね。名付けた人のセンスもすばらしいものがありますけど(汗笑)。また、夜になってつながりにくくなることをイチローさんの打率(防御率)が上がる、とも呼んでいたり。ゆえに初期プレイヤーのガーディアンズは、まず「ログインをすること=イチローさんに競り勝つこと」から戦いがすでに始まっていました。

ログインした後もいつ落ちるともしれない状況におびえながらも、無事にワールド内で会えた人たちとひとときを過ごすという、別のゲームと化している部分もありましたね。見知らぬキャラさんに化けたり、マイルームに入ろうとしたらブラックアウトしたままになったり・・・@@(その後イチローさんが控えているのはいうまでもなく)

私の場合はログイン時のこの音楽が心地いいこともあって・・・ログインできないまま眠っちゃっていることもありました(汗笑)。無念なのです・・・。最近の安定は過疎によってもたらされたのでしょうか@@ といわれると、否、といえないのが残念なところです。開始から3ヶ月で人口は1/4まで減ったともいわれています。


「ファンタシースターユニバース」で,今何がおきているのか

一度紹介したこともある記事ですが、本当にオープン当初の対応のまずさが、みんな印象に残っちゃったと思います。それが彼らのいう「信頼を取り戻すこと」につながるわけなのですが、以前の見吉プロデューサーのブログが未だに残っているので、コメントをみればどれだけの状況だったかが・・・うかがい知れるかと。特にバランスボール、の話題は今も語り継がれています(汗笑)。

このような過去があるからこそ、PSO2では同じ轍を踏むわけにはいかないわけですが・・・FFXIVもどうやら混乱中みたいですしね。XI初期頃よりかはだいぶましになっているのでしょうけど、どうにもゲーム内容がまずいらしく・・・PSUほどなのかはわかりませんが、まともに遊べないみたい。

詰まるところ、今時のオンラインゲームは初期のアクセス過多に耐えられるだけのシステム(それによって新たなバグが引き起こされないように)と、後々拡張を施していくのはわかっていますから、オープン時ですでにある程度快適に遊べる内容が揃っているかの2点が最重要視されるように感じます。どんなオンラインにおいてもいえることですが、更新のパッチなども配信初日にアクセスが殺到するわけで、それを過ぎるとなんてことないのですよね。これが実に難しいものです。


話それますが、わたしはとある仕事先に非正規の人として出向しているわけなのですけど、ユーザーサポート業務においても同じコトがいえて。対応の中で皆様からの苦情を聞いてお詫び申し上げるのが常々つきまとってしまうのですが、こういった苦情対応の窓口を別途設けるとなると、軽々億単位のお金が吹き飛んでしまうのですよね。内訳などはいえませんけど、それくらい簡単に消えてしまいます。

つまり、最近ライトなゲームが多くなってきているのも、会社の体力と現在のご時世を反映して、このような流れになってきてしまっているということですね。難しいものです。

共に生きる姿勢、ですPSO2をどのような仕組みにしてくるかはわからないですけど、オープン当初はどうしてもトラブルや混雑に見舞われることでしょう。もちろん会社側の手腕も問われるところですが、心あるプレイヤーさんなら、それも少しは大目に見る寛容さも持つべき時代にさしかかってきているといえましょう。

サポートする人も、ほんと大変なのですよね。負のエネルギーを一身に浴び続けないとならないものですから。出社したくもなくなってしまいます・・・。しかし、それでは何の改善にも結びつかないのです。プレイヤーの一人一人が、この世界とどのようにして向き合いたいのか、というところから考えないと、ですね。協力的な姿勢を持つ人こそが、本当に解決速度の向上に貢献してくれるものです。


ソニチさん(ではなくなっちゃっているみたいですけど)はオープン時の見積もり、今度は本当に見誤らないように。最初の3ヶ月くらいは予想の倍以上を見越した設備投資をしておいて、逆に数ヶ月たって落ち着いてから当初の台数に減らす、など。柔軟に考えられるようにしたいものですね。「入れない」では、お客さん、帰ってしまいますから・・・。

From : lavendy | 22:40

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