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2011年09月18日

続・Sandy Bridge-Eのオーバークロック(22:40 追記)

どうやらBCLKを調節できそうですね。


Sandy Bridge-E tested thuroughly, last questions about X79 answered

現在海外ではIDFが行われていて新情報が盛んに飛び交っていますが、私は・・・例のPSO2関連を主に探し回っているのでこちらがおろそかになっています@@ すみません。随時、おもしろそうな話題は取り上げますね。

ただ、個人的に注目しているCore i7 3960X/3930K/3820のラインナップを擁するSandy Bridge-Eシリーズにて興味深い話題があったのであげておきます。


こちらの記事はSandy Bridge-Eのオーバークロックに焦点が当てられたものですが、以前にも少し取り上げたものから進展があったものとなります。

その前に一つお詫びしておかなくてはならないことがありますけど、よく「外部PLLがないとSandy BridgeはBCLKを調節したオーバークロックができない」といわれていましたけど、どうやらそれは誤解らしく・・・私がよく読んでいるDOS/V POWER REPORTさんにて、こんな話題がありましたので一読されることをお勧めします。つまりCPU個体の特性問題ということになっており、少なくとも現行のSandy Bridgeでは柔軟なベースクロック変更は不可能、という結論に至ります。盲点だったのです。


そして、今回のSandy Bridge-Eのオーバークロックについては・・・Nordic Hardwareさんの記事によりますと、このように述べています。「3960Xや3930Kは倍率制限がないためOCは従来通り可能だ。しかし3820は倍率固定となるため、基本的には行えない。このままでは2600Kにも負けないだろうか・・・否、どうやらBCLKを調節できるようだ。得られた回答では155MHzあたりまで確認できた模様。」

おお~、ベースクロック可変ですか! 以前の記事にあったスライドがそのまま用いられていますけど、どうやらSandy Bridge-EシリーズではBCLKをうまく調節することで性能を引き上げられるかもしれません。ただ、確定の情報ではないでしょうから参考程度に・・・。


現状、X79は前に推察したように難しい立ち位置をとらされそうです。サーバー向けのXeonシリーズが優先されること、Core i7 2600Kの次に2700Kが予定されていること、Patsburgの品質問題でSATA 3.0ポートの削減やPCI Express 3.0の見送り(検証できるカードが存在しないため)など、不遇な立場をとらされています。

これではZ68の持つ優位性を崩すこともかなわず(Z68ではすでに一部製品がPCI Express 3.0 Ready状態になっていますし、USB3.0にも対応していますしね)、X79はそれ故、最初がC1ステッピングでの登場、その後にC2、C3なりD1なりになったとき、ポート数が増えたりPCI-E 3.0が解禁されたりなどになると、USB3.0を持たないこともあっていろいろと初版は敬遠しそうな内容にとどまってしまいそうです。まさにIvy Bridge-Eで真価を発揮しそうな予感です。

もっとも、このセグメントを狙う方はお金に糸目をつけないことでしょうから、後はコストパフォーマンスにシビアな方ならIvy Bridgeとの比較も踏まえて検討されそうな気はします。


Ivy Bridgeも期待はできるのですが、プロセスを22nmへシュリンクさせた分のほとんど(60%あまり)をGPUコアの強化に当てており、ハイエンドユーザーなら外付けGPUが当たり前でしょうから、単純な性能部分だけで見た場合は2割程度の向上にとどまりそうだということ。

すなわちSandy Bridge-Eとさして変わらない可能性があり、場合によってはBCLKを本当にそれだけいじられるのであれば、限定倍率をうまく使うことで3820でも5GHz超えなどを果たせそうな気はします。

ただし、DDR3ソケットも1chあたり2DIMM(2DPC)構成にするとメモリのオーバークロックはほぼ不可能(=100MHz固定でないと厳しい)のようであったり、前途多難な雰囲気はつきまとっています。それらをどのようにして乗り越えていくのかが注目されると同時に、2012年のハイエンドユーザーの楽しみの種となることでしょうね。


Ivy Bridgeがいいのか、Sandy Bridge-Eがいいのか・・・悩みはつきませんのです。


(22:40 追記分)

LGA 2011 and Sandy Bridge-E News from IDF 2011

Xbit laboratoryさんにてIDFで得られた LGA2011 Waimea Bay:Enthusiast Desktop Platform 情報が掲載されています。こちらを読んでいきますと・・・ほむほむ。

どうやらBCLKを調節というよりも、特定のマルチプライヤーを透過させることでトリッキーにクロックを生成するみたい。その倍率とは1.25倍と1.67倍。たとえばBCLKを95MHzにセットし倍率器の設定を1.25倍にするとBCLKはおおよそ119MHz。その上で40xまで高めたi7 3960xを用いると・・・4.754GHzというクロックになるみたいですね。

しかしながらこの倍率はメモリにも適用されるため、DDR3 1866を用いた際は2218MHzまで上昇してしまうので、メモリの選定にも気を遣いそうです。また、等倍では大手KINGSTONさんのメモリにて8GB*8=64GB!!という途方もない容量を実演していますね。いろいろ遊び甲斐がありそうです。

ただ、注意点として「PCI Express 3.0を用いられるのはCPUに近い側のスロットのみであったり(現状は2.0)」、「SATA 3.0ポートが6以下に減らされたり」、「USB3.0が標準ではサポートされなかったり」etcetc...X79の検証不足の部分がしわ寄せとしてきちゃっているみたいです。

そして、冷静になって考えてみると、すでにSandy Bridge Core i7 2600Kで5GHzを突破させてオーバークロックをされている方もおられると思うと、このくらいはできないと面目が立たないというもの。あくまで、豊富なスロット群を使って全体のパフォーマンスを引き上げられるのがWaimea BayことX79の魅力のはずですが、現状ではバージョン1、みたいな形で出る見込みとなりそうなことから・・・

やはり、真価を発揮しそうなのはそれらが一段落すると思われる Ivy Bridge-E になるのかもしれませんね。

投稿者 :lavendy  |  2011年09月18日 10:33

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コメント

USB3.0はZ68でもネイティブではないですね
チップセットとして対応するのはやはりIvy世代からでしょうかねぇ

投稿者 :通りすがり  |  2011年09月23日

遅くなりました、ってあわわ@@ そ、そうなのでした・・・;_;
Z68ではなくて7x系でしたね、お恥ずかしい限りです。

Ivy Bridgeで一とおり新世代デバイスが出そろう格好にはなるのでしょうけど、X79で依然としてUSB3.0はサポートされない(外付け対応)みたいですから、

気になるのはその次のHaswell世代でしょうか。あちらはアーキテクチャを刷新し、AVX2をはじめとした各種改良が既存アプリケーションにも恩恵をもたらす、って報じられていますし。

最近は本当、CPU単体の交換というイメージよりはマザーボードに新機軸を加えるためにCPUを交換する、といったイメージになりつつあります。結局Z68があたりなのかな、なんて思ったりもします(もちろんX79のメリットもあることでしょうけど)。

AMDさんみたいにBIOSアップデートだけで新しいものを乗せられるに越したことはないのでしょうが、I/O周りがどんどんパフォーマンスアップを果たしていますから、PCI-E 3.0を含め、今後の動向には注目しておきたいところなのでした。

投稿者 :らべ  |  2011年09月24日

お返事ありがとうございます。

私の場合現在はP67を使用していますが、CPUを変える場合は
CPU、マザー、メモリの3点は新しい物一式の購入になってますね・・。
Z68も発売前は期待していたのですが、実際に出てみるとそう欲しい機能がありませんでした。
IvyBridgeについては、最近になってZ68の現行品を含めてUEFIの問題で乗せる事が出来ないと言った話が出てますね。
通常のBIOSアップデートでは対応できないとか・・・。
どの道Ivyでもマザーは買う予定でしたが、結局一新するのが当たり前になってしまっていますねぇ。
SandyBridgeーEについはしばらく様子見する方向です。

投稿者 :通りすがり  |  2011年09月26日

いえいえ、こちらこそ('-'*)

結局、ハイエンドを目指される方々は内蔵GPUに力をさいてもらっても仕方がないわけで、かといってSandy Bridge-Eではあまりに桁違いの環境を要求されたりで前途多難そうな印象を受けてしまいます。8DIMMは間違いなく、初心者お断りの領域でしょうしね(汗笑)。

個人的にですが、すでにCore iシリーズをお持ちの方は、Haswell待ちが無難かと思われます。AVX2をはじめ、既存アプリケーションでも性能を発揮できるような作りにできるよう準備中みたいですし、Ivy Bridgeで60%増えたコア部分をほぼGPUに使うということは、純粋な演算部分での性能向上はどの程度なのか(噂されている2割程度?)も気がかりですし。

Sandy Bridge-Eで痛いのは、出した後にまた「完全版」みたいな感じでPatsburg Dを当ててくることでしょうしね。4Gamerさんなどの記事を見ても4ポートというのは間違いなくType AやBを指すものでしょうし。ここまで買いそろえる人なら上位のDやTを狙うはずですから。

まだまだ情報が出そろってはいませんけど、少なくともEを手にして性能2倍!なんてことにはなりそうにもありませんから、時は金なりで一にも二にもパフォーマンスが必要、という方以外はスルーでいいのかもしれません。省電力でスマート、というイメージから遠ざかってしまうのはなんだか切ない気もします。

投稿者 :らべ  |  2011年09月27日

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