- BIOS Version 横にある コンテキスト メニューの Save to file をクリックします。 元記事に戻る
- そのまま 保存 ボタンをクリックします。
- Saved 82944 bytes to GF110.bin メッセージ ボックスで、 OK ボタンをクリックします。
このファイルサイズに一致しているか、注意して見てくださいね。異なる場合は正しく抽出が行えていません。
ただしGTX 580においてですので、そのほかについてはこの限りではありません。
- Close ボタンでGPU-Zを終了します。
- 抽出した GF110.bin を Info メニューへドラッグします。
- このように読み込まれましたら Temperatures タブをクリックします。
580以外の方でも、「ファンコントロール」を調整する場合確認する項目となります。
- 注意書きは OK ボタンをクリックします。
- こちらが新設されたFermi用のファンコントロールボックスとなります。
上段のMinは 最小回転数 を意味します。
- 今回はその項目を 30 と入力します。すなわち最小回転数が40%から30%となるわけです。
- 対する下段のMaxは 最大回転数 を意味します。
- 仮に最大まで回したければ 100 と入力します。
すなわちこれでフルパワーでの回転数が実現するようになります。
- 続いて、クロック周波数を変更してみましょう。
Tools メニューの Fermi Clocks をクリックします。
- 赤枠で囲っているパラメーター3の部分が シェーダークロック に相当します。
- 対するパラメーター5の赤枠は メモリクロック を意味します。
- 左にある「3」「7」「255」「15」は、それぞれ「アイドル時」「ビデオ再生時」「未使用」「3Dソフト使用時」となります。
コアクロックは直接指定できませんので、シェーダークロックを目標値としてセットしましょう。
以下はアイドル時のメモリクロックを標準の135MHz(データレートでは270MHz)を74MHz(同148MHz)へと下げる例です。
その際はこちらの赤枠の部分に 74 と入力します。
- 決め終わりましたら Apply ボタンをクリックします。
- 最後に、電圧調整をしてみましょう。
Tools メニューの Fermi Voltage をクリックします。
- こちらの上にある電圧が以前にも記した「リミッター」(限界電圧値)となります。
限界電圧値は自由に決められますので、開いてみましょう。
- GTX 580で限界を目指す際はこちらの 1.213 V をクリックします。
より上があれば、お好みで。逆にあげたくなければ抑え気味でセットしましょう。
基本的にはいじらなくて問題ありません。
- Setting 0: は アイドル時の電圧 となります。ボタンをクリックしてみましょう。
- このサンプルでは最下限となる 0.6005 V を選択します。同様に、右側のボックスにも同じ値を選びましょう。
その下にあるSetting 1: は ビデオ再生時の電圧 となりますので、こちらもお好みで決めましょう。
なお、Setting 2: は使用しませんので、そのままで大丈夫です。
- そして要となるのがSetting 3: の値。こちらは 3Dソフト使用時の電圧 となります。
- クロックスピードをあげた場合は高めにセットする必要がありますが、19. で決めた限界電圧値を超えることはできません。
ここでは一例として 0.9505 V を選択します。
- 左側がそのレンジにおける最低電圧値、右側が最大許容電圧値となります。
不安定になる要素を排除するためには、左と同じ電圧を指定するといいでしょう。
- 今回の場合はすなわち、こちらにも 0.9505 V を選ぶわけです。
- そして一番下にある Perfmode / Voltage: はその各々の負荷時にどの電圧設定を割り当てるか、の項目です。
P3はアイドル時、P7はビデオ再生時、P12は未使用、P15が3Dソフト使用時となります。
実際に調整が必要なのは P15 のレンジ。Setting 2: のままでは未使用の項目(=オート)となるため です。
- こちらを Setting 3 に切り換えれば 22.〜25. で割り当てた電圧を使用してくれるというわけです。
- 以上でよろしければ Apply ボタンをクリックします。
- File メニューの Save BIOS をクリックします。
- 好きな名前をつけて 保存 ボタンをクリックします。
- OK ボタンをクリックします。
- これでFermi対応のカスタムBIOS作成は完了です。