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2012年01月26日

ミクさんにオーバークロックメモリ ~ Transcend TX2400KLU-4GK

新年あけましておめでとうございます。・・・(遅っ!_〆(; ;*)
Core i7 3930KにOCメモリの効果を再確認です。


今年に入ってこれが初めての更新・・・あまりに切なすぎるのです。本当でしたらすぐにでも更新したかったのですが、実家周りでばたばたしたり、PSU側を更新していたりで手つかずでした。明日からはPSO2 α2テストも始まり、まだまだ忙しそうです;_;

中途半端なまま記載するよりは、せっかくパワフルで楽しいミクさんCPUなのである程度いじり倒してから記すのがいいかな、ということで今の記載になりました。


CPUのオーバークロック法については前回記載したとおりで、ミクさんはTurbo Boostを用いて3.8GHzまで周波数は向上しますが、それ以上を目指す方はKモデルの特徴である、倍率制限なしのオーバークロックを狙っていくことになります。

しかしながらCPUのトランジスタ数が膨大なもの(その数、なんと22億7千万!)となっており、わずかに電圧が上がるだけでも発熱/消費電力面でかなりシビアな眼差しにならざるを得ないのでした。

もちろん、このクラスを手にされる方はパワーユーザーさんでしょうから、発熱や消費電力を気にされる方は少ないと思われます。が、私の場合は 音楽鑑賞 という大命題があるため、必然的に低発熱/静音の要素が必要となります。それを考えていくと・・・どうしても「押さえるべきところを押さえつつ、性能に見合った効果が得られない部分の無駄を絞っていく」発想へ向かっていきます。性能も追求しながら、この要求はかなり厳しいです。

それがP8P67の項で記した「OCしつつ低電圧化」といった考え方になるわけですね。倍率が頭打ちでマージンを残しているのなら、電圧を下げて残された余力を使い切る、と。そして今回もそれを実践していき、15日あたりにある程度落ち着いた構成になりましたので、その様子を記しておきたいと思います。


∮ ∮ ∮

前の話題にオーバークロックメモリの効果について記しましたが、結論でいえば「普通の人が気にする品ではない」とまとめました。しかしながら、せっかく構成されるパーツが上位なものなので、それならいけるところまでいってみようか・・・という要らぬ考えが出てきてしまい(汗笑)、「ここまできたなら一度はトップエンドを味わうしかない」ということで、DDR3 2400MHz対応のメモリを選定するのでした。

とはいえ、品物自体がほとんどなく、こちらの記事のように「CPUによっては動かし切れない恐れがある」=メモリーコントローラーの性能、マージンに左右されるというなかなか険しい部分が残されているためです。せっかく高周波数に対応した品を買って、2133MHzで動かすとかあんまりですしね。もちろん、レイテンシを縮められるかといった楽しみも増えますけど。

パッケージは普通な感じ銀色のシンクが大きいです8層基板ですhynix社製チップでした

結局、価格面も考慮して候補に残ったのはTranscend(トランセンド)社の最上位ブランド・aXeRamシリーズの「TX2400KLU-4GK」となりました。発表当初はかなりのお値段(27800円です@@)していた模様ですが、現在は奮発すれば手の届く範囲には収まってきたのかなと思います。とはいえ、2枚1組を2セットで2万円はかかってしまいますが・・・(さらには容量が8GBと今では少なめです)。

パッケージ裏には製品概要が記されており、8層基板による信号の最適化、低発熱/消費電力とを併せ持ち、大型のヒートシンクで熱を奪う・・・とありますが、気になる部分が新たに貼られていたシールの部分。タイミングが伏されており、変更されたポイントを直接は悟られたくないかのような処理は疑問でしたけど。その結果は、以下で明らかに。


選定のポイントはなんといっても2400MHzもの高周波数に対応すること(実際のメモリクロックは300MHzですが>バスクロックはその4倍となる1200MHz)。CPUのクロックが上がり、メモリ間とのデータのやりとりする量が増えても受け止められる性能が魅力的ですが、ずばり言ってしまえば「体感することはない」ものとなってしまいます。

昔は周波数そのものが低かったため(SIMMやDDR DIMMあたりですね)、CLなどのタイミングを1つ調節するだけで相応に体感差が出る部分もありましたけど、現在はそのデータレートという観点において10倍以上も高速化されており、またソフトウェアがそこまで一度に要求するものがほとんどないため、「よいものを手にしても実感しにくい」部品となってしまいました。つまり、普通のユーザーなら容量重視の方が有益なはずです。


しかしながら、それさえX79プラットホームは「最大64GB」という途方もない容量を達成しており、単刀直入に言いますがこのページをご覧いただいている方で8GBを常時超える使い方をされている方、どれほどおられるのでしょう?(汗笑)

私もめいっぱい使ってその半分の4GBでやっとこさです。もちろん、After EffectなりでRAMプレビューをしたり、仮想OSを動かしたり、RAMディスクなりに割り当てるなど活用法はいろいろあるでしょう。

でも、結局普段使いでそれだけ必要としなければ、容量も不問となるわけで。そうなれば、容量はそれなりでいいから少しでも速く動かせるものがあればいい・・・と考えるわけですね。こちらのレビューに容量面でのメリットを伝えられてる文章がありますけど、やはりもてあましちゃいますよね・・・。

[不定期連載]PCパーツ最前線:MSIに聞く「Intel X79の立ち上がり、そして活用法」


つまり、AmazonさんのCPUのレビューにも簡単に記しておきましたけど、普通のユーザーには途方もない代物になっていると思うのですよね、ミクさん。メモリの容量も、速度も、CPUの演算能力も。その半分以上を常時引き出すような使い方さえできていないわけですから。

本題に触れられていませんが、オーバークロックメモリの効果をじっくり検証されているサイトを見つけまして。この話題を見たら「なぜ馬鹿高いOCメモリを買うのだろう」という結論に至ってしまうのですよね。ご覧のように、私がもっているDDR3 2400対応品を以て、デフォルトDDR3 1600の5%増し・・・になるかどうかといったところです。

DDR3 SDRAM for LGA 2011: Which Memory Is Best?

一番大きく変化するのはメモリの帯域幅になるのですが、これまた「同時に大量のメモリアクセスがない限り、幅が活きることもない」という事態に陥ってしまい、それがサーバー向けであることの証しだと思います。グラフィックスカードの複数枚差しやストレージをたくさん積まれると差が現れてくると思います。

OCWORKSさんの「3Dゲームの低解像度におけるフレームレートの違い」で多少差がついていますけど、ここで1万円以上お金を費やすのなら、上位のSSDを狙った方が効果ありという結果になるわけです。Xbitさんもそのようにまとめられていますしね。


120126_5.jpg肝心な本品の印象としては、coneco.netさんに記されているレビューと比べ、品自体が変わってしまっている・・・そう、ASUSさんのQVLリストにも本品は入っているのですが、そちらには「DS=Dual Side・・・2R(ランク)品」と呼ぶ品になっているのが、私のものは1R=SS=Single Sideの片面実装品になっているのでした。仕様変更されたのですね。

そのためか、1Gbitチップを積んでいると思われるDS品では9-11-9-28というレイテンシを実現していたのが、私のものは2Gbit品の大容量品となっていて10-12-11-28へと変わっているのです。だからといって、それが致命的な遅延になるかといえばそんなことはなく。レイテンシだけで見たら確実に削減できているのです。しかし、前回のECOメモリのテストを行っても結果は同様・・・つまり変わらないのでした。しくしく。Super Piは未計測なので後日載せますね。

120126_5.jpg1.65Vとはいうものの極めて温度は低く抑えられており、Intel Burn Test V2ことLinpackを12スレッドフル稼働させても手で触れられる温度なのです。となると、なぜこんなにも大きなヒートシンクを装着せねばならないのか・・・とても疑問なのでした(汗笑)。主要タイミングは一切いじられませんでしたし。

あ、もちろんこの部分はメモリーコントローラーの耐性問題とも考えられますので、メモリ自体はまだ余裕あるかもしれません。それが、サブタイミングを限界まで詰めても余力のある現れだと思っています。ちなみに、搭載チップは「hynix H5TQ2GB3CFR H9C 139A DWLDQ537A2」でした。製造週はご覧のように2011年の第50週と、12月上旬頃みたいですね。購入したのがarkさんで12日なので、かなり新しい状態の品だと思います。


CPUヒートシンクは前回紹介したNoctua NH-D14 SE2011なワケで、メモリ対応リストをご覧の通り、本品は本来でしたら非適合・・・。試しにつけようとがんばりましたが、明らかに背が高すぎてNGでした(端子から上端まで52mmあまりあります)。でも、裏がねじ止めであると情報を得ていたため、これなら最悪殻割り(=パッケージ/ヒートシンクを外すこと)すれば動かせるかなということで、1.65V/2400MHzの発熱だけが気がかりでした。

結果は杞憂となって、サブタイミングも最低まで詰めることができ、tRFCも98と、2Gbitチップ品では抑えて動かせられています。選別の仕方はかなり厳しめの印象で、ミクさんのハードな状態にもうまくマッチしてくれています(そのあたりは次回にでも)。


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120126_7.jpgゆえ、オーバークロックメモリは本当に「趣味中の趣味」のパーツであり、一昔前はマザーボードとの相性問題の兼ね合いもあり、品質面などにもシビアだった部分があると思いますけど、最近はバリデーションなどにも膨大な時間を割いてこられているだけあってクリティカルな問題が起こることはまれのような気がしますし、ブランド品も少々足すだけで手にすることができますから、+1000円で安心を買うと思えば、バルク/ノーブランド品よりはパッケージの品を選ぶと間違いないと思います。性能面を期待される方には「SSDにつぎ込みましょう」と提言しておきます(爆)。

私のおすすめはKingstonさんですけど、いじるのが楽しい人ならG.SkillさんやCORSAIRさんもいいと思います。好みの品でPCをドレスアップしましょう・・・というのが、私の思い描くOCメモリの理想なのかな、と感じるのでした。・・・結局シンクなしの、無骨な緑基板になっちゃいましたけどね(汗笑)。

それでも素性はよくて、片面実装品となったためか、電圧が上がっても消費電力が下がるといううれしい誤算が起こるのでした。そのあたりは次に記しますね。


一部サイトにもなんだか取り上げられてしまって、大変恐縮なのです。そんな楽しい年末年始に何も話題をお届けできず申し訳ございません。

ミクさんユーザーは限られるのかもしれませんけど、最近人気で品薄傾向みたいですし、これからオーナーになる方も多いはずですし。もうちょっと何か話題を提供できればいいかな、と思っています。

楽しいですよね、X79とミクさん。にはは。

投稿者 :lavendy  |  2012年01月26日 23:12

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