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2009年3月30日
GDC 2009

世界最大のゲーム開発者会議:Game Developers Conference(GDC)がつい最近まで開催されていました。その中で気になったものをピックアップしてみたいと思います。
「ストリートファイターIV」原点回帰 課せられた使命。それは「美化された思い出に答えること」
これは重たいテーマですよね。ストリートファイターII、というタイトルは今大人な人たちならきっと子供の頃に聞いた覚えのあるタイトルだと思います。そう、対戦格闘ゲームでもっとも影響力を誇ったあのゲームです。
あちらを今世代に復活させるあたり、どのような部分にこだわったのかという部分がいろいろ記されています。とても参考になりますね。私が好きなファンタシースターユニバースのスタッフさんも、こういうのを元に、前作のPSOを再現してもらえたらうれしいですね。
ベイシスケイプ崎元仁氏が語るゲームミュージックコンポーザー概論 オーディオキーノート「ゲーム音楽業界における経験と見識」
こちらはゲームミュージックのあり方についていろいろと記されている内容。じっくりと読ませてもらいましたけど、ためになる内容が多かったですね。制約がある中での制作、というものがイメージトレーニングの上では有意義なものとなっているみたいですね。
EA DICEのスタッフによる「Mirror's Edge」開発秘話 専門チームが手間暇かけて実現した「1人称の動き表現」
体験版などで楽しませてもらっている ミラーズエッジ という現代版スーパーマリオみたいなゲームがありますけど、その臨場感はどのようにして得られたものなのか、ということが記されています。やはり前例のないものにこだわるためには、試行錯誤を入念に繰り返し、少数部隊による役割分担を明確にする、という大企業ならではの手法が取り入れられたみたいですね。
どちらにしても、最後は人間の感性が決める「手作業」であることは、本作に限らず、最近話題のバイオハザード5のムービー(ハリウッドも監修しているみたいです)でも腐心されているあたりから、技術だけではなくてどのようなことを表現したいのか、それを明確にできていないといけないんだなって感じました。
最後に技術部分のものですけど、もう一つのブログ 七つの海 にてLODやらMIPMAP、異方性フィルタリングなど紹介しましたが、こちらはテッセレータという、立体表現をより柔軟に調節して、画質とパフォーマンスの両立を目指す機能・・・の実装を、次の3D技術ではサポートしますよ、という内容です。
詳細はリンク先を読んでいただきたいのですが、簡単にいってしまえばハードウェアの負担を最小限にとどめ、リアルなキャラクタを作りだそう、というものですね。これが実用化されれば、来年度のゲームなどはよりリアリスティックなものが生まれてきそうです。期待したいですね。
投稿者 :Lavendy | 2009年3月30日 16:50
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