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2011年06月22日

Z68を選ぶ意味 後編

記すのが遅くなりましたが・・・。


Z68が市場に出てすでに2ヶ月近くはたってきており、品数も豊富になっているみたいですね。こちら札幌でもツクモさんがリニューアルオープンしたり、ドスパラさんも負けじとフロア拡張をされるみたいですよね。しかしあちらの建物は昔ツクモさんが入っていたところですから・・・どうなることやら。フロア構成もにていますしね。


それましたが、前回記したようにZ68はP67/H67のいいとこ取りのマザーボードのため、今から第2世代Core iシリーズ(Sandy Bridge)を購入したい方は迷わず選べばいいと思います。この次にリリースされるIvy Bridgeのプロセッサもそのまま使えると謳っていますしね。発表時期は来年2012年3月頃を予定しているのだとか。

性能向上率は2割程度のようですが、こちらもマザーボードに目を向けるとUSB3.0やPCI-Express 3.0の標準サポートが大きいでしょうか。場合によっては今年末~来年初頭にアナウンス?されると思われるNVIDA/AMDさんの次世代GPU。こちらは何となくPCI-E 3.0でやってきそうな予感がしなくもないような。

帯域幅が倍増の16GB/sまで向上しますから、DDR3-1600MHzのデュアルチャネルとは相性がいいはずなのです。これも以前記したX79の 並列化思想 を除けば、割と理にかなうのではないでしょうか(あちらは4chでSLIを組めば、ほぼ同じ帯域のまま有効利用できるのでしょうし)。もっとも、そこまで顕著な差が出てくるかがわからないのです。


私として気になっているのが、このIvy Bridgeを軸とするMaho Bayのパフォーマンスと、Sandy Bridge-EがメインのWaimea Bayとの間にどの程度の差ができるのか。USB3.0くらいであれば今時のマザーボードはすべて別チップであれ搭載してはいますしね。そうなってくると純粋に22nm+2chDDR3が強いのか、32nm強化版+4chDDR3が強いのか・・・。

こちらを見ていただければわかるように、現状のアプリケーションではほとんどオーバークロックメモリを使うメリットがなくなりつつあり、より新しいプロセスが先行投入されるメインストリーム向けCPUが、実質コストパフォーマンスとともに先に使える先進性という点でメリットをもたらしそうな気はします。

G.Skill RipjawsX 1600MHz CL7 4GB DDR3 Kit Review

こちらのレビュー、帯域幅をメインに書いていますけど、気になるゲーム面では・・・ということで、バイオハザード5のスコアを記載していますが・・・なんとまあ。1333MHzに対して1600MHz以上は9フレーム程度増加しただけ。1割も上がらないわけです。ですので、ここにお金をつぎ込んでもあまり意味はないわけですよね(汗笑)。もちろん、ボトルネックを未然に防ぐ意味はあるわけですが。

だいたいの方はホビーというのか、オーバークロックやゲームなどのマルチメディア系アプリケーションを主とするでしょうけど、メモリやCPUを酷使するタイトルは次第に減りつつあり、むしろ映像表現の要となるGPU側に重きが移ってきていますからね。Sandy Bridge-Eでブーストを狙うよりも、Ivy Bridge+最新世代のVGAがそのあたりを主に使う方にとってはきっとプラスに転じそうな気がします。

ゆえ、個人的にはDDR3のクアッドインタリーブはとても興味があるのですけど、相応のベンチマークスコアとある程度現実的な予算で手に入れられるのか。その部分を見極めたいですね。


こういった部分を踏まえると、今Z68を買うメリットはあまりないように思います。ただ、何度も言いますとおり、この世界は「ほしいと思ったときが買い時」です。待っていてはいつまでも買えません。ですので、今新調する必要がある人は迷わず手にしてかまわないでしょう。

悩ましいのはCore/Core2系の、2~3年前のぱそ子さんをお持ちの方でしょうか。どれほど性能が変わるのか。これは正直難しいです。といいますのも、普段使いにおいてそのクラスがあれば、現状困ることがないからなのですよね。ネイティブ64ビット対応ではないといわれるものの、メモリの容量も4GB以上になると、それほど困ることもないですから。

エンコードや科学技術計算、ソフトウェアレンダリングを必要とするアプリケーションをお持ちでなければ、新世代のCore iシリーズに乗り換えたとしても、顕著な差はあまり出ないかもしれません。

むしろHDDをSSDにしたり、そのSATAを3.0にするなり、USB2.0を3.0にするなりといったのI/O部分をてこ入れする方が、遙かに体感性の向上はあるためです。前に記したSSD/VGA>CPUという図式は、ここから変えると明らかに操作感が変わってくるからですしね。


来年にはWindows 8が出るといわれていますし、その頃にはIvy Bridgeも普及していることでしょう。そうなってくるとI/OのスタンダードはUEFIにPCI-E 3.0、USB3.0、DirectX 11 VGAあたりになってくるでしょうから、今Z68を買わなくても待てる人は「待ち」でいいとは思います。

ただし、Windows 8は1年以上先の話ですから、年末に向けていろいろなゲームも出ることでしょうし、必要かなと思ったときは選択肢に入れて損はないでしょうね。Ivy Bridgeがちゃんと使えるなら問題ないわけで。また、MSIさんみたいに現行のZ68にPCI-E 3.0をサポートした製品も出てくればばっちぐ~なわけですし(笑)。

本当、悩ましいところです。逆に私がX79を狙う理由は、このZ68で長持ちするといわれていながら2013年のHaswellと呼ばれる次世代CPUではまた合わなくなる・・・結局2年も持たないの?となるようではX58が3年維持したように、コンポーネントを頻繁に変えなくていいX79に魅力が出ますから。その上で4chDDRも試してみたいところはありますしね。


というわけで、Z68を今選んで問題ないケースは、個人的にまとめるとこんな感じになります。


・今必要とされる方
・ライトにエンコードを楽しみたい方
・SSDやUSB3.0をたくさん使わない方
・SLI/CrossFireXにて極限までカードの性能を引き出さなくてもよい方
・Ivy Bridgeを使う予定の方

投稿者 :lavendy  |  2011年06月22日 18:15

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